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PowerArQ Proを実機レビュー!写真映えするオシャレな超大容量ポータブル電源

まーしー/家電製品総合アドバイザー
まーしー/家電製品総合アドバイザー

更新日2024/11/26

PowerArQ Proを実機レビュー!写真映えするオシャレな超大容量ポータブル電源

おすすめのポータブル電源の中で複数のカラーバリエーションを用意するSmart Tapの「PowerArQシリーズ」。見た目のデザインも重視したい方に人気があります。

そんな「PowerArQシリーズ」から、2021年1月15日に待望の超大容量モデル「PowerArQ Pro」が発売されました。

そこで、この記事ではPowerArQ Proの特長と実機レビューを紹介します。

ポータブル電源のスペックだけでなく、見た目のデザインも好みに合わせたい方は必見です。


PowerArQ Proの特長

PowerArq Proの実機レビュー

「PowerArQ Pro」は高出力かつ大容量バッテリーを搭載したポータブル電源です。

消費電力が小さいものだけでなく、一般家庭でも使われるような幅広い家電製品に充給電することができますので、長期間のキャンプや防災時の備えにもおすすめです。

具体的なスペックと合わせてその特長を紹介したいと思います。

1,000Wの高出力

PowerArq Proは高出力

「PowerArQ Pro」のAC定格出力は1,000W(瞬間最大2,000W)です。

消費電力1,000W以下の家電製品なら基本的になんでも使えますので、アウトドアや防災時の利用だけでなく、例えばガレージや庭先、リモートワークの作業環境に設置する電源としても活用できます。

なお、定格出力はあくまでもACポート3口の合計出力となりますので、同時接続で利用する際は各家電製品の消費電力に十分お気をつけください。

AC出力は純正弦波で安心

ポータブル電源は純正弦波を選ぶ

AC出力は家庭用コンセントと同じ「純正弦波(正弦波)」を採用しております。

家電製品や電子機器、精密機器も安全に給電できますので安心してください。

周波数は60Hz固定
AC出力は60Hz固定となりますので、接続機器が50Hz固定のものは使えません。(実際に使えても動作保証対象外となります)
接続する際は電子機器の表示が「60Hz」もしくは「50Hz/60Hz」であることを確認してから使いましょう。

USBは急速充電規格に対応

PowerArq ProのUSBは急速充電規格

「PowerArQ Pro」に搭載している4つのUSBポートのうち3つが急速充電規格に対応しております。

USB-Cは「PD(Power Delivery)」、USB-Aの1つは「Qualcomm® Quick Charge™ 3.0(QC 3.0)」です。

各急速充電規格に対応するモバイル端末と専用ケーブルがある方は、フルスピード充電も活用できます。

278,400mAh(1,002Wh)の大容量

PowerArq Proは超大容量バッテリー

「PowerArQ Pro」のバッテリー容量は278,400mAh(1,002Wh)です。

家庭用に販売されているポータブル電源の中では超大容量のモデルに当たります。

以下表に充給電製品とその使用可能時間/回数をまとめましたので参考にしてください。(使用機器の残バッテリーや状態、使用状況によって異なります)

使用機器 給電回数/使用時間
LEDライト(5W) 約170時間
スマホ充電(5.5W) 約154回
タブレット(42W) 約20回
デスクトップPC(95W) 約9時間
ミニ冷蔵庫(60W) 約14時間
32インチLEDテレビ(156W) 約5時間

8台同時に充給電が可能

PowerArq Proは8台同時の充給電が可能

「PowerArQ Pro」に搭載されている充給電ポートは全部で4種類、8ポートです。

2つのボタン(「DC出力」と「AC出力」)でオン/オフの切り替えができるようになっているので、バッテリーを長持ちさせるためにも使わないポートの出力ボタンはこまめに切っておきましょう。

ポート種類 ポート数 合計最大出力
AC出力 3口 1,000W(瞬間最大2,000W)
USB出力 USB-A:1口
USB-A(QC 3.0):1口
USB-C(PD):2口
最大66W
※1口あたり
USB-A:12W(5V/2.4A)
USB-A(QC 3.0):18W(5~6.5V/3A, 6.5~9V/2A, 9~12V/1.5A)
USB-C(PD)×2:18W(5V/3A, 9V/2A, 12V/1.5A)
DC出力 シガーソケット:1口 最大120W

おしゃれなカラーバリエーション

PowerArq Proのカラーバリエーション

「PowerArQ Pro」にあって、他メーカーのポータブル電源にあまり見られないのが、複数の選べるカラーバリエーションです。

今回はやさしい色合いの「コヨーテタン」(≒ベージュ)を使っておりますが、迷彩柄のような「オリーブドラブ」もあります。

2021年春には映えること間違いなしの「レッド」も発売される予定なので、好みやライフスタイルに合わせて選ぶ楽しをもたらしてくれるのも「PowerArQ Pro」の魅力と言えるでしょう。

