カリタの電動ミル NEXT G2をレビュー!使い方やお手入れ方法、挽き目の比較をしてみた
公開日2023/03/27
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今回はカリタの電動ミル「NEXT G2」を使ってみたら、そのこだわりやグラインドの楽しさを体感できました!
使い方とお手入れ方法も紹介していますので、挽きたての香りをおうちで楽しみたい方、ハイスペックなコーヒーミルを検討している方ははぜひ参考にしてみてください。
もくじ
カリタのNEXT G2とは
カリタは日本が誇る創業60年以上の歴史を持つコーヒー器具専門メーカーです。
そのカリタは過去「NEXT G」を発売し、プロも使える電動ミルとして多くの支持を得たのですが、「NEXT G2」はその後継機となります。
コーヒーグラインダーってなに?
コーヒーグラインダーとはコーヒー豆を挽くモノです。一般的にコーヒーミルと呼ばれることが多いかもしれません。
(スーパーマーケットのコーヒー売り場にもありますね!)
『豆挽きの粒度が均一』『挽き方の幅が広い』などの特徴を持つ高機能なグラインダーは、手挽きよりも電動のほうが力加減とリズムが安定するため、摩擦熱が発生しにくく、鮮度を保ちやすいといったメリットがあります。
NEXT G2の特徴!こだわりの3ポイント
カリタの「NEXT G2」はどんな電動ミルなのか、その特徴を3つ紹介します。
粉の飛散を防止
電動ミルのデメリットである静電気による粉の飛散を、カリタの「NEXT G2」は帯電防止イオン発生装置を搭載することで解決しています。(写真の矢印部分)
それによって、本体や受缶への粉の付着も防いでくれるので、お手入れ簡単でストレスフリーに使い続けられるのも魅力です。
豆の粒度の精度が高い
「NEXT G2」は熱を持ちにくいセラミック刃を用いたフラットカッターディスク系で構成されています。
加えて、モーターの回転数をカリタ従来品の約半分まで低減することで、摩擦熱による風味の劣化を抑え、粉の粒度の安定した理想の豆挽きが可能です。
静かな動作音
モーター回転数がカリタ従来品の約半分まで低減されたことで、静音性も向上しました。
具体的には従来品の65%まで動作音が小さくなったようなので、使える環境(場所・時間帯)が広がるのは嬉しいです。
NEXT G2のスペック
項目 | 詳細 |
---|---|
型式 | KCG-17 |
電源 | 100V 50/60Hz |
消費電力 | 60W |
定格時間 | 5分 |
本体重量 | 2300g |
サイズ(mm) | 約W123×D215×H401 |
ホッパー容量 | 60W |
受缶容量 | 60g |
カリタのNEXT G2を実際に使ってみた!
今回はAmazon限定色のアクアブルーを使っています。
こちらの限定色はレンタルもできるので、おうちの雰囲気やキッチンインテリアとの組み合わせを試してみたい方は活用してみてください。
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コンパクト・シンプル・カワイイ
箱から取り出して真っ先に感じたのが「意外と小さい…!!」ということです。
電動ですし、もっとゴツくて圧迫感のあるモノをイメージしていたのですが、ちょうどいいサイズ感、カラー、愛らしいデザインでした!
北欧テイストのようなかわいらしいカラーが物欲を刺激してきますね。
使い方はかんたん
まず、ホッパーの向きを確認して蓋をセットします。
ホッパーは”MAX”の文字と本体ダイヤルが同じ向きになるようにしてください。
ホッパーが正しくセットされていないと電源がつきませんので、安心して使えます。
シャッターは閉めておきましょう。
このシャッターはモーターが稼働し刃が回転し始めてから開きます。
それによって刃を傷めず、お豆の細かさを均一にできます。
受缶の向きはフタの開口部を内側にし、帯電防止イオン発生装置と向かい合うようにセットします。
ホッパーに豆を入れ、フタをします。
1杯分でおおよそ10gとし、淹れたい杯数分を入れてください。
受缶の容量が60gなので、最大6杯分です。
ホッパーのフタを閉めたら、電源をオン!
刃の回転を確認できたら、シャッターを開き、ホッパー内のコーヒー豆を落とします。
1杯あたり15~20秒くらいで挽き終わります。
より安全に使うために
「NEXT G2」はアース線の設置が可能です。
製品裏面のアース線取り付けネジからアース端子に繋げられます。
[動画検証]動作音や静電気をチェック
動画の10秒前後を見てもらうと、静電気が抑えられているのがわかると思います。(めちゃくちゃ便利ですね!)
挽き時間はあっという間です。
挽き終わったら電源を切って完成です。
使用時の注意点
「NEXT G2」を使うときは、以下のことに気をつけてください。
- 連続5分の使用は避ける
- 一度に60gを超える豆をホッパーに入れない。
- 近くに発熱するものがある状態での使用と放置はしない。
- 2~3ヶ月に1度は内部のコーヒー粉のお掃除をする
カリタのNEXT G2で挽き方を比較してみた
今回は15段階あるうち、調整ダイヤルを回して、細挽き・中挽き・粗挽きの3段階で挽き比べをしてみました!
