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デジタル一眼レフで美しく魅せる!夜景の撮り方

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デジタル一眼レフで美しく魅せる!夜景の撮り方

夜景写真の魅力

美しい写真ジャンルの中でも“夜景”というのは、特に人気の分類に入るのではないかと私は思います。しかし、多くの方は夜の撮影は難しいと感じているのではないでしょうか。

ブレが気になってしまったり明るく写らなかったり思い通りの色になってくれなかったり

夜景を撮影するのは難易度が高いと思われがちです。しかし、少しポイントを抑えてコツをつかめば誰でも簡単に美しい夜景写真を撮影することができます。

今回は、夜景撮影で抑えるべきポイントやテクニックをご紹介していきます。

夜景撮影で重要視する3つのポイント

夜景撮影では大きく分けて3つ、重要視するポイントがあります。

これを覚えるだけで理想的な夜景写真を撮影することができます。

 

光源のある撮影場所を探そう

夜景を撮影する上で最も大切にして頂きたいのは、”光源”です。

どの場所で撮影しても暗いことには変わりません。しかし、写真の装飾として”光源”の多い場所を選ぶことは非常に大切です。

夜らしさを見つけて場所探し

例えば街中で撮影するとき、街灯がある場合とない場合では作品としての仕上がりに大きな差が出てきます。街灯がない場合は、写真が暗くなるのはもちろん、夜景としての魅力があまりありません。逆に街灯がある場合は、暗闇に浮かぶ光として”夜らしさ”を表現することができます。

撮影をする場所を選ぶときは、イルミネーションや、ビルの明かりが多いところで撮影すると綺麗な作品に仕上がります。

 

状況に応じてISO感度を調整

夜景を撮影するときは、周辺は暗闇に包まれている状況が多いと思われます。そのときはISO感度に注目することが大切です。

ISO感度は”どれだけ暗いところに強いか”というカメラの性能なので、この夜景撮影においては非常な大きな役割を果たすことになります。ISO感度というのは数値を上げるほど暗い場所でもシャッタースピードを大きくすることができます。

ノイズに気をつけよう

”ISO感度を上げればブレない写真が撮れる”という認識も間違いではないのですが、ISO感度を上げることによって多大なノイズ発生の原因となります。とても綺麗な光景を写真に収めてもノイズが多いと写真も台無しになってしまいます。

そこで今回は、状況に応じたISO感度調整をおすすめします。

手持ちと三脚、状況をみてISO感度調整

例えば風景を撮る場合でカメラを手持ちの場合、手でカメラを固定しなければなりません。その場合、どうしても細かな揺れが出てしまいます。このような状況の時は、ISO感度を上げて対応しましょう。

目安としては、お使いのカメラの常用最大ISO感度の1段階下と考えてみましょう。

同じ条件で、三脚を持っている場合、完全に固定された状態となっています。そのため揺れは起こらずカメラも静止した状態で撮影に臨むことができます。このような場合は、ISO感度をできるだけ下げて対応しましょう。

ISO感度を下げることでシャッタースピードは大幅に落ちますが、カメラが固定されている場合は、ブレの心配がないので問題はありません。

レリーズを使うと更に安定

場合によっては30秒間シャッターが開いた状態になるので、レリーズ(リモート撮影用のボタン)などのアクセサリーを持参しておくと更に安定した撮影が可能です。レリーズは1,500円ほどから購入が可能なため、三脚とセットで購入されることをおすすめします。

 

 

色温度を調節

夜景で重要になるポイントでも細かな調整が必要となるのは、”色温度”です。

色温度というのは、色味を温度で例えたもので、”ケルビン値”とも言われています。

それぞれの色を強くしたいときに使用する”色温度”

この機能を使う際は、日中でも有効的で、青空の青を強くしたかったり、夕暮れの赤を強くしたかったりする場合に使用できます。カメラのホワイトバランス機能から設定が可能で、大体のカメラには「太陽光」「白熱球」などのプリセットも入っています。

オートホワイトバランスは夜に弱い

では、なぜ夜景で色温度が重要になってくるのか?

