Panasonicの電気圧力なべ「SR-MP300」使用レビュー!手軽に本格調理ができる一台!
更新日2024/05/22
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時短で簡単、「ほったらかし」で調理ができる電気圧力鍋は、近年注目度が高まっている調理家電。
具材を入れてスイッチを押すだけで、むずかしい火加減の調節も一切不要という点も魅力的ですよね。
数々の電気圧力鍋が発売されていますが、今回ご紹介するのはPanasonicの電気圧力なべ「SR-MP300」。
忙しくても手軽に本格調理ができることで人気を集めている「SR-MP300」を実際に使用し、特徴や使い方を詳しくレビューしていきます!
もくじ
電気圧力なべ「SR-MP300」の特徴
Panasonicは1977年から40年以上の長きにわたって電気圧力鍋を製造発売しており、「SR-MP300」は2019年にリニューアルされたモデルです。
「圧力調理」以外にも、「煮込み」「無水調理」「低温調理」「自動調理」といったコースがあり、多様な調理に対応しています。
圧力調理で時短&手軽な本格調理
「SR-MP300」ではボタン一つで圧力調理が可能。
圧力をかけることで鍋内の温度が上がるため高温調理が実現し、時間のかかる煮込み料理も、通常の半分以下の時間で調理が可能になります。
しかも食材をセットしたら、あとはほったらかし!むずかしい火加減の調節もおまかせなので簡単です。
栄養逃さずおいしさアップのヘルシー料理コース
素材の水分を活かした「無水調理」や、野菜や素材を丸ごと味わえる「ヘルシースープ」コースが搭載されています。
長時間の加熱に弱い栄養素も、短時間の圧力調理なら逃さずまるごと調理可能なので、食材のうまみをしっかり活かしつつ、栄養素を逃さないヘルシーな料理がつくれます。
キッチンに馴染むコンパクトサイズ
満水容量3Lで、カレーなら4~5人分つくれる大容量。
それでありながら、ボディはシンプルなのでコンパクトで収納もしやすいサイズです。
3合炊き炊飯器と比較するとサイズ感はこんな感じです。
ボディに重厚感があるように見えますが、重さは約3.6kgで、女性でも持ち運びや移動がしやすいと感じました。
製品スペック
詳細なスペック一覧は以下の通りです。
製品項目 | スペック詳細 |
---|---|
タイプ | マイコンあり |
満水容量 | 3.0L |
調理容量 | 2.0L |
寸法:幅×奥行×高さ | 約29.2×27.8×27.0cm |
質量 | 約3.6kg |
圧力 | 70kPaゲージ圧(約115℃) |
消費電力 | 約700W |
開封&外観レビュー
ここまで、電気圧力なべ「SR-MP300」の特徴を紹介してきました。
料理に失敗したくないという初心者さんにはもちろん、多様な調理コースで本格的な料理を楽しみたいという方にもぴったり!
そんな魅力たっぷりの「SR-MP300」を、さっそくレンタルして使用してみました。
まずはセット内容&本体外観からご紹介します。
セット内容
本体・計量カップ・露受け・蒸し蓋・おたま・取扱説明書・レシピブックが付属しています。
露受けは本体裏に装着部分があり、そちらに付けて使用します。
レシピブックには、80種ものおいしそうなレシピが写真付きで掲載されており、どれから作るか迷ってしまいます…!
