2018年は「FUJIFILM instax チェキ」シリーズの発売開始から20周年という記念の年。最近では、結婚式やイベントなどでも目にする機会が増えていますよね。
記念すべき20周年を迎えた2018年11月16日に、チェキシリーズから満を持して発売された新商品「instax SQUARE SQ20」とはどんなチェキなのでしょうか?
今回は「instax SQUARE SQ20」の機能について詳しく解説しながら、前モデル「instax SQUARE SQ10」からどのような進化を遂げたのか?比較してみたいと思います。
もくじ
チェキの基礎知識と全機種の比較はこちらでチェック
チェキinstaxとは?種類や意味などチェキの基本を初心者向けに解説 – RentioPress
[2019最新]おすすめチェキシリーズ全機種をまとめて比較!コスパ最強で人気のチェキはどれ? – RentioPress
デジタルとのハイブリッド!「instax SQUARE SQ20」とは?
「instax SQUARE SQ20」は、その名の通り、正方形のフィルムで撮影できるスクエアタイプのチェキです。
ですが、じつはそれだけではなく、従来のアナログなチェキにデジタルカメラの要素も併せもったハイブリッドなチェキなんです。
SQ20で撮影した画像は、カメラ上で確認や編集が可能。気に入った写真だけをチェキのフィルムに印刷できます。まさにデジカメにチェキフィルムの印刷機能がついた「デジタルチェキ」なのです。
そんなSQ20の特徴を以下で詳しくご紹介します!
「instax SQUARE SQ20」の商品詳細
「instax SQUARE SQ20」は、デジタルカメラの機能とチェキ印刷の機能という2つの機能を併せもったデジタルチェキです。
カメラ・プリントそれぞれの機能について、仕様を詳しく見ていきましょう!
カメラ機能
SQ20 | |
---|---|
撮像素子 | 1/5型CMOS 原色フィルター採用 |
記録画素数(ピクセル) | 1920×1920ピクセル |
記録メディア | 内蔵メモリー、microSD/microSDHCメモリーカード |
記録枚数 | 内蔵メモリー:約50枚、動画約30秒 microSD/microSDHCメモリーカード:1GBあたり約1000枚 |
焦点距離 | 33.4mm固定(35mmフィルム換算) |
絞り | F2.4 |
オートフォーカス | シングルAF(TTLコントラストAF、AF補助光付) コンティニュアスAF(動画撮影時のみ) |
撮影可能距離 | 10cm~∞ |
シャッタースピード | 1/7500秒~1/2秒(自動切換)、バルブモード最大10秒 |
撮影感度 | ISO 100~1600(自動切換) |
露出補正 | -2.0EV~+2.0EV(1/3EVステップ) |
ホワイトバランス | オート |
フラッシュ | オート/強制発光/発光禁止 |
撮影可能範囲 | 約50cm~2m |
撮影モード | 通常、二重露光、バルブモード、分割撮影、コラージュ撮影、時間差撮影 |
セルフタイマー | 約10秒/約2秒 |
画像エフェクト | 静止画&動画モード:16種のフィルター、明るさ調整、ビネット 動画モード専用:3種、静止画モード専用:2種 |
デジタルズーム | 撮影時4倍までズーム可 |
カメラ機能で気になるのは、まず画質ですよね。
SQ20の画素数は1920×1920pixelなので、約370万画素程度。デジタルカメラとしてはかなり画質が悪いように感じますが、チェキのフィルムに印刷する用途やスマートフォンの画面で見る程度だったら、十分な画質と言えるでしょう。
また、内蔵メモリで静止画50枚・動画30秒まで保存できるので、microSDカードが無くても使用は可能です。ですが、写真の加工や編集を楽しみたいのであれば、microSDカードを用意しておいた方が良さそうです。
多彩な撮影モードやエフェクトも特徴の一つ。さらに、4倍デジタルズームも搭載しているので、従来のチェキよりも幅広い写真が撮影可能となっています。
カメラ機能で気になる欠点と言えば、Wifi機能がない点。撮影したデータをスマホに送りたい場合にも、一度パソコンにデータを落としてからスマホに送る必要があります。編集・加工した写真をSNSにUPするのに少し手間がかかることは覚えておきましょう。
プリント機能
SQ20 | |
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使用フィルム | 富士フイルム インスタントフィルム instax SQUARE(別売) |
フィルムサイズ | 86mm×72mm |
画面サイズ | 62mm×62mm |
プリント画素数 | 800×800ドット |
プリント解像度 | 12.5ドット/mm(318dpi、80μmドットピッチ) |
プリント階調 | RGB各色256階調 |
プリント出力時間 | 約12秒 |
プリントタイミング | 撮影直後プリント/選択後プリント |
リプリント | プリント履歴に保存されている画像(50枚まで)について再プリント可能 |
デジタルズーム | プリント時4倍までズーム可 |
SQ20は「インスタントフィルム instax SQUARE」というスクエアタイプのフィルムを使用するのが特徴。通常の「インスタントフィルム instax mini」は使用できませんのでご注意ください。
なお、印刷画質は従来品の「instax SQUARE SQ10」や「スマホ de チェキ instax SHARE SP-2」と変わらない解像度318dpiとなります。
その他
SQ20 | |
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液晶モニター | 2.7型TFTカラー液晶モニター |
画素数 | 約23万ドット |
バッテリー | リチウムイオン電池(内蔵型:取り外し不可) |
プリント可能枚数 | 約100枚(フル充電から) |
充電時間 | 約2~3時間(0.5A USBポート使用時) |
サイズ | 119mm×127mm×50mm(幅×高さ×奥行き) |
重量 | 390g(フィルムパック、記録メディア含まず) |
その他の特徴としては、電池が内蔵型のリチウムイオン電池だということ。
スマートフォンのように本体と一体になっているので、予備の電池を持って行って交換することはできません。必ず本体と電源をつないで充電が必要となりますので注意しましょう。
「instax SQUARE SQ20」の多彩な撮影機能
「instax SQUARE SQ20」ではどんなチェキが撮影できるのでしょうか?