 

近年のカメラはオートホワイトバランスが優秀で、日中であれば変色することなく、見たままの色を出してくれます。

しかし、夜だけはその機能はあまり有効的ではなく、全体的に赤っぽくなるのが特徴です。夜の写真は、青色を強く出すことで光が綺麗に見えると言われています。そこで色温度を調整し、青味を増す作業を行います。

”ケルビン値”というのは、およそ2500K~10000Kの間で設定することが一般的です。数値が低いほど色は冷たく(青味が増す)、数値が高いほど色は温かく(赤味が増す)なります。

そのため夜の撮影では、ケルビン値を下げるようにしましょう。3000K~4000Kで夜は最適になります。

シーン別撮影テクニック

流し撮り

Canon EOS 6D, EF 100-400mm F4.5-5.6L IS USM, F5, 1/13sec, ISO6400

 

動くものを夜に撮影する場合、ISO感度を上げたとしても日中ほどシャッタースピードを上げることはできないので、”流し撮り”という撮影スタイルで対応します。

流し撮りの基本は、シャッタースピードの限界を見つけることです。

「ここまでなら止めることができる」

 

というシャッタースピードを見つけることを最初に行いましょう。

被写体のスピードにもよりますが、1/30秒が境目になると言われています。そして、主にこのスタイルを使う時は、何度かチャンスがある時に実行することをおすすめします。

”止められる限界”を見つけ出し、慣れてきたら更にシャッタースピードを落とすというのも良いかもしれません。

 

光跡を残す

Canon EOS 6D, EF 24-105mm F4L IS USM, F22, 40sec, ISO200

 

上の様な写真は、シャッター開放時間を長くすることで車のライトを光跡として残すことができます。

このような写真を撮るときは、”バルブ撮影”という機能を使って撮影します。バルブ撮影は、モードダイヤルを「B」の位置にし、ISO感度と絞りを設定し、撮影することができます。写真の明るさは、絞りにて調整することができます。。

ISO感度はなるべく低くし、絞りは日中と同じ感覚の設定で、あとはシャッターボタンを終了タイミングまで押し続けます。

光だけが残り、幻想的な作品に仕上がるため、「どうやって撮ったの?」と注目を浴びることもできるでしょう。

 

花火撮影

Canon EOS 6D, SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 II DG HSM, F11, 3.2sec, ISO200

 

夜景で撮影したいシチュエーションで”花火撮影”は大変人気だと思われます。

しかし花火撮影は、他の夜景撮影とは違って、設定も大きく変わってきます。基本的には、絞りが重要になってきます。

絞ることで花火の光源が白飛びするのを抑えることができます。しかし暗闇での撮影なので絞り過ぎても今度は背景が暗すぎてしまうため、F10~F16あたりで撮影すると良いでしょう。

フォーカスはMF(マニュアル)に設定しておきましょう。暗い場所でのAF使用は困難で、ピントが合わない場合も多々あります。MFであらかじめ設定し、花火が上がると同時にバルブ撮影を行いましょう。

夜景撮影のまとめ

 

  • 光源の多い場所を選び、光源を上手に使おう。
  • 手持ちの場合ISO感度を上げて、三脚使用の場合ISO感度を下げよう。
  • 色温度のケルビン値を下げて赤味をなくした写真にしよう。
  • 流し撮りは確実に止まるシャッタースピードを探そう。
  • バルブ撮影を有効的に使用し、幻想的な作品に仕上げよう。
  • 花火撮影では、MFに設定して、なるべく絞り、バルブ撮影を使おう。

 

夜景の魅力は、”光”にあると思います。

様々な色の光源が浮かび上がることで人の琴線に触れることができます。日中とはまた違った雰囲気を映し出すことで、作品の多様性にも繋がります。

通常の撮影とは異なる設定をすることで少し戸惑いを感じるかもしれませんが、上でご紹介した通りの3つのポイントやシーン別の撮影テクニックを使って頂くことによって夜景撮影がより良いものになると思われます。

 

是非、デジタル一眼レフで”魅せる”夜景撮影をしてみませんか?

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