PicoCube(ピコキューブ) H300 使用レビュー!家でも旅先でも使える多機能モバイルプロジェクター
更新日2023/09/21
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お家でも旅行先でも気軽に大画面映像を楽しめる小型・軽量のモバイルプロジェクター。
なかでも超小型モバイルプロジェクターシリーズとして有名なのが、Felicrossの「PicoCube(ピコキューブ)」シリーズです。
今回は、ピコキューブシリーズの高機能モデル「PicoCube H300」を実際に使ってレビューします。
シリーズ他機種との違いも比較しますので、モバイルプロジェクター選びの参考にしてみてください。
もくじ
Pico Cube(ピコキューブ) H300の特長
Felicross「PicoCube H300」は、約500gのコンパクトな本体・300ANSIルーメンの明るさ・5Wのステレオスピーカー・AndroidOS搭載・バッテリーで最大2時間稼働など、家でも旅行先でも使いやすい機能が満載のモバイルプロジェクターです。
今回Felicross PicoCube H300をレンタルして試すことができたので、実際に使ってレビューしていきます。
同梱品一覧
- プロジェクター本体
- 充電ケーブル
- HDMIケーブル
- リモコン
- 取扱説明書
コンパクトボディで持ち運びに便利
なんといってもPicoCubeシリーズの魅力といえば、小型軽量のボディ。
PicoCube H300も約500gと軽く、手のひらサイズの箱型で持ち運びに便利なコンパクトサイズとなっています。
自宅での保管にも場所を取りませんし、旅行先に持っていくときも荷物になりません。
自動台形補正でセッティングもかんたんですし、バッテリー搭載で電源も不要なので、どんな場所にも連れていって気軽に使えますね。
300ANSIルーメンで最大200インチまで投影可能
PicoCube H300の明るさは、このサイズのモバイルプロジェクターとしては明るめの300ANSIルーメン。
小さな画面だったら昼間でも楽しめる明るさで、照明を暗くすれば最大200インチの大画面投影も可能です。
スピーカーを標準搭載
PicoCube H300の側面には、8Ω / 5Wのステレオスピーカーを内蔵。わざわざスピーカーを用意しなくても本体のみで気軽に動画を楽しめます。
もちろん、音響にこだわりたい方はBluetoothやイヤホンジャックなどで外部スピーカーやヘッドフォンと接続して使うことも可能です。
Android OS搭載で単体で動画再生可能
PicoCube H300はAndroid OSを搭載しているので、プロジェクター単体でWi-Fiに接続して動画再生アプリなどを使うことができます。
お家のWi-Fiに接続しておけば、YouTube・Netflix・Hulu・Amazon Prime Videoといった動画配信サービスや様々なアプリをインストールして楽しむことができます。
様々な接続方法にも対応
機器を使って再生する場合も、様々な接続方法を選ぶことができます。
接続ポートはHDMI・USB-A×2を搭載しているので、PC・スマホ・ゲーム機器などと各種ケーブルをつないでの再生が可能。
その他にも、Wi-Fiでスマホとのワイヤレスミラーリングをしたり、MicroSDから直接再生したり、本体の16GB内蔵ストレージにファイルを保存しておいて再生したりもできます。
Felicross PicoCube H300を使って投影してみた
PicoCube H300の特徴をおさえたところで、実際に投影していきたいと思います。
初期設定と使い方
さっそくPicoCube H300を使う準備をしていきましょう。
まずは電源ケーブルを、本体と電源につなぎます。
本体背面もしくはリモコンの電源ボタンを長押しで起動。
ホーム画面が表示されたら、「Settings」ボタンからWi-Fiや明るさなどの各種設定をしていきます。
ピント合わせは手動になるので、側面の焦点リングを回してちょうどいいところに合わせましょう。
「Apps」ボタンを押すとすべてのアプリが表示され、Google Playから自分に必要なアプリをインストールすることもできます。
