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2022年10月に突如として発売されたiPad(第10世代)。
デザインが一新されフルスクリーンのディスプレイになり、iPad Air(第5世代)と同じ10.9インチの大きめのスクリーンとなりました。
また、iPad(第10世代)専用の「Magic Keyboard Folio」が販売され、iPad(第10世代)をよりパソコンライクに使用できるようになりました。
ですが、現在購入できるiPadは全部で6機種と選び方も難しくなっています。
本記事ではiPad(第10世代)の特徴を紹介しつつ、どんな人におすすめのモデルなのか紹介していこうと思います。
iPad全6機種の違いについては、こちらの記事を参照ください。
もくじ
2022年新型iPad(第10世代)を実機レビュー
iPad(第10世代)は大きく以下の5つの特徴があります。
iPad(第10世代)の特徴
- ポップなデザイン
- フルスクリーンのディスプレイ
- ボタン一体型のTouch ID搭載
- 横向きの超広角フロントカメラ
- 端子がUSB-Cに対応
スペック一覧
iPad(第10世代) | |
---|---|
OS | iPad OS |
画面サイズ | 10.9インチ |
解像度 | Liquid Retinaディスプレイ(2,360 x 1,640) |
CPU | A14 Bionicチップ(6コア) |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB、256GB |
SIM対応 | ◯ |
バッテリー容量 | ・28.6Whリチャージャブルリチウムポリマーバッテリー内蔵 ・Wi-Fiでのインターネット利用、ビデオ再生:最大10時間 |
カメラ | リアカメラ:12MP広角カメラ フロントカメラ:12MP超広角カメラ |
オーディオ | ステレオスピーカー(横向き) |
生体認証 | Touch ID |
通信 | Wi-Fi(802.11a/b/g/n/ Bluetooth 4.2 |
充電 | USB-C |
大きさ(縦表示時) | 高さ:248.6 mm 幅:179.5 mm 厚さ:7 mm |
重量 | 477 g(Wi-Fiモデル) 481 g(Wi-Fi + Cellularモデル) |
価格 | 68,800円(税込)〜 |
ポップなカラバリになったデザイン
これまでの無印iPadはシルバーとスペースグレイの2色のみでしたが、iPad(第10世代)ではポップなカラバリになりシルバー、ブルー、ピンク、イエローの合計4色になりました。
特に「イエロー」はiPad史上初の配色であり、今回はイエローを購入しました。
ホームページで感じるイエローよりもゴールドに近い色をしており、原色に近い色味のような感じがします。
ポップな色にが好きな方はイエローやピンクは好まれると思います。
10.9インチのLiquid Retinaディスプレイ
iPad(第9世代)より前のモデルを使用している方にとっては1番の進化といっても過言ではないのが、ディスプレイの進化ではないでしょうか。
これまでのベゼルがあるディスプレイから、フルスクリーンのディスプレイになり、ディスプレイサイズも10.2インチから10.9インチになりました。
iPadを使用してYouTubeや動画配信サービスの利用を考えている方は、この進化は非常に大きいです。
ステレオスピーカーに進化
Proでもなくminiでもなく無印iPadを選択する方にとっての多くの利用用途が、YouTubeや動画配信サービなどのコンテンツ視聴での利用ではないでしょうか。
iPad(第10世代)は2つのステレオスピーカーになり、iPadの両側から音が発せられるようになりました。
iPad(第9世代)までは片側のみスピーカーが搭載されていたので、コンテンツ視聴時に満足できないことも多くありました。
実際にiPad(第10世代)を使用して動画コンテンツや音楽視聴をしてましたが、両側からサウンドに包まれているように感じるので、映画コンテンツなどは臨場感のある映像体験が得られます。
Touch IDはそのまま
iPad(第10世代)は、iPad AirやiPad miniと同じボタン一体型のTouch IDを搭載しています。
Touch IDはFace IDと比較して面倒に感じると想像するかもしれませんが、意外とTouch IDの方が便利なポイントもあります。
Face IDはロック解除後に画面をしたからスワイプしないとホーム画面にいくことはできないですが、ボタン一体型のTouch IDなのでワンタッチでホーム画面にいくことができます。
また、iPadはマスク着用時のFace IDに対応していないため、出先でProモデルを使用する場合はマスクをいちいちまずす必要があります。
大学の授業用途としてiPadの購入を考えている場合は、無印などのTouch IDモデルの方が便利だったりします。
