BenQ(ベンキュー)のHT3550iを実機レビュー!4K UHDで鑑賞するムービーモードが魅力のホームプロジェクター
更新日2023/10/31
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外出することがめっきり減ってしまい、大好きな映画館にも足を運ぶことが0になってしまいました。本当は「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」や「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」など映画館で見たかった作品がたくさんあったのですが、当分は自宅で鑑賞することに留まりそうです。
ですが、自宅のリビングだとなかなか映画館のような雰囲気を味わうことはできません。そんな折に貸していただいたのが、BenQ(ベンキュー)のHT3550iというホームプロジェクター。
テレビを「HT3550i」に変えて映画鑑賞をした結果と、製品特徴や実機レビューと合わせて紹介したいと思います。
もくじ
BenQ HT3550iの特長
BenQのホームプロジェクター「HT3550i」は、4K UHDの高解像度で出力できることも特長ですが、それよりも映画館で映し出される映像のような色彩表現に強みがあります。
記事後半で実際に使ったシーンを写真等でまとめていますが、実際の映像美を感じるなら自宅で使っていただくことが一番です。
BenQ HT3550iはレンタルできますので、気になる方は一度試して欲しい製品です。
- 4K UHD(3840×2160)の高解像度映像を楽しめる(色再現性は約10億7000万色)
- 最大200インチ(アスペクト比 16:9)の大画面投写が可能
- HDR10/HLG/24fpsと映画鑑賞に最適な映像表現
- 複数のインターフェイス搭載し、幅広い用途に利用可能
- Android TVを搭載、YoutubeやAmazon Prime Videoも気軽に楽しめる
- 自動の台形補正搭載で設定も楽
- VGP2021の金賞受賞
[レンタル] BenQ HT3550i HDRプレミアムホームシアタープロジェクター 4K・Android – Rentio[レンティオ]
製品スペック一覧表
項目 | スペック詳細 |
---|---|
解像度 | 4K UHD (3840 × 2160) |
輝度 | 2000 ANSIルーメン |
コントラスト比 | 30,000:1 |
色再現性 | 約10億7000万色 |
アスペクト比 | 16:9 |
投影サイズ | 40〜200インチ |
スピーカー | 5W×2 |
インターフェイス | ・HDMI×2(HDCP2.2対応) ・USB-A×2 – USB 2.0×1(給電用) – USB 3.0×1(USBリーダー用) ・Micro USB×1(サービス用) ・3.5mmオーディオジャック×1 ・赤外線受信部×2 ・セキュリティバー |
電源 | AC100V-240V(50/60Hz) |
ランプ寿命 | 標準:最大4,000時間 エコノミー:最大10,000時間 スマートエコ:最大15,000時間 |
サイズ (幅×奥行き×高さ) |
約380mm×263mm×127mm |
重さ | 約4.2kg |
Amazon税込価格 (2021年4月20日現在) |
201,817円 |
BenQ HT3550iの実機レビュー
実際に「BenQ HT3550i」を手に取り、外観やセット内容、初回のセットアップ方法などを紹介します。
セット内容
「BenQ HT3550i」に付属するセット内容は以下のとおりです。
- プロジェクター本体
- プロジェクターリモコン
- Android TV用リモコン
- 3mの電源コード
- Android TVのワイヤレスドングル
- 単4電池×2
- クイックスタートガイド
- 説明書
サイズ感
「BenQ HT3550i」の大きさは約380mm×263mm×127mm(幅×奥行き×高さ)となりますが、MacBook Airの13インチと横に並べてみるとこのようなサイズ感となります。
購入を検討する際は、電源の位置と十分な設置スペース(天井吊り下げも可能)、それから約4.2kgの耐荷重に対応するものを用意しておきましょう。
多彩なインターフェース
搭載されるインターフェースはHDMI・USB-A・Micro USB・3.5mmのオーディオジャックと複数種あります。
特にUSB-Aは3.0に対応しており高速データ転送が可能なので、資料・写真・映像を予め取り込んだUSBメモリがあればオフラインでも楽しむことができます。
NetflixはAmazon Fire Stickで利用可能
「BenQ HT3550i」はNetflix非対応のプロジェクターです。Google PlayアプリをインストールしてもNetflixはダウンロードすることができません。
ただし「Amazon Fire Stick」をお持ちの方であれば、HDMIインターフェースに差し込むだけでNetflixも楽しむことができます。その際はプロジェクターに近い位置に「Amazon Fire Stick」の電源を用意することが必要になるので、モバイルバッテリー等を用意すると設置場所に困ることはないでしょう。
