Nebula SolarとNebula Vega Portableを実機比較!共通点と相違点を徹底解説
更新日2024/11/26
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ラインナップが続々と拡充されているAnkerのプロジェクターですが、2021年2月に2つの新製品が発売されました。
一見すると色が違うだけのプロジェクターのように見えますが、用途やスペックを見ると全く異なる製品であることが分かりました。
そこで、この記事では「Nebula Solar」と「Nebula Vega Portable」の共通点と相違点をまとめました。
どちらのプロジェクターにするか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
もくじ
Nebula SolarとNebula Vega Portableの共通点
まずは「Nebula Solar」と「Nebula Vega Portable」の共通点から紹介したいと思います。
プロジェクターとしての投影スペックは両製品とも同一だと思って問題有りません。
最大120インチのフルハイビジョン投影
「Nebula Solar」と「Nebula Vega Portable」はフルハイビジョン(1920×1080)の高解像度プロジェクターです。
NetflixやAmazonプライム・ビデオ、YouTubeなどのHDR対応コンテンツに対応した「HDR10」の投影技術にも対応し、鮮やかな映像を大画面で楽しむことができます。
投影サイズ | スローレシオ (投影距離) |
---|---|
120インチ | 3.18m |
100インチ | 2.66m |
80インチ | 2.12m |
60インチ | 1.6m |
40インチ | 1.06m |
Android TV 9.0を搭載
「Nebula Solar」と「Nebula Vega Portable」にはAndroid TV 9.0が搭載されています。
Wi-Fi接続を済ませば、プロジェクターにYoutubeや各種動画配信サービスはもちろん、ゲームアプリもインストールして楽しむことができます。
付属のリモコンにはGoogle アシスタントボタンもありますので、音声操作も可能です。
オートフォーカス機能を搭載
投影場所を移動することが多い場合に活躍するオートフォーカス機能も「Nebula Solar」と「Nebula Vega Portable」に搭載されています。
上の動画は「Nebula Solar」でオートフォーカスを試したものですが、すぐにピントを自動調整してくれるので楽でした。
台形補正も垂直方向±40度まで自動調整しますので、フラップを立てて投影するときも便利です。
直感的な操作ができる専用アプリ対応
以前にNebula Astroの実機レビューをした際に言及しましたが、Ankerのプロジェクターは専用アプリ「Nebula Connect」(App Store / Google Play)を使えます。
直感的に操作可能なドラックパッドやマウスができますので、慣れればリモコン操作よりも画面遷移が楽になります。
またキーワード入力もできますので、パスワードや検索キーワード入力の際も簡単です。
外観、大きさ
「Nebula Solar」と「Nebula Vega Portable」はどちらも同じ大きさ(約192mm×192mm×59mm)を持つ小型プロジェクターです。
入力インターフェースや角度調整フラップも全く同じなので、色と製品名が一致していなければ見分けるのが難しいかもしれません。
レンズ周りのデザイン(オートフォーカスレンズの位置)は微妙に異なりますが、ぱっと見で判断できる方は少ないでしょう。
Solar | Vega Portable | |
---|---|---|
サイズ (幅×奥行き×高さ) |
約192mm×192mm×59mm | |
入力インターフェース | HDMI:HDMI 2.0 (最大4K入力対応) USB-A:USBフラッシュドライブ |
|
角度調整フラップ | 最大13度の投影角度調整 |
Nebula SolarとNebula Vega Portableの違い
ここからは「Nebula Solar」と「Nebula Vega Portable」の違いについて解説します。
両製品の違いを理解し、どちらのプロジェクターが自身の利用用途に合っているか考えてみましょう。
バッテリー搭載の有無
「Nebula Solar」と「Nebula Vega Portable」の最大の違いはバッテリー搭載の有無だと個人的に考えています。
「Nebula Solar」は据え置きのホームプロジェクターとして設計されているため常に電力供給が必要なのに対し、「Nebula Vega Portable」は20,000mAh(最大3時間の連続再生に相当)のバッテリーを内蔵したモバイルプロジェクターです。
写真のように60W以上の出力があるポータブル電源もあれば内蔵バッテリーがなくても使うことができますので、ポータブル電源さえ確保できない環境でも使う予定があるなら「Nebula Vega Portable」がおすすめかもしれません。
Solar | Vega Portable | |
---|---|---|
