PowerArQ 3実機レビュー!バッテリー交換システムも搭載した多機能ポータブル電源

まーしー
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公開日2021/09/13

PowerArQ 3実機レビュー!バッテリー交換システムも搭載した多機能ポータブル電源

近年はELECAENTA S600WEcoFlow RIVER Maxのようなエクストラバッテリーで容量をカスタムできるポータブル電源が増えてきました。本体そのものはコンパクトなままなので、本体の携帯性を維持しつつも大容量のバッテリーを用意できるのがメリットです。

そんなトレンドを受けてか、もともとコンパクトなポータブル電源で人気のあった「PowerArQシリーズ」からも、2021年9月にバッテリー交換システムを搭載したモデル「PowerArQ 3(パワーアーク3)」が発売となりました。

そこで、この記事では「PowerArQ 3」の実機も確認しながら、特長や使用感まとめましたので、キャンプや車中泊、防災目的にポータブル電源を検討して方の参考になれば幸いです。

PowerArQ 3の特長

PowerArQ 3の特長

「PowerArQ 3」は多機能・コンパクト・交換式バッテリーと全盛りのポータブル電源です。2021年9月現在において、ポータブル電源に搭載できる機能をほぼ全部網羅しているといっても過言ではありません。

主な特長

  • バッテリー交換システム搭載でより自由な使い方を実現
  • 555Whの大容量バッテリー
  • 比較的コンパクトなボディサイズ
  • 定格出力は合計最大500W(瞬間最大出力は1000W)
  • ワイヤレス充電機能を搭載
  • 最大7製品への同時給電可能
  • ひと目で分かりやすい液晶ディスプレイを搭載
  • IP33の防塵防水性能
  • LEDライトも搭載
  • 相性ばっちりの純正ソーラーパネルも揃えられる
  • 選べる4種のカラーバリエーション

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製品スペック一覧表

項目 スペック
バッテリー容量 250,000mAh / 555Wh
AC出力 2口:500W (100-120V, 瞬間最大1000W)
対応周波数 50/60Hz
USB出力 USB-A×2:合計最大15W(5V/3A)
USB-A(QC 3.0)×2:合計最大36W(5V/3A, 9V/2A, 12V/1.5A)
USB-C(PD)×1:最大60W(5V/3A, 9V/3A, 12V/3A, 15V/3A, 20V/3A)
ワイヤレス出力 最大15W(5W/7.5W/10W/15W)
DC出力 シガーソケット:120W(12V/10A)
入力 最大200W 100-240V(50Hz/60Hz)
※ソーラー充電:最大200W(12-40V 10A)
※USB-C充電:最大60W(5V/3A, 9V/3A, 12V/3A, 15V/3A, 20V/3A)
※シガーソケット充電:12V/24V対応、既定値は10A
環境温度 動作温度:-20度〜45度
充電温度:0度〜45度
サイズ
(幅×奥行き×高さ)
約320mm×237mm×225mm
重さ 約7.9kg
公式税込価格 79,800円

PowerArQ 3の実機レビュー

PowerArQ 3の実機レビュー

「PowerArQ 3」の主な特長やスペックを確認しながら、実際の機体も見ていきましょう。

なお、「PowerArQシリーズ」には大容量モデルのPowerArQ Proもありますので、サイズを気にせずバッテリー容量の多いモデルを探している方はこちらも検討してみてください。

PowerArQ Proを実機レビュー!写真映えするオシャレな超大容量ポータブル電源 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

セット内容

PowerArQ 3のセット内容

「PowerArQ 3」に同梱されているセット内容は以下のとおりです。

ACポートの保護キャップや各種ケーブルも同梱されているので、急速充電規格対応のUSBケーブルさえ用意しておけば、届いてすぐフルに使いこなすことができるでしょう。

セット内容

  • PowerArQ 3(本体)
  • ACアダプター&電源コードセット
  • MC4ケーブル(1.5m)
  • シガーソケットDCケーブル(1.5m)
  • ACポート保護キャップ×2
  • バッテリーパック(本体内部に搭載済み)
  • 取扱説明書

