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一眼レフでの夜景撮影に必須!“脚の太さ”で決めるオススメ三脚&効果的な使い方

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一眼レフでの夜景撮影に必須!“脚の太さ”で決めるオススメ三脚&効果的な使い方

航空機の写真撮影を中心に活動している、写真家 Atsushi Yoshiokaです。
今回は夜景撮影などカメラを固定したいときに使用する「三脚」についてご紹介していきます。

ブレを抑える「三脚」

一眼レフを始めて、様々なジャンルに挑戦されている方も多いと思われます。

特に夜景や夕暮れ時は幻想的な写真を撮れることで人気の分野です。そんな時に必ず悩むのが「ブレ」だと思います。暗い場面での撮影は、シャッタースピードが自然と落ちるため、手持ちでの撮影はブレやすくなります。

その悩みを解決するのが「三脚」です。

今回は、ブレに強い選ぶべき三脚と、三脚を使ったときの効果を作例とともにご紹介していきます。

三脚の効果

三脚を利用したスローシャッター撮影の様子

Canon EOS Kiss X5, EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM, F10, 30sec, ISO100, みなとみらい21地区

三脚は、名の通り三本の脚でカメラを支えることができる撮影機材の一つです。

三脚を使うことでブレを抑えることができる他、構図を固定することもでき、カメラの水平を保つことにも活躍します。

夜景などの暗い場所で効果的

使う場面として、夜景の撮影が一番にあげられます。夜景の撮影では、光量が非常に少ないため、シャッターを開ける時間を長くしなければ光を十分に取り込むことはできません。シャッターを開けている間は光を取り込み続けるため、カメラが少しでも動いてしまうと被写体がブレてしまいます。

そして夜景撮影のコツとしてシャッタースピードを遅くすることでISO感度も下げられ、キレイな写真を撮ることができます。手持ちで固定することは困難なため、三脚を使って固定することになります。

伊丹空港撮影の滑走路にて離陸準備中の飛行機

Canon EOS 6D, EF 100-400mm F4.5-5.6L IS USM, F8, 1/2sec, ISO3200, 大阪国際空港

作例では、滑走路に入り停止した瞬間にシャッタースピードを落として撮影した1枚です。こちらも三脚を使用し、揺れないようにして撮影した一枚です。三脚にも値段などで様々なモデルがあるため、商品選びから重要になってきます。

レリーズやWi-Fi機能も使おう

せっかく三脚を使用したのに、シャッターボタンを押す力でカメラが揺れてしまう可能性があります。

ここでは、レリーズ(リモートコントロール)Wi-Fi機能を使用したスマートフォンからのリモート撮影を利用しましょう。リモート系の撮影を使用することでカメラに触れることなくシャッターを切ることができるため、ブレを更に抑えることができます。

良い三脚の特徴

脚の太さが最も重要なポイント

三脚を選ぶ際に重要なポイントは、「脚の太さ」が第一にあげられます。三脚の脚の太さで揺れがどれだけ抑えられるかが決まると言って良いでしょう。

細い脚の場合、上から力を入れた場合に反ってしまうことがほとんどです。こうなってしまうと反り具合の微妙な変動で揺れが大きくなってしまいます。

反対に太い脚の場合、上から力を入れても何も変化はありません。脚が太い分、反る心配もなく、揺れも抑えることができます。まずは脚の太い三脚を探してみましょう。

しかし脚が太くなるにつれて値段も上がってきます。そのためバランスの良い三脚を見つけましょう。

今回は比較的手頃で使いやすく、安定性のある三脚を2種類ご紹介します。

オススメ三脚

Velbon Sherpa 545II

Velbon Sherpa 545IIは、メーカー自身がデジタル一眼レフ+Wズームレンズの組み合わせに適していると推す三脚です。

RNパイプという従来の脚パイプに比べ、下段の径落ちをより小さく抑え、強度アップを図った脚材を使用し、安定性を向上させました。最大160cmの高さまで伸ばすことが可能で、様々な撮影で活躍するオールラウンダーです。

価格は記事公開の2017年8月14日現在で13,680円と三脚の平均的な値段です。

 

Manfrotto befree アルミニウム三脚ボール雲台キット

最近三脚メーカーでも一際注目を浴びているイタリアのブランド「マンフロット」。

イタリアのメーカーらしいスタイリッシュでお洒落なデザインで人気を集めています。創業者がフォトグラファーということもあり、実体験に基づきフォトグラファーに寄り添った製品がカスタマーの心を掴んでいます。

