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Ankerのモバイルバッテリーの中でノートパソコンの充電にも対応しているのが「Anker PowerCore III Elite 25600 60W」です。
Ankerの中では数少ない高出力なモバイルバッテリーとなります。
そこで、この記事では「Anker PowerCore III Elite 25600 60W」の特長と実機レビューについてまとめました。
もくじ
Anker PowerCore III Elite 25600 60Wの特長
「Anker PowerCore III Elite 25600 60W」最大の特長はノートパソコンの充電にも十分な高出力であることです。
他にも3つのUSBポートや最新のフルスピード充電技術が搭載されていたりと、まさに大は小を兼ねるモバイルバッテリーとなっております。
ノートPCへのフルスピード充電
「Anker PowerCore III Elite 25600 60W」は最大60W出力のUSB-Cポートがありますので、MacBook ProやLenovo 720Sのようなハイスペックノートパソコンもフルスピード充電が可能です。
USB-Aポートも最大18Wの出力がありますので、モバイル/タブレット端末にも申し分ない充電スピードがあります。
以下は公式サイトでも紹介されている対象ノートPCの一例になります。
- MacBook Air 13インチ / MacBook 12インチ / MacBook Pro 13インチ / MacBook Pro 16インチ
- Dell XPS 13 / XPS 15 / Inspiron 5480
- Huawei MateBook 13 / MateBook X / MateBook X Pro 2019
- HP EliteBook X360 / Spectre x2 12インチ / Spectre x360 2019 / Spectre Folio
- Lenovo ThinkPad X1 / X390 / E490
PowerIQ 3.0 (Gen2)による高い互換性
「Anker PowerCore III Elite 25600 60W」に搭載されているのはPowerIQ 3.0 (Gen2)であり、Appleの高速充電・クアルコムのQuick Cahrge(QC)・USB PDなど幅広いデバイスでの急速充電規格と互換性があります。
Apple製品も近い将来USB-Cに対応するという噂もありますので、特に最新のモバイル端末を利用している方はPowerIQ 3.0 (Gen2)のモバイルバッテリーを選ぶようにしたほうが良いでしょう。
最大3ポート同時充電が可能
「Anker PowerCore III Elite 25600 60W」にはUSBポートが1つ、USBポートが2つあり、最大3ポート同時充電が可能です。
ノートパソコンを充電しながらスマホやタブレット、カメラの同時充電もできるので、携帯するモバイルバッテリーを極力減らしたい方におすすめできます。
25600mAhの超大容量
「Anker PowerCore III Elite 25600 60W」はAnkerのモバイルバッテリーの中でも超大容量にカテゴライズされており、iPhone 11を5回以上、Galaxy S20を4回以上、 MacBook Air/MacBookProを1回以上充電できる容量があります。
容量があるので約568gと少々重くはなりますが、サイズ感は約184x約82x約24mmとスリムなので持ち運びしやすいのは嬉しいポイントです。
バッテリー本体も最短3時間でフル充電
容量が25600mAhありながらも、モバイルバッテリー本体は最短3時間でフル充電できるのも魅力です。
3時間で充電するには60W以上の充電器が必要になりますので、MacBook Proに付属する純正の電源アダプターのようなものがあれば問題ないでしょう。
製品スペック一覧表
ここまでの特長も含め「Anker PowerCore III Elite 25600 60W」の製品スペックをまとめました。
製品項目 | スペック詳細 |
---|---|
容量 | 25600mAh |
カラー | ブラック |
寸法(mm) | 約184x約82x約24 |
重量 | 約568g |
出力ポート(最大出力) | USB-C(60W) USB-A(18W)×2 |
ポート数(最大合計出力) | 3(75W) ※2ポート同時充電(78W) |
USB PD | ○ |
Quick Charge | ○ |
PowerIQ | ○※PowerIQ 3.0 (Gen2) |
入力ポート (最大入力) | USB-C(60W) |
低電流モード | ○ |
公式税込価格 (2020年9月8日時点) |
8,490円 |
Anker PowerCore III Elite 25600 60Wの出力チェック
実際に「USB電流電圧テスター」を用いて、「Anker PowerCore III Elite 25600 60W」の電力出力チェックを行ってみました。
※モバイルバッテリーの出力は機器の充電状況によって変動するため、記載の結果はあくまでも弊社で行った時の確認結果となりますことを予めご了承ください。
USB-CでMacBook Proを充電した場合
USB-Cポートから「MacBook Pro(13インチ,2017)」に充電すると約55.6W(19.3.V/2.88.A前後)となり、ほぼ最大出力60Wに近い値がでました。
次いで、PD対応のUSB-C to Lightningケーブルを使って「iPhone 8 Plus」も充電してみると約12W(8.89V/1.37A前後)と、スマホ充電の出力としても十分すぎる値を確認することができました。
