GoPro HERO7 Blackでライブストリーミング!設定から配信までの手順を徹底解説(Facebook編)
更新日2023/01/27
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昨年9月の発売開始から早5ヶ月が経過。
未だ人気が衰えることを知りません。
アクションカメラの代表格として、絶対的な支持を得る「GoPro HERO7」。
機能と価格で分けられた、Black、White、Silver の3つのモデルが用意され、中でもトップグレードモデルである「HERO7 Black」に関しては、高い関心を集めました。
目玉となる新機能には、
- 「HyperSmooth(ハイパースムース)機能」
- 「TimeWarp(タイムワープ)機能」
- 「LiveStreaming(ライブストリーミング)機能」
を搭載し、更には、これまでの旧モデルから、オーディオ性能を強化するなど、驚異的な進化を遂げています。
今回は、その中の一つ「ライブストリーミング機能」にフォーカスを当てて、私の記事で二回に渡り、設定から配信までの流れを詳しく解説していきます。
まず、一回目は「Facebook」を利用したライブストリーミング配信についてお話します。
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もくじ
ライブストリーミングとは
敢えて、説明する必要もないかもしれませんが、少しだけ触れておきます。
ライブストリーミングとは、映像や音声をリアルタイムで配信するもので、簡単に言うと、テレビにおける”生放送”と捉えていただけると解りやすいと思います。
恐らく、こうして説明してる間にも、思い浮かんだ方も多いはず。
そう、SNS動画共有サイト「YouTube」の”YouTube Live”などが有名処ですよね。
最近では、YouTubeに限らず、SNSサイトの一つのツールとして提供されることが当たり前になってきました。Instagram や、今回ご紹介する Facebook でも提供されています。
“ライブストリーミングなんて、設定も大変そうだし、YouTubeのユーチューバーがするものでしょ?”って思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。
GoPro HERO7 Black を使えば、誰でも簡単に発信者になることができます。
対応ストリーミングプラットフォーム
現在、GoPro HERO7 Black のライブストリーミング機能に対応しているプラットフォームは、こちらです。
- Facebook(米国)
- Workplace by Facebook(米国)
- YouTube(米国)
- Twitch(米国)
- Vimeo(米国)
- HUYA(中国)
- Douyu(中国)
- BILIBILI(中国)
- INKE(中国)
初めて聞くようなサービスも並んでいますが、どれもストリーミング配信を行うことが可能なプラットフォームを備えている、各国でも人気の高い SNS サイトです。
GoPro と言えば、 Instagram を連想される方も多いでしょう。
しかしながら、現時点ではサポート対象外とされています。少し残念ですが、今後も新しいサービスが続々と対応されると言われています。これからに期待したいところです。
事前に用意するもの
用意するものは、こちらの4点です。
- HERO7 black
- GoPro アプリ をダウンロード済みのスマートフォン( iOS or Android )
- インターネット環境( 固定Wi-Fi or モバイルWi-Fi or スマートフォンのデザリング機能 )
- Facebookのアカウント
搭載モデルは、GoPro HERO7のみ
繰り返しになりますが、ライブストリーミング機能は、GoPro HERO7 の中でも、トップグレードモデルである HERO7 black にのみ搭載された機能です。HERO7 WHITE や HERO7 SILVER には搭載されておりませんので、ご注意ください。
GoProアプリは、必要不可欠
ストリーミング配信を始める前に、 GoProアプリで、セットアップを行う必要があります。
ペアリング(連携)の煩わしさから、GoPro を使用する人でも、アプリは一切使用しないという人も多いようですが、GoPro アプリは必要不可欠です。予め、スマートフォンまたはタブレット端末で、アプリをダウンロードしておきましょう。
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インターネット環境は、固定Wi-Fiがオススメ
安定した高品質のストリーミング配信を行いたい場合には、固定Wi-Fiの高速ネットワークを使用することをおすすめします。それによって、ストリーミングが停止したり、途切れたりすることを比較的軽減することができます。
とはいえ、必ずしもWi-Fiネットワークが整った屋内などの環境でストリーミングを行うとは限らないと思います。屋外での撮影には、モバイルWi-Fiやスマートフォンに搭載されているテザリング機能を上手く活用して行いましょう。