こちらの製品も進化を続けてきた製品で、大きな石突とフックを搭載しました。マンフロット製の三脚は沢山モデルが存在するため、各自の予算でモデルを決めるのも一つでしょう。

こちらのモデルの価格は記事公開の2017年8月14日現在で16,954円と先ほどご紹介したVelbonよりも高いものの更に丈夫でデザイン性に優れたモデルと言えます。

 

三脚使用時、未使用時の比較

では、実際に三脚を使用した場合と、三脚未使用の場合の撮影写真を比較してみましょう。

シャッタースピードを落とした時に差が出るため、部屋は写真のように薄暗くします。
設定はISO800で絞りはF8、シャッタースピードは1/3秒まで落とします。三脚使用時にはWi-Fi機能によるリモート撮影を使用します。

まずは手持ち撮影からです。

手持ち撮影の場合(三脚未使用)

三脚未使用時、手持ち撮影の例

手持ち撮影では被写体が完全にブレた写真に仕上がりました。

一般的に写真がブレだす目安として、1/焦点距離ですが、こちらの焦点距離は235mmと、大幅に下回る数値のためブレが生じるのは当然と言えるでしょう。手持ちではカメラの重さによる筋肉の震えなどで完全に固定することは困難です。軽いカメラ機材に変更すると少しだけ改善することもありますが、基本的に1/3秒では手ぶれすると考えて良いでしょう。

三脚撮影の場合

三脚使用時の例

続いて三脚使用です。全く同じ設定で撮ったにも関わらず、ブレは全く生じない写真に仕上がりました。三脚やリモート撮影を使うことで人間の力がほとんど加わらない状況を作り出せるため、ブレのない写真に仕上がりました。

三脚使用時と未使用時の様子

三脚使用時のセッティング

写真1, 三脚使用時

三脚未使用時、手持ち撮影の様子

写真2, 三脚未使用時

写真1,2では、それぞれの撮影状況です。固定するという状況をみても三脚使用の方が安定している様子がうかがえます。

三脚に向いていない場面

ブレを抑えることができるため、三脚は万能のように思えますが、使用することに向いていない場面も存在します。

カメラを振り回す場面では向いていない

例えばカメラを振り回さなければいけない場面では三脚使用は向いていません。スポーツ撮影動物撮影乗り物撮影がこれに該当します。

これらの撮影で共通する特徴は、動く物に対してカメラを上下左右に素早く振り回す動体撮影ことです。このような動作は三脚には向いておらず、手持ちで撮影することをおすすめします。

そして上記のジャンルでは、シャッタースピードも上げるため、三脚を必要とすることがありません。

旅行には小型三脚がおすすめ

旅行などへ行かれる際も、三脚は持って行くと便利な場面があります。

荷物にならない「小型三脚」

例えば集合写真を撮るとき、三脚があるだけでセルフタイマーを設定し、カメラを固定した状態で皆揃って撮影することができます。しかし旅行では荷物も多く、三脚はかさばる存在になります。そんなときオススメなのが「小型三脚」です。

最近では、小さな鞄にも入るような小型三脚が多く発売されています。小さい分高さはありませんが、高さがない影響で、脚の太さはあまり関係なくなってくるため、軽量かつ安値のモデルが多数存在します。

おすすめ小型三脚「Velbon ULTRA 353mini」

「Velbon ULTRA 353mini」は、小型三脚として人気があります。こちらの三脚は、小型三脚ですが最大の高さが50cmまで伸びるため他の小型三脚に比べると高さがあるのが特徴です。

さらに収納時には500mlペットボトルほどの大きさに収まるため、驚くべき小型化を実現しています。

 

まとめ

これまで三脚についてご紹介してきましたが、状況によって使い分ける事がおすすめです。

そして人気の撮影地などでは人も集まるため、三脚使用の場合は周囲への配慮も必要です。

先ほどご紹介の通り、小型三脚も十分役に立つため、旅行や荷物として最小限に抑えたいときはオススメです。あまり安いものを選びすぎず、ある程度固定できるスペックを持つ三脚をオススメします。

  • 三脚はカメラを固定するための機材
  • 夜景撮影で大活躍
  • 三脚を選ぶ上で脚の太さは最重要
  • 1/焦点距離からブレやすくなる
  • 動体撮影には向いていない
  • 旅行などには小型三脚がオススメ
  • 三脚は値段だけでは選ばない

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