シロカの全自動コーヒーメーカー SC-10c151を実機レビュー!本格派コーヒーを大容量で
更新日2024/11/12
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シロカの全自動コーヒーメーカーの中で最も容量が大きい機種が「SC-10c151」です。
ボタン1つで挽きたてのコーヒーを淹れられる全自動コーヒーメーカーですが、「SC-10c151」は大容量である他にどんな特徴を持っているのでしょうか?
この記事ではシロカの全自動コーヒーメーカー「SC-10c151」の実機レビューをしました。コーヒー豆の挽き具合や使いやすさ、手入れのしやすさなど実際に使って分かったことをまとめましたので参考にしてください。
※「SC-10c151」はすでに終売品です。シロカのコーン式全自動コーヒーメーカーをご検討の方はカフェばこPROのレビューを参考にしてください。
もくじ
シロカの全自動コーヒーメーカー SC-10c151の特徴
「SC-10c151」はシロカの全自動コーヒーメーカーのハイモデル機種にあたります。
その主な特徴として以下5点を紹介します。
- ミルはコーン式の本格派
- 豆も水も自動計量で楽ちん
- ペーパーフィルターとメッシュフィルターの使い分け可
- 給水タンクは使いやすい着脱式
- 最大10杯の大容量
ミルはコーン式の本格派
「SC-10c151」にはコーン式、コニカルカッター式と呼ばれるミルが搭載されております。
コーン式ミルとはいわゆる手挽きミルで使われている円錐型の臼歯ですりつぶすタイプのもので、粒度が一定にできるためムラのないコーヒーを抽出できます。
ブレード(プロペラ式)のミルと違い、摩擦熱を生じにくいのでコーヒー本来の味・香りを損ないにくいのが特徴です。
豆も水も自動計量で楽ちん
「SC-10c151」はコーヒー豆と水を入れておけば、選択した杯数に応じて自動計量して抽出までしてくれます。(コーヒー粉の場合は付属の計量スプーンで調整が必要)
本体上部にある豆容器には最大200gまで入れておくことができるので、フィルターの交換だけで何回もコーヒーを淹れたい時に便利です。
ペーパーフィルターとメッシュフィルターの使い分け可
「SC-10c151」はメッシュフィルターとペーパーフィルターどちらも使うことができるので、コーヒー豆や好みに応じて使い分けられるのも嬉しいポイントです。
- ペーパーフィルター:油分や雑味を濾過するため、すっきりした味わいになる
- メッシュフィルター:油分や微粉がそのまま通過するため、コーヒー豆の風味をそのまんま楽しめる
給水タンクは使いやすい着脱式
着脱式の給水タンクは蛇口から直接水を入れられるだけでなく、使用後も水洗いしやすいメリットがあります。給水タンクは放って置くとカビの温床になりやすいので、洗浄後に隅々まで水気を拭き取ってから乾燥させやすいのも着脱式ならではと言えるでしょう。
また、「SC-10c151」は比較的大きいサイズのコーヒーメーカーなので、給水タンクが着脱式であることで置き場所に困らない利点もあります。
最大10杯の大容量
「SC-10c151」最大の特徴とも言えるのが最大10杯分(約1.36L)作れる、大容量の全自動コーヒーメーカーであることです。
シロカの全自動コーヒーメーカーの他機種と比較しても2倍以上の容量スペック(他機種のスタンダードモデル0.55L、ハイモデル0.54L)になります。
他のハイモデル機種との違いを比較
シロカの全自動コーヒーメーカーのハイモデル機種は全部で4機種ありますので、各機種の違いをまとめた一覧表がこちらになります。
「SC-10c151」と他機種の大きな違いはオフィスでも使える大容量設計にあることです。
シロカの全自動コーヒーメーカー「SC-10c151」実機レビュー
シロカの全自動コーヒーメーカー「SC-10c151」の特徴を述べてきましたが、ずばり「一度にたくさんの挽きたてコーヒーを淹れられる一台」と言い表すことができます。
そんな「SC-10c151」を実際に使ってみたレビューをまとめました。
セット内容
「SC-10c151」のセット内容は以下のとおりです。
