東芝の真空圧力IH炊飯器RC10-ZWPで実食レビュー!かまど名人の炊きあがりに垣間見た甘さの向こう側
更新日2022/02/14
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「おいしいお米を食べたい。」
その願いを叶えるため私は、インターネットの海へと旅に出た。家のベットで寝ころびながら。
北海道から上京してきてはや7年。
最初の引っ越しで購入した1万円ちょっとの炊飯器を未だに使い続けている僕ですが、せっかく地元北海道の農家から新米の”ゆめぴりか”を送ってもらったので、どうせなら炊飯器もこだわって極上の白米を炊いてみようではないか!
そこで、手にとってみたのが東芝の真空圧力IHジャー炊飯器「RC-10ZWP」です。最新の炊飯器はどのような特長を持っているのか、安い炊飯器と何が違うのか検証レビューを紹介したいと思います。
もくじ
東芝 RC-10ZWPの特長
「RC-10ZWP」は備長炭かまど本羽釜を採用した、東芝の最高級モデルの真空圧力IHジャー炊飯器です。
かまど本来の大火力と絶妙な火加減を実現する独自技術「炎匠炊き(ほのお たくみだき)」が搭載され、短時間で一粒一粒ふっくらと粒が立つ甘みのあるご飯を炊き上げます。
- 東芝 最高級モデルの真空圧力IH炊飯ジャー
- 業界トップクラスの大火力
- 操作も簡単な大型液晶タッチパネルを搭載
- 拭くだけ簡単手入れのクリーンフレーム
- 内釜は新潟県産の本羽釜
- 丈夫なフッ素加工で内釜での洗米もOK
- 白米40時間と長い保温時間
- 複数の炊き分けコースを搭載
製品スペック一覧表
項目 | スペック詳細 |
---|---|
最大炊飯量 | 約5.5合 |
炊飯方式 | 真空圧力IH |
保温時間 | 真空保温 白米40時間 |
炊飯メニュー | ・「かまど名人」炊き分け:11通り ・「甘み炊き」炊き分け:3通り ・ねらいだき 炊き分け:3通り(30分~60分 /5分単位) ・そくうま(早炊き) ・エコ炊飯 ・おかゆ/炊込み/少量/お弁当 ・玄米/麦ご飯/雑穀米 |
内釜 | かまど本羽釜 外面:備長炭入り遠赤外線コート 内面:ダイヤモンドチタンコート |
カラーバリエーション | グランホワイト グランブラック |
サイズ (幅×奥行き×高さ) |
約245mm328mm×228mm ※ふた開時の高さ:458mm |
重さ | 約7.2g |
価格.com税込価格 (2021年5月24日現在) |
78,238円 |
東芝 RC-10ZWPの実機レビュー
7年前の1万円の炊飯器を使っている私が、東芝の最高級モデル(かつ現行最新機種)の炊飯器を使えば、さすがに本物の違いというものがわかるはず!
ということで、早速東芝 RC-10ZWPの実機レビューをしていこうと思います。
まずは化粧箱ですが、最高級モデルというわりにはおとなしめ。真っ先に取扱説明書が見えたので、説明書を確認しながら開封&設置を進めていきます。
大きく見やすい液晶タッチパネル
「RC-10ZWP」には2種類のカラーバリエーションがありますが、今回使用したのはグランブラックなので、黒を基調とした炊飯器です。
天面には大きな液晶タッチパネルとシンプルな5つの操作ボタンがあり、使い勝手や見やすさはとても分かりやすいと感じました。
そして、タッチパネル上にある四角いボックスのようなものが蒸気口。炊飯時はこの部分が釜内部を真空状態に保ち、お米をおいしくふっくら炊き上げるそう。
すげえ!