リモコンの反応はホーム画面ではサクサクですが、アプリ内ではワンテンポ遅れる感じ。
アプリによってはリモコンだと画面遷移できないケースがあるので、マウスを用意しての操作が必須となります。
昼、太陽光が差し込む部屋での投影
こちらが、晴れた日の昼間太陽光が若干差し込む部屋で照明を消して投影した様子です。画面サイズはだいたい80インチくらい。
昼間の部屋ということもあり大画面だとコントラストは薄めになっています。
細かい文字は、なんとか読むことはできますがぼやけてしまっています。大画面で投影しようとするとやや物足りない印象です。
壁に近づけて小さめに投影すれば明るくクッキリと見えるので、昼間は小さめの画面で楽しむのがおすすめです。
夜、真っ暗な状態での投影
こちらは夜に部屋を真っ暗にして同じく80インチほどで投影した様子です。
大画面でもくっきりと鮮やかに投影することができていますね。細かな文字も読みやすく映っています。
PicoCube H300で大画面投影するなら夜真っ暗な状態が理想ですね。
PicoCube H300を使ってわかった魅力と注意点
今回PicoCube H300を体験してみて、気軽に持ち運べるモバイルプロジェクターに秘められたポテンシャルの高さを実感しました。
リビングに寝室、旅行先、キャンプでも。ライフスタイルに合わせて様々なシーンで活躍してくれます。
今回実際にPicoCube H300を使ってわかった魅力と気を付けたい注意点についてまとめました。
○ 軽くて小さいので旅行に連れていきやすい
PicoCube H300最大の魅力でもあるコンパクトボディ。その実力を存分に活かすために、今回旅行先に持って行って使用してみました。
旅行カバンに入れてもほとんど場所を取らず、持って行くのにそこまで負担に感じません。ただでさえ荷物が多い旅行では嬉しいポイントですね。
昼に撮影した動画を、さっそく夜ホテルの部屋で投影してみたのですが、思い出をその場で友人と共有できる体験は最高でした。
「お家時間を充実させるもの」というイメージがあったプロジェクターですが、旅先やキャンプでも使えるモバイルプロジェクターはさらに楽しみ方が広がる優れものだと感じました。
○ 画質も十分キレイ
PicoCube H300の解像度は854×480画素とやや低めではあるものの、夜真っ暗な状態にして投影すればハイコントラストでキレイな映像が楽しめました。
大画面でも細かな文字も十分に読めて、画質の粗さが気になることはとくにありませんでした。
美しさや繊細さが魅力の4K映像を楽しみたい場合には少し物足りないかもしれませんが、通常配信されているアニメやTV番組・動画などを見る程度であれば十分な画質だと思います。
○ 電源不要で気軽に使えるのは嬉しい
バッテリー搭載で、電源がない場所でも使えるのは非常に便利でした。
我が家の場合は、寝室で天井投影をしようとした際に電源の場所までコードが届かなかったのですが、延長コードを用意することなくバッテリー駆動で動画を見ることができてありがたかったです。
電源接続なしでも最大2時間程稼働できるので、屋外やキャンプでの投影でも活躍しそうですね。
○ 箱型で天井投影しやすい
PicoCube H300は箱型なので、天井投影の際そのまま床に置いて投影できるのも便利でした。
わざわざ三脚を用意しなくてもいいので、気軽に移動して寝転んで動画を楽しむことができました。
ただし電源コードをつなぐと直置きはできなくなるので、バッテリーを事前に満充電にしておいてバッテリー駆動で投影しましょう。
× 昼間の大画面投影は難しい
300ANSIルーメンという明るさは、モバイルプロジェクターとしては十分な水準ではあるものの、昼間の大画面投影には少し厳しい印象です。
画面を小さくすればそれなりに明るく見ることはできますが、それでもやや淡くうすぼんやりとした映りになってしまいます。
やはりプロジェクターの実力を活かすには、真っ暗にできる環境を整えておくことをおすすめします。
× 内蔵スピーカーの音が物足りない
PicoCube H300は、スピーカー内蔵で単体で映像再生できるのがメリットではあるのですが、少し音の迫力が物足りない感じがしました。
映画やアニメを見ていても、映画館のような迫力のある音響ではなくテレビを見ているようなやや遠い音でした。