テザリング機能を使用するには、セルラー通信範囲の信号が強いこと、パーソナルホットスポット(アクセスポイント)からストリームでき、十分なデータレートが得られるデータプランであることを事前に確認しておくとよいでしょう。
Facebookアカウントも忘れずに
また、繰り返しになりますが、今回は Facebook でストリーミング配信を行う方法のご紹介です。Facebook アカウントをお持ちでないと始まりません。予め、ご自身のアカウントを用意しておいてください。
GoProアプリとペアリング
設定に進む前に、まずは GoPro HERO7 と GoPro アプリをペアリングさせる手順から進めていきます。実機のスマートフォンには、iPhone X、インターネット回線には、固定Wi-Fi を使用しています。
ペアリングの手順
アプリを一切使用しないという方には、この作業で躓いた経験が障害になっている人も多いと思います。今回は、エラーメッセージが表示された場合も想定して、その対処方法についても、詳細に解説していきますので、辛抱強くお付き合いください。
1. GoPro アプリを起動して、左上のカメラのボタンをタップしてください。
2. 【+カメラの追加】をタップしてください。
3. “カメラが見つかりません”というメッセージが表示された後に、カメラを選択する画面が表示されるので【HERO7】を選んでください。
4. GoPro の電源をオンにしてください。
5. ディスプレイの上から下にスワイプして、ダッシュボードを開き、【ユーザー設定】をタップしてください。
6. 縦に並ぶ項目の中から、【接続】→【デバイスの接続】→【GoPro アプリ】の順でタップして進み、ペアリング待機状態にしてください。
7. アプリに戻り、【カメラがオンです】→【続行】の順にタップして進んでください。
8. ” GoPro が見つかりました”というメッセージが表示されたら、【カメラを接続】をタップしてください。
9. ” Bluetooth ペアリングの要求”というダイアログメッセージが表示されたら、【ペアリング】をタップしてください。※1
10. カメラの名の変更を促す画面が表示されます。任意なので、そのまま【GP********のままにする】をタップして、スキップして進んでも構いません。
11. ” HERO7 の準備ができました”というメッセージが表示されたら、【今すぐ始める】をタップしてください。
12. ” GoPro “が Wi-Fi ネットワーク”GP********”に接続しようとしています。よろしいですか?”というダイアログメッセージが表示されたら、【接続】ボタンをタップしてください。※2
エラーの対処
上記の手順で、「※」を付けている部分でエラーメッセージが表示されることがあります。
※1 : “GoPro への接続が失われました”というエラーメッセージが表示されることがあります。その場合、GoPro の電源をオフにして、手順「2.」からやり直してください。
※2 : “ネットワーク”名前”に接続できません。”というメッセージが表示されることがあります。その場合、以下の手順で進んでください。
1. 【OK】をタップしてください。
2. “カメラのWi-Fiに接続”というメッセージが表示されたら、【パスワードのコピー】をタップしてください。
3. iPhone の設定画面に自動的に遷移します。
4. 【Wi-Fi】をタップして、ネットワークの一覧の中から、”GP********”を選んでください。
5. パスワードを入力する画面が表示されたら、手順「2.」でコピーしたパスワードをペーストしてください。パスワードの入力画面が表示されず、そのまま接続が成功することがあります。
6. GoPro アプリに戻ると、自動的にモニター画面が表示されます。
iOS11以上にバージョンアップされている iPhone を使用する場合、カメラのパスワードを入力する必要がありません。エラーメッセージが表示されない限り、スムーズに接続することができます。
Android 端末を使用する場合、パスワードの入力は必須ですので、ご注意ください。
ストリーミングの設定
ここからは、ストリーミング機能を使用する設定を進めていきます。
設定の手順(固定 Wi-Fi 使用)
GoPro アプリは、モニター画面が表示された状態から開始します。
1. モニターの下の部分を右から左にスワイプさせて、【ライブの設定】を中央に移動させてください。
2. 画面の下にある Facebook のロゴをタップしてください。
3. ライブストリームの配信先を選択する画面が表示されたら、【Facebook】を選んでください。過去に一度もライブストリーミングの設定を行ったことがない場合、デフォルトで Facebook が選択されています。手順「3.」で、Facebook のロゴが表示されていれば、そのまま次に進んでも構いません。
4. 【ライブの設定】をタップしてください。
5. ” Facebook ライブを許可する”というダイアログメッセージが表示されたら、【許可する】をタップしてください。
6. “” GoPro “がサインインのために” Facebook.com “を使用しようとしています。”というダイアログメッセージが表示されたら、【続ける】をタップしてください。
