BenQ(ベンキュー) GK100を実機レビュー!上質な映像体験を得られるおしゃれな4Kホームプロジェクター
更新日2024/11/26
プロジェクターカテゴリの人気記事
DLPプロジェクターメーカーとして12年連続で世界シェアNo.1に君臨し続ける「BenQ(ベンキュー)」。これまでTK700STiやHT3550iとレビューしてきましたが、2021年7月10日、これまでとはひと味もふた味も違う4Kプロジェクターが登場しました。
そこで、この記事ではBENQの4Kプロジェクター「GK100」の特長と実機レビューをまとめました。おうち時間の充実にプロジェクター導入を検討しているならぜひ参考にしてください。
もくじ
BenQ GK100の特長
「BenQ GK100」は見た目・映像体験・使いやすさの三方良しな4Kホームプロジェクターです。
2020年度のグッドデザイン賞を受賞した製品で、見た目だけでなくUI/UXまで考え抜かれたアイテムです。
- 高精細な4K UHD解像度(3840×2160)
- 明暗差がキレイな10bitのハイダイナミックレンジ(HDR10)
- 映像MEMC動画処理技術を搭載し、スポーツシーンなどは60fpsで鮮明な映像表現
- オートフォーカス搭載で補正が楽ちん
- LED光源、1000ANSIルーメン、100,000:1の高コントラストな鮮明描写
- 色再現性は約10億7000万色
- 2020年度グッドデザイン賞を受賞したスタイリッシュな見た目
- バランスの良いサウンド体験を提供するtreVoloスピーカーを10W×2の搭載
[レンタル] BenQ 4K LED プロジェクター GK100 – Rentio[レンティオ]
製品スペック一覧表
項目 | スペック詳細 |
---|---|
解像度 | 4K UHD(3840×2160) |
輝度 | 1000 ANSIルーメン(LED光源) |
コントラスト比 | 100,000:1 |
色再現性 | 約10億7000万色 |
アスペクト比 | 16:9 |
投影サイズ | 60〜160インチ ※最短 |
オートフォーカス | ○ |
スピーカー | 10W×2 treVolo ※コンデンサー型スピーカー |
インターフェイス | ・ワイヤレスドングル ・LAN ・HDMI 2.0×2 ・USB-A(USB 2.0)×1 ・USB-A(USB 3.0)×1 ・SPDIF×1 ・3.5mmオーディオジャック×1 ・USB-C×1 |
電源 | AC100V〜240V(50/60Hz) (消費電力) 待機:0.5W 最大:180W |
サイズ (幅×奥行き×高さ) |
約195mm×195mm×224mm |
重さ | 約4.1kg |
公式税込価格 (2021年7月10日現在) |
189,800円 |
BenQ GK100の実機レビュー
「BenQ GK100」を触ってみて、事前に調べた特長を確かめてみたり、外観や使用感をレビューしてみました。
実際に使ってみたい方は最短7泊8日〜GK100をレンタルできるので一度お試しください。
[レンタル] BenQ 4K LED プロジェクター GK100 – Rentio[レンティオ]
セット内容
「BenQ GK100」に同梱されているセット内容は以下のとおりです。
電源アダプターと電源コードは合計で3m弱の長さがありますので、家庭用コンセントから設置場所に困ることはほとんどありません。
- GK100(プロジェクター本体)
- 電源アダプター
- 電源コード
- リモコン
- クイックスタートガイド
- 保証書
- ワイヤレスUSBドングル
シンプルでスタイリッシュなデザイン
一般的なプロジェクターは平面的な形状をしていますが、「BenQ GK100」は空間を活かせる立体的なキューブ型のデザインです。2020年度グッドデザイン賞を受賞しています。
ボタン数を最低限に留め凹凸のないフラットな表面、真っ白なカラーリングからは、オーディオスピーカーやスツールのようなインテリアを感じさせるため、リビングや寝室にも合わせやすいプロジェクターと言えるでしょう。
最大8度の傾斜がつけられる