大音量にしても音の厚みが感じられないので、物足りないと感じる方は外部スピーカーを別途用意するほうがいいでしょう。
× アプリやミラーリングが不安定なことも
AndroidOS搭載でプロジェクター単体でもアプリが使えるのは便利なのですが、アプリによっては挙動が不安定なこともありました。
リモコンだとうまく操作できなかったり、映像がカクカク動いてしまったり、アプリが何度も落ち続けたり…。アプリを再インストールすると直ったのですが、相性が悪い動画再生アプリを使おうとするとかなり手間がかかるようでした。
また、スマホとのワイヤレスミラーリングについてもフリーズしたりスムーズに接続できなかったり調子が悪いことが度々ありました。
アプリや端末との相性が良ければスムーズに使えると思うので、できればレンタルなどで事前に確認してから購入するのがおすすめです。
× 若干の手間や不便さもある
小型軽量を追求したモバイルプロジェクターということで、機能面では大型のホームプロジェクターに比べると簡素化されています。
例えば、オートフォーカスは毎回手動で調整・投影角度調整用の脚や三脚穴がない・アプリ操作ではマウスが必須・充電がDC入力のためモバイルバッテリーでの充電ができないなど、不便さを感じる場面もありました。
とはいえ、携帯性の高さはかなりのメリット。多少の手間は許容できる範囲ではないでしょうか。
Pico Cube「X」「A」「S6」との違い
PicoCubeシリーズには、今回ご紹介した「H300」以外にも「X」「A」「S6」という3種類のラインナップがあります。
H300よりもさらに小さい超小型の立方体ボディが特徴の3モデル。それぞれの違いをこちらの比較一覧表にまとめました。
Pico Cube「X」との違い
Pico Cube「X」は、立方体3種類のなかではもっとも新しいモデル。AndroidOS搭載で比較的機能も充実しています。
サイズ以外のH300との違いは、明るさ・投影画面サイズ・スピーカー性能・接続方法・自動台形補正の有無で、いずれもH300のほうが高機能となっています。
機能重視ならH300・サイズと価格重視ならXがおすすめです。
Pico Cube「A」 との違い
Pico Cube「A」は、「X」の旧モデルで機能もそっくり。「X」からHDMI接続ができなくなっただけで、ほかのスペックはまったく同じとなっています。
よほどの事が無い限り「X」を選ぶことをおすすめしますが、もし価格が相当安ければ選択肢に挙がるかもしれません。
Pico Cube「S6」との違い
Pico Cube「S6」は、シリーズ唯一のAndroid OSを搭載していないプロジェクターです。
「X」「A」の下位モデルという位置づけで、機器との接続方法もかなり限定されています。
「S6」は機能面でかなり劣っているので、購入時の価格が安ければおすすめです。
PicoCube H300を使って色々なシーンで大画面を楽しもう
どこへでも持ち運べるコンパクトなプロジェクターFelicross「PicoCube H300」。
Android OS搭載・300ANSIルーメンの明るさ・スピーカー搭載・バッテリーで2時間稼働など、外出先で使うのに便利な機能が満載です。
リビング、寝室、友人の家、旅行先、キャンプなど、ぜひ色々な場所にPicoCube H300を連れて行って活用してみてはいかがでしょうか。
プロジェクターはレンタルで試せる
プロジェクターは数万円するものなので、なかなか購入に踏み切れない方も多いはず。
そんなときにおすすめなのが、プロジェクターをレンタルして購入前に試す方法です。
家電レンタルのレンティオでは、PicoCube H300をレンタルしてお家の環境で試すことができます。往復送料無料で気軽にレンタルできて、気に入ればそのまま買い取りもOKです。
アプリや機器との相性や画質、スピーカー性能など、気になる部分を事前にチェックしておけば、納得して購入することができますよ。
↓レンタルの詳細や価格はこちらからご覧ください。
[レンタル] Pico Cube H300 モバイルプロジェクター FCPC-HDP300 – Rentio[レンティオ]
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