製品スペック一覧表

「PowerArQ Pro」の製品スペックを一覧表にまとめました。

製品項目 スペック詳細
バッテリー容量 278,400mAh / 1,002Wh
AC出力 AC×3:1,000W (100V/10A, 瞬間最大2,000W)
対応周波数 60Hz
USB出力 最大66W
USB-A:12W(5V/2.4A)
USB-A(QC 3.0):18W(5~6.5V/3A, 6.5~9V/2A, 9~12V/1.5A)
USB-C(PD)×2:18W(5V/3A, 9V/2A, 12V/1.5A)
DC出力 合計120W
シガーソケット×1:120W(12V/10A)
DC入力 最大180W(12V-30V/最大10A)
環境温度 動作温度:-10度〜40度
充電温度:0度〜40度
サイズ
(幅×奥行き×高さ)
約333mm×235mm×273mm
重さ 約10.4kg
公式税込価格
2021年2月3日現在
132,000円

「PowerArQ Pro」の実機レビュー

PowerArq Proの実機レビュー

実際に「PowerArQ Pro」を使ってみたので、まずは外観や使用感からレビューしたいと思います。

記事後半では出力テストも行っておりますので参考にしてください。

外観レビュー

「PowerArQ Pro」の外観ですが、Jackryのポータブル電源1000とほぼ同じ形状です。正面にすべての操作部分がまとまっているので使い勝手が良いです。ちゃんと持たないと滑って落としてしまいそうな、表面のツルザラっとした質感も似ています。

側面にあるスリット部分はファン通気口となっており、温度上昇を抑えるための空冷機構となっています。高出力のポータブル電源で発熱もしますので、使用時は各面から5cm以上スペースを空けるようにしてください。

Jackeryのファン通気口部分は目立つオレンジに多くのスリットが入った形状でしたが、「PowerArQ Pro」はデザインの統一性を感じます。

底面には四隅にゴムパッドがあり、安定しておけるようになっています。

ポケットにもなる取っ手部分

「PowerArQ Pro」の取っ手は固定されていますが、大きな窪みがあるため出っ張りがなくスマートです。

窪みにケーブル類を入れつつも、ミニテーブル代わりとしてマグカップなどを置けるので非常に使い勝手がよいと感じました。

ハンドルが折りたためるポータブル電源もありますが、収納もできることを考えると「PowerArQ Pro」のとってデザインのほうが好みです。

防塵防水性能はIP21相当

PowerArq Proの防塵防水性能

「PowerArQ Pro」にはIP21相当の防塵防水性能があります。大容量のポータブル電源だと防塵防水性能が記載されていない機種が多いのでありがたいです。

とはいえ、雨ざらしのなか使えるようなものではありませんので、周囲の環境には十分気をつけて使いましょう。

IP21について
  • IP2X:直径12.5mm以上の大きさの外来固形物に対して保護している
  • IPX1:垂直に落下する水滴によっても有害な影響を及ぼしてはならない

暗闇でも状況が分かる液晶ディスプレイ

PowerArq Proの液晶ディスプレイ

正面上部にある液晶ディスプレイのおかげで残バッテリー状況や出力/入力数を確認できるので、宿泊地でも逆算しながらスケジューリングを組むことができます。

「DISPLAY」ボタンを押すとディスプレイが明るくなりますので、暗闇の中でも確認できるのもメリットです。

ライト機能はなし

PowerArQ Proにライト機能は未搭載

ちなみに「PowerArQ Pro」にライト機能は搭載されておりません。

ライト機能が搭載されたポータブル電源が欲しいならAnker PowerHouse II 400のような製品も検討するか、必ず充電式のLEDランタンや懐中電灯も忘れずに備蓄しておきましょう。

同梱するセット内容

PowerArq Proの同梱セット内容

「PowerArQ Pro」に同梱するセット内容は以下のとおりです。

MC4-DC5521コネクターが付属しておりますので、後ほど紹介するソーラーパネル「PowerArQ Solar 120W」との組み合わせがおすすめです。

なお、ACアダプターには「アース線」がついておりますので、本機を充電する際は万が一に故障や漏電時に感電の恐れがあるのを防ぐ為にもアース接続ができるコンセントで行いましょう。

  • ポータブル電源本体
  • ACアダプター
  • 電源コード
  • MC4-DC5521コネクター
  • 車載用シガーアダプター
  • ポーチ

充電方法と充電時間

PowerArq Proの充電方法

「PowerArQ Pro」の充電方法は8mm DC入力を通して3つあります。

各充電方法とその目安時間をまとめたものが以下表になります。

充電時間(目安) 充電方法
約7.5時間 付属の電源コードとACアダプターを使用
約15時間 車のシガーソケットから充電(12V/6.3Aの場合)
約12〜15時間 PowerArQ Solar 120Wを使用
※MC4-DC5521コネクターで接続

