RentioPress

ミシンを使う前に知っておきたい基本のキ‐布編‐

公開日 最終更新日
1,381view
ミシンを使う前に知っておきたい基本のキ‐布編‐

はじめてミシンを使う方、またより良いモノづくりをしていきたい方はミシンの使用と同じくらい素材や生地についても理解したいと思っていることでしょう。

そんな方は、基本的な知識を身につけたうえで制作を始めると、作るものの特性に合わせた生地選びができるようになり、より良いものがつくれようになるでしょう。

ミシンを使う前に知っておきたい布の各名称

ここではソーイングの本や作り方の説明でも登場することの多い、布の名称をわかりやすく伝えたいと思います。

この名称がしっかり理解できているだけで、布を無駄なく使えて経済的ですし、特性を理解していれば制作の過程で起こるミスも少なくなります。

「たて地」

生地は縦横交差して織られているので、伸びる方向と伸びない方向があります。

布を手で持って引っ張ってみて、伸びない方向が「たて地」ということになり、洋服を作るときはこの型崩れしにくい「たて地」を利用して作ると良いでしょう。

パーツが多い場合、初心者のうちは型紙をあわせたりしている間にわからなくなってしまうことも多いので、裁断する際はしっかり確認してからハサミを入れる習慣をつけると間違えが少なくなります。

「よこ地」

「よこ地」は布の両端を引っ張ってみて少し伸びる伸縮の多い向きです。

「よこ地」はぴったりとしたきれいなシルエットを出したい洋服などに使うと、伸縮性が活かされて張りが出るので魅力的な仕上がりとなります。

「バイアス」

「バイアス」は生地の縦横を確認して、対角線上の斜め45度の方向にとったもので、フレアスカートなどひらひらと揺れるようなデザインにぴったりです。

良く耳にするバイアステープもこの向きに裁断して作られていますので、伸縮性があります。

ただ伸縮性があると、縫う時には布を伸ばさないように注意しながら縫っていく必要があるので、慎重に取り扱ってください。

「耳」

「耳」は生地のよこ地の両端のことを言い、糸処理がしてあるのでほどけることもなく、うまく使うと生地の節約や作業の短縮ができ、効率アップに繋がります。

プリント柄や後染めのものは、端の「耳」にあたる部分が白いままだったり、文字が入っていたりするので判断しやすいと思います。

「幅」

「幅」は布のよこ地に沿った方向のことを言います。ロールの切り売りの場合は「耳」から「耳」までとなっていることが多いようです。

また、はぎれを選ぶ場合も布幅の表示はよこ地の長さであると思いますので、使い方や用途に合わせて賢くはぎれを利用すると良いでしょう。

ミシンを使う前に知っておきたい素材と性質

洋服や寝具、生活用品や小物のタグで良く皆さんも目にする素材表示ですが、しっかりと素材の性質まで理解していることは少ないと思います。

今までは何となく使っていた布製品や衣装でも、見直すと意外と肌に合わない素材が特定されたり、心地よく気に入っているものがわかったりと、新たな発見があることも多いでしょう。

せっかく手作りで布製品にチャレンジするなら、自身や使ってくれる人が心地よく使ってくれるものを、ニーズに合わせて素材選びからこだわっていきたいところです。

ですから、ここでは一通りの天然素材と化学繊維の素材と性質に触れて、今後のモノづくりに活かせるように記憶の片隅に残していっていただければと思います。

「天然素材」

まず自然の素材からつくられた天然素材の特性と扱い方を知って、用途を考えていきましょう。

「木綿」

丈夫で吸水性が良く、洗濯もしやすいため、子供の衣類には最適な素材といえます。

熱に強く染色もしやすいですが、その分伸縮しやすくしわになりやすいので、シャツやハンカチなどに使用する場合はアイロンが欠かせないといえるでしょう。

また、木綿は肌への優しいあたりがとても着心地が良く、吸水性が高く汗などをすぐ吸収してくれるのでインナーに向いています。

今話題の速乾のようにはいかないので汗をかいた後の快適さには欠けますが、しっかり汗を吸収し臭いを防ぐことにもつながります。

「麻」

何と言っても麻は紐にするほど強く、昔から穀物や野菜、米の運搬や保存などにも使われていました。

硬く伸びにくいのですが、吸湿性があり野菜の保存はもちろん、夏場の洋服にも爽快感があり多く利用されています。

シワになりやすく、均一に染めにくい素材ですが、それがまた独自の味わいとなって魅力的だということから、伸びにくい性質を活かしてバッグなどとして使われることも多いです。

