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昨今の海外需要もあり、ますます拍車がかかる日本酒ブーム。
日本は美味しい日本酒を作る「水、米、気候」の条件がすべて揃っており、とくに米どころである東北には有名な日本酒が数多くあります。
その中でも多くの銘柄数を誇るのが、宮城の地酒である「一ノ蔵(いちのくら)」です。
季節限定・数量限定を含めると、その種類は40を超えます。
「一ノ蔵を飲みたいけど、種類が多すぎて何から手をつければいいかわからない…」
このような悩みを持つ方も多いと思いのではないでしょうか?
そこで今回は、ランキングや地元仙台の居酒屋でよく飲まれている人気の銘柄を厳選してご紹介します。
もくじ
一ノ蔵とは?
一ノ蔵は宮城県にある酒造「一ノ蔵」が醸造・販売している日本酒の総称です。
株式会社 一ノ蔵は1973年に地元の酒造4社が経営統合する形で誕生しました。
一ノ蔵のロゴは、この酒造4社が1つに合わさった成り立ちをイメージして描かれています。
誕生の経緯から、東北各所の競合他社と比較すると歴史は浅め。
ただし統合時に最先端の技術を取り入れ、のちに生まれる多彩な銘柄につなげています。
近年は女性向け銘柄の販売にも積極的で、「ひめぜん」や「すず音」はその代表格。
通常の日本酒よりアルコール度数が低く飲みやすいので、お酒を飲み慣れていない方にもおすすめです。
一ノ蔵は5つの政令指定都市で、年に一回試飲販売会を実施しています。
- 東京
- 大阪
- 名古屋
- 札幌
- 福岡
誰でも参加できるので、近隣にお住まいで興味があればぜひ立ち寄ってみてください。
一ノ蔵の日本酒の特徴3つ
一ノ蔵を語るうえで欠かせない日本酒の特徴は、大きくわけて以下の3つです。
- 宮城米を原料とし、口当たり柔らかく飲みやすい
- 水や土にもこだわり、味の探求に余念がない
- 定番から限定まで40銘柄以上!
しっかり情報を確認することで、自身に合った銘柄を選びやすくなるでしょう。
1.宮城米を原料とし、口当たり柔らかく飲みやすい
一ノ蔵は主原料である米のほぼすべてに、地元宮城の米を使用しています。
とくに多く含まれているものは、以下の3種類です。
- 宮城県産ササニシキ
- クラノシキ
- 蔵の華
おすすめは「蔵の華」を使った銘柄で、720mlで2,000円ほどど比較的安価な割に、まるで高級日本酒のような上品な口当たりを楽しめます。
日本酒を飲み慣れていない方はもちろん、お酒好きな方へのプレゼントとしてもぴったりです。
環境への負担を考慮して作られた「環境保全米」も利用し、SDGsへの取組みも積極的に行っています。
酒造りと農業をとおしてさまざまな環境保全活動を達成している点は、業界では比較的若手な一ノ蔵ならではといえます。
一ノ蔵を買う際は、原料米にも注目してみてください。
さまざまな銘柄を飲んでいくうち、それぞれの米特有の個性が感じられるでしょう。
2.水や土にもこだわり、味の探求に余念がない
一ノ蔵酒造は宮城県大崎市の小高い丘の上にあり上水道はなく、日本酒を作るための水はすべて井戸水です。
豊穣な土でろ過された地下水で育った米を使っているので、日本酒の味にもトゲがなく、柔らかで上品な味を楽しめます。
一ノ蔵は水をろ過する土が、米づくりにおいてもっとも重要だと考えており、水を守るために蔵の敷地面積の3倍ほどある森林を所有しています。
これは一ノ蔵が創業時から大事にしていることで、「水のいい場所を」と創業者4人が酒蔵の場所を決めたためです。
地域密着の酒造りはSDGsにも一役買っていて、地産地消をとおしてさまざまな環境保全に取組み、目標達成に貢献しています。
3.定番から限定まで40銘柄以上!