正面
本体を正面から見た様子です。
シルバーとブラックの落ち着いた見た目ですが、丸みのあるボディにどこか温かみも感じます。
このようにディスプレイとボタンが配置されています。
背面
こちらは本体背面。
調理コースなどが記載されたシールが貼ってあり、モードの確認などができます。
電源コードは取り外しができないタイプで、長さは約1.0mほどでした。
コンセントを入れると、自動で電源がONになるしくみです。
天面
天面には、おもりと圧力表示ピンが付いています。
おもりはつまみの形になっており、これを動かすと「密閉」「排気」に切り替えられ、調理時に使い分けが可能となります。
圧力表示ピンは、通常左のように下がった状態ですが、加圧中は右のように上がった状態になります。
おもりは取り外しも可能です。
蓋の開け方
蓋の取っ手を掴みスライドさせ、「ひらく」の方を本体の▲しるしに合わせると蓋が開きます。
蓋は完全にはずせるようになっています。
蓋裏面もこのようにシンプルで、パッキンと、調理物がノズルにつまるのを防ぐノズルキャップが付いています。
この2つは、このように取り外しが可能です。
内部
内なべには、食材がこびりつきにくいようフッ素加工が施されており、調理時の目安になるめもりも印字されています。
一見炊飯器の内釜に似ていますが、比較すると薄く、軽い素材でできていると感じました。
さらになべを取ると、中はこのようになっています。
電気圧力なべ「SR-MP300」の使い方
電気圧力なべ「SR-MP300」には様々なコースがありますが、基本的に電源を入れ、先ほど紹介した天面のおもり・内蓋のパッキン・ノズルキャップを装着すれば、事前準備は完了です。
ここからは実際に料理をつくりながら、圧力調理・煮込み調理・自動調理の使い方を紹介していきます。
圧力調理
まずは王道の圧力調理モードで、「鶏手羽肉と大根の煮込み」を作っていきます。
付属品のレシピブックを使いながら挑戦しました!
具材をなべに入れセットする
まず鶏手羽肉、大根、しょうが、調味料をすべてなべに入れます。
蓋を閉めおもりを確認する
蓋を閉め、おもりを「密閉」に合わせます。
使用中は熱い蒸気や調理物が噴き出す恐れがあるので、調理が完了するまで触れないようにしましょう。
ボタン操作で設定し調理スタート
右上「圧力調理」ボタンを押し、下段の「10分」または「1分」のボタンを押して加圧時間を1~60分の間で設定します。
今回は、レシピブックに従って15分に設定しました。
ここまで設定したら、右上の「調理スタート」ボタンを押すと、調理がスタートされます!
ほったらかしで完了を待つ
スタートを押してすぐに加圧が始まるのではなく、圧力を上げる(10~20分)→加圧(設定時間)→蒸らし(10~40分)という流れで調理が進みます。
加圧が完了するとブザーが鳴り、このようにパネルに「完了」の文字が表示されます。
完了と出ているので一見これで出来上がりのようですが、ここから蒸らしの工程に入るので、圧力表示ピンが下がるまで蓋を開けてしまわないように気を付けましょう。
(メニューによりますが、10~40分で蒸らしが完了となります。)
蒸らしが完了すると、このように蓋の圧力表示ピンが下がります。
これで、調理完了です!
おもりを外し蓋を開ける
圧力料理が完了したので蓋をあけてみると…!
こんな感じです!
ほどよく色づいていて大根にも透明感が感じられます。
煮込み調理
今回作った「鶏手羽肉と大根の煮込み」は、更にここから仕上げに煮込み調理が必要になるので、煮込みを行っていきます。
蓋を開けたまま煮込みを開始
煮込みコースの場合、圧力調理と異なり蓋を開けたままボタンを押し調理を開始します。
「手動調理」ボタンを押し「煮込み」にセットし、先ほど同様時間を設定します。
今回はレシピブック通り「5分」に設定し、「調理スタート」を押します。
すると…!
このように、煮汁がぐつぐつと煮立ってきます!!
しばらく経つと…
最初のよりも、つやや照りが出てきているのが伝わりますでしょうか…!
鶏の脂も全体にまわり、なんだかおいしそうになってきました!
通常の火を使う調理でも最後に煮詰めを行うことがありますが、この工程もそれに近いものです。
蓋を開けており調味料を足すことも可能なので、ここで味の調整をしながら仕上げをします。
盛り付け
煮込みが完了したら、お皿に盛りつけて完成です。
固くなりがちな鶏肉ですが、このように箸でかんたんにほぐれるほど柔らかくなっていました!
大根も一般的に火が通りにくい食材ですが、味がしっかり染みていて柔らかく仕上がりました。
レシピブック通りに調味料を入れただけであとはほぼおまかせでしたが、味もとてもおいしかったです!
自動調理
続いては自動調理をご紹介します。
通常は先ほどのようにつくる料理ごとに時間設定を行いますが、「自動調理」では、材料を入れてコースを選ぶだけで自動で時間設定や調理を行ってくれます。
自動調理にはカレー・肉じゃが・角煮・ヘルシースープ・玄米・黒豆・甘酒の7コースありますが、今回は家庭料理の代表「肉じゃが」をつくってみました!