「絹」

しなやかな絹は、ドレープなどひらひらしたデザインに向いています。

吸湿性があり光沢も目を引くため、おしゃれな寝具やルームウェアを作るときには最適で、柔らかな着心地と肌触りは優雅な気分を演出できるでしょう。

日光で変色したり劣化しやすく、害虫に好まれる素材で摩擦には弱いため、長く保存しておく場合には多少管理が必要です。使いたいときにその都度、購入することをおすすめします。

「毛」

弾性がありシワになりにくいので扱いやすく、吸湿性がかなり高く、かさ高です。

撥水性があり弱いので洗濯の際は注意が必要ですが、その性質を理解して活かしてフェルト化した小物や、マスコット、カバンなど幅広い活用法があります。

絹と同じく害虫に狙われやすいので、洋服などの保管には気を付けるようにしましょう。

化学繊維

次に、化学的に合成して造った化学繊維について、その扱いや特性を知っていきましょう。

「レーヨン」

「レーヨン」は再生繊維で、天然セルロース100%の繊維でつくられています。光沢がありドレープ性もあるので、裏地やカーテンに使用すると良いでしょう。

また、着心地もいいので下着や洋服に利用するのも素敵に仕上がると思いますし、染色性が良いのでお好みに染めてから、利用していくのもおすすめです。

「ポリエステル」

「ポリエステル」は合成繊維で日本ではアクリルやナイロンと並んで多く生産されている合成繊維です。今や洋服づくりには欠かせない繊維です。

とても丈夫で型崩れしにくいうえ、すぐ乾くというのも重要な特徴で、フリースや裏地に利用されています。

静電気が起きやすく、汚れが落ちにくいのですが、ブランケットやアウターの裏地などに広く重宝されます。

「ナイロン」

合成繊維の中でも軽くて強い弾性がある「ナイロン」は吸湿性が少ないため水着やストッキング、スポーツウェアに使用されることが多いです。

日光や害虫に弱く、性質上は絹に近い存在とも言われています。ナイロンパーカーやエコバックなどに使える素材として重宝します。

好きな布で作ってみよう!ミシン初心者におすすめの小物「しおり」

何となくでも布についての知識が深まったのではないでしょうか?少しわかってきたところで、実用的なしおり作りにチャレンジしましょう。誰にでもできて愛着の湧く、しおりの作り方を紹介します。

しおりの作り方

材料は次の3つを1枚づつ用意してください。

  1. はぎれの布4cm×5cm(無地でもがらでもOK)
  2. 好きな模様や絵柄を切り抜いた5cm四方に収まる程度の布
  3. Bの布の裏地になる同じ形に切り抜いた布

用意したら、全部で4ステップで作ることができます。

  1. Aの5cmの部分を裏表になるようにあわせて半分に折り端から5mmのところに印をつけ直線に縫います。
  2. 裏返したら筒の片方の入り口を裏側に1cm折り返してつぶすように上からミシンをかけ閉じます。
  3. BとCを裏表に合わせて端から5mmのところに印をつけ上の部分を1.5cm開け縫い合わせます。
  4. BとCを縫い合わせたものを裏返し、空いたところにAの開いた口を差し込み1cm位のところを、上からミシンをかけ閉じたら完成です。

基本的なことを知っていればミシンなんて怖くない!

このように知識がなくても最初は気軽に取り組めるミシンですが、基本を押さえることでより楽しいモノづくりへ繋げることができます。今日から隣にミシンのある生活でもっと充実した日々が実現できるでしょう。

[レンタル] ミシン – Rentio[レンティオ]

よく読まれている記事 週間アクセスランキング

ピックアップ記事