ロボット掃除機の代表格であるルンバ。シリーズが細分化され、様々なクラスのルンバが存在します。エントリーモデルから上位機種まで、選びやすいラインナップが魅力の一つです。
今回はルンバシリーズで中位機種に当たる「ルンバ890」をご紹介していきます。
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ルンバ890とは
ルンバ890は、ルンバ800シリーズの中でもっとも高機能なルンバです。
上位モデルのルンバ900シリーズに次いで、中位モデルに位置するルンバ800シリーズ。
上位機種にも通用する充実した機能と上位機種よりも安価で購入できるコスパの良さが魅力です。
ルンバ890には色違いモデルの「ルンバ891」が発売されています。
ルンバ890と891は機能が同じですが、ルンバ891はAmazon限定販売モデルとなっています。
独自のクリーニングシステム「AeroForce® クリーニングシステム」
ルンバ890で搭載されている「AeroForce® クリーニングシステム」は、ルンバ独自のテクノロジーで掃除能力を大幅に引き上げてくれています。
この「AeroForce® クリーニングシステム」では、特殊素材のローラーがゴミを浮き上がらせてハイパワーモーターユニットで強力に吸引することにより、強力吸引を実現しています。
また「AeroForce® クリーニングシステム」を採用したことで従来のブラシタイプからシリコンゴムのような素材に変更したことで髪の毛など細かいゴミが絡まなくなりました。これによりルンバのメンテナンスが非常に楽になり、ユーザーの負担も軽減されました。
Wi-Fi機能の搭載
ルンバ890ではルンバ800シリーズでは唯一Wi-Fi機能が搭載されています。
アプリ「iRobot HOME」を使用することでスマートフォンをルンバに接続することができ、遠隔操作ができる機能です。この機能を使用すれば、違う部屋にいる場合や外出先でもルンバを起動することができ、掃除を開始することができます。
そしてリアルタイムで掃除状況を確認でき、電池残量を確認することもできます。ルンバの状況を知らせる通知も充実しており、掃除終了時の通知や、ルンバに発生したエラーなどの通知もしてくれます。
その他にもルンバ本体の設定変更や説明書の閲覧もアプリで全て操作することができます。
↓ルンバのアプリについて詳しくはこちら
スマホ接続からアプリの使い方まで「ルンバ」の初期設定を一から解説! – Rentio PRESS[レンティオプレス]
ルンバ890の特長
センサーを駆使した掃除能力
ルンバ890にはたくさんのセンサーが搭載されており、状況判断に優れています。
例えば壁際の掃除などでは、搭載センサーが自動的に壁を感知し、距離を測ります。そして部屋隅などの掃除に効果を発揮する「エッジクリーニングブラシ」により壁と適切な距離を保ち走行しながら掃除することができます。
センサーで抑える家具への傷
先述の通りルンバ890にはたくさんのセンサーが搭載されています。壁際の掃除だけでなく多数の家具が配置されている場所の掃除にも効果を発揮します。
安物のロボット掃除機などでは障害物に当たってから進路を変えたりすることも多いですが、ルンバ890ではセンサーにより障害物が近づいたと判断すると自動で走行速度を緩め、家具などへの衝撃を最小限に抑えることができます。
家庭の掃除に特化されたモデル
ルンバシリーズは家庭用ロボット掃除機として販売されている製品のため、一般的な家の掃除に合わせた性能やデザインを保有しています。
例えば家庭の床には必ずといえるほど電化製品のコードがあると思います。ルンバは掃除している以上は必ず一度はコードの上を通ることがあります。コードに乗り上げた瞬間、吸引力でコードを吸い込もうとしてしまうことがありますが、そのような場合には、ルンバが異常を感知し、自動で逆回転することでコードのからまりを防ぐことができます。
また、家庭内にはカーペットなどが敷いてあることも多いと思われます。ルンバ890では、2cm程度の段差は乗り越えることが可能で、掃除上の問題としません。このような小さな段差も家庭ならではの問題なので考えられた機能です。
