奥が深い世界というのは世の中には溢れています。その中でも「コーヒー」というのは非常に身近ながら豆の種類や挽き方、淹れ方など多岐にわたってこだわりに違いが出る非常に奥深い世界です。
今回はそんなコーヒー関連で便利な豆挽き用グラインダーとしてアメリカ ニューヨークを拠点に様々なキッチン用品を開発しているOXOからバリスタブレイン スケール付グラインダーの魅力や使い方、そして編集部によるおいしいコーヒーの淹れ方をご紹介していきます。
OXOとは
前回、ドリップケトルでご紹介したOXOというメーカーですが、1990年にアメリカ ニューヨークで誕生した主にキッチン用品を開発するメーカーです。
外国らしいスタイリッシュでシンプルなデザインながらOXOの理念として「毎日の生活を快適にする」を掲げており、デザイン性だけでなく、実用性にも優れている家電製品を開発しています。
今回ご紹介するOXO バリスタブレイン スケール付グラインダーも「コーヒーにこだわる人」に寄り添った製品となっています。
OXO バリスタブレイン スケール付グラインダー
OXO ON バリスタブレイン スケール付グラインダーは、さまざまなコーヒーの種類に対応する豆挽きグラインダーです。
グラインダーとしては高級なモデルとなり、他メーカーの製品と比較すると高値が付いていますが、製品としての魅力や性能は非常に優秀で、簡単にコーヒー豆を挽きたい方からあらゆる強いこだわりを持った方にも満足できる完成度の高いグラインダーです。
良いグラインダーの秘訣
そもそも良いグラインダーとは何かという疑問もあると思います。
グラインダーの役目はコーヒー豆をカットして熱湯によって抽出できる状態にすることです。そのためコーヒー豆をカットするための「刃」が良いグラインダーの決め手となることが多く、どれだけ均等に挽くことができるかが重要で、刃の切れ味も重要な要素となります。
また、パワー式でコーヒー豆を挽くものは良いとは言えず、パワー式で挽くことでコーヒー豆を潰してしまう恐れがあるからです。
OXOバリスタブレインはこだわりの刃で差を付ける
良いグラインダーは刃が決め手とご紹介しましたが、OXOのバリスタブレインは、まさに刃の素材にこだわったコーヒー豆を挽くのに最適な環境が整っています。
OXO バリスタブレイン スケール付グラインダーでは、ステンレス製のコニカル刃を採用し、切れ味が良く、抽出方法に合わせた適切で均等なサイズの挽豆を実現します。
38段階から選べる粗さの調整
コーヒー豆を挽くための刃へのこだわりを知って頂きましたが、OXO バリスタブレインは、その上質な刃を活かすための機能も充実しています。
コーヒーには様々な種類が存在しますが、お好みの種類によって抽出方法も異なってきます。その様々な抽出方法に対応するためにOXO バリスタブレインでは、38段階から挽豆の粗さを選んで調整することができます。
抽出方法 | エスプレッソ | ハンドドリップ/ ドリップ |
フレンチプレス/ コールドブリュー |
---|---|---|---|
おすすめの挽き目 | 細挽 | 中挽 | 粗挽 |
グラインダー設定 | 1~5 | 6~10 | 11~15 |
38段階ながらメモリに表示されているのは15の数字です。基本的にはこちらの15の数字から挽き目を選んで調整しますが、より細かくこだわるために1メモリ内にも数段階の調整が可能です。
OXOバリスタブレインなら均一なサイズの挽豆を
OXO バリスタブレインを使用することで挽豆生成で最適なこだわりの刃と様々なパターンに対応した選べる粗さ調整が組み合わさり、ご自身が理想とする細かいこだわりまでも実現してくれるグラインダーです。
この辺りは安いグラインダーでは再現することができない繊細さを保有しているため、出来上がるコーヒーの仕上がりが大きく異なるポイントです。
コーヒーの種類による粗さの違い
コーヒーでは粗さによって向いている種類が異なります。
例えば挽豆が細かいほどエスプレッソやカフェオレなどに向いており、挽豆が粗くなるほど味は薄くなり、苦味は消えますが酸味が強くなります。
粗さ | 極細挽き | 細挽き | 中細挽き | 中挽き | 粗挽き |
---|---|---|---|---|---|
コーヒーの種類 | ・エスプレッソ ・ターキッシュコーヒー |
ウォータードリップ (水出しコーヒー) |
ペーパードリップ (ペーパーフィルターを使用した抽出) |
・サイフォン ・布ドリップ |
パーコレーター |
