2018年8月に発売されたルンバ643は、低価格なスタンダードモデル。
同じ600シリーズの641・642との違いは色だけ。機能ではまったく違いはありません。
お手頃価格のルンバ643・642・641は、ルンバデビューしたい初心者さんにおすすめです!
購入前に知っておきたいルンバ643・642・641の特長とデメリットについて、詳しく解説します。
もくじ
ルンバのスタンダードモデル643・642・641
ルンバ643・642・641は、ルンバの中では機能を最低限にして価格を抑えたスタンダードモデルです。
高機能なルンバだと10万円以上もするのですが、このスタンダードモデルのルンバ643は、3万円前後。お手頃価格のルンバです。
通常のお掃除であれば十分な清掃能力を持っているので、ルンバデビューにはぴったりです。
ルンバ643・642・641の違いは色だけ
似たような名前のルンバ643・642・641ですが、実は機能的にはまったく同じ。違いは見た目だけなんです。
ルンバ641は、2017年に発売された旧モデル。色はブルーシルバーです。
643の発売により、公式サイトでは終売となりました。今後は店舗にある在庫が終わり次第、廃盤となります。
型落ちなので3機種の中では価格が安くなっていることが多い、狙い目のモデルです。
ルンバ642は、Amazon限定販売のモデル。色はチャコールです。
機能的には同じですが、Amazonだけの5年保証がオプションでつけられたり、Amazonのセールに出品されたりと、独自サービスの対象となりやすいルンバです。
ルンバ643は、2018年に発売された641の後継となるスタンダードモデルです。色はミディアムシルバーです。
機能的には641と何ら変わりはありません。
ルンバ600シリーズと上位シリーズの比較はこちら
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ルンバのスタンダードモデル643・642・641の特長
ルンバ643・642・641に搭載されているのは、最低限のお掃除機能。
「最低限」と聞くと何だか物足りないような気もしますが、ルンバを初めて使う方には十分満足できる機能ともいえます。
まずはルンバ643・642・641の機能の特長について、詳しく説明していきます。
3段階クリーニングシステムでゴミを除去
ルンバ643・642・641のお掃除は「かき出し・かきこみ・吸引」という3段階のクリーニングシステム。
まず、ルンバの頭のあたりから飛び出しているエッジクリーニングブラシが、壁際や角のゴミをかき出します。そして、裏面中央で回転する2本のブラシが、ゴミや毛をかきこみキャッチ。ルンバ内部では、強力なモーターがホコリや細かい毛までしっかり吸引します。
高機能なルンバに搭載されているAeroForceクリーニングシステムと比較すると劣りますが、通常の掃除機と比べれば十分な清掃能力といえるでしょう。
iAdaptで床全面をくまなくお掃除
ルンバ643・642・641に搭載されているナビゲーションシステムは、iAdapt。
複数のセンサーで部屋の形状を測定しながら、同じ場所を複数回通過するようにランダム走行して掃除します。
こちらの動画を見るとわかるように、様々な角度から部屋中をお掃除していますね。
さらに、ルンバにはゴミを感知するセンサーもついているので、汚れの多い箇所は重点的に掃除をしてくれます。
ルンバのセンサーは賢いので、人間が掃除機をかけるよりよっぽど掃除残しがないのでは?と思うほどです。
ただし、ルンバが通れない狭いすき間や、高さ約10cm未満の家具の下は自分で掃除する必要があります。
部屋の中のどんな場所でもルンバが掃除できるわけではありませんので、ご注意ください。
リチウムイオン電池使用で長寿命
ルンバ643・642・641で使用されているバッテリーは、リチウムイオン電池。
古いルンバで使用しているニッケル水素電池と比べると、劣化しにくく長寿命なのが特徴です。
1回の充電で約1時間働いてくれて、週に4回使用した場合のバッテリーの寿命は約6年。
4万円のルンバを6年使うと仮定して計算すると、ルンバの時給は約50円!コスパが良すぎますね…!