「BenQ GK100」は台座部分が最大8度の角度を付けられるので、リビングの低い場所に置いても大きな画面を投写できます。
垂直自動台形補正機能が搭載されているため、角度を付けた投影でも瞬時に歪みのない長方形サイズ(16:9のアスペクト比)に調整されます。
ナイトライト機能を搭載
台座部分には「ナイトライト機能」が搭載されており、ちょっとした間接照明やフットライトにも使えます。
明るさ調整はできませんので、実用性というよりも雰囲気を高める演出としての側面が強い機能になるでしょう。
ホームシアターを充実させるインターフェース
「BenQ GK100」は様々なインターフェースに対応しています。
例えばSPDIF(光デジタル)端子も搭載しているため、有線接続で外部スピーカーを繋げて高音質なサラウンドを楽しむホームシアター空間にカスタマイズも可能です。
- ワイヤレスドングル
- LAN
- HDMI 2.0×2
- USB-A(USB 2.0)×1
- USB-A(USB 3.0)×1
- SPDIF×1
- 3.5mmオーディオジャック×1
- USB-C×1
オートフォーカス機能でピント調整も楽ちん
垂直自動台形補正機能だけでなく、「BenQ GK100」にはオートフォーカス機能も搭載されています。
ピント調整時間も一瞬(1秒くらい)で終えるので、場所を変えてもすぐに映像を楽しめるので便利です。
約1.8mで100インチの短焦点投影
「BenQ GK100」は4Kプロジェクターの中でも短い距離で大画面投影ができる短焦点です。
「BenQ GK100」を利用用途が近いであろう「HT3550i」と比べると約70cm短く、ゲーミング4Kプロジェクターの「TK700STi」と比べてもさらに20cm短くなります。
製品名 | 100インチまでの 投影距離 |
---|---|
GK100 | 約1.8m |
HT3550i | 約2.5m |
TK700STi | 約2.0m |
スマホアプリとリモコン操作
「BenQ GK100」はシンプルな外観ゆえに、本体ボタンでは電源オン/オフ・ナイトライトのオン/オフ・無線接続の3種類しか操作できません。
そのため操作にはリモコン、もしくは専用のスマホアプリ「BenQ Smart Control」(App Store / Google Play)を使います。
モバイルプロジェクターの「BenQ GS2」よりは、リモコンとアプリの操作感は良かったです。
プロジェクターの個体によって使用感に差があるのかもしれませんが、「BenQ GK100」での操作ラグ(実際の操作と画面に表示される動きのズレ)であれば及第点というところではないでしょうか。
とはいえ、引き続き使い勝手が改善するようアプリのソフトウェア・アップデートには期待したいです。
BenQ GK100を使ってみた感想
「BenQ GK100」を実生活に取り入れて、主に動画配信サービスのアニメや映画、スポーツのドキュメンタリー番組などを鑑賞してみましたので期待以上だったこと、期待を上回らなかったことなど率直な感想をまとめます。
高精細な4K映像
ビジネスプロジェクターや他社のホームプロジェクターと比べると1,000ルーメンという値が小さく見えますが、100,000:1の高いコントラスト比に4K解像度(3840×2160=約800万)ということもあり、非常に高精細な映像が投写されます。
上の写真は昼間に撮影したものですが、左からカーテン全開・レースカーテンのみ・完全遮光のそれぞれの見え方になります。暗くなればなるほど色表現がキレイになりますが、比較的明るい場所でも子供と楽しむアニメーションくらいなら十分楽しむことができました。
スピーカーの音質が良かった
搭載されている2基のスピーカーには「treVoloオーディオシステム」が搭載されています。「treVoloオーディオシステム」は前後両方向に音を放つコンデンサー型のスピーカーホンです。
大音量でも音割れがなく、クリアで立体的なサウンドです。想像以上に音質が良かったので、プロジェクターよりもスピーカー利用の頻度が多くなる人も続出するかもしれません。