豆の風味を守る機能性
コーヒー豆は風味も非常に重要になります。挽く際にコーヒーの風味を失うことなく、適切な力でコーヒー豆を挽くためにはコントロールされた動作が必要となります。
OXO バリスタブレインでは、パワフルなDCモーターを搭載していますが、その動作は高トルク/低速仕様(400rpm)で、豆に過度な熱を加えることなくコーヒー本来の風味を守ります。
また、ホッパー内に入った豆の残量を感知する機能も搭載されており、刃の空回りを最小に抑え、オーバーヒートも防ぐことでモーター自体の寿命も長持ちさせる設計になっています。
部品の取り外しが可能で簡単お手入れ
OXO バリスタブレインでは、お手入れも非常に簡単でやりやすい構造となっており、コニカル刃の内刃とコンテナを配置するステンレスプレートを取り外すことが可能で、汚れやすいそれぞれのパーツの清掃やお手入れも非常にしやすい設計です。
グラインダー内掃除のコツ
グラインダー内は1回の使用でも汚れやすいです。清掃のコツとしては、ホッパー内の豆を別容器に移し、空になったホッパーを本体へと戻し、グラインダー内に残った豆を挽ききってしまうようにします。
これにより、豆が散らばっていた「刃」周辺がすっきりとし、刃も簡単に外すことができます。
OXO バリスタブレインで実際に挽豆を生成
ここからは実際にOXO バリスタブレインを使って挽豆を生成していく様子をご紹介していきます。
こちらの動画で豆を挽くための一連の手順を紹介しています。そしてここからはそれぞれどのような作業を行っているのか解説していきます。
コンテナの重量を計測
付属の取り外し可能ステンレスプレートをOXO バリスタブレインに設置します。
そしてその上にコンテナを置きますが、このとき「0」という表示がLEDインターフェイスに表示されれば問題ありません。違う数値が表示された場合は、コンテナの重量を指定するためにも再計量する必要があります。
OXOボタンを長押しすると再計量のためのカウントダウンが開始されます。カウントダウンが終了するまでOXOボタンを押し続けると「0」と表示されます。
なお、スケール付きのグラインダーはOXOにしか搭載されていない機能であり、色々な容器に直接粉を入れることができる大きなメリットです。
挽き方モードをセレクト
挽き方をセレクトすることで、自分の理想とする粉の生成量が調整できます。
OXO ON バリスタブレインでは、3つの挽き方モードから選択することが可能で、一番使いやすいのはコーヒーの杯数から調整することができる「カップモード」だと感じました。
- マニュアルモード:スタート、ストップボタンを使用して自分の感覚で粉を生成
- グラムモード:1gから125gまでを1g単位で設定することが可能
- カップモード:1杯から12杯まで設定が可能。1杯は約8gに設定されていますが、±2gの設定変更も可能
今回は分かりやすいとご紹介した「カップモード」を使用してみましたが、杯数に合わせた挽き方ができるため、生成した粉を無駄にすることがないのも特徴です。
以下の表がカップ数に対して生成される挽豆のグラム数です。
カップ数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
挽豆グラム数 | 8 | 16 | 24 | 33 | 41 | 49 | 57 | 65 | 73 | 81 | 89 | 98 |
挽き目を調整してセレクト
エスプレッソ用の細かな挽きからフレンチプレスなどの粗挽き仕様まで全部で38段階の粗さから挽き目を調整することが可能です。
コーヒー豆を入れるホッパーをひねる形で調整が可能で、数字上では15に区切られていますが、1メモリの間に数段階含まれており、細かく38段階から選択が可能です。
OXOボタンを押してすぐ完成
挽き目までのセットを終えたら残りはコーヒーの杯数指定でも使用した本体に存在するOXOと書かれた丸いボタンを押すだけで自動で豆を挽いてくれます。
少々機械音が大きいですが、結構な量でも非常に速いスピードで挽豆を生成してくれます。
Rentio編集部がおすすめするコーヒーの淹れ方
せっかく様々な粗さやコーヒーへのこだわりを持ったバリスタブレインがあるので、おいしいコーヒーの淹れ方も知っておくと良いでしょう。
ここからはRentio編集部がおすすめするコーヒーの淹れ方を基本知識とともにご紹介していきます。
挽豆を最大限に活かすにはフィルターとの組み合わせが重要
