デロンギのマルチダイナミックヒーターMDHAA12WIFIをレビュー!電気代は?効果的な使い方も紹介
更新日2023/03/30
ヒーター暖房器具カテゴリの人気記事
デロンギのヒーターは火を使わない暖房機で、石油やガスなどの燃料も使わず、エアコンのように風を出さずに部屋全体をムラなくあたためます。
種類は大きくわけてオイルヒーターとマルチダイナミックヒーターがありますが、今回はオイルヒーターよりも電気代がかからずWi-Fi機能もついたマルチダイナミックヒーターMDHAA12WIFIを実際に使ってレビューします!
アプリ機能や効果的な使い方なども紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
デロンギのマルチダイナミックヒーターMDHAA12WIFIの特徴
それではデロンギのマルチダイナミックヒーターMDHAA12WIFIの特徴についてお伝えします!
輻射熱と自然対流で部屋全体をムラなくあたためるゼロ風暖房
デロンギ マルチダイナミックヒーターの1番の特徴は輻射熱(ふくしゃねつ)と自然対流を利用した暖め方です。
輻射熱とは遠赤外線などの熱線によって伝わる熱のことで、太陽や電気ストーブなどもこれにあたり空気に影響されず熱が直接伝わります。
エアコンのように温風を送って部屋を暖めるのではなく、マルチダイナミックヒーターは自然対流といって自然な空気の流れを利用して部屋全体を暖めます。
風を起こさないので、暖房の風による肌や喉の乾燥もしにくいです。
また、石油や薪を燃やして暖めるわけではないので空気も汚しませんし、風でホコリを舞い上げることもありません。
空気だけではなく壁や床まで暖めるので、5分程度の換気であれば体感温度はほとんど変わらず暖かいままです。※1
アプリ機能で様々な操作が可能
デロンギのマルチダイナミックヒーターMDHAA12WIFIにはWi-Fi機能がついているのが特徴です。
これによりアプリを使って様々な操作が可能となります。
リモコン代わりにスマホから操作できたり、Siriやスマートスピーカーを利用して電源ON/OFFや温度設定も音声で操作できたりします。もちろん屋外からの操作も可能です。
スケジュール運転では、1週間単位で各曜日ごとのヒーターのON/OFFと3種類の運転モードを24時間好きな時間に設定できます
またGPS機能を使えば、位置情報に基づいてヒーターのON/OFFを自動的に行えます。
他にもMySleep機能は睡眠専門医監修の温度制御で入眠後と起床時間の設定温度を調節し睡眠環境を快適にコントロール。
Apple Watchと連携させられ、脈拍と姿勢をモニタリングしてMySleepを起動できます。
室温を安定させることで快適さと節電効果もあり
オイルヒーターは電気代がかかるイメージがありますが、デロンギのマルチダイナミックヒーターは 旧オイルヒーターと比べたら電気代が63%節約※2できます。
また、設定した室温を+/-0.1℃の範囲でキープできる※3ので真冬の厳しい環境でも快適にすごせます。
オートアダプティブテクノロジーで、部屋を暖めすぎずに温度をコントロールしてくれるので、節電効率が高く無駄な電力の消費を抑えられます。
電気代を抑えたい方はオイルヒーターよりもマルチダイナミックヒーターがおすすめ。
オイルヒーターとマルチダイナミックヒーターの違いについても知りたい方はぜひこちらの記事もどうぞ!
オイルヒーターとマルチダイナミックヒーターの違い!新世代暖房器具を徹底比較 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
オイルヒーターの電気代も気になる方はこちらの記事もおすすめです!
オイルヒーターとスチーム式加湿器を使うと電気代はどのくらい高くなる?部屋の乾燥対策にかかったコストを公開します – Rentio PRESS[レンティオプレス]
呼吸音よりも静かな静音性
風を送って部屋を暖めるのではなく自然対流によって部屋全体を暖めるので、呼吸音よりも静かな静音性なのが特徴です。
いくら電力レベルをあげても温風の送り方を強くするわけではないので静かなままです。日中も就寝時でも快適にすごせます。
従来のヒーターよりも暖めスピードが約2倍
マルチダイナミックヒーターは、従来型ヒーターの約2倍※4のスピードで部屋を効率的に暖めます。
外気温が5°の寒い冬でもわずか25分で室温を20°に。
強い温風で一気に暖めるのではなく、室温の変化はあくまで自然なので体に心地よい暖かさです。
スペック
商品名 | MDHAA12WIFI |
---|---|
サイズ(mm) | 長さ420 × 幅275 × 高さ665 |
本体重量(kg) | 10.0 |
消費電力(W) | 1200 |
電力切替(W) | 300/600/900/1200 |
広さの目安(畳) | 8畳※5~10畳※6 |
待機電力(W) | 約0.5 |
外寸(幅×奥行×高さmm) | 275×420×665 |
重量 | 10kg |
コードの長さ(m) | 2.5 |
電圧/周波数 | AC100V/50-60Hz |
デロンギのマルチダイナミックヒーターMDHAA12WIFIを実際に使ってみた!