- コーヒーメーカー本体
- ガラスカラフェ
- メッシュフィルター
- ペーパーフィルター
- 計量スプーン(コーヒー粉用)
- 説明書
サイズはコンパクト幅でスリム
「SC-10c151」の大きさは幅19×奥行29.6×高さ45cmとなりスリムな設計になっています。
実際に、先日レビューをまとめた「カフェばこ SC-A371」(4杯分)と比べても横幅はほぼ一緒です。(具体的なサイズ比較は以下表にて)
高さだけに気をつければ、大概の場所に置きやすいサイズ感となっています。
サイズ | SC-10c151 | SC-A371 |
---|---|---|
幅 | 19cm | 16.2cm |
奥行 | 29.6cm | 28cm |
高さ | 45cm | 26.4cm |
操作ボタン
「SC-10c151」は直感的で分かりやすいボタンやダイヤルの操作だけでコーヒーを淹れることができます。
各ボタン/ダイヤルの操作方法と用途は以下の通りです。
ボタン名称 | 操作/用途 |
---|---|
カップ数ダイヤル (中央上) |
コーヒー粉から淹れる時に選択 |
スタート/取消 (左) |
抽出開始/抽出中止/保温停止 |
豆ボタン (中央下) |
コーヒー豆から淹れる時に選択 |
粉ボタン (右) |
淹れるコーヒーの量をカップ数で選択 |
挽き目調節ダイヤル
「SC-10c151」の本体上部には5段階で細挽き〜粗挽きまで調節できるダイヤルがあります。
こちらの写真は実際にコーヒー豆を挽いた時の粗さ(左上から時計回りに「①粗挽き」「③中挽き」「⑤細挽き」)になりますので参考にしてください。
コーヒーは粒度によって濃さが変化しますので、コーヒー豆の焙煎具合や好みに応じて変えると良いでしょう。
- 粗挽き:あっさりとした味わい
- 中挽き:バランスの良い味わい
- 粗挽き:苦味やコクが強調された味わい
お手入れ方法
シロカの全自動コーヒーメーカー「SC-10c151」は水洗いできる部分とそうでない部分があります。
コーヒー豆を変えるときやフィルターを交換する度に、こまめに手入れして清潔に保ちましょう。
水洗いできるもの
水洗いできるのは豆容器蓋・ガラスカラフェ・給水タンク・ドリッパー部分(蓋・メッシュフィルター含む)で、台所用中性洗剤でキレイに洗い流すことができます。
手入れするときは以下のものは使えませんので注意してください。
- 研磨剤入り洗剤・磨き粉・たわし・ナイロン/金属製のたわし
- 食器洗い乾燥機・食器乾燥機
- 台所用中性洗剤以外の洗剤・シンナー・ベンジン
なお、メッシュフィルターは写真のように着色してしまい、つけ置き洗いでも落ちることはありませんでした。
着色しているからと言って強い力で洗うと破損の原因になりますので、ある程度割り切って使うのが良いと思います。
水洗いできないもの
水洗いできないのはコーヒーメーカー本体・保温プレート・豆容器内部・ミルです。
これらは柔らかい布、または少し湿らせた布巾で拭き取るしかありません。
写真の赤丸部分は挽かれたコーヒー豆が挟まっているので、爪楊枝等でほじくりながら拭き掃除をするのが良いと思います。
シロカの全自動コーヒーメーカー SC-10c151で実際にコーヒーを淹れてみた
「カフェばこ SC-A371」の実機レビューでも使った「Kona Coffee Purveyors」のピーベリー(全体収穫量の5%未満の貴重な豆)を使って、シロカの全自動コーヒーメーカー「SC-10c151」でもコーヒーを淹れてみました。
両機種の味比べもできるよに、挽き方は中細挽き、フィルターもメッシュフィルターに合わせました。
コーヒー豆の量について
コーヒー豆から淹れる際は、本体上部の豆容器にMAX線を超えなければ自動計量してくれるので楽ちんです。ちなみに写真のコーヒー豆の量で計6杯分のホットコーヒーが淹れられました。
コーヒー粉から淹れる場合
コーヒー粉から淹れる場合は付属する計量スプーンの杯数で調整します。
コーヒー粉の目安量は以下表のようになります。
コーヒー杯数 | 計量スプーンの杯数 |
---|---|
2杯 | 3杯(約18g) |
