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写真の質を決める上でボディに並んで重要な機材となるカメラレンズ。
カメラレンズはメーカーが指定するマウントによって大きな違いがあり、互換性についても気にする必要があります。
とはいえ、基本的にはカメラボディと同じメーカーのレンズ(純正レンズ)を使用することで心配はいらないと言えます。
しかしカメラレンズの数は非常に多く、どれを選べば良いのかわからないというのも初心者が感じるカメラを趣味にした際の悩みです。
今回はデジタルカメラ最大手であるキヤノンの一眼レフで使用されているマウント「EFマウント」に対応するレンズからおすすめのモデルを厳選してご紹介していきます。
もくじ
カメラ最大手として幅広いレンズラインナップ
今回ご紹介しているキヤノンは、デジタルカメラ最大手で誰もが聞いたことのあるカメラメーカーです。
それだけに展開されているレンズのラインナップは非常に幅広く、性能や価格帯、撮影シーンから自由に選ぶことができる豊富な種類が魅力的です。
画角を広く写すことができる広角レンズから、遠くの被写体を大きく写すことができる望遠レンズまで色々なレンズが存在するため、撮影の幅を広げることもできるメリットがあります。
[2020最新]キヤノンの一眼カメラ&レンズ全製品まとめ。メーカーの特徴や今後の展望もご紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
レンズで写真は大きく変わる
どうしても写真撮影というとカメラボディの性能に目が行きがちですが、私個人の感覚としてカメラレンズの方が仕上がる写真に与える影響は大きいと感じます。
近年販売されているカメラでは、どのカメラも非常に高い性能を保有し、日中の明るい時間帯の撮影においては初心者向けモデルと上級者向けモデルを比較しても、明確な違いを見つけるのは困難と言えるでしょう。
しかし、使用するレンズを変えると仕上がる画質などに大きな違いが見られることがあります。
特に安価で販売されているレンズと高級レンズとして販売されているレンズでは、画像の解像度や色の出方など、様々な点で差が広がるとても重要な機材となります。
レンズ選びで気を付けること
現代には沢山のレンズが販売されていますが、ここからはレンズ選びで見ておきたい性能や、気を付けるべき点をご紹介していきます。
値段と性能は比例する場合が多い
レンズの場合、販売されている価格とレンズ性能は比例していると考えても良いほどです。
低価格のレンズほど仕上がる画質に期待することはできず、高価なレンズほどクオリティの高い描写を実現するレンズが多いです。
しかし、近年ではサードパーティー製レンズの躍進が著しく、メーカー純正レンズと同じ仕様で純正レンズよりも低価格で販売され、品質も同等を実現しているレンズも存在します。
カメラレンズの選び方!純正とサードパーティーの違いを比較して解説 – Rentio PRESS
新しいレンズほど性能が良い
当然のことのようですが、新しいレンズほど仕上がる描写というのは良くなります。
カメラレンズもカメラボディと一緒で時間とともにアップデートされる形でモデルチェンジされますが、その度に描写性能はもちろん、コーティング技術の向上による逆光などから生じるフレア・ゴーストへの耐性が強化されています。
これにより、これまで逆光時など厳しい環境で撮影することのできなかったシーンでも、実用的に使用することができるように改良されています。
その他、レンズ選びのコツはこちらで詳しく解説
カメラ初心者が知りたいレンズの選び方!理想のレンズの見つけ方を徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
純正レンズおすすめ6選
カメラレンズの重要性や選ぶ際に気を付けたいポイントなどをご紹介したところで、ここからは実際に私が選定したおすすめレンズをご紹介していきます。
まずはメーカーが開発・販売を行っているキヤノン純正レンズから6つのおすすめレンズをご紹介していきます。
1. EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM
携帯性と実用性に優れた標準ズームレンズ
古くからキヤノンの標準レンズの王道的存在としてEF24-105mm F4L IS USMというレンズが存在しますが、こちらのEF24-105mm F3.5-5.6 IS STMは、前者の廉価版レンズとなります。
EF24-105mm F4L IS USMは、キヤノンが展開する高級ブランド「Lレンズ」に属するレンズですが、こちらのEF24-105mm F3.5-5.6 IS STMは、Lレンズには属さないものの、高い描写性能を維持しながら小型・軽量化を実現しています。
フルサイズセンサーにも対応しているレンズでもあるため、使えるカメラの種類も豊富で長く使うことのできるレンズと言えます。
2. EF70-200mm F4L IS II USM
持ち運び最適な高品位中望遠ズームレンズ
キヤノンのレンズで中望遠域クラスとなる70-200mmも人気を誇る望遠レンズとなります。
大三元ズームレンズに属しているのは開放絞りF2.8通しのCanon EF70-200mm F2.8L IS III USMとなりますが、こちらは開放絞りF4通しのレンズとなります。
開放の絞り値で違いがあり、暗い場所での撮影やボケ味を活かした撮影においては若干不利となりますが、レンズの携帯性としては小型・軽量化を実現しているレンズとなります。
使うシーンによってはCanon EF70-200mm F2.8L IS III USMと遜色のない実力を発揮し、持ち運びにおいて優れているため、大変おすすめのレンズとなります。
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Canon EF70-200mm F4L IS II USM実写レビュー。優れた携帯性をそのままに進化したF4レンズの魅力 – Rentio PRESS