7. 自動的に Faebook のログイン画面が表示されるので、ログインを行ってください。
8. 自動的にアプリに戻ります。【ストリームのセットアップ】をタップしてください。
9. セットアップ画面が表示されます。【Wi-Fi ネットワークを選択】をタップして、ネットワークの一覧の中から、アクセスするネットワークを選んでください。
10. “Bluetooth のセットアップ”という画面が表示されたら、【接続】をタップしてください。
11. “アクセサリを選択”というダイアログメッセージが表示されたら、アクセサリの一覧が表示されるまで、しばらく待ち、” GoPro “から始まるアクセサリを選んでください。※3
12. “Wi-Fiのセットアップ”という画面が表示されたら、【続行】をタップしてください。
13. GoPro のモニターに、”Wi-Fi設定をリクエストしますか?”というメッセージが表示されたら、【許可】をタップしてください。
14. アプリの画面に、”Wi-Fi設定を共有しますか?”というメッセージが表示されたら、【許可】をタップしてください。ネットワークの接続に成功すると、セットアップの画面に戻り、Wi-Fiのマークが表示されます。
15. Facebook の共有範囲を設定します。”共有先”のプルダウンを選択して、”自分だけ”、”公開(全公開)”、”友達”の中から、一つ選んでください。
16. ストリームにタイトルと説明文を付けることができます。任意のタイトルを入力してください。
17. 解像度を設定します。”解像度”のプルダウンを選択して、”720p”、”480p”の中から、一つ選んでください。720pを選択すると、信号強度が弱まった場合、自動的に解像度を低く調整します。
18. 撮影した動画を SD カードに保存するか否かを選択します。ボタンをスライドして、オン/オフを切り替えてください。
19. 画面下の【ライブ ストリームのセットアップ】をタップしてください。
エラーメッセージの対処
上記の手順で、「※」を付けている部分でエラーメッセージが表示されることがあります。以下に従って、対応を行ってください。
※3 : “接続できませんでした”というメッセージが表示されることがあります。その場合、以下の手順で進んでください。
1. 【OK】をタップしてください。
2. “対応が必要”というダイアログメッセージが表示されたら、【了解】をタップしてください。
3. iPhone の設定アイコンを開いてください。
4. 縦に並ぶ項目の中から、【Bluetooth】を選んでください。
5. デバイスの一覧の中から、”GoPro”から始まるデバイスの右端に表示されている、ビックリマークをタップしてください。
6. 【このデバイスの登録を解除】をタップしてください。複数ある場合は、全て同じ要領で解除してください。
7. アプリに戻って、”Bluetooth のセットアップ”という画面で、【接続】をタップしてください。
ストリーミング配信を開始
ここからは、配信開始の手順を進めていきます。
配信開始と停止の手順
GoPro アプリは、設定手順で、【ライブ ストリームのセットアップ】をタップした後の画面から開始します。
1. “プレビューは使用できません”というメッセージが表示されます。【開始】をタップしてください。これで、ライブストリーム配信が開始されます。
2. 【ストリーミングを表示】をタップすると、Facebook の画面に遷移し、実際の配信動画を確認することができます。
3. 配信を終了する場合には、アプリに戻って、停止ボタン(⬜︎マーク)のタップ、または、GoPro のシャッターボタンを押すことで停止します。
ここまで読んでいただき、いかがでしたでしょうか。
ライブストリーミングには、その場の臨場感をありのままに、余すことなく共有できるといった魅力があります。また、リアルタイムに視聴者とコミュニケーションを取り合うことができるので、視聴者にとっては、同じ空間を共有しているような気分を体感することができます。
ライブストリーミングというと、“設定が難しそう”、“私生活を晒してるようで抵抗がある”、“怖い”といったイメージがあり、敬遠されている方も多いと思います。
設定に関しては、ある程度慣れてしまうと、今回ご紹介した手順も、約2〜3分程度で行うことができます。しかしながら、後者については、確かに注意が必要です。
身元を特定される恐れや炎上にも発展しかねません。そのため、公開範囲、発言や行動、ロケーション選びには、十分注意して行いましょう。始めは、公開範囲を”自分だけ”に設定してテストを行なったり、慣れてきたら徐々に公開範囲を広めていくと良いでしょう。
皆さんも、是非一度この機能を試してみてください。
次回二回目は、YouTube とテザリングを活用したライブストリーミングについてご紹介します。
GoPro HERO7 black は、レンタルがおすすめ
Rentio(レンティオ) では、今回ご紹介した HERO7 black に限らず、White や Silver や、低予算で GoProに触れてみたいという方には、HERO6、HERO5 など、歴代シリーズもご用意しています。
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