A14 Bionicチップの性能
iPad(第10世代)には、iPhone12シリーズに使用されている一世代前のチップが搭載されています。
GeekbenchというCPUのスコアを測定するアプリを使用して、iPad(第9世代)と僕が所持しているM1チップが搭載されているiPad Pro(第3世代)と比較してみました。
iPad(第9世代) | iPad(第10世代) | iPad Pro(第3世代) | |
---|---|---|---|
シングル | 1325 | 1584 | 1713 |
マルチ | 3305 | 3988 | 7289 |
流石にM1チップには劣りますが、iPad(第9世代)よりも大幅に進化しています。
iPadでチップ性能で大きく左右するのが、3Dゲームです。
チップ性能が劣っていると熱暴走してしまい途中で落ちてしまうなんとこともあります。
試しに、グラフィックが多用されており映像の切り替わりが多くある「Apex Legends Mobile」をプレイしてみました。
特段問題なく1時間以上プレイすることができましたし、ゲーム終了後もじんわりと暖かくなる程度でした。
カメラの位置が横向きになった
iPad(第10世代)では、カメラの位置が横向きに置いた際に中央にくるようになりました。
これは、iPad史上初の試みです。
これまでのiPadシリーズは、本体上部にカメラがあったため、横向きにしておいた際に画角が不自然になってしまっていました。
iPad(第10世代)は横向きに置いた際に、本体上部にカメラがあるので、オンライン会議などをする際も自然な角度で撮影が可能です。
実際に下記の画像はiPad(第10世代)と11インチiPad Pro(第3世代)でFaceTimeを使用した際のスクリーンショットになります。
画面中央部を見ているのですが、iPad(第10世代)は目線も角度もとても自然に見えます。
また、被写体を自動で追従してくれる「センターフレーム」にも対応しているので、キッチンで料理をしながらビデオ通話なんてシチュエーションでも便利です。
充電端子がUSB-Cになった
iPad(第10世代)は、充電端子がUSB-Cになりました。
これにより充電速度が向上し、同梱されている20Wの充電器を使用することで平均して15W前後での充電が可能になりますし、それ以上に出力W数が大きい充電器なら20W以上で充電も可能です。
また、充電速度が向上するだけでなく、USB-Cになったことによるメリットはいくつかあります。
Macなどの充電器と揃えられる
今現在、スマートフォンやイヤホンをはじめ世の中のほとんどのガジェットと呼ばれるデジタル端末はUSB-Cで充電できるようになっています。
iPhoneやAirPodsはLightning端子ですが、近年のiPhoneやAirPodsはMagSafeやワイヤレス充電に対応しているのでケーブルを使用せずに充電が可能です。
これにより、家の中や出先での充電ケーブルをUSB-Cに統一することが可能です。
出先でiPhoneやApple Watchが充電できる
USB-C to Lightningケーブルを使用すれば、iPad(第10世代)からiPhoneを充電することが可能です。
また、小型のApple Watch用の充電器などもありますので、これらを使用することでiPad(第10世代)をモバイルバッテリーとして使用することも可能です。
iPad(第10世代)のためのMagic Keyboard Folio
iPad(第10世代)のキーボードとして新たに「Magic Keyboard Folio」が発売しました。
「Magic Keyboard Folio」はキーボード部分が着脱可能なケースです。
これにより、パソコンのようにも使用できますし、キーボード部分を取り外すことで省スペースでの運用も可能です。
iPad ProやiPad Airなどに使用できる「Magic Keyboard」は便利ですが、タブレットらしい手軽な使用方法ができませんでした。
「Magic Keyboard Folio」ならキーボードを取り外すことができるので手軽さもありつつタイピングをがっつりするといった使用方法も可能です。
また、「Magic Keyboard」はキー配列は5列ですが、「Magic Keyboard Folio」は6列のキー配列です。
キーボードから光量の調整や音量音量の調整を行うことができます。
Magic Keyboard Folioをレビュー!iPad(第10世代)のキーボードとして購入する価値はあるのか徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
iPad(第10世代)の気になるポイント
iPad(第10世代)を実際に使用していて気になるポイントがいくつかあったので紹介したいと思います。
画面が奥にあるように感じる
iPadの画面は解像度の他に大きく、「ProMotionテクノロジー」の有無、「フルラミネーションディスプレイ」の有無に分かれます。