材料を入れ調理スタートする
最初の準備は先ほどの圧力調理と同じで、材料と調味料をすべてなべに入れ、セットします。
落し蓋が必要なレシピだったので、今回はクッキングペーパーで落し蓋をしました。
蓋を閉めたら、ボタンの「自動調理」を押し、コースを選びます。
肉じゃがは「コース2」なので、「2」に合わせ「調理スタート」を押すだけ。
おもりを外し蓋を開ける
圧力表示ピンが下がったら調理完了なので、蓋を開け、落し蓋を取ります。
完成した肉じゃががこちら!
鍋で作ると煮崩れがちなじゃがいもですが、かたちがしっかりと残っています。
玉ねぎも透明に透き通り、お肉の脂もほどよく全体に絡んでいるのがわかります。
盛り付け
盛り付けて完成です。
気になるじゃがいもへの火の通りですが、煮崩れていないのにほくほく、箸がスッと通る丁度いい柔らかさ…!
にんじんも玉ねぎも柔らかく、お肉もジューシーで、味もとてもおいしかったです。
その他にも、豚の角煮や定番のカレー、ヘルシースープモードでミネストローネも作ってみました。
どれもおいしく仕上がりましたが、個人で気にはミネストローネがお気に入りメニューになりました。
トマト缶を使わず生のトマトで作るシンプルなレシピでしたが、野菜の水分や栄養素を逃さない圧力なべ調理だからこその凝縮されたうまみに感動しました…!
電気圧力なべ「SR-MP300」の注意点やデメリット
味、機能ともに大満足の電気圧力なべ「SR-MP300」でしたが、実際に使用してみて、イメージと違った点や人によってはデメリットに感じてしまうかなという点もありましたので、そちらを紹介していきます。
トータルの調理時間は意外とかかる
圧力なべというと、時短で手早く調理が可能というイメージがありますが、実際には、加圧以外にも圧力を上げる時間や蒸らし時間を要します。
この時間を含めると、先ほどの肉じゃがやカレーでも、完成までおおよそ1時間くらいかかりました。
そのため、忙しい時間や、夜遅く帰宅してパパっと何か作りたい、というニーズには適さないかなと感じました。
ただ、材料を入れてボタンを押せばその後は基本ほったらかしでOKなので、その間にその場を離れて他のことをできるという意味では、確実に時間の有効活用になります!
また、角煮など通常の鍋だと時間のかかる料理の場合は、電気圧力なべの方が調理時間短縮になる場合もあります。
そのため、料理を作るシチュエーションやメニューにより通常の鍋と使い分けるといったかたちも良さそうです。
パネルに料理名が出ない
電気圧力なべの中には、パネルにメニュー名が表記されるものもありますが、「SR-MP300」の場合、基本的に数字のみの表記となります。
自動調理コースを使用する際も、カレーは1番・肉じゃがは2番など番号で設定を行うため、番号の確認をしなければならないのが少しわかりづらく感じました。
ただ、背面のシールにも記載がありすぐ確認ができますし、使用するうちにだんだんと覚えてくるかと思うので、使い慣れてしまえば問題ないかなと思います。
パッキンや内なべにニオイがつきやすい
こちらは電気圧力なべ全般に言えることかもしれませんが、手入れを行っていてもパーツににおいがついてしまいます。
特に、蓋の内側につけるパッキンのにおい付着が気になりました。
説明書によると、パッキンは取り外したあとお湯につけてから洗うと良いとのこと。
少しでもにおいを防ぐために日々のお手入れを丁寧に行い、調理後本体が冷めてからなるべくすぐに洗うようにしましょう。
また、パッキンはPanasonic storeなどから単体で追加購入が可能なので、どうしてもにおいの付着が気になる場合や破損してしまった場合などは交換も可能なので安心です。
お手入れ関連でいうと、本体は内なべ以外取り外しができないため、上の写真のようなすき間に汚れが付着してしまった場合は、固くしぼった布を溝に入れ込んで拭き取るかたちになります。
狭いすき間なので、汁がこぼれてしまったときなどはふき取りが少し大変に感じることもありました。
使ってわかった電気圧力なべ「SR-MP300」の魅力
以上、気になる点を紹介していきましたが、通常の電気圧力なべに共通して言えることも多いので仕方ない部分かなとも思います。
ここからは、デメリットを上回る、電気圧力なべ「SR-MP300」の魅力を紹介していきます!
