プレゼンや鑑賞会のときなどに便利なプロジェクター。一昔前はプロジェクターと言えば大型で、一部屋に一つ備え付けられていた思い出があります。
しかし近年のプロジェクターは小型化がどんどん進み、「モバイルプロジェクター」というジャンルの製品も登場するまでになりました。
今回はそんなモバイルプロジェクターの代表的な製品である、ASUS S1を試してみたいと思います。
ASUSは台湾のメーカーで、パソコンやスマートフォンなど情報機器でよい製品をたくさん発売している企業です。デザイン性も優れた製品を数多く発表するASUS。今回はそんなASUSのモバイルプロジェクターを試します。
ASUS モバイルプロジェクター S1
まずは公式サイトからスペックを引用させていただきます。
思い立ったらすぐに投影
手のひらサイズのバッテリー内蔵コンパクトプロジェクター* 投影方式DLP®
* LED光源(寿命約30,000時間)
* 輝度200ルーメン
* 最大解像度854×480ドット
* コントラスト比1,000:1
* 画面サイズ30~100型(41型投影距離約1m)
* 投影距離0.73m~2.43m
* 最大表示色 約1677万色
* 入力端子HDMI 1.3 (MHL対応)×1
* モノラルスピーカー内蔵 (2W×1)
* 幅110.5mm×奥行き102mm×高さ30.7mm
* 約342g
* 最大3時間投影可能で、モバイルバッテリーにもなる6,000mAhバッテリー内蔵
開封の儀&本体、付属品チェック!
それでは早速実機を見てゆきましょう。
箱はこんな感じです。
開封。
本体は革製のケースに包まれています。作りもしっかりしていて安心して収納できそうです。
ケースから取り出した本体がこちら!
正面から撮影した写真です。
レンズの下部にあるツマミを操作することで投影部が表れます。
背面にある端子です。
左から音声出力、HDMI/MHL(入力)、USB電源出力、ACアダプタ用となっています。
iPhone5と並べてみました。厚みもあるのでポケットに入る大きさではありませんが、バックに放り込んでおいても邪魔にならないサイズです。
箱の底にはケーブル類が。
一本ずつ見てゆきましょう。
まずは電源用のACアダプタ。
映像入力用のHDMIケーブル。
もひとつ続けて、映像入力用のmicroUSB-HDMIケーブル。
お次はUSBです。
このモバイルプロジェクター、モバイルバッテリーとしても使用できます。USBでこれとスマホをつなげればスマホの充電にも使えてしまいます。便利ですね。
いい感じの収納ケースもついています。本体と一緒にケーブルも持ち運べますよ。
ちょうど本体二個分くらいの大きさです。
それでは投影してみましょう
プロジェクターなので、映像を投影してなんぼ。まずはパソコンを接続してみましょう!
プロジェクターにACアダプタをさし、電源を入れると、、、つきました!!事前に充電してあればACアダプタをささなくてもOKです。
次にHDMIを使ってPCと接続します。
今回使用しているMacbookは、HDMI出力端子がないのでMiniDisplayPort→HDMIの変換コネクタを使っています。最初からHDMI出力端子が付いているPCであればケーブルをさすだけでOKですよ。
つきましたー!!簡単!!
背景が一般的な壁紙ですがちゃんと投影できています。なお壁からの距離は1メートルで41インチテレビ相当の大きさで投影することができます。
バッテリーの容量も十分で、公式サイトでは1回の充電で約3時間の投影が可能と書いています。これだけあれば映画一本見るのも可能ですね!
明るさについてですが、この製品は輝度200ルーメンと少々頼りないスペックとなっています。モバイルタイプなので仕方ないかもしれませんが、これは携帯性とのトレードオフなので仕方ないでしょう。
ちなみに今回試した分には視認性には問題ありませんでした。使用環境は快晴の日の14時頃、カーテンのない明かりを消した部屋で使っています。
ただ壁から2メートルほど離れると途端に明るさ不足で見づらくなります。あくまでも壁から1メートルほどの距離で使うものとしておくのがよさそうです。
先ほどの写真の反対側の壁に投影した写真です。壁とプロジェクターの間の距離は2m。こうなるとちょっと厳しいですね。
パソコン以外のものも投影してみましょう
折角なのでパソコン以外も接続してみます!
付属品にmicroUSB-HDMIの入力用ケーブルがついていたので、microUSBをさせるものを探すと、そこにはAndroidスマートフォンが。
そんな簡単にうまくいかないだろうなーと思いながらmicroUSBをさしてみると。
!!!
すげー!!
なんと付属のmicroUSBケーブルをさすだけで、かんたんにスマホの画面を投影できてしまいました。
私も以前仕事などで何度かプロジェクターで発表などをしたことがあるのですが、昔のプロジェクターは設定がややこしく、投影するだけで数分かかってしまうこともありました。
このASUS S1は電源と、あとは映像元と本体をHDMIで接続さえしてしまえばそれだけで投影できてしまいます。本当にかんたん。
なお、iPhoneやiPadも変換コネクタなどをつかってHDMIに変換してあげればS1で投影することも可能かと思います。付属のケーブルじゃつなげられないので気をつけてくださいね。
ご注意
今回投影に使用したスマホはXperia Z1です。機種によっては接続できない可能性もありますので、事前にお調べいただくことをオススメします。
最後に
以前と比べてプロジェクターのあり方が変わってきたように思います。
昔は一部屋に一台のプロジェクターでしたが、一人一台プロジェクターの時代が近づいてきているのかもしれません。
ASUS S1は、そう思わせるだけの可能性を感じさせる製品だったと思います。
頻繁にプレゼンなどを行うビジネスマンの方は、カバンに一台忍ばせておくのはいかがでしょうか。きっと役に立つ日も来るはずです。
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