555Whの交換式バッテリーを搭載

PowerArQ 3の交換式バッテリー

「PowerArQ 3」最大の特長は555Wh(250,000mAh)のバッテリーを着脱/交換できることにあります。

専用バッテリーのみを追加購入できるので、2つあれば1,110Wh、3つあれば1,660Whと容量を積み増しできます。特に初めてポータブル電源を購入する時は必要なバッテリー容量は分からないものです。

まずは「PowerArQ 3」単独で購入してから、後ほど最適なバッテリー容量にカスタマイズしてみていかがでしょうか。

参考までに555Wh(250,000mAh)の充給電製品とその使用可能時間/回数を表にまとめました。(使用機器の残バッテリーや状態、使用状況によって異なります)

使用機器 給電回数/使用時間
LEDライト(5W) 約94時間
スマホ(15W) 約31回
扇風機(30W) 約15時間
電気毛布(50W) 約9.4時間
電気カーペット(200W) 約2.3時間

コンパクトなサイズ

PowerArQ 3のサイズ感

「PowerArQ 3」のサイズ感は比較的コンパクトです。重さも約7.9kgなので、成人なら片手での持ち運びも可能です。

さらにバッテリーを取り外せば、それぞれ約半分の重さで持ち運べます。(実測値でバッテリーは約3.8kg)

傾斜のある場所で持ち運ぶ場合などは、2つに分けて分担できるのは意外と嬉しいメリットかもしれません。

ワイヤレス充電も搭載!同時充給電は最大7つ

「PowerArQ 3」はワイヤレス充電と含めて最大7製品への同時充給電に対応しています。定格出力が500Wとそこまで大きくありませんが、USBポートが多く搭載されているので、小さな電化製品からモバイル端末中心に複数接続して使い分けやすいです。

USBは急速充電規格に対応したポートも用意されているので、急速充電対応のUSBケーブルも忘れずに用意しておきましょう。

ポート種類 ポート数 合計最大出力
AC出力 2口 500W(瞬間最大1000W)
USB-A 4口 ・USB-A(QC 3.0)×2:合計最大36W(5V/3A, 9V/2A, 12V/1.5A)
・USB-A×2:合計最大15W(5V/3A)
USB-C 1口 最大60W(5V/3A, 9V/3A, 12V/3A, 15V/3A, 20V/3A)
DC出力
(シガーソケット)
1口 120W(12V/10A)
DC出力
(5.5 DCプラグ)
ワイヤレス出力 1箇所 最大15W(5W/7.5W/10W/15W)


定格出力は最大500W

PowerArQ 3の定格出力

定格出力は最大500W(瞬間最大出力は1,000W)です。消費電力500W以下の家電製品なら基本的に何でも使えますので、ミニ冷蔵庫やミキサー、ヘアドライヤー(冷風時)も使えます。コーヒーメーカーは消費電力が600Wを超える製品がほとんどなので、難しいかもしれません。