公式スペックからサンプリングレートを確認できませんでしたが、同社のtreVoloスピーカーの入力は最大16-bit/48kHzに対応していたため、Amazon Music HDのHD音質(16-bit/44.1KHz)にも対応します。(Ultra HDは24-bit/48Khzですが実際に聞いた分では違いは分かりませんでした)
Amazon Fire TV Stickは世代によっては相性が悪い
スティック型の「Amazon Fire TV Stick」を付けようとしたところ、本体の出っ張り部分にひっかかってしまいHDMI端子に接続できませんでした。どちらも縦幅が3cmでぴったりのサイズ感だと思ったのですが、端子が中央よりも下の位置にあるためうまくはまらないみたいでした。(写真は第2世代のAmazon Fire TV Stickを直接使おうとしたケース)
ペンダント型のFire TVやGoogle Chromecastは問題なく接続できます。もしお手持ちの「Amazon Fire TV Stick」がうまくはまらない場合は、短いHDMIケーブルを用意すれば解決できます。短いHDMIケーブルはFire Stick TVの付属品としても同封されています。
据え置き専用で天井設置や三脚設置は不可
キューブ状でコンパクトに見える「BenQ GK100」ですが、約195mm×195mm×220mm(幅×奥行き×高さ)で約4.1kgとモバイルプロジェクターと比較すると小さくはありません。
加えて天井設置や三脚台に乗せる事もできないタイプであるため、原則据え置き専用のプロジェクターになります。ホワイトのインテリアのような外観でTVボードの横やサイドボードなどにも置いておいても違和感なくフィットしBluetoothスピーカーとして良い音質を出しますので、プロジェクター兼スピーカーとして普段から利用したい方にはぴったりかもしれません。
高品質な視聴体験を提供するBenQ GK100
「BenQ GK100」は高精細な映像と良質なサウンドを組み合わせて高品質な視聴体験を提供してくれるホームプロジェクターです。リビングルームや寝室を贅沢なホームシアター空間に変えてくれるプロジェクターであり、良質なサウンドを奏でるスピーカーとしても活躍する製品です。
端末差込口のハード面やソフトウェア面に多少の課題も感じましたが、メディアストリーミング端末を変えたり、別途にHDMI延長ケーブルを用意したりすることで解決も可能です。
利用シーンや設置場所に一抹の不安を感じる方は、まず一度お試し利用して吟味してから検討してみてください。
プロジェクターはまずお試しレンタルを
実際の設置場所や配線、画質や音質を調べるには自宅で試すのが一番です。もしプロジェクターの購入を検討しているなら、まずは購入前にお試し利用をしてみてはいかがでしょうか?
家電レンタルサービスの「Rentio(レンティオ)」では最短3泊4日〜から様々なプロジェクターのレンタルを提供しています。
製品を気に入ればそのまま購入することも可能なので、購入前のお試し利用を活用しましょう。
[レンタル] ホームプロジェクター 一覧|サブスク型の月額制利用も 買う前にお試し – Rentio[レンティオ]
[レンタル] スクリーン 一覧 – Rentio[レンティオ]
関連記事
プロジェクターをテレビ代わりにする生活を体験!チューナーとの無線接続方法とメリットデメリットを検証 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
BenQ(ベンキュー)のTK700STiを実機レビュー!4Kの没入感を楽しめる短焦点ゲーミングプロジェクター – Rentio PRESS[レンティオプレス]
BenQ(ベンキュー)のHT3550iを実機レビュー!4K UHDで鑑賞するムービーモードがすごい – Rentio PRESS[レンティオプレス]
[最新] 家庭用プロジェクターの選び方とおすすめ13選を比較!コスパ・高画質・短焦点など目的別に紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
最新おすすめモバイルプロジェクター9選!鞄に入れて持ち運べる小型モデルの選び方を紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]