ソーラーパネルには純正品を

「PowerArQ Pro」には発電効率の高いソーラーパネル「PowerArQ Solar 120W」と相性抜群です。

快晴時に使ったところ最大99Wの入力値も確認でき、DCやUSB-C/USB-Aなど充給電ポートの種類も豊富なので幅広い家電製品に使うことも可能です。

折りたたみ式で持ち運びしやすいソーラーパネルなので、長期間のキャンプ泊/車中泊にも安心して利用することができるでしょう。

PowerArQ Solar 120Wに関する詳しいレビューはこちらの記事で紹介しています。
PowerArQ Solar 120W実機レビュー!高出力&おしゃれな折りたたみ式ソーラーパネル – Rentio PRESS[レンティオプレス]

パススルー充電にも対応

PowerArq Proのパススルー充電

「PowerArQ Pro」はパススルー充電に対応しておりますので、ポータブル電源本体を充電しながら接続機器へ充給電することができます。

ですが、パススルー充電はバッテリーを劣化させてしまうため、必要性がない限りは利用を控えるべきでしょう。

「PowerArQ Pro」の出力をチェックしてみた

PowerArq Proの出力チェック

残バッテリーが少ないスマホと1,000W以上の消費電力のある家電製品を用いて「PowerArQ Pro」の出力状態を調べてみました。

コーヒーメーカーのような消費電力1,000W未満の家電製品は問題なく使えますので、ここでは省略しております。

※出力結果は機器の充電状況や動作環境によって変動するため、記載の結果はあくまでも弊社で行った時の確認結果となりますことを予めご了承ください。

USB-Aの出力計測

急速充電規格の「Quick Charge」は後方互換がありますので、残バッテリー20%以下のAndroidスマホ「OPPO Reno3 A」(QC 2.0対応)を用いて2つのUSB-Aの出力を比較しました。

USB種類 消費電力
USB-A(QC 3.0) 約7.0W(5.19V/1.35A前後)
USB-A 約4.9W(5.09V/0.98A前後)

USB-Cの出力計測

残バッテリー10%以下のiPhone 11 Proを用いて、USB-C(PD)とUSB-Aの出力を比較しました。

USB-CにはPD対応のUSB-C to Lightningケーブル、USB-Aには純正のLightningケーブルを使用しています。

USB種類 消費電力
USB-C(PD) 約13.7W(9.04V/1.51A前後)
USB-A 約9.2W(5.06V/1.82A前後)

セラミックヒーター

消費電力1,200W(AC100V 50-60Hz)の小型セラミックヒーターも動作することを確認できました。

最高1,473Wまで上がりましたが、その後も出力が落ちることなく1,200W前後で安定した動作を確認しています。

注意点
製品によって多少の誤差はありますが、「PowerArQ Pro」は1,200Wを超えたAC出力が30秒以上続くと出力が自動停止するよう設計されています。今回は問題なく動作しましたが、だからといって1,200W以上の家電製品を使えることを推奨するわけではありません。

消費電力1,200Wの家電製品を2つ同時に使用した場合

セラミックヒーターを使いながら消費電力1,200Wのヘアドライヤーを使うと2つの挙動を確認することができました。

1つは先の注意点でも挙げた自動停止、もう1つは出力抑制によって2つ同時に使える状態にすることです。

どちらにせよ不安定な挙動であることに変わりはありませんので、1,000Wを超える家電製品の利用や複数製品の同時利用は避けるように注意しましょう。

AC出力の動作音

PowerArq ProのAC出力時の動作音

「PowerArQ Pro」のAC出力を使うとファンが稼働しますが、騒音計で調べたところ60dB程度であることが分かりました。イメージとしては洗濯機や掃除機の動作音くらいになります。

他社の同容量程度のポータブル電源だと65〜70dBという製品もありましたので、それらと比べると「PowerArQ Pro」は静かなポータブル電源だと思います。

おしゃれで汎用性の高い超大容量ポータブル電源

PowerArq Proの実機レビュー

「PowerArQ Pro」の魅力は高出力で大容量バッテリーを搭載していながら、見た目のデザインにもこだわっていることです。

ポータブル電源として利用するだけでなく、キャンプを彩るおしゃれアイテムとしても使えることから非常に汎用性の高い製品だと思います。

PowerArQ Solar 120Wも高スペックながらデザインもスタイリッシュなので、ぜひ合わせて利用することをおすすめします。

ポータブル電源はレンタルできる

キャンプ、車中泊、アウトドア、イベントに短期間だけでもポータブル電源を使うならレンタルもおすすめです。

家電レンタルのRentio(レンティオ)では、3泊4日からポータブル電源やモバイルバッテリーのレンタルが可能です。

借りた製品が気に入った場合「そのまま購入」することもできますので、まずはお試しでレンタルするのもおすすめです。

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