均一な粒度
いずれも均一は粒度で挽けていました。
コーヒー豆の種類や焙煎度合いによって差はあるでしょうが、今回のケースだと細挽きと比べて粗挽きの不均一さが少し目立ったかもしれません。が、十分問題のない範囲と言えます。
抽出方法に合わせた挽き方について
調整目盛 | 使用器具 |
---|---|
中挽き | ドリップ |
細挽き | サイフォン |
粗挽き | パーコレーター、フレンチプレス |
NEXT G2のお手入れ方法
「NEXT G2」は基本的には水で洗ったりせず、ブラッシングでお手入れをします。必ずコードを抜いた状態で行ってください!
筆者は100均で購入した小さなブラシを使っていきます。
メーカーでは専用のクリーニングブラシも販売しています。
分解します
まず本体両端にある調整ダイヤル部分を取り外します。
ネジを緩めたあとは、ゆっくり引き抜きてください。
本体側に回転カッターが装着されているので、それもゆっくりと引き抜きます。
この時、調整スプリングと呼ばれる小さなばねもありますので、なくさないよう注意してください。
ブラッシングして粉を落とします
本体粉出口・回転カッター・本体回転部をブラシで粉を落とします。
粉が詰まりやすい箇所はブラシ先を立てて取り除きましょう。
本体は水拭き
ホッパー・トレイ・本体表面は中性洗剤を含ませた水に浸し、かたく絞った布で拭いた後に洗剤が残らないようきれいに拭き取ります。
外した手順の逆でセットして完了です。調整ダイヤルのネジが緩んでいると、ダイヤル調整部分ががたがたと揺れ、豆がこぼれて無駄になってしまうので注意してください!
手挽きミルに比べて長持ちしやすいといわれる電動ミルなので、お手入れをこまめにしていき、長く愛用していきたいですね。
ダイヤルの0点調整のやり方
「NEXT G2」を長く使っていると、ダイヤルの粒度と実際の挽き目がズレてきてしまうため、定期的にダイヤルの0点調整をすることでズレを修正しなければなりません。
少しだけコツがいるのですが、下記の手順を参考にしてみてください。
- ダイヤル中心部のネジを外し調整ダイヤルを外す。
- プラグをコンセントに差し込む。
- 電源スイッチを入れてモーターを回す。
- ノッチプレートを右にゆっくり回し、「ギュルギュル」とカッター同士の接触音がするまで回す。※ちょっと固いので力が要ります。
- 接触音が出たところで左に1穴回す。※音が止まります!
- 調整ダイヤルの細引きの位置で●印に合わせ取り付けネジを閉める。
NEXT G2を使ってみた感想
筆者は学生時代に喫茶店で働きコーヒーを提供していたので、「NEXT G2」を使っていたら、何となく懐かしく、同時に幸せな気持ちになれました。
使い方もお手入れ方法も難しくないので、豆を挽くことに手間がかかりそうといった抵抗がある方にとっても気軽に使えるのが魅力だと思います。
手軽に挽き目を変え、様々なテイストを楽しめるのも◎
また、挽き方のバリエーションが豊富で挽くことの楽しさを知ることが出来ました。
上の写真は中挽き(上)・細挽き(左下)・粗挽き(右下)で挽目の比較検証をしたときのものですが、ホッパーに豆を入れて電源をポチッとするだけで様々な挽目にできるので、短期間でいろんなテイストを試せます。
一般的に粗挽きならパーコレーターやフレンチプレス、ネルドリップが向いている挽目なので、気軽に試せる環境でなければ迷うことなく細挽きにするかもしれません。
ですが、今回の検証ではドリップでも筆者の好みは粗挽きだったことが分かりました。
こんな風に挽き比べ、飲み比べができるのが醍醐味の一つだと思います!
カリタ式のおいしいコーヒーの淹れ方
補足までにカリタ式のドリップコーヒー手順もまとめておきます!
- STEP1「挽きたて」
挽きたてのコーヒー粉は味も香りも格別、淹れる直前に挽くのがベスト - STEP2「計量」
人数分のコーヒーの粉を入れる。1人分(120ml)の標準量は約10g - STEP3「蒸らし」
90度~92度くらいのお湯で、粉全体が湿る程度にお湯を少し注ぎ、約30秒蒸らす - STEP4「ゆっくり注ぐ」
お湯は中心で小さく「の」の字を書くように、お湯を4~5回に分け注ぐ。
カリタのNEX G2はこんな人におすすめしたい
カリタの「NEXT G2」は、コーヒーの電動ミルととしては素晴らしい商品でした。
コーヒー好き全員におすすめしたいのですが、電動ミルとしては高価な商品でもありますので、コーヒーが好きな人の中でもコーヒーを探求したい、コーヒーをもっと楽しみたい方におすすめできると思います。
淹れる時間をもっと贅沢に過ごしたい方は、ぜひ一度試してみてください。
コーヒーメーカーは試してから購入できる
「高い買い物になるから本当に必要かどうか見極めたい」
「実際にどんな製品なのか試してみたい」
そんな方におすすめなのがコーヒーメーカーレンタルです。
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