ソーラーパネルカテゴリの人気記事
様々なシーンで活用することができるAnkerのモバイルバッテリーですが、泊数が多いキャンプや災害時だと再充電ができる環境がなければ繰り返し使うことができません。
そこで、モバイルバッテリーと併用してもらいたいのが太陽光にあてるだけで充給電できるソーラー充電器(ソーラーチャージャー)です。ソーラー充電器があればモバイルバッテリーの充電はもちろん、直接モバイル端末等の充電にも役立てることができるでしょう。
この記事ではAnkerのソーラー充電器「Anker PowerSolar Flex 3-Port 24W」の実機レビューを紹介します。
ほぼ同スペックの「Anker PowerSolar 3-Port 24W」との違いも解説しておりますので、合わせて参考にしてください。
もくじ
Anker PowerSolar Flex 3-Port 24Wの特徴
まず「Anker PowerSolar Flex 3-Port 24W」の特徴をまとめました。
特長を踏まえて、どのような端末の充給電に適しているのか、どのようなシーンで使えそうかイメージしながら確認してみてください。
3台同時充電できるUSB-Aポート
「Anker PowerSolar Flex 3-Port 24W」には3つのUSB-Aポートが搭載されているので、3台までの同時充電が可能です。
各ポート最大12W(5V=2.4A)の出力となりますので、スマホやタブレット等のモバイル端末の充電に適しています。
ノートパソコンやポータブル電源の充電器としてはパワー不足なので気をつけましょう。
最大出力数は21W
製品名に24Wとありますが、実際はソーラーエネルギーから電気への変換ロスにより合計最大出力は21Wとなります。
2ポート以上の同時充電だと1ポートあたりの出力は12Wより下がりますので、同時充電の際は充電時間が長引いてしまうので注意が必要です。
天候のコンディションによっても得られる出力数が減りますので、それも考慮した上での利用イメージを考えておきましょう。
折りたたみ式で携帯性が良い
「Anker PowerSolar Flex 3-Port 24W」最大の特徴とも言えるのが、超薄型CIGS(銅:Cu,インジウム:In,ガリウム:Ga,セレン:Seの頭文字)が採用されたソーラーパネルです。
しなやかで軽い素材でながら耐久性もありますので、バックパック等に入れて持ち運ぶのにも便利です。
製品スペック一覧表
Anker PowerSolar Flex 3-Port 24Wの製品スペックを一覧表にまとめました。
製品項目 | スペック詳細 |
---|---|
出力ポート (最大出力) |
USB-A(12W) |
出力ポート数 (最大合計出力) |
3ポート(21W) |
USB PD | 非対応 |
Quick Charge | 非対応 |
低電流モード | 非対応 |
サイズ (幅×奥行×厚み) |
展開時:約985mm×307mm×4mm 収納時:約245mm×307mm×50mm |
重さ | 約1,126g |
公式税込価格 | 9,990円 |
Anker PowerSolar Flex 3-Port 24Wの実機レビュー
「Anker PowerSolar Flex 3-Port 24W」の実機を使いましたので、外観や使い勝手をまとめます。
自動再充電機能を搭載
「Anker PowerSolar Flex 3-Port 24W」には自動再充電機能が搭載されており、太陽光を感知すると充給電を開始するようになっています。
点灯ランプが赤から青になれば充給電ができる合図となりますので、設置場所を探す上でも便利な機能です。
収納ポケットが便利
「Anker PowerSolar Flex 3-Port 24W」の外側には大きめのジップポケットが付いています。
収納ポケットがある分、折りたたんでも厚みが出てしまいますが、小型のモバイルプロジェクターやUSBケーブルなどを収納しておくのに便利です。
また、モバイル端末は直射日光にあたって発熱しないように収納ポケットに回避させられるのも嬉しいポイントだと感じました。
スタンドで傾斜をつけられる
効率よく太陽光エネルギーを作り出すためには傾斜を付けるのが良いとされています。
「Anker PowerSolar Flex 3-Port 24W」のスタンドを使えば45度の傾斜を付けることができますので、太陽への角度や向きの調整に役立ちます。
フックホールでバックパックに取り付けも可能
「Anker PowerSolar Flex 3-Port 24W」には2つのフックホールがありますので、テントや木などに括り付けて設置することもできます。
太陽を背に移動する場合は、写真のようにバックパックに取り付けて充給電しながら移動することも可能ですが、常に太陽光に当たるようでなければ意味がありませんので活用するシーンは意外と少ないかもしれません。
Anker PowerSolar Flex 3-Port 24Wの出力チェック
「Anker PowerSolar Flex 3-Port 24W」のパフォーマンスを計測するために、「快晴」「晴れ」「曇り」の日に分けて出力を計測していました。
