JAPAN AVE.(ジャパンアベニュー)の車載冷蔵庫JA2800を実機レビュー!使い勝手よし、コスパよし!
更新日2024/11/26
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車中泊やキャンプの人気が高まっている昨今、人気の高いFMトランスミッターを販売するカーエレクトロニクス用品メーカーの「JAPAN AVE.(ジャパンアベニュー)」でも、ここ数年アウトドア利用者へ向けたアイテムが拡充されています。
この記事ではそのアイテムの中の1つ、JAPAN AVE.の車載冷蔵庫「JA2800」の特長と実機レビューを紹介します。
特に夏のシーズンはデイキャンプやBBQに活用の場面は増えると思いますので参考になれば幸いです。
もくじ
JAPAN AVE.の車載冷蔵庫JA2800の特長
JAPAN AVE.の車載冷蔵庫「JA2800」の主な特長をまとめました。特にユニークなのは、スマホでリモート操作を可能にする専用アプリを用意していることです。
また、他社製の車載冷蔵庫で同じ要領サイズと比べると、手頃な価格かつ多機能&スタイリッシュなデザインを有するためコスパの高さを感じられる製品だと思います。
- 電源はDC/ACの2WAY
- コンプレッサー式の冷却システムを搭載
- 最速60分で-25度まで急冷できる
- 消費電力が40Wと省エネ
- +20度〜-25度まで1度単位の温度設定が可能
- 分かりやすいLEDディスプレイが搭載
- 強化ガラスを採用したフラット天板
- スタイリッシュなプロダクトデザイン
- スマホアプリで操作できる
- 容量サイズは18L/22Lの2種類を用意
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製品スペック一覧表
項目 | スペック詳細 |
---|---|
冷却方式 | コンプレッサー式 |
容量 | 18L/22L |
電源 | DC12V DC24V AC100V-240V(50Hz/60Hz) |
設定温度 | -25度〜20度 |
冷却保持時間 (電源オフ時) |
最大6時間 |
消費電力 | 40W |
バッテリー保護機能 | あり |
使用環境 | 16度〜43度 |
付属ケーブル長 | DC:350cm AC:180cm |
サイズ (幅×奥行き×高さ) |
・18L 外形:約620mm×320mm×280mm 内形:約360mm×240mm×198mm ・22L 外形:約620mm×320mm×325mm 内形:約360mm×240mm×248mm |
重さ | ・18L 約10.7kg ・22L 約11.5kg |
公式税込価格 (2021年6月3日現在) |
・18L 23,800円 ・22L 24,800円 |
JAPAN AVE.の車載冷蔵庫JA2800の実機レビュー
スペックや商品ページだけの情報では分かりにくい部分もありますので、JAPAN AVE.の車載冷蔵庫「JA2800」を実際に触りながら使用感等をまとめます。
今回は18Lモデルを使いました。
セット内容
まず、JAPAN AVE.の車載冷蔵庫「JA2800」のセット内容は以下のとおりです。
電源がDC/ACどちらにも対応しておりますので、シガーソケット以外にもポータブル電源や自宅用のサブ冷凍庫としても使用することができます。
- JA2800本体
- 仕切板×2枚
- AC電源ケーブル(110cm)
- DCケーブル(350cm)
- 本体接続ケーブル(70cm)
- 取扱説明書
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十分すぎるコードの長さ
DCケーブルは単体で350cm、ACケーブルは本体接続ケーブルと合わせて180cmの長さがあります。
写真はHONDAのフィットですが、シガーソケットからリアゲートギリギリの場所に車載冷蔵庫を置いても、ケーブルの長さは余裕があります。
付属のケーブルはそれぞれ十分な長さを有するので、場所を制限されにくいのもメリットだと思います。
強化ガラス採用のフラットな天板
JAPAN AVE.の車載冷蔵庫「JA2800」の天板には強化ガラスが採用された天板が使われています。写真のような鏡面反射もあり、デザイン家電のような高級感・おしゃれさを感じられる製品です。
天板がフラットということもあり、車中泊やアウトドア利用でちょっとしたミニテーブル代わりに使えるのも嬉しいポイントです。
強化ガラスは傷がつきにくい素材ではあるものの、指紋の付きやすさは少し気になります。
濡れ布巾等でサッと拭いてしまえばすぐキレイにはなるのでデメリットとは言えませんが、キャンプ泊では映え写真を狙って撮影する方も少なくないと思うので、指紋の付きにくい素材ならもっと満足度は高かったかもしれません。
LEDディスプレイ
JAPAN AVE.の車載冷蔵庫「JA2800」にはLEDディスプレイが搭載されており、以下の状態が表示されます。
それなりに明る句表示されるため暗い社内でもパッと確認できます。
- 現在の庫内温度
- 設定温度
- 単位(摂氏/華氏)
- 動作モード(HHモード/Ecoモード)
スマホアプリとの連携
LEDディスプレイ周辺のボタン操作も可能ですが、専用アプリ「CAFRI」(App Store / Google Play)を使ってリモート操作することもできます。
特にバッテリーモニター安全機能の保護レベルを変更する際は、本体操作よりもスマホアプリのほうが容易に設定できます。
本体とスマホアプリのペアリングも非常に簡単です。①本体に電源を入れたままアプリを開き、②「未接続」をタップして接続するだけです。
接続が済めば、アプリ内でも現在の庫内温度の確認や設定温度の変更など各種設定もできるようになります。
バッテリーモニター安全機能搭載で安心
車内のシガーソケットに繋いで利用する場合、JAPAN AVE.の車載冷蔵庫「JA2800」には過度の放電防止対策としてバッテリーモニター安全機能が搭載されています。