ほったらかしで本格的な味が叶う
やはり何と言っても、材料を入れてスイッチを押すだけで調理ができるというのは最大の魅力だと感じました。
ずっと鍋に張り付いている必要がないので、調理中他の家事をしたり、テレビを見たりと好きなことをできるのは電気圧力なべならではですね。
コース限定で予約調理もできる
自動調理の「カレー」「肉じゃが」「角煮」「ヘルシースープ」「玄米」コースを使えば予約も可能なので、ライフスタイルに合わせて朝セットして出かけ、帰宅したら完成しているという状態にすることも可能です。
最大12時間後まで設定可能で、予約調理完了後は自動で最大24時間まで保温してくれるので、作った料理がいたんでしまうこともなく安心ですね。
煮込み機能で味の調整も可能
メニューによっては、ほったらかしOKの加圧調理に加えて、「煮込み」が必要になるものもあります。
その際は蓋をあけ、かき混ぜたりする必要があるため、完全にほったらかしで完成させたいという人には一見デメリットに感じるかもしれませんが、実はこの工程で調味料を足すなど味の調整が可能になります。
煮込み機能がない電気圧力なべの場合、完成するまで蓋を開けることが出来ず、通常途中で味の確認や調整はできません。
だからこそ、煮込み機能がある「SR-MP300」なら、自分好みの味にして調理を楽しむこともできると感じました。
コンパクトで扱いやすい
電気圧力なべ「SR-MP300」は満水容量3Lで、カレーなら4~5人分つくれる大容量でありながら、その容量のわりにコンパクトだと感じました。
3合炊き炊飯器より少し背が大きいくらいなので、キッチンでも比較的置き場に困りません。
ただ電源コードの長さが1mほどでそこまで長いわけではないので、電源の場所の確認は行うようにしましょう。
稼働音はほとんど気にならない
電気圧力なべでは、加圧や減圧の際に本体上部の蒸気口から蒸気が噴出します。
その際、シューシューという音がしますが、個人的には炊飯器でご飯を炊いている時より少し大きいかなという印象で、ほとんど気になるような大きさではないと感じました。
ただ、蒸気が噴出す際の蒸気口は高温になりますので、やけどやけがを防ぐため、調理中は触れないようにするなど使い方はしっかり守るようにしましょう。
電気圧力なべの活用レシピも豊富
SR-MP300は自動調理メニューが7つと少ないので「もしかしたらネタ切れしちゃうかも…?」と思っていましたが、公式レシピも充実しているので意外と献立選びに悩むことはありませんでした。
さらに、Panasonicの公式コミュニティサービス「EATPICK」には、電気圧力なべ「SR-MP300」を使った公式サイトにないレシピも多数掲載されています。
「EATPICK」はレシピ検索以外にも、食に関する情報をシェアしあったり、SNSのようにハッシュタグで料理を検索したり、食に関する好みや悩みを共有し話し合ったりもできる気軽なコミュニティサイトです。
「今日はどんな料理をつくろうかな?」とワクワクしながら他の人の料理を見たり、「簡単に済ませたいな…」と思う日は時短レシピを探したり、毎日の気分に合わせて「ちょうどいい食」を見つけることができるので、ぜひ覗いてみてください!
電気圧力なべ「SR-MP300」は毎日の食卓の頼もしい味方!
電気圧力なべ「SR-MP300」を実際に使ってみて、そのカンタンさと仕上がりの美味しさにとても魅力を感じました。
料理に失敗したくないという初心者さんにはもちろん、多様な調理コースで本格的な料理を楽しみたいという方にもおすすめできる1台で、毎日の食卓の頼もしい味方になりそうです。
とはいえ実際購入するとなると、機能や味、調理時間など、自身のライフスタイルに合うか気になる部分はたくさんありますよね…。
すぐに購入に踏み切れないという方は、まず一度レンタルで試してみるのもおすすめです!
家電レンタルサービスレンティオでは、電気圧力なべ「SR-MP300」をお得にレンタルできます。
購入前のお試しに、気軽にレンタルしてみてはいかがでしょうか?
電気圧力鍋・自動調理鍋のレンタル・サブスク – Rentio[レンティオ]
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