3. EF70-300mm F4-5.6 IS II USM
エントリー向けコスパ最高の望遠ズームレンズ
写真撮影において望遠レンズを使うシーンも多いと言えるでしょう。
しかし望遠レンズはレンズによって性能の差が大きく出る難しいレンズで、選択には慎重になる必要があります。
そして高品位のレンズと評価されるレンズほど、非常に高価で販売されていることが多く、購入のハードルが高いレンズも数多く存在します。
こちらのEF70-300mm F4-5.6 IS II USMは、難しい望遠レンズの選択において安定の選択肢としておすすめできる望遠レンズです。
純正レンズとしての品質はもちろん、改良が重ねられてきたことにより、静音性の高いAF動作や高速なAF性能、小型軽量化を実現したサイズ感を大きな特長としています。
価格帯も他の望遠レンズと比較しても低価格で、高い品質からは安すぎる価格設定と言えるほどです。
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Canon EF70-300mm F4-5.6 IS II USM実写レビュー。低価格で純正レンズのクオリティを体感 – Rentio PRESS
4. EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
全ジャンルにおいて望遠ズームレンズの超王道レンズ
キヤノンの望遠レンズでもまさに王道的存在とも言えるのがEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMです。
先代のEF100-400mm F4.5-5.6L IS USMでは、当時超望遠レンズにおいて貴重な存在として多くのユーザーに愛されてきました。
初代発売から長年の時を経て2014年に待望のリニューアルとなった2代目も多くのユーザーから超望遠レンズで選ばれる人気のレンズです。
400mmのテレ端で撮影した場合も高い解像力を実現し、ズーム全域で実用的に使用することのできる質の高いレンズです。
また旧型では強い光源などによるフレア・ゴースト耐性で弱さを見せていましたが、改良された新型ではフレア・ゴースト耐性を大幅に強化し、厳しい環境下での撮影にも優れた能力を発揮してくれます。
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Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM実写レビュー。誰もが憧れる王道レンズの実力を現役カメラマンが紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
5. EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM
低価格で超広角の画角を実現
超広角のジャンルで存在するレンズの数は意外にも少ないです。
超広角レンズは、風景写真など広く写したい場面で活躍するレンズで、写真作品として魅力的に仕上がる傾向にあります。
こちらのEF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STMは、APS-C専用レンズながら35mm換算の焦点距離で16mmから28mm程度をカバーする超広角レンズです。
超広角レンズも基本的に高い価格設定となる場合が大半ですが、こちらのEF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STMは、超広角レンズとしては破格となる5万円以下の実売価格を実現しています。
気軽に超広角の世界を体感できる、コストパフォーマンスの良いおすすめレンズです。
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Canon EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM実写レビュー。はじめての超広角におすすめできるお手軽レンズ – Rentio PRESS
6. EF50mm F1.8 STM
とりあえず持っておきたい最初におすすめの単焦点レンズ
レンズの中にはズーム域を保有しない単焦点レンズというものも存在します。
こちらのEF50mm F1.8 STMは、焦点距離が50mmに固定されている単焦点レンズですが、初心者を中心に選ばれている超人気レンズです。
50mmの画角から調整することができないものの、開放絞り値でF1.8を実現している明るいレンズです。
F1.8の絞りを実現していることから「ぼけ」の表現に優れており、背景をぼかした撮影を得意とする一眼カメラらしさを大きく感じることが可能です。
そしてこちらのEF50mm F1.8 STMは、実売価格1万円台を実現しているほど低価格を実現した手軽に購入できるレンズとして支持を得ています。
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Canon EF50mm F1.8 STM実写レビュー!はじめての単焦点におすすめの小型軽量レンズ – Rentio PRESS
サードパーティー製レンズおすすめ4選
ここからはキヤノン以外から販売されている非純正のサードパーティー製レンズに絞ってご紹介していきます。
近年ではサードパーティー製レンズの成長が著しく、純正レンズよりも低価格ながら非常に高い性能を保有するレンズが増えています。
1. SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM
フルサイズ対応の超広角レンズなら
フルサイズセンサーに対応した超広角レンズというのは、意外にも数は少なく、純正レンズにおいては非常に高い価格で販売されています。
それだけ貴重な存在ですが、こちらのSIGMA 14-24mm F2.8 DG HSMは、価格を抑えながら、シグマらしいシャープな写りを実現する優れた超広角レンズです。