電池の寿命は、使用環境によっては早まってしまうこともあります。
純正バッテリーは12,960円(税込)と高額なので、なるべく長持ちさせるよう大切に使うのがおすすめです。
ルンバのバッテリーは2種類。電池の寿命を長持ちさせるコツと交換方法 – RentioPress
バーチャルウォール・ヘイローモードで進入禁止エリアも設定できる
ルンバが落下してしまいそうな階段付近や、ぶつかったら倒れてしまいそうな花瓶の付近は、オプション機器「デュアルバーチャルウォール」を使って進入禁止エリアを設定しましょう。
デュアルバーチャルウォールを使えば、直線上にルンバが侵入できない見えない壁を作ることや、半径60㎝の円状に進入禁止エリアを設定することができます。
デュアルバーチャルウォールは、ルンバ643・642・641を購入すればオプションで1個付属していますが、追加したい場合には公式サイトやAmazonなどでも購入することができますよ。
ルンバのスタンダードモデル643・642・641のデメリット
初めてルンバを使う方にはおすすめのルンバ643・642・641ですが、気を付けておきたいデメリットもあります。
人によっては不要な機能もありますが、「当然できると思ってた!」と購入後にがっかりしてしまう方もいるかもしれません。
これらのデメリットは事前に確認して、納得した上で購入しましょう。
複数の部屋は基本的には掃除できない
ルンバ643・642・641のナビゲーション機能iAdaptでは、ルンバは部屋の中での自分の位置をきちんと把握することができません。
そのため、基本的に複数の部屋は掃除できない仕様なのです。
ルンバ643・642・641の口コミで「充電器まで帰還できず、途中で力尽きている」という内容が多いのは、別の部屋で迷子になってしまうからでしょう。
部屋の形状が単純な家ならフロア全体を掃除することもできるかもしれませんが、実際に家で試してみないとわかりません。
確実に複数の部屋すべてを掃除したいなら、高機能なナビゲーションシステムiAdapt2.0またはiAdapt3.0を搭載している上位モデルのルンバを選ぶほうがいいでしょう。
複数の部屋を掃除できるルンバまとめ。選ぶべきはi7+,i7,980,960のみ – RentioPress
ブラシの掃除が手間
ルンバ643・642・641の裏面についているブラシは、毛のメインブラシとゴム製のフレキシブルブラシの組み合わせ。
そのため、毛のブラシにホコリや髪の毛がからまりやすく、お手入れが少し大変。
定期的に、付属の「お手入れカッター」を使ってからまった髪の毛を切りながら取り除く必要があります。
床掃除の手間を減らしてさらにルンバ自体のお手入れの手間も減らすなら、ホコリや髪の毛がからまりにくいゴム製ブラシを使用しているルンバe5やルンバ800・900シリーズがおすすめです。
ダストカットフィルターがない
ルンバ643・642・641のダストボックスについているフィルターは、ある程度の大きさのホコリは取り除いてくれますが、細かいハウスダストまではカットできません。
せっかく掃除をしてくれるなら、排気まできれいになる方が嬉しいですよね。
ハウスダストをカットして排気をきれいにするダストカットフィルターがついているルンバは、ルンバe5やルンバ800・900シリーズです。
アレルギー体質の方や、デリケートな赤ちゃんがいるご家庭には、こちらがおすすめです。
スケジュール機能がない
ルンバ643・642・641には、スケジュール機能がついていません。
「毎日この時間に掃除」という設定ができると、毎回スイッチを押さなくても自動でルンバが掃除を開始してくれるので、手間がなく便利です。
確かに便利な機能なのですが、スイッチ一つ押すだけなのでそこまで手間に感じない方も多いと思います。
「出かける前に床に置いているものをどかしてルンバを起動することを毎日の習慣にしている」という口コミもありました。
スイッチを押すのをついつい忘れてしまう…というズボラさんには、ルンバ650以上のモデルがおすすめです。
ルンバ643・642・641の実際の利用者の口コミ・評判はどう?
ルンバ643・642・641の口コミを調べてみると、安さや吸引力、シンプルな機能に対しては高い評価を得ていました。
一方で、ナビゲーションシステムやブラシ、スケジュール機能についてはマイナス評価が多く見られました。
ルンバ643・642・641の口コミは、こちらの記事で詳しくまとめています。
安いルンバ643の口コミ・評判を徹底分析!低価格だけど機能は十分? – RentioPress
まとめ:ルンバ643・642・641はルンバデビューにおすすめ
ルンバ643・642・641の特長とデメリットについて、解説してきました!
デメリットはあるものの、それに納得できる方には十分おすすめです。
ルンバデビューしたい初心者さんはぜひ検討してみてはいかがでしょうか?
ルンバのスタンダードモデル643・642・641の特徴
- 3段階クリーニングシステムでゴミを除去
- iAdaptで床全面をくまなくお掃除
- リチウムイオン電池使用で長寿命
- バーチャルウォール・ヘイローモードで進入禁止エリアも設定できる
ルンバのスタンダードモデル643・642・641のデメリット
- 複数の部屋は基本的には掃除できない
- ブラシの掃除が手間
- ダストカットフィルターがない
- スケジュール機能がない
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