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今回レビューするのはHP製の大容量インクタンク搭載プリンター「HP Smart Tank 6005」。
HPといえばなんといってもPCメーカーとして有名ですが、プリンターも幅広いラインナップを取り揃えています。
筆者も以前は家庭用プリンターを使用していたのですが、近年は利用する機会が減ってしまっていました。
数年ぶりに使ってみた家庭用プリンターは、スキャナー、コピー機能、両面印刷まで対応し、インクのコスパも大幅に向上した優れモノでした。
もくじ
HP Smart Tank 6005のスペック
項目 | スペック |
---|---|
機能 | カラープリント、コピー、スキャナー、自動両面プリント 他 |
本体サイズ(横幅×奥行×高さ) | 約427×364×198mm |
重量 | 約6.38kg |
印刷方式 | インクジェット |
接続方法 | Wi-Fi、有線、ダイレクト接続 |
インクの種類 | 4色 |
対応する用紙サイズ | はがき~A4 | ファーストプリントアウトタイム | モノクロ:最速 15 秒 カラー:最速 18 秒 |
スマホ接続の有無 | ◯ |
SDカードやUSBメモリ対応の有無 | – |
HP Smart Tank 6005のポイント
- 凹凸の少ないスリムなデザイン
- 多機能で便利なスマートフォンアプリ対応
- 最大8,000枚カラー印刷できる大容量のインクタンク
HPスマートタンク6005実機レビュー
それでは、早速実機を見ていきましょう。
シンプルで使いやすいデザイン
まず、全体のデザインですが非常にシンプルなつくりとなっています。
家庭用プリンターとしては標準的なサイズですが、凹凸が少なく、直方体に近いデザインです。
スリムでシンプルなため、部屋のインテリアにもなじみやすいと感じました。
トレイに紙をセットするとこんな感じです。
トレイは引き出し式になっているため、余分なスペースを取りません。
本体の開閉も簡単なのでプリンターの内部にもすぐにアクセスすることができます。
内部構造自体もシンプルで、メンテナンスもしやすそうです。
こちらがインクの補充口。
こちらも開け閉めするだけで簡単にアクセスできる仕様になっています。
スキャナー・コピー機としても優秀
本機は印刷だけでなく、スキャナーとしての機能も付いているので、スキャン・コピーもできる小型複合機として活用できます。
ワンタッチでコピーできるコピーボタンもあるため、サッとコピーができるのもうれしいところです。
スキャンした画像は後述のスマートフォンアプリで確認できるうえ、そのままテキストファイルへの変換などにも対応しています。
スマートフォンアプリ「HP Smart」が便利
本機にはタッチパネルは搭載されておらず、ボタンも最小限のため、ほとんどの操作はスマートフォンアプリ「HP Smart」に集約されています。
こちらのアプリから印刷やスキャンデータの確認など様々な操作が行えるようになっています。
スマートフォンからの接続でも印刷のレスポンスは非常に早く、印刷ボタンを押してから約3秒で印刷が開始。
約20秒で1枚目の印刷が終わり、非常にスムーズだと感じました。
写真の印刷もスムーズできれい
試しに、スマホの中のいくつかの写真を印刷してみました。
iPhoneから写真を印刷する際は先述のアプリを使用することもできますし、iPhone標準の「写真」アプリから印刷することもできます。
スマホとプリンターがWi-Fiで接続されている場合は「写真」アプリの共有ボタンをタップし、表示されるメニューから「HP Smart」を選択するだけです。
写真の印刷もとてもスピーディー。
発色もなかなかきれいです。
写真用のA4光沢紙に印刷してみました。
家族写真や日常のスナップを印刷して飾ってみるのもよさそうですね。
補充が簡単かつ大容量なインクボトル
インクはトナー式ではなく、インクボトルから直接補充する仕様となっています。
補充方法もとても簡単。
補充口のキャップを開けてインクボトルを直接挿すだけです。
本機の大きな特徴のひとつがインクの残量を直接目視で確認できることです。
これは非常に直感的でわかりやすく、とても使いやすいと感じました。
見た目で残量がわかるため、減ってきたら補充することも可能ですし、急なインク切れにイライラすることもなくなります。
インクの持ちが非常に優秀
今回、レビューのために約50~60枚ほど印刷してみましたが、インク残量は目に見える変化がほとんどありませんでした。
かなりインク持ちが良いことがうかがえます。
メーカーによればインクタンクが満タンの状態からA4モノクロなら6,000枚、A4カラーなら8,000枚の印刷が可能とのこと。
これならインク切れを気にせず、思う存分使い倒せそうですね。
HP Smart Tank 6005の気になった点
プリンターの操作はWi-Fi接続が前提
今回、やや手間取ったのがセットアップ時でした。
プリンターのセットアップもアプリから行うのですが、その時はなかなかプリンターがWi-Fiにつながらず、操作ができない状態となっていました。
一度本体を初期状態にリセットし、セットアップをやり直したところ正常に動作するようになりましたが、Wi-Fiの接続がない状態ではセットアップが完了せず、アプリからの操作も全くできないので、その点は不便に感じました。
アプリは便利ではあるものの、トラブルシューティング情報も少ないため、行き詰ってしまう人も少なくないかもしれません。
また、液晶画面はあるのですが、非常に簡略的な分、情報量が少ないと感じました。
良くも悪くもほぼスマホやPCアプリでの操作を前提としたUI(ユーザーインターフェイス)となっています。
この点は事前に把握しておいた方がよさそうです。
インクタンク・インクボトルは液漏れに注意が必要
インクは補充が簡単で、残量もわかりやすいものの、液体のまま入っているため液漏れには注意する必要があります。
そのため、本体を移動する際は大きく横に傾けないなど、取り扱いには気を付ける必要があります。
また、交換用のインクボトル自体も液漏れの可能性があるので、必ず立てて保管する必要があります。
「HP Smart Tank 6005」は大容量のインクタンクでコスパよく使える
実際に使ってみて想像以上にインクの持ちがよく、気兼ねなく大量に印刷できるのが何よりもメリットだと感じました。
アプリを使いこなせばスマートフォンからの印刷に加え、コピー機、スキャナー、ファックスとしても使えるので、テレワークなどでプリンターの使用頻度が高い方、写真を大量に印刷する方には特におすすめです。
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