一ノ蔵の日本酒の銘柄数は業界でもトップクラスで、数量限定品まで含めると40種類以上。
好んで飲まれる定番品からお土産に最適な贈答品まで、あらゆるニーズに合った商品を提供しています。
発泡性のスパークリング日本酒や女性向けの低アルコール日本酒といった、若年層向けの銘柄にも積極的です。
一ノ蔵が1998年に製造した「すず音」は、日本で初めてのスパークリング日本酒として注目を集めました。
一ノ蔵がここまで多様な銘柄を提供できるのは、創業時に当時最先端の酒造技術を取り入れたため。
伝統を守りつつも新しいものを受け入れることで、定番品だけでなく季節や用途に合わせた製造を可能としています。
一ノ蔵はどう選べばいい?自分に合った日本酒の選び方5種類
どの銘柄を飲むか迷っている方は、以下5つの基準に照らし合わせて選んでみてください。
- 種類で選ぶ
- 価格帯で選ぶ
- 飲み方で選ぶ
- 甘口か辛口かで選ぶ
- 季節で選ぶ
1.種類で選ぶ
日本酒は、大きく普通種と特定名称酒に分類可能です。
特定名称酒とは原料や製法が一定の基準を満たす酒のことで、これ以外のものは普通種と呼称されます。
特定名称酒には、さらに以下8種類が存在。
特定名称酒
- 純米大吟醸酒
- 純米吟醸酒
- 特別純米酒
- 純米酒
- 大吟醸酒
- 吟醸酒
- 特別醸造酒
- 本醸造酒
特定名称酒の分類は「精米歩合」と「醸造アルコール量」により決まり、以下の関係になっています。
醸造アルコール | ||||
---|---|---|---|---|
不使用 | 10%以下 | 10%以上 | ||
精米歩合 | 50%以下 | 純米大吟醸酒 | 大吟醸酒 | 普通酒 |
60%以下 | 純米吟醸酒 特別純米酒 |
吟醸酒 特別本醸造酒 |
||
70%以下 | 純米酒 | 本醸造酒 | ||
規制なし | 普通酒 |
個人の好みにもよりますが、基本的に精米歩合が低く醸造アルコール量が少ないほど、雑味がなくフルーティな香りが楽しめます。
日本酒に飲み慣れていない方は、口当たり柔らかな純米酒がおすすめです。
日本酒の種類についてはこちら
日本酒の種類とは?純米,吟醸,本醸造の違いや精米歩合について解説!種類別おすすめ銘柄も紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
2.価格帯で選ぶ
日本酒は基本的に精米歩合が低く、醸造アルコール量が少ないほど価格が高くなります。
そのため純米大吟醸酒は、銘柄の中でもっとも高価格です。
日本酒を試してみたいけれど価格がネックに感じている方は、コスパが高い普通酒か本醸造酒を選びましょう。
とくに「一ノ蔵 無鑑査本醸造」は価格の1段階上の味を感じられるので、ぜひ試してみてください。
3.飲み方で選ぶ
日本酒は、飲み方によって味わいは大きく異なります。
最初に考えておきたいのは飲む際の温度です。
一ノ蔵は基本的に淡麗辛口な味わいのため、冷酒をおすすめしています。
ただし「一ノ蔵 純米特別酒」のように芳醇旨口な味わいのものは、熱燗もおすすめです。
また日本酒はおつまみとの食べ合わせが楽しいお酒ですが、中には食前食後でも美味しい銘柄もあります。
とくにスパークリング日本酒「すず音」はその呑み口から、食前食後のリラックスタイムには最適でしょう。
この記事の銘柄紹介では飲むのに適した温度も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
4.甘口か辛口かで選ぶ
日本酒の味わいは「甘口」か「辛口」かで表現可能です。
一ノ蔵の場合はさまざまな味わいのものがあり、定番銘柄には甘口と辛口の両方が用意されています。