今回はデロンギのマルチダイナミックヒーターMDHAA12WIFIをレンタルして実際に使ってみました!
付属品
- 本体
- 取扱説明書
本体操作
電源プラグをコンセントに差し込み電源ボタンを押します。
電力レベルは4段階設定できます。実際の運転電力レベルは室温と設定温度、設定した電力レベルに合わせて最適なレベルに自動調整されます。
+/−ボタンで温度を設定します。5°、10°〜28°の間で設定でき、5°に設定すると凍結防止機能が設定されます。
本体操作、アプリ操作、スケジュール設定などの使い方について動画で紹介しています。
効果的な使い方
効果的にお部屋を暖めるためには設置場所を工夫しましょう。ヒーターの熱で冷気の侵入を防ぐことで暖房効果が高まります。
屋外からの冷気に影響されやすい、窓際や外気に触れている壁際などに置くのがおすすめ。
窓際から離れていると窓からの冷気が防げず、また出入り口付近に設置すると暖まった空気が逃げやすいので避けましょう。
スケジュール設定
アプリ機能を使って細かなスケジュール設定ができます。曜日、時間、運転モードをそれぞれ選びます。
ちなみにMySleep機能を有効にすると、作成したスケジュールはすべて削除されます。
MySleep機能でApple Watchと連携して就寝時に使ってみた!
デロンギのマルチダイナミックヒーターMDHAA12WIFIのMySleep機能は起床時間と睡眠温度帯を設定するだけで室温を自動でコントロールして睡眠の質を高めてくれる機能。
このMySleep機能とApple Watchを連携して就寝時に実際に使ってみました!
使い方はスマホのアプリで起床時間と設定温度範囲を設定したあとに、Apple Watchを同期するだけで簡単にできます!
設定すると1分あたりの心拍数が10〜20BPM下がると室温のコントロールを開始し、心拍数が下がらなくても、約10分後に睡眠スケジュール運転を開始します。
寝る前も暑くも寒くもなく気持ちよい環境で眠れ、朝も快適な温度で目覚められました!
朝起きて別の部屋へ移動するととても寒く、いかに気持ちのいい温度で過ごしていたんだと実感しました。
部屋が暖まるのにどれくらい時間がかかるか検証
約6畳ほどの部屋で暖まるのにどれくらい時間がかかるか測ってみました!
この日はすでにお部屋の温度が21°でしたが23°設定、電力レベルは最大のレベル4で測ってみたところ、約10分で設定温度の23°に部屋が温まりました。
暖まる過程では2分くらいでヒーター本体が温かくなりはじめ、4分くらいで10cmくらい離れたところから手のひらを広げてほんわか暖かさが伝わってきました。
MDHAA12WIFIの広さの目安は8畳※5~10畳※6なので、今回使用した部屋に対して適用畳数が大きかったのもありますが、それでも早く暖まったと感じました。
部屋の広さや壁の材質などによってもあたたまる時間は異なると思いますが、ぜひ参考にしてみてください。
実際にデロンギのマルチダイナミックヒーターMDHAA12WIFIを使って気づいた点
では、実際にデロンギのマルチダイナミックヒーターMDHAA12WIFIを使って気づいた点についてお伝えします!
◯ 乾燥しづらいので喉や肌にも優しい
秋冬は特に乾燥する季節ではありますが、エアコンの風による乾燥が苦手な方も多いのではないでしょうか?
マルチダイナミックヒーターを使用してみて一番いいなと感じたのは、エアコンで暖めた時のような喉や肌の乾燥を感じづらかったことです。
私は特に就寝時は寒いのは辛いですが、乾燥が気になるのでエアコンを使いません。
マルチダイナミックヒーターは温風による乾燥がないので、就寝時にも使用できたのが嬉しかったです!
◯ じんわり暖かいのが心地よい
暖房器具によって暖かさの感覚は違うと思うのですが、普段わが家ではガスファンヒーターを使っています。
ガスファンヒーターのように温風が身体にあたるわけでもないので、それに比べるとマルチダイナミックヒーターはじんわり暖かい感覚がありました。
ガスファンヒーターの電源を切ると一気に部屋の温度が低くなっていく感じがするのですが、マルチダイナミックヒーターは電源を切っても部屋の暖かさが保たれているような感じがしました。
◯ 火を使わないので安心
マルチダイナミックヒーターMDHAA12WIFIは火を使わない暖房器具です。火を使わないことで良かった点をお伝えします!