USB-AでiPhone 8 Plusを充電した場合
純正のLightningケーブルをUSB-Aポートに接続し「iPhone 8 Plus」を充電すると約6.1W(5.06V/1.21A前後)の値になりました。
USB-CとUSB-Aで同時充電した場合
USB-Cポートから「MacBook Pro(13インチ,2017)」、USB-Aポートから「iPhone 8 Plus」に同時充電した結果は以下のとおりです。
- MacBook Pro:約47.3W(19.7V/2.40A前後)
- iPhone 8 Plus:約6.1W(5.06V/1.21A前後)
「iPhone 8 Plus」の充電出力数は低下しませんでしたが、「MacBook Pro(13インチ,2017)」の充電出力は約15%低下する結果となりました。
3つのUSBポートで同時充電した場合
USB-Aポートの間隔が狭くUSB-A電圧チェッカーを使うと接続が困難だったため、3台同時充電の検証はUSB-Cの電圧チェッカーのみで行いました。
2つのUSB-Aポートには「iPhone 8 Plus」と「OPPO Reno3 A」、USB-Cポートには「MacBook Pro(13インチ,2017)」を繋げて3台同時充電するとUSB-Cの出力が約37.4W(19.9V/1.88A前後)まで下がることが分かりました。
USB-Cポート単独で充電した際の出力より30%強下がったことになりますので、無闇に同時充電するのではなく充電時間と端末の優先順位も考慮して使用するUSBポートの数を決めるのが良いと思います。
低電流モードの場合
USB-Aポートに純正のLightningケーブルを接続して「AirPods」を低電流モードにして充電したら約1.6W(5.12V/0.32A前後)となりました。
低電流モードは電源ボタンの2回押しもしくは2秒間押し続けると切り替わります。
Anker PowerCore+ 26800 PD 45Wと比較
ノートパソコンの充電に使えるモバイルバッテリーには「Anker PowerCore III Elite 25600 60W」の他に「Anker PowerCore+ 26800 PD 45W」があります。
各製品の違いが分かるように比較表も用意しました。
スペック比較 | PowerCore III Elite 25600 60W | PowerCore+ 26800 PD 45W |
---|---|---|
容量 | 25600mAh | 26800mAh |
寸法(mm) | 約184x約82x約24 | 約180x約80x約24 |
重量 | 約568g | 約580g |
出力ポート(最大出力) | USB-C(60W) USB-A(18W)×2 |
USB-C(45W) USB-A(12W)×2 |
ポート数(最大合計出力) | 3(75W) ※2ポート同時充電(78W) |
3(60W) |
USB PD | ○ | ○ |
Quick Charge | ○ | × |
PowerIQ | ○※PowerIQ 3.0 (Gen2) | ○※PowerIQ |
入力ポート (最大入力) | USB-C(60W) ※最短3時間フル充電 |
USB-C(45W) ※最短3.5時間フル充電 |
低電流モード | ○ | × |
付属品 | USB-C&USB-Cケーブル,トラベルポーチ | Anker PowerPort Atom III 60W,USB-C&USB-Cケーブル,トラベルポーチ |
公式税込価格 (2020年9月8日時点) |
8,490円 | 9,990円 |
「Anker PowerCore+ 26800 PD 45W」レビュー! 超大容量&高出力の高コスパ・トップエンドモデル – Rentio PRESS[レンティオプレス]
互換性の高さか付属品か
容量や出力数以外で2つのモバイルバッテリーのどちらを購入すべきか悩むとしたら、付属品と互換性について考えてみると良いでしょう。
「Anker PowerCore III Elite 25600 60W」はPowerIQ 3.0 (Gen2)が搭載されておりますので、PD対応端末以外にもQuick Charge(QC)やAppleの高速充電など様々なメーカーが独自開発する急速充電技術と高い互換性があります。
一方で「Anker PowerCore+ 26800 PD 45W」が急速充電できるのはPD対応端末とAppleの高速充電に限られますが、代わりにAnker PowerPort Atom III 60W(最大出力60Wの急速充電器)が付属します。
これらの情報も踏まえて、どちらが自身の要望に適しているか比較検討すると良いかもしれません。
外出先のパソコン作業も安心できるモバイルバッテリー
「Anker PowerCore III Elite 25600 60W」は外出先でもノートPCのバッテリー残量を気にすることなく作業できるモバイルバッテリーです。
MacBook Proに付属する純正充電器のように、60W以上の電源アダプターがあればノートパソコンとモバイルバッテリー両方の充電に活用できるので、荷物もよりコンパクトになるでしょう。
スマホ・ノートパソコン・ポータブルゲーム以外に災害時に役立つ容量もありますので、一家に一台のモバイルバッテリーとして検討するのもおすすめです。
モバイルバッテリーはレンタルもできる
旅行やキャンプなど、短期間だけモバイルバッテリーを使うならレンタルもおすすめです。
家電レンタルのRentio(レンティオ)では、3泊4日から各種モバイルバッテリーのレンタルが可能です。
カメラなど旅行に役立つアイテムと一緒に借りられるので、普段より容量の大きいモバイルバッテリーを使いたい方は、ぜひ試してみてください。
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