あくまで参考値ですが味わいの目安は「日本酒度」という値で表され、高いほど辛口、低いほど甘口になります。
一般的には日本酒を飲み慣れていない方は、辛口よりも甘口のほうがとっつきやすいとされています。
一ノ蔵の吟醸酒は全般的に辛さが控えめのため、日本酒初心者の方は純米吟醸酒もしくは純米大吟醸酒がおすすめです。
一ノ蔵は日本酒度のほかに味わいの分布を表したグラフが公式HPで公開されてるため、ぜひ参考にしてください。
5.季節で選ぶ
一ノ蔵は季節で異なる限定品を多数出荷しています。
四季折々の気候に合った環境と年月で醸造された日本酒は、時期にマッチした味わいとなります。
季節で選ぶ場合、初心者におすすめなのが「イチからはじめるイチノクラ」シリーズ。
一ノ蔵酒造の若手および中堅社員が主体となり製造されたシリーズで、飲みやすさがウリです。
香りが控えめで口当たりも柔らかいものがメインなため、日本酒に慣れていない方でも飲みやすいでしょう。
一ノ蔵オンラインショップでは季節限定品をまとめてチェックできるので、ぜひ時期ごとにチェックしてみてください。
一ノ蔵のおすすめ銘柄12選
ここからは一ノ蔵のおすすめ銘柄を、定番商品を中心に12種類紹介します。
- 特別純米酒
- 特別純米酒 辛口
- 特別純米酒 ひゃっこい
- 純米吟醸
- 純米吟醸 蔵の華(くらのはな)
- 特別純米酒 大和伝
- 無鑑査本醸造 超辛口
- ササニシキ純米大吟醸
- 松山天(しょうざんてん) 純米大吟醸
- 純米大吟醸 笙鼓(しょうこ)
- ひめぜん
- すず音
1.一ノ蔵 特別純米酒
「一ノ蔵 特別純米酒」は一ノ蔵の標準銘柄で、原料に宮城県産米を100%使用しています。
味わいは米本来の旨味を含んだ甘口で、飲んだあとにもまろやかな余韻が口の中に広がります。
芳醇旨口な味わいのため冷酒はもちろん、常温や温燗でいただくのもおすすめ。
クセが少なく非常に飲みやすいためどんなおつまみとも合う、飲み過ぎ注意な万能酒です。
一ノ蔵を飲んだことがない方は、この一本から始めれば間違いないでしょう。
一ノ蔵 特別純米酒 | |
---|---|
味わい | やや甘口 |
冷酒 | ◯ |
常温 | ◎ |
熱燗 | ◎ |
精米歩合 | 60% |
アルコール分 | 15度 |
日本酒度 | -10〜-8 |
公式販売価格 | 1800ml:税込 2,715円 720ml:税込 1,298円 |
(※表の価格は記事更新時点のものです。実際の販売価格は各ECサイトのリンク先にてご確認ください。)
2.一ノ蔵 特別純米酒 辛口
「一ノ蔵 特別純米酒 辛口」は、上で紹介した特別純米酒の辛口バージョンです。
通常版と比較して辛口で後味がすっきりしているため、こちらが好みという方も多くいます。
地元仙台の居酒屋では辛口のほうがメジャーで、その人気は折り紙付き。
沿岸地域ならではの魚介料理との食べ合わせもよいため、より美味しさが引き立っています。
お刺身や煮付けなどと食べるときは、ぜひ辛口を試してみてください。
一ノ蔵 特別純米酒 辛口 | |
---|---|
味わい | やや辛口 |
冷酒 | ◎ |
常温 | ◯ |
熱燗 | ◎ |
精米歩合 | 60% |
アルコール分 | 15度 |
日本酒度 | +1~+3 |
公式サイト販売価格 | 1800ml:税込 2,715円 720ml:税込 1,298円 |
(※表の価格は記事更新時点のものです。実際の販売価格は各ECサイトのリンク先にてご確認ください。)
3.一ノ蔵 特別純米生酒 ひゃっこい
「一ノ蔵 特別純米生酒 ひゃっこい」は、一切加熱殺菌をしていないふっくらとした味わいの生酒です。