子どもやペットがいても安心
わが家には小さい子どもがいるのですが、冬にストーブをだすと近づきますし離れません。
そんな時に火を使った暖房器具だとやけどをしたり服や髪が焼けたりしないか心配になってしまいます。
マルチダイナミックヒーターMDHAA12WIFIなら火を使わないので、服などが焼けてしまったり火を使った火事も心配したりしなくていいので安心です。
また試しに運転時ヒーターの表面に触れてみましたが、もちろんずっと触り続けるのは危ないですが、表面温度は約60°でやけどもしにくい温度。
ちなみにチャイルドロックもついています!
お子様がいるご家庭やペットがいる方にもおすすめです!
外出から操作できる
外出先からでも電源のON/OFFができるのも火を使わない暖房器具だからこそです。
帰宅する前に予め部屋を暖めておくなど、火を使う暖房器具では留守中にできないですよね。
またよく外出したあとにストーブの消し忘れが気になって家に戻るなどした経験はありませんか?
そんなときは家にわざわざ戻らなくても、スマホから確認して電源のOFFもできます!
就寝時の利用
私はマルチダイナミックヒーターMDHAA12WIFIを使うまで就寝時に暖房器具をつけるという発想がありませんでした。
なぜならエアコンは喉の乾燥が気になるし、火を使う暖房器具は寝ているときに火の元が気になって安心して眠れません!
マルチダイナミックヒーターMDHAA12WIFIは火を使わないうえに乾燥もしづらく、また就寝中の温度の調節もしてくれます。
就寝時は暖房器具を使わないという考えがガラっと変わりました!
◯アプリ機能が優秀
マルチダイナミックヒーターMDHAA12WIFIを使ってみて便利だと感じたのはなんと言ってもアプリ機能です!
細かいスケジュール設定ができる
一週間の電源のON/OFFと3つの運転モードを選んで細かくスケジュール設定できるのはとても便利だと感じました。
毎日のルーティンがある方は設定しておけばあとはほったらかしにできますし、自分が留守のときなども家族のためにあらかじめ設定しておくのもいいですね。
またモードも温度を自分で選ぶマニュアルモードもありますが、それも面倒ならコンフォートモードやナイトモードを設定すれば楽ちんです。
GPS機能
わが家ではタイミング的に私がヒーターの電源を入れることが多いので、GPS機能が便利だと感じました。
位置情報に基づいて電源ON/OFFの切り替えができるので、電源の消し忘れも心配しなくていいですし、帰宅するとすでに部屋が暖かいのは嬉しいですね。
MySleep機能で寝る前も起きた朝も快適温度
今回はApple Watchと連携してMySleep機能を使ってみました。
もちろんApple Watchを持っていなくても使える機能で、快適な睡眠にとても役立つ機能だと感じました。
寝る直前は部屋の温度が暖かいですし、寝付いたあとも暑かったり寒かったりすることなく快適にぐっすりと眠れました。
起床時も「布団からいつまでたっても出られない!」から開放されそうです!
◯ 燃料補充や換気の危険性を気にしなくていい
石油ストーブのように燃料の補充もしなくていいのも助かりました!
他のガスファンヒーターもそうですが燃料を燃やすわけではないので、こまめな換気を心配しなくてもいいのもよかったです。
最近では換気のためのアラームがついていたり、自動で電源OFFになる暖房器具もありますがそれでも気が抜けませんよね。
換気の心配をしなくていいので就寝時も安心して使えるのも魅力だと思います。
◯ エアコンのようなフィルター掃除しなくていい
エアコンはフィルターの掃除をしないと効きが悪くなりますが、なかなかこまめな掃除はできませんよね。
それに比べて、MDHAA12WIFIは面倒なフィルターの掃除をする必要がありません!
△ 温風に直接当たれない
MDHAA12WIFIで実際に部屋のあたたまる時間を測り、実際は想像以上に早く部屋が暖まりました。
それなのですが、わが家で普段使っているガスファンヒーターのように温風で身体を直接あてるわけではないので、寒い外から帰ってきた時に急速に身体を暖めるといった使い方はできませんでした。
帰宅したときに寒い身体を温めたい場合は、スケジュール機能やGPS機能を利用して前もって部屋を暖かくしておくのをおすすめします。
△ 本体価格が高い
身体に快適なゼロ風暖房や、無駄な電力を使わないための温度コントロール、スケジュール機能、MySleep機能やGPS機能など「これでもか!!」と魅力的な機能が満載のデロンギのマルチダイナミックヒーターMDHAA12WIFI。
これだけの多機能な商品なので、デロンギのWi-Fi機能がついていないマルチダイナミックヒーターやオイルヒーターに比べても本体価格が高額です。
機能面を優先するか、価格を優先するか悩ましいところですね。マルチダイナミックヒーターとオイルヒーターではマルチダイナミックヒーターの方が電気代を抑えられるのでおすすめです。
本体価格を押さえたい人はWi-Fi機能がついていないモデルや、オイルヒーターを検討してみもいいかもしれません。
Wi-Fi機能がついていないモデルはこちら↓
マルチダイナミックヒーターとオイルヒーターの違いを知りたい方はこちらのレビューもぜひご覧ください。
オイルヒーターとマルチダイナミックヒーターの違い!新世代暖房器具を徹底比較 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
デロンギのヒーターのおすすめ機種についてはこちらのレビューをどうぞ!
