FELLOW Stagg EKGの使用レビュー!多機能で洗練されたデザインが魅力の温度計付き電気ケトル
更新日2023/01/20
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おすすめのコーヒーメーカーや全自動コーヒーメーカーなど手軽に美味しく飲める製品をレビューしてきましたが、コーヒー好きなら最終的にハンドドリップに行き着くのではないかと思います。実は筆者もその一人です。
ハンドドリップを一旦始めてしまうと、コーヒー豆の選定はもちろん、ミル・ドリッパー・フィルター・スケールと様々な“コーヒー器具の沼”にハマっていくわけですが、とりわけケトル選びは何個も購入できませんので悩みがちです。
そこで、この記事ではハンドドリップにおすすめの電気ケトルの中でも、特に筆者がずっと気になっていたFELLOW Stagg EKGの実機レビューを紹介します。
もくじ
FELLOW Stagg EKGの特長
「FELLOW Stagg EKG」はハンドドリップ用の電気ケトルとして完成された製品です。
機能性に加えて見た目も洗練されており、欠点がほぼない製品と言えるでしょう。
- 1℃単位で温度調節が可能
- 最大60分間の保温機能も搭載
- 抽出時間の測定できるストップウォッチも内蔵
- シンプルで洗練されたスタイリッシュなデザイン
- 人間工学に基づくハンドル、点滴ドリップも可能な注ぎ口
製品スペック一覧表
項目 | スペック詳細 |
---|---|
容量 | 0.9L |
保温機能 | HOLDモードON時:最大60分 通常:5分 |
温度調節 | 57℃から100℃まで1℃単位 |
温度単位 | 華氏(℉)/摂氏(℃) |
カウントアップタイマー | あり |
電源コードの長さ | 約76㎝ |
電源 | AC100-120V 50Hz/60Hz |
消費電力 | 900-1200W |
カラーバリエーション | ブラック ホワイト |
サイズ (幅×奥行き×高さ) |
約292mm×171mm×203mm |
重さ (ベース含む) |
約1,274g |
Amazon税込価格 (2022年1月7日現在) |
23,650円 |
FELLOW Stagg EKGを実機レビュー
「FELLOW Stagg EKG」を外箱から取り出して、外観や形状の詳細、機能などを使いながら確認していきます。
自身でも一度使ってみたい方は、お試しレンタルも活用してください。
[レンタル] FELLOW Stagg EKG 温度計付き電気ケトル – Rentio[レンティオ]
セット内容
セット内容はケトル本体と電源ベース、説明書でシンプルです。
家庭用コンセントに差し込めばすぐ使えますが、本番使用前には一度満水状態で沸騰させてから使うようにしましょう。(沸騰させたお湯は捨ててください。)
- 本体
- 電源ベース
- オリジナルステッカー
- 取扱説明書類
(安全な使い方ガイド/機能と美味しい淹れ方)
シンプルでスタイリッシュな外観
外観は光沢のないマットブラックがベースで高級感があります。全体的に直線と曲線のバランスが良く、洗練された印象を持ちました。
温度単位と保温のオン/オフの切り替えスイッチはそれぞれ電源ベース背面側に設置することで隠し、多機能ながらもできるだけシンプルに魅せる意識が垣間見れます。
分かりやすい液晶画面
電源ベースの液晶画面では、温度単位・現在の温度・設定温度などをひと目で確認できます。
画面表示の文字色が青なので、製品デザインとの一体感も生まれています。
ドリップがブレない安定するハンドル
ハンドル形状は「FELLOW Stagg EKG」の個性的な特長の1つです。
人間工学に基づいて設計されているのですが、握って持つというよりも、人差し指を引っ掛けて傾ける感覚に近いです。
ケトルを傾けるとノズルのほうに移動する重心とハンドルの直角部分に置く人差し指の支持点のバランスが非常に良く、安定します。
それによって湯量やドリップ位置の調整がしやすい(=正確性が高い)です。
一滴から細めのドリップを得意とする注ぎ口
「FELLOW Stagg EKG」のノズルは、比較的直線的なグースネックです。
注ぎ口は細口で点滴ドリップから一定量の注湯までできるので、初心者にも扱いやすいです。
一方で鶴口タイプと違って一定量までしかでないため、自身で繊細な湯量コントロールをしたい方には不向きかもしれません。
40℃〜100℃までを1℃単位で設定可能
電源ベースのダイヤルを回すと、40℃〜100℃まで1℃単位で温度調整ができます。
設定範囲が広いのでコーヒー豆によって温度を変えるのはもちろん、日本茶や紅茶を淹れたり、粉ミルクを溶かしたりと幅広く使えます。
カウントアップタイマーも内蔵
電源ベースのダイヤルボタンを長押しすれば、カウントアップタイマーが始動します。
蒸らし時間やドリップ時間を記録しやすく、再現性の高いドリップを可能にします。
電気ポットの替わりになる保温機能
「FELLOW Stagg EKG」には保温機能が搭載されているため、一定の温度でドリップできるのも魅力です。