「ProMotionテクノロジー」は、リフレッシュレートが最大120Hzに対応したディスプレイのことです。
iPad Proシリーズは「ProMotionテクノロジー」に対応しており、ペンシル操作がとても快適になります。
「フルラミネーションディスプレイ」は、液晶ディスプレイとカバーガラスの間を圧着させる加工がされているディスプレイになります。
これにより、直接画面に触れているような感覚になったり、臨場感のある映像体験が得られます。
それぞれの対応機種は以下になります。
12.9インチiPad Pro(第6世代) | 11インチiPad Pro(第4世代) | iPad Air(第5世代) | iPad mini(第6世代) | iPad(第10世代) | iPad(第9世代) |
---|---|---|---|---|---|
フルラミネーションディスプレイ | フルラミネーションディスプレイ | フルラミネーションディスプレイ | フルラミネーション |
- | - |
ProMotionテクノロジー | ProMotionテクノロジー | - | - | - | - |
今回紹介しているiPad(第10世代)は「ProMotionテクノロジー」、「フルラミネーションディスプレイ」のどちらも対応していません。
画面が奥まっているように感じるので、イラストの作成などには向いていないかもしれないです。
USB-Cになったけど転送速度は微妙
iPad(第10世代)はUSB-Cになりました、データの転送速度は最大480MbpsとUSB 2.0の規格となっておりLightningと同じです。
iPad ProはThunderbolt 3に対応しているので最大で40Gbpsと、iPad(第10世代)の約8倍となっています。
iPadで動画編集などをお考えの方は、Proモデルを選択した方が良いです。
Apple Pencilは第1世代のまま
iPad(第10世代)はフルスクリーンのディスプレイになりましたが、対応しているApple Pencilは第1世代のままです。
第2世代のようにマグネットでペアリングや充電ができません。
また、Apple Pencilの第1世代はLightning端子を使用して充電する仕様です。
そのため、iPad(第10世代)はUSB-Cになってしまったので、本体から直接充電ができなくなってしまいました。
「USB-C – Apple Pencilアダプタ」という、アダプタを介してペアリングや充電を行わなければいけないので、非常に面倒になりました。
iPad(第10世代)はどんな人におすすめなのか
iPad(第10世代)がどんな人におすすめなのか、筆者なりに考えてみました。
iPad(第10世代)はイラスト作成などをせず、コンテンツ消費や電子書籍などエンタメ利用を目的とした利用に最適のiPadです。
また、「Magic Keyboard Folio」を使用すれば、パソコンのようにも使用でき、キーボード部分を取り外すことタブレットとしても使用できます。
この利便性と手軽さは、iPad(第10世代)ならではと言えます。
コスパを求める上でもiPad(第10世代)は最適なデバイスです。
iPad(第9世代)と比較すると高価に感じるかもしれないですが、第1世代のApple Pencilを既に持っている方は新たにApple Pencilを購入する必要はないでしす、本体のみの価格ですみます。
買い替えを視野に入れているのであれば、非常に魅力的なデバイスです。
iPad(第10世代)はコンテンツ消費のためのデバイス
Appleが初代iPadを発表した時、コンテンツ消費やネットサーフィンなどエンタメ利用を目的としていたと考えられます。
それから、miniやAir、Proモデルが発売されてきましたが、無印iPadは今でもエンタメ利用を目的としたデバイスだと筆者は考えます。
iPad(第10世代)はフルスクリーンになり、ステレオスピーカーに進化し、さらにコンテンツ消費に最適なデバイスになりました。
iPadを使用してYouTubeやNetflixなどの動画配信サービスを楽しみたい方は、iPad(第10世代)ははおすすめのデバイスです。
タブレットやパソコンはレンタルできる
実際の生活や仕事において実用的か確認するには、一度使ってみるしかありません。
しかし、タブレットやパソコン類は決して安い製品ではありませんので、できれば買ってから後悔はしたくないものです。
そのためにもタブレットやパソコンはお試しレンタルをおすすめします。
家電レンタルサービスの「Rentio(レンティオ)」では、パソコン・タブレット・周辺機器のレンタルを提供しています。
レンタル期間中に気に入った製品があれば、そのまま購入もできますので、いくつか試してみてから購入を決めてはいかがでしょうか。
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