[2022]デロンギ ヒーターおすすめモデル7選!風を出さない全く新しい暖房の魅力を徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
デロンギのマルチダイナミックヒーターMDHAA12WIFIは高機能で安心して使える最先端の暖房器具!
今回はデロンギのマルチダイナミックヒーターMDHAA12WIFIをご紹介させていただきました。
実際に使用してみて温風をだすタイプの暖房器具とは違った暖かさで使っていて心地よかったです。エアコンなどの暖房器具が苦手な人にはぜひおすすめです!
またアプリ機能も優秀で生活に取り入れれば、寒い冬でもますます快適に過ごせる思います。
【10~13畳】モデルのMDHAA15WIFIはこちら↓
※1 試験条件:真冬の住居を再現(8畳居室、新省エネルギー基準、外気温5℃、5面外気接触)した環境において、 空気温度(床上150cm)が20℃になるようにヒーターを運転し、窓を開けて空気温度とグローブ温度 (床上90cm)の温度変動を観察。
試験体:デロンギ オイルヒーター サーマルカットフィン1200Wモデル
※2 旧オイルヒーター比較
【シミュレーション条件】
建物の構造・断熱性:RC集合住宅・新省エネ基準(Ⅳ地域)に適合 運転時間:合計11時間 外気温:拡張アメダスデータに基づいた東京の1月上旬の気温/隣接部屋、照明や人体の発生熱などを考慮。 旧型製品:サーモスタット6設定、新製品:日中21℃、就寝時16℃設定/1kW/時の電気代は31円(※)で計算(※2022年7月現在)。
※3 試験施設:真冬の住居を再現(8畳部屋、新省エネルギー基準、外気温5℃、5面接触)した環境において、空気温度(床上90cm)の温度変動試験結果。日本国内売上金額シェア上位20機種の電気ストーブ・電気ファンヒーター(2015年1月から12月の全国有力家電量販店の販売実績集計/独立調査機関)が対象。
※4 試験条件:空気温度(床上150cm)1500Wモデル/11畳居室、新省エネルギー基準/外気温5℃、5壁面外気接触
※5 日本電機工業会自主基準
※6 デロンギ自社実験による。試験条件:新省エネルギー基準 外気温5℃、5面接触
デロンギのマルチダイナミックヒーターMDHAA12WIFIはサブスクレンタルできる!
デロンギのマルチダイナミックヒーターMDHAA12WIFIの購入を迷われている方も、季節限定家電はレンタルするのもおすすめです。
使う季節だけレンタルすれば、シーズンオフのしまう場所や面倒なお手入れに悩まなくてすみます!
カメラ・家電レンタルサービスのRentio(レンティオ)では、デロンギのヒーターの他にも季節家電をレンタルできます!
購入するか迷われている方には、お試しレンタルもおすすめです!
暖かさの感覚やアプリ機能を使いこなせるかなど、短期間実際に使用してみて納得してから購入するのがいいと思います。
実際に使ってみて、気に入ったらレンタル商品をそのまま買い取るもことも可能です。ぜひ気軽に家電レンタルしてみてくださいね。
[レンタル] デロンギ オイルヒーター・オイルレスヒーターの検索結果一覧|中古/新品・点検済み・保証付き – Rentio[レンティオ]
関連記事
[2022]デロンギ ヒーターおすすめモデル7選!風を出さない全く新しい暖房の魅力を徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
オイルヒーターとマルチダイナミックヒーターの違い!新世代暖房器具を徹底比較 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
オイルヒーターとスチーム式加湿器を使うと電気代はどのくらい高くなる?部屋の乾燥対策にかかったコストを公開します – Rentio PRESS[レンティオプレス]
[最新] 加湿器おすすめ12機種を一覧表で比較!衛生的で使いやすい一台の選び方 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
[2022] 空気清浄機おすすめ12選!人気のシャープやエアドッグ、ダイキンなど比較表で紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]