バッテリー | – | 20,000mAh |
充電時間 | – | 約3時間 (付属のPD対応急速充電器を使用した場合) |
充給電ポート | AC入力 | USB-C |
ANSIルーメン数(明るさ)
「Nebula Solar」と「Nebula Vega Portable」では明るさも異なります。
プロジェクターの明るさは「ANSIルーメン」という単位で記されますが、「Nebula Solar」と「Nebula Vega Portable」では100ルーメンの差があります。
写真では分かりにくいかもしれませんが、並べて投影するとパッと見た感じで「Nebula Vega Portable」のほうが明るく見えたのは事実です。
「ルーメン数」が大きいと明るい場所でもくっきり見えるようになるので、「Nebula Vega Portable」のほうがプロジェクターとしての汎用性は高いのかもしれません。
Solar | Vega Portable | |
---|---|---|
輝度 | 400ANSIルーメン | 500ANSIルーメン |
プロジェクターの明るさ「ルーメン」を解説!必要な明るさの目安とは? – Rentio PRESS[レンティオプレス]
スピーカーのドライバー出力
スピーカードライバの出力も「Nebula Vega Portable」のほうが大きく、両製品の変換効率が同じだとすると「Nebula Solar」よりも迫力のある大音量を楽しめる設計になっています。
ただし、実際に聴き比べてみると素人目には違いが分かりませんでしたので、あまり気にするほどではないかもしれません。(あくまでも個人の感想です)
なお、どちらもDolby Digital Plus(ドルビーデジタルプラス)を搭載しておりますので、映画館のようなサラウンドサウンドを楽しめます。
Solar | Vega Portable | |
---|---|---|
スピーカー出力 | 3W×2(6W) | 4W×2(8W) |
付属品
プロジェクターとしての立ち位置や充給電ポートの違いから付属品も異なります。
「Nebula Vega Portable」に付属するPD対応の急速充電器「PowerPort Ⅲ 65W」は3,690円相当の製品なので、「Nebula Solar」お得感があります。
Solar | Vega Portable | |
---|---|---|
付属品 | リモコン,単4電池2本,ACアダプタ,電源ケーブル | リモコン,単4電池2本,USB-C to USB-Cケーブル,PowerPort Ⅲ 65W |
重さ
両製品とも同じ外観サイズでありながら、スペック上は「Nebula Vega Portable」のほう約400g重い設計になっています。
実際にキッチンスケールで調べてみると「Nebula Solar」より「Nebula Vega Portable」のほうが約280gほど重いことが分かりました。
内蔵バッテリーやスピーカードライバーの大きさが影響しているものと思われますが、電源を用意できる環境なら軽い「Nebula Solar」をアウトドアやキャンプ泊で使用する選択肢もあるように思います。
Solar | Vega Portable | |
---|---|---|
サイズ (幅×奥行き×高さ) |
約192mm×192mm×59mm | 約192mm×192mm×59mm |
重さ | 約1.0kg | 約1.4kg |
Nebula SolarとNebula Vega Portableのスペック比較表
これまでの共通点や相違点を踏まえ、「Nebula Solar」と「Nebula Vega Portable」の製品スペックを一覧表にまとめました。
最終決断はスペックか予算か
「Nebula Solar」と「Nebula Vega Portable」の違いを把握した上で、最後判断は自身がスペックと予算のどちらを重視するのかに尽きると思います。
内蔵バッテリーの有無も1つの判断軸になると思いますが、モバイルバッテリーやポータブル電源で補完できること、多少のスペック差しかないことから考えて、筆者個人としては「Nebula Solar」のコスパの高さに惹かれてしまいます。
スペック重視で考えれば「Nebula Vega Portable」も良いのですが、同じ価格ながらさらにスペックの高いホームプロジェクターに「Nebula Cosmos」もあることを考えると、「Nebula Vega Portable」の決め手はやはり内蔵バッテリーとなるのかもしれません。
スペックと予算、それから利用シーンも含めて、どちらの製品が適しているのか検討してみてください。
プロジェクターはまずお試しレンタルを
キャンプやアウトドアなど短期間の利用や購入前のお試し利用にはレンタルがおすすめです。
家電レンタルサービスの「Rentio(レンティオ)」では、Ankerのプロジェクターレンタルをはじめ、様々なプロジェクターのレンタルを提供しています。
製品を気に入ればそのまま購入することも可能なので、購入前のお試し利用を活用しましょう。
[レンタル] プロジェクター 一覧|サブスク型の月額制利用も 買う前にお試し – Rentio[レンティオ]
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