RICOH THETAプラグインストアがオープン!THETA Vでの新機能を徹底紹介
更新日2023/01/27
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2018年7月23日、360度カメラTHETAシリーズを開発するリコーは、人気360度カメラ「THETA V」用として同機が独自機能として保有するプラグイン機能の本格始動としてプラグインストアをオープンさせました。
THETA Vは、現状の性能で終わらすことのない、無限に進化を続けるデジタルカメラとして期待されていますが、待望のプラグインストアオープンにより、今後の人気拡大も期待されています。
今回はプラグインストアオープンにより、THETA Vでできるようになったこと、今後の将来性などをまとめてご紹介していきます。
もくじ
THETA Vのプラグイン機能
リコーが販売するTHETA Vは、発売当初から自信を持っている拡張機能である「プラグイン機能」が存在しました。
Androidシステムを導入しているTHETA Vは、本来の性能にプラスしてユーザーがカメラを自由にカスタマイズできる新しい360度カメラとして登場しました。
発売当初は開発段階とし、実用的にプラグイン機能を使用することはできませんでしたが、将来的に対応していくとし、THETA Vは未来に大きく可能性を感じるカメラでした。
今回プラグインストアがオープンしたことにより、カスタマイズ機能がいよいよ実用的に使用できるようになり、THETA Vの価値が大きく上がります。
THETA Vの実写レビューはこちら
RICOH THETA Vを実写レビュー!話題の高性能360度カメラを細部まで徹底検証 | RentioPress
THETAプラグインストア
引用 : RICOH THETA PLUG-IN STORE (https://pluginstore.theta360.com/)
THETAプラグインストアは2018年7月23日にオープンし、まだ数は多くないものの、リコーが開発したプラグインおよび、パートナー会社が開発したプラグインが公開されています。
リコーでは自身でプラグインを開発できるシステムも公開し、パートナー登録申請をし、承認を得ることでAndroidベースのプラグインを開発することが可能です。
まだパートナー登録者も少なく、リコーは開発者をストア上で募集を呼び掛けています。これによりさまざまなアイデアが浮かぶことが期待され、更にTHETA Vのカスタマイズ性が広がります。
現状公開されているプラグイン
2018年7月23日のプラグインストアオープン段階で公開されているプラグインは、計8つで、その内の3つが「リコー開発のプラグイン」、5つが「パートナー開発のプラグイン」となっています。
リコー開発「RICOH Plug-ins」
引用 : RICOH THETA PLUG-IN STORE (https://pluginstore.theta360.com/)
リコー社が公式に提供しているプラグインは合計3つ。そのそれぞれを簡単にご紹介していきます。
File Cloud Upload
File Cloud Uploadでは、THETA Vで撮影した画像を自動的にGoogleフォトに直接アップロードすることが可能です。
THETA Vが無線LANアクセスポイントに接続することでこの機能を使用することができます。これまではスマートフォンアプリでの操作が必須であったTHETAの画像転送ですが、自動的にGoogleフォトにアップロードされることで作業も削減されそうです。
Wireless Live Streaming
これまでTHETA Vでライブストリーミングを行う際は、PCを介して行う必要がありましたが、THETA Vが無線LANアクセスポイントに接続することでYouTube経由による360度ライブストリーミングを気軽に行うことができます。
Automatic Face Blur BETA
Automatic Face Blur BETAでは、THETA Vで撮影した画像に人物の顔が写り込んだ際、顔へと自動的にぼかしをかけ、補正前の画像をあわせて保存することができます。
現在はまだベータ版であるため、全ての顔は100%認識する保証はされておらず、あくまでベータ版のためのお試しと考えると良いでしょう。
使用する際は、スマートフォンのTHETAアプリよりカメラ設定でプラグインを有効にする必要があります。
パートナー開発「Partner Plug-ins」
引用 : RICOH THETA PLUG-IN STORE (https://pluginstore.theta360.com/)
ここからはTHETAプラグインの開発に携わるパートナー会社開発のプラグイン機能をご紹介していきます。
Device WebAPI Plug-in
THETA Vの内蔵センサー情報取得や機能制御を実現する「デバイスWebAPIプラグイン」の技術協力をNTTドコモより受けています。