なお、定格出力はACポート2口の合計出力となりますので、同時接続で利用する際は各家電製品の消費電力に十分お気をつけください。

AC出力は純正弦波で安心

ポータブル電源は純正弦波を選ぶ

AC出力は家庭用コンセントと同じ「純正弦波(正弦波)」を採用し、定格周波数も50/60Hzの選択式です。

定格電圧も100Vと日本の電圧に対応しているので、国内で販売されているほとんどの電化製品を気兼ねなく使えて安心です。

フラットなミニテーブルとしても使える

PowerArQ 3は天板がフラットに

ワイヤレスチャージエリアはハンドルを折りたたむとフラットな天板になるのでミニテーブルとしても活用できます。

充電エリアは「Power ArQ」のロゴ中央部分になるので、ワイヤレス充電しながら周囲にモノを置いておけます。

分かりやすい液晶ディスプレイ

PowerArQ 3の液晶ディスプレイ

「PowerArQ 3」には液晶ディスプレイが搭載されており、昼夜問わずバッテリー残量・出入力数・周波数を確認できることができます。

写真のように斜めからでもはっきりと視認できるので、バッテリー残量や定格出力の上限が気になる場合に作業をしながらでも確認しやすいと思います。

LEDライトも搭載

PowerArQ 3に搭載のLEDライト

「PowerArQ 3」にはLEDライトも搭載されています。後面中央にあるボタンを押すと、3段階で明るさを変更できます。

点滅するSOSライトや懐中電灯ほど強い光はでませんが、防災/停電時の利用はもちろん、読書灯やフットライト、ムードライトとしても活用できます。

USB-Cとの併用充電で最短2.5時間でフル充電完了

PowerArQ 3の充電について

「PowerArQ 3」は家庭用コンセントからのDC入力充電に加え、USB-C入力も同時に使うことでフル充電時間を最短2.5時間に短縮できます。

USB-Cを使わなくても約3〜4時間での充電が可能です。使用日当日の早朝に充電しても間に合うくらいの充電時間ではないでしょうか。

ちなみに充電しながら接続中の家電製品やモバイル端末で給電できる「パススルー充電」にも対応しています。

充電方法 充電時間
家庭用コンセント
(DC入力)
約3〜4時間
家庭用コンセント
(DC入力+USB-C入力)
約2.5〜3.5時間
シガーソケット
(DC入力)
約7時間
ソーラーチャージャー
(DC入力)
約3〜4時間(200W入力の場合)
※太陽光やソーラーパネルの入力値による
パススルー充電に対応するが……
「PowerArQ 3」はポータブル電源本体を充電しながら同時に接続機器へ充給電する「パススルー充電」にも対応しております。しかし、パススルー充電はバッテリーを劣化させてしまうため、必要性がない限りは利用を控えるべきでしょう。万が一のときに使える機能として覚えておきましょう。

純正ソーラーパネルとの互換性もバッチリで安心

PowerArQ Solar 120Wの特長

「PowerArQシリーズ」には純正のソーラーパネルが用意されておりますので、「PowerArQ 3」で使うソーラーパネルも純正品をおすすめします。(他社製品使用による故障は保証対象外になってしまいます)

ソーラーパネルには出力が異なる2種類(120Wと210W)があり、充電速度を優先するならおすすめのソーラーパネルでも紹介している「SmartTap 210W PowerArQ Solar」がおすすめです。

一方で携帯性やコスト感を重視するなら「PowerArQ Solar 120W」と選定するとよいでしょう・

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IP33でも安心感が増す

PowerArQ 3の防塵防水機能

「PowerArQ 3」は各充給電ポートに保護キャップがついており、IP33の防塵防水性能を有します。(ACポートの保護キャップは付属品として同梱)

風の弱いもしくは無風状態での雨天時であれば、問題なく使える安心感があります。

IP33の防塵防水性能とは

  • IP3X(防塵):直径2.5mm以上の工具先端や固形物体が内部に侵入しない
  • IPX3(防水):200mmの高さより60°の範囲で1分あたり10Lの放水を10分間受けても有害な影響を受けない

PowerArQ 3を使ってみた感想

PowerArQ 3の実機レビュー

実際に「PowerArQ 3」を使ってみた良い点と気になる点を紹介します。

概ね不満点はなかったのですが、しいて言えばファンの動作音が挙げられます。騒音計を使って計測もしていますので、参考になれば幸いです。

バッテリー交換システムの高い利便性

PowerArQ 3の交換式バッテリー

バッテリー交換システムは、交換バッテリーを追加購入することで実質的にバッテリー容量の最大値を増やすことが可能です。他にも本体からバッテリーを分離できるメリットはいくつかあります。