そしてルンバ本体にも家庭用に考えられた工夫が施されています。人の手では届きにくいベッドやソファーの下へ入る込むためにルンバは薄いボディが特長の一つです。10cm以上の高さがあれば、自動で下へ入り込み隅々まで清掃してくれます。
床の掃除エリアを指定可能
ルンバ890では、付属の「デュアルバーチャルウォール」を使うことで、床掃除のエリアを指定することができます。
この「デュアルバーチャルウォール」では2つの機能を使うことができ、一つは「バーチャルウォールモード」といって、赤外線による進入禁止の壁を作ることができます。線を引きたい方向に「デュアルバーチャルウォール」を向けることでルンバ890に対して制限を指示することができます。例えばこの部屋から出ないでほしい場合などはドア付近に設置することでルンバが部屋から出る心配がありません。
もう一つは「ヘイローモード」といって、半径60cmの見えない壁を作り出し、進入を防ぐことができます。例えばペットの水飲み場やトイレなどの近くに置くことでルンバは半径60cmの進入禁止を認識し、指定された円の外を掃除します。
部分的な掃除も可能
ルンバ890では、「デュアルバーチャルウォール」で掃除禁止エリアの指定ができましたが、特定の場所だけを掃除させる機能も搭載しています。
「スポットモード」といって本体に存在するスポットボタンを押すことでルンバの半径60cmの範囲を徹底的に掃除してくれます。この機能が使える場面として、例えば机からお菓子などの細かいものをこぼしてしまった場合、スポット指定をすることでキレイに吸い取ってくれます。
掃除終了時や電池減少時は自動で充電場所へ移動
ルンバ890では、掃除が終了すると自動的に充電スポットであるホームベースに戻ります。自動で充電されることで次の掃除に備えます。
仮に電池残量が少なくなった場合も自ら判断し、ホームベースに戻り充電を始めます。
定期的な掃除を実現する「スケジュール機能」
ルンバ890では、各々の生活スタイルに合わせてスケジュール指定をすることができます。
掃除開始時刻を曜日ごとに指定することが可能で、月~金の平日は出勤中にスケジュールを組み、土日は好きな時間帯にスケジュールを組むことも可能です。
15分刻みで指定することができるため、細かい時間指定も可能で自分の予定に合わせて自動掃除をさせることができます。
ルンバ600や900とは何が違うの?
ルンバ600シリーズとの違い
ルンバ600シリーズとルンバ890の大きな違いは、先ほどもご紹介したクリーニングシステムにあります。
ルンバ600シリーズは「AeroForce® クリーニングシステム」を採用しておらず、一般的なロボット掃除機と同じ「ブラシ型」を採用しています。そのため髪の毛がからみやすく、メンテナンスに手間がかかります。
一方ルンバ890では、特殊ローラーにより髪の毛などの細かいゴミのからみをなくし、メンテナンスを楽にしました。
ルンバ900シリーズとの違い
ルンバ900シリーズとルンバ890シリーズの大きな違いは、カメラ搭載の有無です。
ルンバ900シリーズでは、本体カメラとフロアトラッキングセンサーという他のルンバシリーズにはない性能を搭載しており、独自の判断能力を保有しています。
ルンバ890では、カメラは搭載していないため、部屋の中をランダムで回る仕様になっています。
ルンバ900シリーズはカメラやセンサーを駆使して部屋の構造や掃除されていない場所を判断することができるため、大きな性能差があります。
まとめ
ルンバ890は、ルンバ600シリーズとルンバ900シリーズのちょうど中間に位置するモデルだということが分かります。
しかしカメラ機能以外は限りなくルンバ900シリーズに近い性能を保有しており、上位機種に近い存在といえるでしょう。
そして他社メーカーのロボット掃除機と比較しても、一番ロボット掃除機開発の歴史が長いiRobot社だけあって特許を取得している独自機能が多く搭載されているのも魅力の一つです。
ルンバ890は、ルンバ900シリーズのような独自解析機能はいらないけど、ルンバ600シリーズよりもお手入れが簡単で楽なモデルが欲しい方にピッタリなロボット掃除機でしょう。
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