SQ20は正方形のチェキというだけでなく、多彩な機能で幅広い写真が撮影できるチェキなんです。
色々な機能を使いこなして、個性的なチェキを友達とシェアしてみませんか?
動画から一瞬を切り取ってチェキに!
「instax SQUARE SQ20」の最大の特徴は、動画の撮影が可能なこと。
撮影した動画の中からベストな瞬間を切り出してチェキ印刷する…という画期的な楽しみ方ができるチェキなんです。
動きのある写真を残すことができる3つの機能をご紹介します!
フレームグラブ
最大15秒間撮影できる動画の中から、ベストな瞬間を選んでチェキでプリントできる機能です。
これまでのチェキでは難しかった、ジャンプの瞬間やスポーツ・イベント、動物などの動きのある被写体も、1枚の写真に切り取ることができます。
時間差撮影
時間差撮影モードを使うと、ワンプッシュで4コマ分の写真を時間差で撮影。被写体の動きをコマ送りで1枚の写真におさめることができます。
4コマ分の撮影間隔は、最大2.0秒まで0.2秒間隔で調整可能です。
残像フィルター
残像フィルターをONにして動画を撮影すると、被写体の動きを残像付きで撮影できます。動画を切り取ってチェキにプリントすると、より臨場感あふれる写真を残すことができるんです。
多様な撮影モードで個性的なチェキを撮影!
「instax SQUARE SQ20」は、多彩な撮影モードも魅力的。より個性的なチェキを撮りたいなら、これらの機能を使いたおしちゃいましょう!
二重露光撮影
二重露光撮影モードでは、2回シャッターを押すことで、1枚の写真に2枚分の画像を重ねることが可能。通常では撮影できないような、不思議な世界観の写真を撮影できます。
バルブ撮影
バルブ撮影は、夜景や花火などの撮影におすすめのモード。
シャッターボタンを長押ししている間は、シャッターが開放して写真が記録され続けるので、光の軌道を1枚の写真に撮影することが可能です。
分割撮影・コラージュ
複数枚の写真をコラージュしてプリントすることも可能です。
分割撮影は、2分割、3分割、4分割、9分割の分割パターンから1つを選べます。コラージュ撮影の場合は、いくつかのレイアウトパターンからフレームを選択して、コラージュ写真を作成します。
画像の加工でおしゃれでアートなチェキを創作
「instax SQUARE SQ20」で撮影した画像は、その場で加工・編集も可能。多彩なフィルターが用意されていたり、色を抜き出すことができたりと、スマホでの加工を日常的に行っている方にとっては嬉しいですよね。
フィルター
動画専用のフィルターが3種類、静止画専用のフィルターが2種類と、動画・静止画どちらにも使える10種類のフィルターが用意されています。
10種類以上のフィルターから、一番好きな色味や彩度のものを選ぶことができます。写真のオシャレ感がぐっと上がりますよね。
パートカラー
パートカラー機能を使うと、6色の中から指定の1色を残して、それ以外の部分をモノクロに変換することができます。
一部だけに色がついていることでパっと目を引く印象的な写真に仕上がります。
ビネット
ビネット機能を使うと、撮影した画像の周辺光量を19段階で調節できます。
周りの明るさを調整することで、中心の被写体を際立たせることができるので、ポートレートや静止物の撮影におすすめです。
同シリーズ「instax SQUARE」SQ10・SQ6との違いは?何が進化した?
「instax SQUARE SQ20」は正方形のフィルムで撮影可能のデジタルチェキ。この正方形のフィルムで撮影できる「instax SQUARE」シリーズは、SQ20を含めると3種類が販売中!
最新機種の「SQ20」の他に、価格が安めの「SQ6」とスクエアシリーズで一番最初に発売された「SQ10」がありますが、SQ6・SQ10とSQ20の違いはいったい何でしょうか?
SQ6とSQ20の違いは、アナログか?デジタルか?ということです。SQ6は従来のチェキと同じ使い方をするアナログなチェキで、フィルムが正方形になっただけのタイプです。
一方SQ10は、撮った写真データを編集・加工ができるデジタルチェキで、SQ20と同様のタイプです。このSQ10とSQ20の最大の違いは、動きを切り取って撮影できる機能です。
SQ20とSQ6やSQ10で迷ったら、色々な機能で遊べるSQ20が断然おすすめです!
SQ6・SQ10・SQ20の違いをもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェックしてみてください!
スクエアチェキ3機種の違いを徹底比較!”instax SQUARE”SQ6・SQ10・SQ20はどれがおすすめ? – RentioPress
まとめ
デジタルとアナログの融合を実現したチェキ「instax SQUARE SQ20」。
SQ20では動画の撮影や加工の機能が進化し、今後ますますチェキの楽しみ方が広がっていくことでしょう。
スクエアチェキ「instax SQUARE SQ20」を使いたい!という方にはレンタルもおすすめ。
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