4杯 | 5杯(約30g) |
6杯 | 6.5杯(約39g) |
8杯 | 8杯(約48g) |
10杯 | 9杯(約54g) |
蒸らし機能でじっくり抽出
コーヒー豆を容器に入れたら、「豆ボタン」と「杯数ダイヤル」を設定した後に「スタート/取消ボタン」を押すとスタートします。
コーヒー抽出完了までの目安時間は2杯分で約5分、10杯分フルで約10分程度になります。
- コーヒー豆を挽く:約1分〜3分
- 蒸らす:約30秒
- 抽出する約3分〜約7分
ミルの動作音は騒音計で80〜85デシベルとやや大きく、ボウリング場やパチンコ店の70〜80デジベルを超える(東京環境測定センターによる)水準となりますので、利用する時間や置き場所は考慮したほうがよいかもしれません。
完成したコーヒーの感想
シロカの全自動コーヒーメーカー「SC-10c151」で淹れたコーヒーは、「カフェばこ SC-A371」で淹れたコーヒーと比べて、コクと苦味も感じられるコーヒーが抽出されていました。
個人的には好みの味に仕上がっていましたが人によっては雑味に感じられるかもしれませんので、その場合はペーパーフィルターでドリップすれば比較的あっさりとした味わいになりますので試してみてください。
60分と保温時間が長い
なお、シロカの全自動コーヒーメーカー「SC-10c151」は大容量であることから、保温時間も他機種の2倍である60分に設定されております。
ブザー音がなれば自動的に保温が始まりますが、保温しすぎるとコーヒーの風味が飛んでしまうので、適度なタイミングで「スタート/取消ボタン」を押して保温機能を切ると良いでしょう。
コーヒー粉の廃棄も楽
コーヒーを淹れ終わったコーヒー粉はフィルターを取り出して廃棄するだけなので楽ちんです。
ただし使用後のドリッパーやメッシュフィルターにはコーヒー油分などが残っているので、コーヒー粉を廃棄/ペーパーフィルターの交換をするだけでなく、台所用中性洗剤で洗浄して水分を拭き取ってから毎回利用するのをおすすめします。
シロカの全自動コーヒーメーカー SC-10c151を使って分かった注意点
「SC-10c151」は豆によって挽き方の調整をしながら好みのコーヒーをたくさん淹れられるのが魅力ですが、実際に使ってみると気になる点や改めて購入前に確認しておくべき点が見えてきました。
デメリットというほどではありませんが、注意点として参考にしていただければと思います。
バスケット部分の閉まり具合が分かりにくい
「SC-10c151」のバスケットを閉める時は「カチッ」と音がするのを必ず確認するよう気をつけてください。
上の動画のように少し持ち上げてカチッとはめるのがコツです。
バスケットをしっかり閉めずにコーヒーを淹れてしまうと、写真のように高温の湯気と水滴が出てきて火傷する可能性がありますので気をつけてください。
コーヒーを淹れる前にバスケットが閉まっていることを必ず確認しましょう。
ミルの手入れができない
「SC-10c151」はシロカの他ハイエンド機種と異なり、ミルの手入れ/清掃ができません。
ミルは豆を挽くたびに微粉が付着したり古い豆が残っていたりするので定期的にブラシ等で手入れをするものですが、「SC-10c151」はミルの清掃をはじめ内部の確認もすることはできません。
挽いたコーヒー豆が詰まったり抽出時の水滴が付着したりする操作部下側も手入れがしにくく、長期間利用する際の清潔面やコーヒー抽出への影響が気になるところです。
シロカはサポートセンターとしてお客様相談窓口を用意しているので、もし不都合が出た際は早めに連絡するのが良いかもしれません。
オフィスにもおすすめ!本格コーヒーを楽しめる全自動コーヒーメーカー SC-10c151
シロカの全自動コーヒーメーカー「SC-10c151」は、オフィスの従業員や来客に手軽に本格コーヒーを提供できるマシンと言えます。
写真のようにオフィスの一角にカフェコーナーの設置を考えている方は候補の1つに挙がると思いますのでぜひ検討してみてください。
シロカのコーヒーメーカーはレンタルもできる
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