嬉しい自立しゃもじが付属
「RC-10ZWP」のセット内容は計量カップ・自立式しゃもじ・取扱説明書。
7年前の炊飯器しか知らない僕にとって、しゃもじが自立するだけでも感動。これが最新式&最高級モデルと言われる炊飯器の実力(違
ちなみに、取扱説明書とは別に炊き込みごはんやおかゆなどのレシピ集もついているので、白米以外にも炊飯器を活用したい方はぜひ参考にしてください。
最高級モデルのこだわり 備長炭かまど本羽釜
東芝の炊飯器の中で、唯一「RC-10ZWP」にだけ採用されているのが「備長炭かまど本羽釜」という内釜。
米どころ新潟で製造され、外面には備長炭入り遠赤外線コート、内面にはダイヤモンドチタンコートのコーティングが施されています。
ムラのないふっくらとした炊きあがりになるよう丸底は大きな熱対流が生まれる60度に設計され、釜底には14本の「釜底WAVE」(2021年最新モデルは7〜9本)と徹底したこだわりが垣間見れます。
「RC-10ZWP」を購入すると内釜の5年保証が付きます。保証期間内に内側のフッ素樹脂コーティングがはがれた場合は新品と取り替えてくれます。
内ぶたは丸洗いOK
「RC-10ZWP」のぶたは蒸気口と合わせて丸洗いできるので手入れのしやすさも魅力的。
ただ真ん中下の黒い部分(空気圧調整ボール)部分は少し洗いにくいかもしれません。
サイズ感を比較
7年前の炊飯器(5.5合炊き)とサイズ感はほぼ一緒なので、入れ替えてもスペース的に問題がでることもありませんでした。
ちなみに公式サイズは約245mm328mm×228mm(横幅×奥行き×高さ)で、ふたを開けた時の最高は458mmとなります。
最高級モデルの炊飯ジャーとしては比較的コンパクトのように思いますが、3合炊きの炊飯器から移行する場合はサイズの違いにも注意して置き場所を想定しておきたいところですね!
置き場所のイメージを作りたい方は、お試しレンタルの活用をおすすめします。
[レンタル] 東芝 真空圧力IH 炊飯器 炎匠炊きRC-10ZWP-K [グランブラック] – Rentio[レンティオ]
RC-10ZWPで炊いた炊飯レビュー
北海道直送の”新米ゆめぴりか”を炊くにあたり、「RC-10ZWP」の炊飯メニューを選択します。
炊飯メニューもたくさんあって迷ってしまいましたが、「RC-10ZWP」の実力を信じてかまど名人コース(かたさ:おすすめ、白米コース)で炊き上がる白米を食べてみようと思います!
よろしくかまど名人さん!!!
少年時代、僕はおばあちゃんのお手伝いをしようとお米を研いでいました。おばあちゃんに美味しいご飯をたべさせてあげたい。お米は研げば研ぐほどきれいになるし、美味しくなるんだ。そう思い込んだ僕は、研いでは水を入れ替え、研いでは水を入れ替え、それを何度も何度も繰り返した結果、米は粉々になってしまいました。
最近のお米は昔と違って精米技術が上がっているため、軽く研ぐだけで十分です。「RC-10ZWP」の内釜は直接研いでもOKなので使い勝手も良いですね。
真空αテクノロジー
炊飯はお米のデンプンを糊化(アルファ化)することで美味しい白米に変化するのですが、「RC-10ZWP」は内釜の中を真空にし、その圧力差で吸水→加熱させ、ごはんの甘みをアップさせているようです。
それを「真空αテクノロジー」と呼んでいるようですが、真空圧力IHの醍醐味の1つですね。
圧力炊飯はパワフル
「RC-10ZWP」は真空圧力IH炊飯ジャーですので、炊飯時は「プシュー!・・・プシュー!!・・・」と一定のリズムで蒸気を放出し、釜の中の圧力を調節します。
蒸気口からは湯気がもんもんと立ち上り、釜の中からはゴボゴボ聞こえ、プシュープシューと蒸気も抜けるしで、お米一粒一粒がお祭り騒ぎしているかのような喧騒感があります。
「かまど名人はん、えらい騒がしいやっちゃあなあ(;^ω^)」
感動の炊きあがり。
炊飯を開始してから約40分後、炊きあがった”新米ゆめぴりか”はというと、、、
まぶしっ!!!!!!!
まるで、広大な大地にしんしんと降り積もる根雪のように白く美しい・・・・・。
7年前の炊飯器で炊いたときとは比べるまでもなくテカッテカに輝いているんですよね。
しゃもじで十字を切り、ほぐして少し休ませました。
ほぐした後も一粒一粒がしゃっきり炊きあがってるのが一目瞭然ですよね。
7年前の炊飯器で炊いたときは一粒もお米がつかない神しゃもじ(付属品ではなく自前のもの)なのですが、今回ばかりはお米まみれに。
というのも、「真空αテクノロジー」や「炎匠炊き」の炊飯技術によってほどよく糊化(アルファ化)され、デンプンがいつもの炊飯器よりも多いのでしょうね!
一粒一粒がしゃっきり粒だっているのに、ちょうどよい粘りもあり、今から食すのが楽しみすぎます!
これが最近機種の実力か、、、、と思わずたじろいてしまいました。なんかすごいとか通り越してもはや怖いです。この米。
新米、炊き立て、最新機種の炊飯器
この3つがそろった米をどうやって食べようか悩みました。
焼き魚とかと合わせてやっぱり古き良き日本の定食形式にしようか、、、
おにぎりにして中の具と外のお米のコントラストを一口で楽しむのもいいな、、、
あえて、丼ものにして具とタレの主張を押しのける白米を感じてみるのはどうかな、、、
いざ実食!