電源ベース背面のHOLDスイッチをONにすれば、設定温度に達してから60分間保温してくれます。しかも、取り外したケトルを電源ベースに再度セットすれば、さらに60分間保温してくれます。
断続的に使用したり、途中で水を追加したりすることで、長時間に渡って設定温度のお湯を使えるので、ほぼ電気ポットのような役割も果たします。
FELLOW Stagg EKGを使ってみた感想
普段ハンドドリップ派の筆者が、「FELLOW Stagg EKG」を数日間使ってみた感想や検証したことを紹介します。
電気ケトルとしては高いかもしれませんが、長時間の保温も可能なところから電気ポットの代替になること、ハンドドリップのレベルを上げられることを考えれば、満足できる製品だと思います。
ただ、個人的には「もう少し軽い製品があれば欲しいかも……」と欲が出た製品でもありました。
沸騰時間を検証
1200Wのパワーで素早い湯沸かしを謳っているので、水道水(検証時の水温は13度)を入れて100℃になるまでの時間を計測するシンプルな検証をしました。
電源ベースにはリアルタイムの水温が表示されるのですが、別の水温計とも一致しましたので精度も問題ありません。
お茶を淹れる温度である60℃までは約4分、それから90℃まで1分おきに10℃ずつ上昇していきます。
90℃から100℃までは約2分半と時間を要しましたが、合計9分25秒で100℃(開始時13℃)に達しました。
水量や開始時の水温にも左右されますが、自宅の電気ポット(消費電力905W,定格容量2.2L)の沸騰時間とあまり遜色ない時間となりましたので、メリットと言えるほどの急速沸騰は期待しないほうがよいかもしれません。
どちらかというと、沸騰時間よりも保温機能に強みがあるのが「FELLOW Stagg EKG」だと感じました。
ハンドドリップに必要な器具が最小限になる
「FELLOW Stagg EKG」にカウントアップタイマーと温度設定機能が内包されているので、テーブルに用意する器具が少なく済みます。
筆者の場合は、ミルやドリッパー、スケール以外にストップウォッチ用のスマホとデジタル温度計も用意するのですが、「FELLOW Stagg EKG」があればスマホの画面を触ったり、温度計の電源を入れたりする工数も必要ありません。
ハンドドリップに集中できることで、ハンドドリップの精度も高まります。
安定した流量でムラ無くドリップできる
「FELLOW Stagg EKG」を傾けると狙った部分にしっかり落ちますし、流れ落ちるお湯も小さな揺れがなく安定しています。
水流のムラが限りなく少ないので、コーヒーの仕上がりも調整しやすいと感じました。
動作音は静か
通常45dB前後の環境で「FELLOW Stagg EKG」の動作音を計測したところ、グツグツとした沸騰音で60dB〜65dBを記録しました。
他の電気ケトルや電気ポット同様、機械本体からの動作音はほぼありません。
少し重いかも……
0.9Lの満水状態だと約1.7kg弱の重さになります。
筆者は成人男性ではありますが、持ち続けながらのドリップはキツイものがありました。ちょっとした筋トレくらいになります。
ゆっくりドリップしたい方や女性にとっては、この重さはネックになりそうです。
電源コードが太く短い
「FELLOW Stagg EKG」の電源コードにも若干の扱いづらさを感じました。
まずはケーブルが太いため、曲げにくく配線収納や壁際設置の際に意外とスペースを要します。加えて、長さは約76cmしかないため、設置は近くに電源がある場所と多少の制限が入ります。
もし延長コードを使う場合は、1500W以下の電圧対応した製品を選ぶように注意してください。
ハンドドリップするなら揃えたいコーヒー器具の1つ
ハンドドリップをとことん楽しむなら、コーヒー器具のラインナップにぜひとも追加したいと思わせてくれるアイテムでした。
電気ケトルとしては高価な価格帯・重さ・電源コード部分が懸念材料になるかもしれませんが、それらをクリアできる、もしくはそれらよりもメリット面(デザイン性や機能面 etc.)が上回るのであれば、「FELLOW Stagg EKG」はハンドドリップ用の電気ケトルしてベストチョイスになるかもしれません。
購入前にお試しレンタルで体験することもできるので、今回のレビューも参考にしながら、実際の使用感を自宅で味わってみてくださいね。
コーヒー器具は試してから購入できる
「ハンドドリップに挑戦したいけど、どの製品をにすればいいのか悩む」
「手軽に挽きたてのコーヒーを飲める環境にしたい」
そんな方におすすめなのがコーヒーメーカーやコーヒー器具のお試しレンタルです。
家電レンタルサービスの「レンティオ(Rentio)」では、コーヒーメーカーのレンタルをはじめ、様々なコーヒー器具のレンタルも提供しています。
レンタル期間中に気に入った製品があれば、そのまま購入もできますので、いくつか試してみてから購入を決めてはいかがでしょうか。
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