BOOX Nova3 Color実機レビュー!カラー対応電子書籍リーダーの実力やいかに
更新日2022/10/27
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おうち時間や通勤時間のお供として便利な電子書籍、スマートフォンで読まれている方も多いと思いますが、
「いいところなのに通知に邪魔される・・・」「なんか目が疲れるな」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな読書に集中したい方におすすめなのが、紙のような質感で目に優しいE-inkタブレット!
読書系のアプリをメインに入れ、他のアプリを外しておけば読書に集中しやすくなり便利に使用することができます!
そんなE-inkタブレットといえば、AmazonのKindleシリーズのように白黒表示のものがほとんどの中、外資系メーカー「Onyx International」の電子書籍リーダー「BOOX シリーズ」から、カラー表示ができるBOOX Nova3 Colorがあるということで、実機を使って試してみることにしました!
もくじ
使ってみてよかった!実感できたメリット
早速ですが、実際に使ってみて感じたメリットから紹介します。
playストアで複数の電子書籍アプリを入れられる
BOOX Nova3 Colorは、Kindleアプリ等Google playにある多くの電子書籍アプリやマンガアプリの表示が可能です。
kindle端末なのでkindleのみ・・・といった縛りがなく、この端末一つで多くの電子書籍を楽しむことができます!
画面反射が少ない非光沢(ノングレア)画面
スマートフォンやタブレット端末のほとんどは、光沢のあるグレア画面のため、光の当たり方や角度によっては映り込みが気になってしまう場面もあるかと思います。
スマホと比較するとわかる通り、BOOX Nova3 Colorは、反射が抑えられる非光沢(ノングレア)画面なので画面に集中しやすく、屋外や通勤電車内でも読みやすくなっています!
図面・図解表示がカラーでより分かりやすい
多少色合いは異なる部分がありますが、白黒端末に比べるとカラーの図の表示が分かりやすく感じられます。
図解がメインの電子書籍では特に力を発揮してくれるでしょう!
フロントライト機能で暗い場所の読書もOK!
電子書籍リーダーの中には、ライトがなく暗い場所で読めない機種もありますが、BOOX Nova3 Colorはフロントライト機能を搭載!
トンネル内や夜などで暗い車内や、寝る前の読書にも適しています。
メモやイラストに便利な機能
BOOX Nova3 Colorは、手書きでメモができるノートアプリと専用のペン(ワコム製スタイラス)が標準でついており、複数の色でメモの書き込みができます!
さらに、画面に手を付けて書く際に、手を付けた部分への書き込みを防止するパームリジェクションや、筆圧の感知、レイヤー分けが可能など、メモだけでなくスケッチやイラストにも便利な機能があります。
また、ノートアプリで書き込んだものは、外部出力やSNSでの共有が可能です!
気になるポイント
一方で使うなかで気になったこと、少し使いづらいと感じたこともありました。
写真など使用色数の多いものの表示には不向き
表示できる色数が4096色というと、カラフルに感じられるかもしれませんが、約1600万色以上の表示が可能な一般的なスマートフォンやPCモニターに比べると、表現できる色数にどうしても限りがあります。
こちらはWebサイトを開いた画面を比較したもので、色味が異なるのがお分かりいただけるかと思います。
カラー対応の電子書籍リーダーとは言えどもスマホやタブレットのような表示は期待しない方がよいでしょう。
直前に表示した内容の跡が残ることも
こちらはこの機種に限らず、E-Ink電子書籍リーダーにはつきものではありますが、直前に表示した内容の跡のようなものがうっすら表示されることがあります。
なお、この跡のようなものの表示については、画面リフレッシュの設定を変更したり、その場で画面リフレッシュを行うことで改善される場合があります。
また、E-Inkタブレットの性質上、画面リフレッシュの際に画面の暗転があるため、慣れていない方には違和感を覚える方もいるかと思います。これについては、慣れてもらう以外にないというのが現状です。
playストアを使うには「GSF認証」という手順が必要
一般的なAndroidタブレットでは、GoogleのログインのみでPlayストアを使用できるようになりますが、BOOX Nova3 Colorは、GSF認証というGoogle上での申請手続きが必要です。
説明書に沿って行えば問題なく可能ですが、申請後もすぐに使用できるわけではなく、手続きから早くても約20~30分程度の時間が必要で、不慣れな方には戸惑うポイントになるかもしれません。
必要十分なカラー対応電子書籍リーダー
カラー表示が売りではあるものの、技術的な制約もありスマホやタブレットに比べてしまうと物足りなく感じられるかもしれません。
しかし、その一方で目に優しく、複数の電子書籍アプリへのアクセスができ、フロントライト機能があるなど、読みやすさに関しては配慮されていると感じられました。
また、色数は限られるものの、手書きでカラーのメモやスケッチ・イラストの作成が可能なため、出先でそういった機会がある方に向いているのかもしれません。
製品スペック一覧表
項目 | スペック詳細 |
---|---|
本体サイズ | 縦197.3mm 横137mm 厚さ7.7mm | 画面サイズ | 7.8インチニューカレイドスクリーン(カレイドプラス、4096色) | CPU | クアルコム8コア (Cortex-A72 + Cortex-A55) | ROM | 32GB (eMMC) | ネットワーク | Wi-Fi(2.4GHz + 5GHz)+ BT 5.0 | ドキュメントフォーマット | PDF、PPT、EPUB、TXT、DJVU、HTML、RTF、FB2、DOC、MOBI、CHM | 重量 | 約265g | USB端子 | Type-C | 電池容量 | 3150mAh | 解像度(カラー) | 468(横)×624(縦) 100dpi | 解像度(白黒) | 1404(横)×1872(縦) 300dpi |
BOOX Nova3 Colorはまずお試しレンタルを
「高い買い物なのに思ってたのと違ったらつらい!」
「自分に向いているのか使ってみて実感したい!」
など購入前の不安がある方は、まずお試しレンタルを検討してみてください。
家電レンタルサービスの「Rentio(レンティオ)」ではBOOX Nova3 Colorのレンタルをはじめ、様々な電子書籍リーダーのレンタルを提供しています。
使って気に入ったものがあれば、そのまま購入できる製品もありますので、買って後悔しないように事前に使い込んでみてから購入を決めてはいかがでしょうか?