フルサイズセンサー対応の超広角レンズを検討されているのであれば、サードパーティー製レンズのラインナップは要チェックです。
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SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM実写レビュー。最高級の広角レンズを目指して実現した美しい描写と発色 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
2. SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM
600mmまでの超望遠能力を保有
400mmを超える望遠レンズというのはキヤノン純正には存在しません。
こちらのSIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSMでは、最大600mmまでの焦点距離をカバーし、超望遠性能に優れたレンズとして人気を集めています。
これまで超望遠レンズは非常に高価で、サードパーティー製レンズは品質も悪く、望遠側は描写力が極端に落ちる傾向にありました。
こちらのSIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSMは、実売で10万円程度と手の届く価格帯で、望遠レンズとして描写力のあるレンズとして人気を集めています。
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SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM実写レビュー。コスパ最高の超望遠ズームレンズを徹底解説 – Rentio PRESS
3. TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2
純正に劣らない描写力を実現した人気レンズ
純正レンズの70-200mm F2.8は、大三元レンズに入るほど人気のあるレンズですが、その価格帯は気軽に購入できる範囲ではありません。
近年ではサードパーティー製レンズメーカーも70-200mm F2.8のレンズ開発に積極的で、あらゆる面で優れた性能を求められる難しいレンズでも高品位のレンズを開発しています。
こちらのTAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2は、まさに70-200mm F2.8のジャンルにおいても驚異的な描写性と強力な手ブレ補正を実現しているレンズです。
実際に私が使用した際、特に夜間での撮影に大きく感銘を受けました。
TAMRON SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2は、写真撮影において自分の能力から撮影できる幅を広げてくれる優秀なレンズです。
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4. SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM
広角から望遠まで1本にまとめることができる高倍率ズームレンズ
サードパーティー製レンズは高級路線のレンズが多いのかというとそうでもありません。
元々は純正レンズが買えない方向けに安く手頃なレンズを中心に開発を行っていただけあって、今もその名残を継承したレンズも数多く存在します。
その中でもSIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSMは、広角から望遠まで1本でカバーする高倍率ズームレンズの代表的存在として人気を集めています。
小型のボディながら焦点距離18mmから300mm(APS-C専用のため35mm換算では約28mmから480mmをカバー)の範囲をカバーするレンズとして持ち運びに優れており、レンズ交換の必要がないレンズです。
さすがに画質に関しては今回ご紹介してきた他のレンズと比較すると大幅に劣る印象ですが、ちょっとしたお出かけのお供などにおすすめのレンズです。
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SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM実写レビュー!望遠も広角もこの1本で網羅する万能レンズ – Rentio PRESS
優秀なレンズが勢ぞろいのEFマウントのレンズ
今回ご紹介してきたレンズ以外にもキヤノンのEFマウントには優秀なレンズが数多く存在します。
そして純正レンズの中でもレベルがきっちりと分けられており、性能や価格帯から選びやすいのも特徴です。
サードパーティー製レンズの存在は見逃せない
また、近年力を付けているサードパーティー製レンズの存在も今後のレンズ選びにおいて非常に重要な存在になってくると言えます。
純正レンズよりも安価を実現しながら、純正レンズと同等もしくはそれ以上の能力を発揮するレンズも登場してきているため、技術の進歩を感じるシーンでもあります。
冒頭の通り、レンズは価格と性能が比例しているようなものです。ぜひご自身の予算や求める性能に合ったレンズ探しを行ってください。
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レンズは購入前にレンタルでお試し
試し撮りもせずレンズを購入するのは少々危険と言えるでしょう。
思っていたのと違ったとき、購入した分は大きく無駄になってしまいます。
そんなときに事前に試すことができるサービスとおすすめなのがカメラ機材のレンタルサービスです。
家電レンタル「Rentio(レンティオ)」では、今回ご紹介してきたキヤノンのカメラにおすすめのレンズはもちろん、様々なメーカーのレンズを豊富なラインナップから選んで気軽にレンタルすることが可能です。
ぜひこの機会にRentioで気になるレンズを購入前に試して、良かったと選べるレンズ選びを行ってください。