挽豆を活かしたコーヒーを抽出するためには、抽出時に使用するフィルターも重要になります。
ここでは代表的なフィルターとその特徴をご紹介していきます。
- ウェーブフィルター
ひだが多く、すっきりとした味わいが特徴 - 円錐状のフィルター
水の層が多く、長めにコーヒーが溶け出し、深みのある味わいを実現 - ゴールドフィルター
油分が溶け出し、より深い味わい (良いコーヒー豆でおすすめ)
抽出にはOXO ドリップケトルがおすすめ
OXO バリスタブレインで挽いた豆は、実際にコーヒーとして淹れる際に使用していくこととなります。
コーヒーを抽出する際は、フィルターを使用してお湯を注ぐことになりますが、お湯の温度や注ぎ方も重要になってきます。
電気ケトルの理想形「OXO On ドリップケトル」。おしゃれで使いやすいおすすめケトル – RentioPress
以前RentioPressでご紹介したOXO ドリップケトルでは、1℃単位で温度調整が可能で、細口グースネックを採用することで注水の量や勢いを調整しやすい設計となっています。
コーヒーの抽出に非常におすすめであるOXO ドリップケトルも是非併せてご使用ください。
おいしいコーヒーの淹れ方
ここからはOXO バリスタブレインとOXO ドリップケトルを使用して基本的なおいしいコーヒーの淹れ方をRentio編集部流にご紹介していきます。
コーヒーを淹れたことがない方でも分かりやすいように、初心者向けに解説していきます。
まず用意するものは下記の通りです。
- ドリッパー
- ペーパーフィルター(仕様するフィルターは先ほどの紹介を参照)
- コーヒーサーバー
一人暮らしなど一杯分のコーヒーを淹れるの場合はペーパーを利用したコーヒーサーバーを用意する必要もなく、ゴールドフィルターのみで抽出する時短技もあります。
1. コーヒーサーバーの準備
まずはドリッパーにペーパーフィルターを設置し、組み合わせた2つをコーヒーサーバーの上に配置することで淹れたコーヒーを受ける準備をします。
このときドリッパーにペーパーフィルターがしっかり収まるようにペーパーフィルターの開き具合を調整してピッタリはまるようにしましょう。
2. 挽豆をペーパーフィルターへと投入する
OXO バリスタブレインで生成した挽豆をペーパーフィルター部分へと投入していきます。
OXO バリスタブレインでは、先ほどもご紹介した通り、杯数分だけ挽豆が生成されるのでそのままペーパーフィルターに投入することで杯数分のコーヒーが抽出されます。
この時、挽豆は平らになるように盛りましょう。
3. 少しだけお湯を注ぎ蒸らす
準備は整いましたが、この状態でいきなり抽出するためにお湯を大量に注がないようにしましょう。
一度少量のお湯を挽豆に注ぎ、15~20秒ほど挽豆を蒸らします。
4. お湯を注ぐ時はむらなく「のの字」で
いよいよ抽出するためにお湯を注ぐ際は、一点だけにお湯が集中することがないように「のの字」を書くようにお湯を注ぎましょう。
このようにお湯を注いであげることで挽豆からむらなくコーヒーを抽出することができます。
5. 最後の一滴までは抽出しない
ついつい最後の一滴までコーヒーを抽出してしまうそうですが、杯数分のコーヒーが抽出されたら抽出を終わらせましょう。
最後の方に抽出されるコーヒーは苦味や渋みが出てしまうため、おすすめではありません。
あなたの理想へ近づけるOXO バリスタブレイン
設計がシンプルで使いやすいグラインダーやこだわるために様々な機能が搭載されているものの、操作が複雑であるグラインダーは、多く存在します。
こちらのOXO バリスタブレインでは、使い方が非常にシンプルながらこだわりを強く持ったコーヒー愛好家でも満足できるほど多彩な機能を保有しています。
スタイリッシュな外観もコーヒーを挽く上での大きなモチベーションに繋がることは間違いありません。ぜひOXO バリスタブレインと今回Rentio編集部でご紹介したおすすめのコーヒーの淹れ方を実践して、上質な味わいを体感してください。
OXO バリスタブレインはお得にレンタルできる
今回ご紹介したOXO バリスタブレインですが、レンタルすることでお得に使用できることはご存知ですか?
家電レンタル「Rentio」では、こだわりのコーヒーを淹れるためのOXO バリスタブレインをはじめ、さまざまなキッチン用品を気軽でお得にレンタルすることができます。
まずは少しだけ試してみたい場合や、購入するほどではないと思う製品をレンタルという新しい形で使用することがおすすめです。