気がつけば、炊きたての白米に生卵・醤油・味の素・塩昆布を乗せていました。間違いない組み合わせ。
ご飯を口に運ぶと、米は甘くてしゃっきりし、一粒一粒の粒たちも感じられるほどにしっかり炊き上がっていました!
炊き立てのお米を存分に楽しむため、今回は手の込んだことをせずTKGという方法をとりましたが、炊き加減を固めに調整すれば、カレーやチャーハン、柔らかめでおにぎりや丼ものにも絶対良い。
食卓のシーンにあった最適なお米をいつでも食べられるようになりますね!!!
気が付けばお米たちはいつの間にか無くなっていました。
あれは夢だったのか、はたまた現実か、あの日食べた卵かけご飯はいったいなんだったのか。そもそも食べたのか。気が付いたら無くなっていたような気さえします。
炊きあがりの感想
ゆめぴりかはもともと水分量が多く、目盛りと同じ量のお水で炊くと少しべちゃつくため、本来は気持ち少な目の水分量で炊くのがベストなのですが、今回は水分量を目盛りにきっちり合わせて炊きました。(4合炊きました)
結果は、先ほどの通りです。パスタのアルデンテを彷彿とさせるようなお米の芯をうっすら感じる凛とした食感に加え、お米の粘り・甘み・粒たちのバランスが取れた最高の炊きあがりでした。
お米の品種や産地、新米・古米によって炊きあがりはまた変わってくるのだと思いますが、北海道産の”新米ゆめぴりか”にはかまど名人コースの固さを少し柔らかめにしたほうが、より美味しく炊き上げられる気がします。
お米のポテンシャルを引き出してくれる炊飯器
東芝の真空圧力IH炊飯器「RC10-ZWP」は、”新米ゆめぴりか”に本来備わっているポテンシャルを十分引き出してくれたように思います。
しっかりとした甘み、それからお米一粒一粒がはっきりと、そしてくっきりと炊き上げられていました。
最高級モデルの真空圧力IH炊飯器を使えば、7年前の安い炊飯器とは比べ物にならないくらいの炊きあがりを体験できます。
最後に良かった点、悪かった点をまとめましたので、炊飯器の購入/買い替え時期の方は、類似のお手頃最新機種やお試しレンタルも合わせて検討してみてください。
- おいしいお米を毎日食べられる(大事)
- 炊飯時間が早い(かためなら最短28分)
- お手入れが楽(釜・内ブタ・蒸気口とシンプル)
- 好みの炊き加減を細かく選べる
- 保温時間が最大40時間もある(白米の場合)
- お米の特徴を把握していないと最大限のおいしさを引き出せない
(今回のゆめぴりかだと少し柔らかめの炊飯) - 多機能すぎて使いこなせないかもしれない
- 炊飯時の挙動がパワフルなので気になる人は気になると思う
- 価格が高い
2021年6月に少しお手頃になった最新機種が登場
2021年6月には「RC-10ZWP」よりもお手頃に購入できる新機種「RC-10VXP(約5.5合) / RC-18VXP(約1升)」が発売されましました。
備長炭かまど本羽釜採用した「RC-10ZWP」と比べて、「RC-10VXP / RC-18VXP」は「釜底WAVE」の本数を減らした備長炭釜にスペックダウンすることで価格を抑えつつも「銘柄炊き分けコース」という新たな機能を搭載しています。
機能自体は他メーカーでよく見かけるものなので目新しさはありませんが、いつも決まったお米でなくスーパーの特売等で銘柄がコロコロ変わる方にはぴったりの機能です。
炊飯容量が同じ「RC-10ZWP」と「RC-10VXP」で悩む方は、まず最高級モデルの「RC-10ZWP」をお試しで使った上で、オーバースペックかどうかを見極めてみると良いでしょう。
高級炊飯器はお試しレンタルがおすすめ
「高い買い物だったのにお米の美味しさが期待以下だった」
「購入前に置き場所や使い勝手が合っているか知りたい」
など炊飯器の購入/買い替えは慎重に判断したいところ。
そこで便利なのが炊飯器のお試しレンタルです。
家電レンタルサービスの「Rentio(レンティオ)」では、東芝のRC-10ZWP レンタルをはじめ、他メーカーの高級炊飯器もレンタルできるようラインナップを拡充しています。
レンタル中に気に入ればそのまま購入サービスを利用することもできますので、買う前にまず試してみていかがでしょうか?
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