なお、天気の定義は目視による雲の割合で以下のように決まっているようなので、それに応じた日に外で充電してみました。
利用したのはUSB-A to Lightningケーブルと残バッテリー25%以下のiPhone 8 Plusです。
- 快晴:雲の量が1割以下
- 晴れ:雲の量が8割以下
- 曇り:雲の量が9割以上
周囲の環境や充電状況によって変動するため、記載の結果はあくまでも今回のケースでのみ確認できた結果となります
快晴のとき
雲が全くない快晴時の11時〜12時に繋いだ際の出力値は約8.1W(5.16V/1.57A前後)となりました。
スマホの充電には問題ない出力ではありますが、タブレットやモバイルバッテリーの充電には少し不十分な値となります。
晴れのとき
雲が5〜6割くらい占める晴天時の14時〜15時に繋いでみると、電力チェッカーでの計測が困難なくらいの微弱な出力しか確認できませんでした。
iPhoneの画面上では「充電中」と表示されるのですが、残バッテリーの%(パーセンテージ)は変わらない状態です。
太陽が雲に隠れてしまうと電力供給は難しいので、できるだけ快晴時に利用するのが望ましいでしょう。
曇りのとき
ほぼ雲で覆われた14時〜15時頃の利用しましたところ、出力を確認することはできませんでした。
曇りの日は「Anker PowerSolar Flex 3-Port 24W」で充給電はできないと考えておくが無難かもしれません。
充電時の注意点
「Anker PowerSolar Flex 3-Port 24W」は3面のソーラーパネルが日光に当たらないと充給電されません。
写真のように折りたたんでソーラーパネルが2面だけになったり、太陽光に当たる角度が少しでもズレると出力が大幅に低下してしまいます。
スタンドも活用して傾斜や方向、位置を調整し、3面すべてのソーラーパネルが太陽光を取り込めるようにしてください。
Anker PowerSolar 3-Port 24Wとの違い
「Anker PowerSolar Flex 3-Port 24W」とほぼ同一のスペックを有するソーラー充電器に「Anker PowerSolar 3-Port 24W」があります。
両製品の違いは「販売価格」「サイズ」「重さ」「収納ポケット」です。
安さとコンパクトさを重視するなら「Anker PowerSolar 3-Port 24W」、軽さと収納性を重視するなら「Anker PowerSolar Flex 3-Port 24W」になります。
PowerSolar Flex 3-Port 24W | PowerSolar 3-Port 24W | ||
---|---|---|---|
重さ | 約1,126g | 約1,221g | |
サイズ | 展開時 | 約985mm×307mm×4mm | 約705mm×340mm×3.5mm |
収納時 | 約245mm×307mm×50mm | 約200mm×340mm×34mm | |
収納ポケット | あり | なし | |
公式税込価格 | 9,990円 | 7,990円 |
モバイル端末の充給電に活躍するソーラーチャージャー
「Anker PowerSolar Flex 3-Port 24W」は持ち運びがしやすく、スマホやモバイルバッテリーなどのモバイル端末のサポート役にぴったりのソーラーチャージャーと言えます。折りたたむことでコンパクトに収納できるため、防災時の備えとして置いておくのにも手頃な製品だと思います。
一方で、天候やソーラーパネルの設置などのコンディションによって、必ずしも必要な出力を得られるわけではないことは覚えておかなければなりません。
「Anker PowerSolar Flex 3-Port 24W」の利点や注意点を踏まえ、自身の用途に合うのであれば購入を検討してはいかがでしょうか。
モバイルバッテリーやポータブル電源はレンタルできる
キャンプ、車中泊、アウトドア、イベントに短期間だけでも使うならレンタルもおすすめです。
家電レンタルのRentio(レンティオ)では、3泊4日からポータブル電源やモバイルバッテリーのレンタルが可能です。
借りた製品が気に入った場合「そのまま購入」することもできますので、まずはお試しでレンタルするのもおすすめです。
[レンタル] ソーラーパネル 一覧|キャンプや車中泊のスポット利用からサブスク型の月額制利用で防災備蓄にも – Rentio[レンティオ]
[レンタル] ポータブル電源 一覧|キャンプや車中泊のスポット利用からサブスク型の月額制利用で防災備蓄にも – Rentio[レンティオ]
関連記事
Ankerのポータブル電源4機種を比較!各製品の特長と選び方を徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
[最新] Ankerのモバイルバッテリー全33種を一覧表で比較!選び方と容量別おすすめを解説します – Rentio PRESS[レンティオプレス]
[最新] モバイルバッテリーの容量別おすすめ13機種を一覧比較!軽い・大容量・ハイパワーな一台の選び方 – Rentio PRESS[レンティオプレス]