デバイスWebAPIプラグインはデバイス上にWebAPIを構築するOMA GotAPI仕様に準拠しており、スマートフォンなどの他のデバイスでも共通のWebAPIで機能アクセスが可能となっています。
MESH Plug-in for RICOH THETA
MESHは無線でつながるセンサー等のブロックをつなげて、IoTの仕組みを手軽につくることができる製品です。
「MESH Plug-in for RICOH THETA」では、RICOH THETAの撮影コントロールを、スマートフォンのMESHアプリを使わずにMESHブロックとRICOH THETAのみで直接行えるプラグインです。
リモートシャッターやセンサーを使った自動撮影にチャレンジしてみましょう。
本文 : https://pluginstore.theta360.com/plugins/jp.co.sony.mesh.theta/
EVRYPLACE Sync
RICOH THETA VとEVRYPLACEアプリで作成した画像をシームレスにアップロード可能なため、プロジェクトの同期、アップロード、アップデートがスマートフォンから行えます。
また、EVRYPLACEエディターでプロジェクトを簡単にアップデートできるようになります。RICOH THETA Vで必要な360°画像を選択し、EVRYPLACEアプリを開けば、カメラからプロジェクトにダイレクトに画像を送ることができます。
不動産資料、360°配信文書、保険関連書類、教育資料など、あらゆる文書のアップデートに利用できます。
本文 : https://pluginstore.theta360.com/plugins/pl.fream.evryplace.evrytheta/
HoloBuilder 360 SiteStream
HoloBuilder 360 SiteStreamを使うことで建設現場の様子を24時間365日、見たいタイミングで360°ライブ映像の配信を開始することができます。
建設現場の重要な拠点にTHETA Vを設置することで、どこからでもリモート操作が可能。実際に現場に行くことなく、何が起きているのかなどをリアルタイムで確認することが可能です。
カメラを増やして複数点からの確認も可能なため、これからの建築現場で新しい映像技術になりそうです。
Fita
Fitaは、RICOH THETA VをGoogle Cloud Storage™に接続するためのプラグイン・スイートです。
RICOH THETA Vカメラ用のオンボードプラグインとスマートフォン用のAndroidまたはiOSアプリであるFitaは、RICOH THETA Vから接続先のGoogle Cloud Storageアカウントに画像をアップロードすることで、無線LAN接続で360°画像および映像ワークフローを最適化し、チーム内でのコラボレーションを可能にします。
本文 : http://jp.ricoh.com/release/2018/0723_1.html
リコー公式のプラグインは自由に編集が可能
今回公開されたリコー開発の3つのプラグインは、全てのソースコードがGitHubで公開されており、開発者は自由に編集することが可能です。
一例として、「File Cloud Upload」では現状Googleフォトへのアップロードが標準設定ですが、コードを編集することで他のクラウドサービスへの保存指定も可能です。
同じく「Wireless Live Streaming」では、現状YouTubeが経由した動画のライブ配信となりますが、開発者のコード編集により、Facebookなどにも対応することが可能です。
今後のプラグイン拡張計画
THETA V最大の目玉として開発されたプラグイン機能がいよいよ第一歩を踏み出しましたが、THETAはこの勢いを継続することで、更なる拡張性を持たせることを既に計画しています。
THETA Vでは今後も拡張機能の進化を進め、「撮影関連」「外部機器連携」「クラウド連携」の面を中心にプラグイン機能を利用した性能向上を目指すとしています。
同時に第三者によるプラグイン開発を呼び掛けているリコーでは、公式のプラグインに加えて外部開発のプラグインの発表にも大いに期待しています。
今回のプラグインストアオープンにより、THETA Vの本領発揮が期待され、360度カメラとして絶対的な地位を確立するのではと予想します。
THETA Vをレンタルしてプラグイン機能を体感
プラグインストアのオープンにより、本格的にTHETA Vを有効活用できる機会が増えてくる事が予想されます。しかし、実際に高額のカメラを購入することは少しリスクがあるでしょう。
そんなときは360度カメラのレンタルサービスがおすすめです。
家電レンタル「Rentio(レンティオ)」では、今回ご紹介したTHETA Vを最短3泊4日からお得にレンタルすることができ、今回発表となったプラグイン機能も簡単の体感することができます。
ぜひRentioのレンタルサービスを利用して、最新360度カメラの実力を体感してくださいね。
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