2015年末に新しく登場したルンバ980。
これまでのフラッグシップシリーズだった800シリーズの更に上を行くシリーズとしてルンバのラインナップに新しい風を吹き込みました。
新しいシリーズということもあり、機能面でも性能面でも従来の機種と比べて改善されたポイントが多く見受けられました。今回はルンバ980の機能を検証しながら、従来の機種と比べてどのような違いがあるのかを見てゆきたいと思います。
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新しいルンバ980のパワーアップしたポイント
最初に、ルンバ980の登場とともに新しく登場した900シリーズについて解説します。
人工知能がより賢く
iAdapt 2.0
人工知能が改善され、より効率的な掃除ができるようになりました。
一昔前のルンバというと、同じところを何度も掃除したり、あっちこっち行ったりとあまり賢くないイメージがありましたが、それも時間の経過とともに随分と改善されてきています。
特に今回のルンバ980では、これまでの掃除プログラムiAdaptが2.0へとバージョンアップし、より効率的な掃除が可能となりました。
具体的には、本体に搭載されたカメラによる視覚的な情報、底面に搭載されたセンサーなどでフロア全体を把握し、効率的な掃除ルートを計算します。
また清掃可能面積も112畳(185m2)と劇的に広くなりました。
清掃能力の強化
ルンバが掃除機である以上、清掃能力は無視できない能力の1つです。ルンバ980ではこれが大幅に強化されました。基本性能の向上は純粋に喜ばしいポイントですね。
ハイパワーモーターユニットG3
モーターユニットが強化されたため、吸引力が向上しました。清掃力は従来の700シリーズの約10倍です。
カーペットブースト
掃除がしずらいカーペットやラグのうえに乗ったのを検知すると、自動で吸引力を引き上げます。
スマートフォンからの操作が可能に
専用のスマートフォンアプリからルンバのコントロールができるようになりました。清掃モードの設定やスケジュール管理、外出先から掃除の指示をすることなども可能です。
自宅にWifi環境が必要ではありますが、ルンバ本体の小さな液晶で設定を行うのも大変ですので、スマートフォンから操作ができるようになったのは嬉しいポイントですね。
デュアルバーチャルウォール
これまで直線的な壁を作るのみだったバーチャルウォールですが、今機種からは半径60センチの円状の壁を作り出すこともできるようになりました。例えばペットのエサやり場などを保護するのに役立ちます。
またバーチャルウォール自身のデザインもスタイリッシュなものに変更され、より景観を壊さずに設定できるようになりました。
こちらが旧バーチャルウォールとの違いとそのサイズ感です。並んでいるのは500mlペットボトルなので、そのサイズ感がおわかりになるかと思います。
800シリーズとの違い
880と比較
これまでのフラッグシップ(最上級)モデルであったルンバ885とスペックを比べてみます。
スペック一覧
980 | 885 | |
---|---|---|
発売年月 | 2015年10月 | 2015年6月 |
人工知能 | iAdapt 2.0 | iAdapt |
AeroForceクリーニングシステム | ◯ | ◯ |
カーペットブースト | ◯ | – |
ゴミ除去量(700シリーズ比) | 2倍 | 1.5倍 |
稼働時間(通常清掃時) | 最大120分 | 最大75分 |
自動充電 | ◯ | ◯ |
自動再開 | ◯ | – |
ダブルゴミセンサー | ◯ | ◯ |
スケジュール機能 | ◯ | ◯ |
ゴミフルサイン | ◯ | ◯ |
ダートディテクトモード | ◯ | ◯ |
バーチャルウォール | ◯ | ◯ |
ヘイローモード | ◯ | – |
ライトハウスモード | – | ◯ |
アプリ | ◯ | – |
シリーズが800から900と新しくなっただけあってあらゆる点で性能が向上しているのが見て取れますね。
外観
折角ですので、外観も比べてみましょう。
上から眺めると、新しく搭載されたカメラが目を引きます。その他の部分は800シリーズをベースに作られているようにも見えますね。
裏面からは大きな違いが読み取れませんでした。
まとめ
以上となります。新しいルンバ980、いかがでしたでしょうか。
なおRentioではルンバをはじめ様々な家電製品を3泊から貸出しています。購入前に試してみたいもの、買うまでもないけど短期間だけ必要なものなどあれば是非レンタルすることも検討してみてくださいね。