車のエンジンを止めた時に予め設定された電源電圧以下になれば車載冷蔵庫の電源も自動オフになるため、車のバッテリーが上がってしまことがありません。
保護稼働レベルは3段階で設定することができます。
保護稼働レベル | 高 H1 | 中 H2 | 低 H3 | |
---|---|---|---|---|
12V | 電源オフになる電圧 | 10.3V | 10.8V | 11.3V |
再稼働する電圧 | 11.1V | 11.8V | 12.6V | |
24V | 電源オフになる電圧 | 21.5V | 22.3V | 24.3V |
再稼働する電圧 | 22.7V | 23.7V | 25.7V |
サイズ感
18Lモデルの外形サイズは約620mm×320mm×280mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約10.7kgです。同じ容量の他メーカー製品と比べると、サイズ感としては平均的です。
後述しますが、重さはある理由でスペック値よりも重く感じるかもしれません。
庫内のサイズは約360mm×240mm×198mm(幅×奥行き×高さ)となります。
2枚の仕切り板が付属しておりますので、最大3部屋に分けて使うことができます。
シートベルトの固定フックで移動中もOK
冷蔵庫の蓋を開けると、シートベルトで固定できるフック(赤い部分)があります。
傾斜のある道やでこぼこ道など通る際は、座席のシートベルトで固定することで安心して運べます。
加えてJAPAN AVE.の車載冷蔵庫「JA2800」自体も耐震補強されており、最大45度の傾斜までなら倒れる心配もないようです。
JAPAN AVE.の車載冷蔵庫JA2800を使ってみた感想
JAPAN AVE.の車載冷蔵庫「JA2800」を車に積み込み、使ってみた感想や気になった点などを紹介します。
使い勝手は良い製品ですが、事前に容量やサイズ感のチェックをしておかないと実際の利用シーンに合わないこともあるので気をつけましょう。
冷却時間が短い
庫内温度が27度の状態から電源を入れて計測してみたところ、20分かからずに0度になりました。
公式スペックでも“氷点下0℃まではなんとわずか約20分で到達”と記載のあるように、その期待を裏切らない保冷スピードを確認できました。
今回は使用しませんでしたが-25度までの冷却なら最短60分で到達するとのことなので、堤防や岸壁で釣った魚を保冷するのにも役立ちそうです。
操作ボタンの感度がめっちゃ良い
スマホアプリも使いやすいのですが、ボタンの感度が非常に高いので、冷蔵庫本体の操作ボタンも使いやすかったです。
感度が高いと誤タッチを気にする方もいると思いますが、設定変更には①設定ボタンを押す(上下ボタンを長押し)、②設定を変えると2ステップ要するので誤操作の心配もありません。
静音設計で動作音は全く気にならない
パワーモード(高速急冷モード)の使用時に動作音も調べたところ騒音計では55dB前後でした。
55dBは乗用車のエンジンアイドリングや生活音とほぼ変わりませんので、冷蔵庫の動作音が特に目立つということはありません。むしろエンジン音のほうが大きいので、実際に利用している間は無音のように感じます。
スペック上では≦40dB程度の動作音とありますが、外部からエンジン音や生活音が入ってくる場所で計測したことを考えると誤差の範囲と言えるでしょう。
運びにくい
ここからは気になった点を2つ紹介しようと思いますが、まず1点目は取っ手の持ちにくさです。
取っ手の溝が浅く、指の第一関節くらいまでしか入りませんので、本体重量以上の負担を感じました。
もう少し溝が深かったり、肩がけベルトのフックで補助できたりすれば負担軽減にもなり、力の弱い方でも運びやすくなると思います。
2Lペットボトルや500mlペットボトルの積み込みについて
2Lペットボトルや500mlペットボトルを積み込むときは若干工夫が必要になります。
まずどちらも立てて入れることはできません。22Lモデルなら内形サイズの高さが5cm高くなるので、500mlペットボトルならギリギリ入るサイズとなります。
また、2Lペットボトルを入れる際は仕切り版は使えなくなります。(500mlペットボトルは縦でも横でもOK)
そのため、スペック上は350mlの缶ジュース×約27本、500mlペットボトルが約15本収納可能なようですが、500mlと2Lのペットボトルを同時に入れようとすると実際の容量よりも多く入れることが難しく感じました。
何を積み込んで利用するか想定している方は、内形サイズにも注目して選ぶようにしてください。
コスパよし、使い勝手よしの車載冷蔵庫
JAPAN AVE.の車載冷蔵庫「JA2800」は同価格帯・同容量の他製品と比べてもスペックが高く、高コスパな製品だと思います。本文内では言及しませんでしたが、消費電力40Wと省エネ設計になっているのも非常にメリットだと感じます。
アプリ・操作ボタンともに使い勝手も良いので、庫内の深さの課題をクリアできる方にとっては非常に良い車載冷蔵庫です。
BBQ・キャンプ・車中泊利用に検討している方、長距離ドライバーの方はJAPAN AVE.の車載冷蔵庫「JA2800」を検討してみてはいかがでしょうか。
カー用品は試してから購入できる
「自家用車に適合するのか気になる」
「買って後悔して、また買い直すことはもうしたくない」
など、下調べて評判の良いカー用品があったとしても、それが自家用車にフィットするかどうかは分かりません。そんな方にはカー用品のお試しレンタルをおすすめします。
カメラ・家電レンタルサービスの「Rentio(レンティオ)」では、JAPAN AVE.製品のレンタルをはじめ、様々なカー用品のレンタルを提供しています。
レンタル期間中に気に入った製品があれば、そのまま購入もできますので、試してみてから購入を決めてはいかがでしょうか。