またはChromeブラウザーを活用したミラーリングも可能なので、Amazon Fire Stickを持っていない人でもミラーリングによる視聴も可能です。
角度調整
「BenQ HT3550i」の裏側には高さ調節ができる脚が3つ付いていますので、前方の脚を高くすることで角度を付けることが可能です。
台形補正は垂直方向を自動調整
角度を付けても垂直方向ならば台形補正が自動で効きますので、設置場所と投写位置にある程度の落差があってもちゃんと平面に映ります。
操作性
本体上面の操作ボタンの他にプロジェクター用リモコン(写真右)とAndroid TV用のリモコン(写真左)も付きますので、離れた位置からでも手軽に設定変更ができます。
プロジェクター自体の設定変更は、当然プロジェクター用リモコンのほうが直感的に使えるものの、Android TV用のリモコンでもプロジェクター設定はできるため、慣れてくればAndroid TV用のリモコン1つで事足ります。
プロジェクター用リモコンにはLEDライトがついており、暗室の映画鑑賞や音量調整の際に使い分けも可能です。
ワイヤレスドングルの初期設定
なお、「BenQ HT3550i」を使うには最初にAndroid TVのワイヤレスドングルを設置しなければいけないので、プラスドライバーを忘れずに用意しておきましょう。
BenQ HT3550iで映画鑑賞した感想
Amazon Prime Videoにも4K作品が続々と追加されているので、「BenQ HT3550i」で様々な映像作品を楽しんでみました。
シネマモードすごい
Dシネマモードで鑑賞したのですが、非常に鮮明な映りに感動しました。今回は小さな凸凹のある壁紙に直接投写したわけですが、プロジェクター用のスクリーンを持っていない方でも4Kの迫力感は十分に体験できます。
地上波の4K放送が一般的でないことから自宅ではFHDのテレビを導入しているわけですが、やはり4K解像度は段違いにレベルが違いました。
加えてテレビよりも大画面で鑑賞できることが、その映像体験に対する感動をより一層高めてくれます。
映像はSharkwater Extinction/Amazon Prime Videoより
スピーカーのおかげで動作音は気にならない
「BenQ HT3550i」の電源を入れるとファンの動作音が鳴り続けるので、試しに騒音計で調べてみるとと55dB前後ありました。
当初はその雑音が映像の邪魔にならないか心配だったのですが、「BenQ HT3550i」には「CinemaMaster Audio+ 2」の5W出力ステレオスピーカーが2基(合計10W)が搭載されているおかげもあって音質が良く、音量を最小にしてもファンの動作音は全く気にならないレベルでした。
映像美と良質なサウンドで、可能な限り映画館のような空間演出に近づけてくれる製品です。
日中もギリいけそう
写真は、左から日中の投写(カーテン全開)・日中の投写(遮光カーテン)・夜中の投写となります。(部屋の環境は南向き14時頃の西日、快晴時)
「BenQ HT3550i」の輝度は2,000 ANSIルーメンなので、正直日中の利用は厳しいかもしれませんが、遮光カーテンをかければコントラストがはっきりするのでギリギリ楽しめる感じでした。
本体側面から出る熱風が出る
使っていて気になったのは、本体側面(正面向かって左側)の通気口から思ったよりも熱い風が出ることです。
一応本体に注意書きのようなアイコンの記載はありますが、成人の肌で熱いと感じるくらいなので、横にモノを置いたり、子どもがいるときは気をつけたほうが良いでしょう。
起動時間、終了時間が長い
「BenQ HT3550i」に限った話ではないかもしれませんが、起動時間とシャットダウン時間はともに1分以上かかります。
テレビのようにパッとつけて楽しむ、ことはできませんので、起動時間中にポップコーンや飲み物を用意するなどして時間を有効活用してください。
リビングをホームシアターに
嬉しいことにAmazon Prime VideoやNetflixなどの動画配信サービスで4K/HDR作品が続々と増えているので、そのような映像作品を思う存分楽しみたい方に「BenQ HT3550i」はぴったりのホームプロジェクターです。
使った限りスピーカーの音質も悪くありませんので、「BenQ HT3550i」が一台あれば、リビングを手軽にホームシアタールームへ変えることができるでしょう。
今後BT2020/2100のハイダイナミックレンジの4K作品や8K作品がますます増えてくると思いますので、そんな映像美を楽しむパートナーとして、「BenQ HT3550i」を検討するのもありかもしれません。
※情報提供 / ベンキュージャパン株式会社
プロジェクターはまずお試しレンタルを
実際の設置場所や配線、画質や音質を調べるには自宅で試すのが一番です。もしプロジェクターの購入を検討しているなら、まずは購入前にお試し利用をしてみてはいかがでしょうか?
家電レンタルサービスの「Rentio(レンティオ)」では最短3泊4日〜から様々なプロジェクターのレンタルを提供しています。
製品を気に入ればそのまま購入することも可能なので、購入前のお試し利用を活用しましょう。
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