主なメリット

  • バッテリーのみの追加購入で最大容量を増やせる
  • 本体とバッテリーを別々に運搬できる
    →キャンプやアウトドアのときに、1つあたりの重量負担を軽減できる
  • バッテリーのみを複数保管することで省スペースで防災の備えができる

バッテリーの単独充電ができ、メンテナンスがしやすい

PowerArQ 3の交換バッテリーの単独充電

「PowerArQ 3」以外にも他にもバッテリー着脱式のポータブル電源はありますが、「PowerArQ 3」の交換式バッテリーは単独で直接充電できるタイプなので便利です。

ポータブル電源は、3ヶ月〜半年おきにバッテリー残量のチェックと必要に応じて最低限のバッテリー残量になるまで充電するのが理想の保管方法です。

「PowerArQ 3」のバッテリーには4つのLEDランプの点灯具合で残バッテリーを確認できるようにもなっているので、保管時にバッテリーと本体を分けておけば、バッテリー残量の定期チェック時は省スペースで済みます。

USB-Cポートが2個以上ならなお良かった

PowerArQ 3のUSB-Cポート

USBポートを計5ポート搭載している「PowerArQ 3」ですが、USB-Cは1ポートしかありません。

最大60W出力に対応しているのはとても便利なのですが、今後USB-Cがメインストリームになっていくことを考えると、USB-Aを1つ削って、代わりにもう1つUSB-Cがあっても良いかもなと感じました。

電源アダプタが大きく、ファンの動作音も気になる

PowerArQ 3の充電について

気になったのは、入力用の電源アダプタのサイズと充電時の動作音です。

電源アダプタが大きく、かつ充電時のファンの動作音もそこそこします。騒音計で計測してみたところ、計測前の生活音45dB(静かな室内くらい)から67.8dB(電話の着信音くらい)になりました。

電源アダプタにファンを搭載しているのは発熱を抑制するための安全設計だと思いますので、小型化と静音性とのトレードオフになっているのかもしれません。

より安心安全に使えるポータブル電源を探している方にはぴったりの製品なのかもしれません。

本体のファンは比較的静か

PowerArQ 3の動作音

出力時もAC電源を使うとファンが稼働しますが、「PowerArQ 3」は真横(ファンのそば)での計測で約70dB前後、正面で計測する約58dB程になりました。

動作音の計測をしてきたおすすめのポータブル電源と比較すると、「PowerArQ 3」は静音設計だと思います。

カラー選択できるメリット

PowerArQ 3はカラーバリエーションが選べる

「PowerArQ 3」はコヨーテタン・オリーブドラブ・レッド・チャコールの全4色のカラー展開をしているので、アウドドアグッズやキャンプギアと合わせてコーディネートしやすいポータブル電源だと感じました。

ほとんどのメーカーではポータブル電源を単色展開しているので、カラーバリエーションを選べるのは「PowerArQ 3」の魅力の1つと言えるかもしれません。

ポータブル電源の第一歩におすすめ

PowerArQ 3の実機レビュー

初めてポータブル電源の購入を検討していると、必要な機能やスペックを絞り込むのが難しいかもしれません。

そんな方にとって、「PowerArQ 3」は様々な機能が搭載されていること・見た目も選べること・後からバッテリー容量を追加できることからポータブル電源の第一歩におすすめです。

ポータブル電源はレンタルできる

キャンプ、車中泊、アウトドア、イベントに短期間だけでもポータブル電源を使うならレンタルもおすすめです。

家電レンタルのRentio(レンティオ)では、3泊4日からポータブル電源やモバイルバッテリーのレンタルが可能です。

借りた製品が気に入った場合「そのまま購入」もできますので、まずはお試しでレンタルするのもおすすめです。

[レンタル] モバイルバッテリー・ポータブル電源 一覧 – Rentio[レンティオ]

※商品提供/加島商事株式会社(Smart Tap)

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