「ひゃっこい」とは北日本の方言で「冷たい」という意味であり、まさにこのお酒を表した1語です。
冷蔵庫でよく冷やすことでキレと酸味が際立ち、他の純米酒とは異なる美味しさが味わえます。
要冷蔵なため保存には注意が必要。冷たい刺し身はもちろん、熱々のおでんなどとも合う逸品です。
一ノ蔵 特別純米生酒 ひゃっこい | |
---|---|
味わい | やや辛口 |
冷酒 | ◎ |
常温 | × |
熱燗 | × |
精米歩合 | 60% |
アルコール分 | 15度 |
日本酒度 | +1~+3 |
公式販売価格 | 720ml:税込 1,496円 300ml:税込 693円 |
(※表の価格は記事更新時点のものです。実際の販売価格は各ECサイトのリンク先にてご確認ください。)
4.一ノ蔵 純米吟醸
「一ノ蔵 純米吟醸」は宮城産原料米に2種類の酵母を使用し、上品な味わいを実現した純米吟醸酒です。
純米吟醸らしく口当たりはすっきりとしていて、上品な香りが後切れの良さを演出します。
その味わいは食中酒に適しており、料理の風味をより引き立ててくれるでしょう。
和食との相性は抜群ですが、実はイタリアンとの食べ合わせもおすすめ。
よく使われるオリーブオイルとチーズの香りが一層際立ち、華やかな味わいへと昇華してくれます。
一ノ蔵 純米吟醸 | |
---|---|
味わい | やや甘口 |
冷酒 | ◎ |
常温 | ◯ |
熱燗 | △ |
精米歩合 | 50% |
アルコール分 | 15度 |
日本酒度 | -3〜-1 |
公式サイト販売価格 | 1800ml:税込 3,300円 720ml:税込 1,650円 |
(※表の価格は記事更新時点のものです。実際の販売価格は各ECサイトのリンク先にてご確認ください。)
5. 一ノ蔵純米吟醸 蔵の華(くらのはな)
「一ノ蔵 純米吟醸 蔵の華(くらのはな)」は宮城独自の酒造好適米「蔵の華」100%で仕込んだ純米吟醸酒。
価格と味のコスパが最高の日本酒で、筆者イチオシの一本です。
淡麗ですっきりとした味わいで、軽快ながらもしっかりと旨味が引き立っています。
メロンやイチゴにたとえられるフルーティな芳香が、食事をより華やかにしてくれるでしょう。
その上品な味わいから、食後酒としてもおすすめです。
一ノ蔵 純米吟醸 蔵の華 | |
---|---|
味わい | 中口 |
冷酒 | ◎ |
常温 | ◯ |
熱燗 | △ |
精米歩合 | 50% |
アルコール分 | 15度 |
日本酒度 | ±0〜+2 |
公式サイト販売価格 | 1800ml:税込 4,400円(化粧箱付) 税込 3,960円(化粧箱なし) 720ml:税込 2,200円(化粧箱付) 税込 1,980円(化粧箱なし) |
(※表の価格は記事更新時点のものです。実際の販売価格は各ECサイトのリンク先にてご確認ください。)
6.一ノ蔵 特別純米 大和伝(やまとでん)
「一ノ蔵 特別純米 大和伝(やまとでん)」は、淡麗辛口な特別純米酒。
宮城県内限定販売品ですが、通販サイトで購入可能です。
宮城県の酒造好適米「蔵の華」だけを使用し、本来なら吟醸酒を名乗ってもいい精米歩合50%まで磨き上げています。
他の特別純米酒に比べて上品で辛さに切れがあり、すっきりとした呑み口を実現しています。
あらゆる温度で美味しく飲め、食前食昼食後とすべてのシチュエーションで楽しめるでしょう。
贈答用にもおすすめの一本です。
一ノ蔵 特別純米 大和伝 | |
---|---|
味わい | 辛口 |
冷酒 | ◯ |
常温 | ◯ |
熱燗 | ◯ |
精米歩合 | 50% |
アルコール分 | 15度 |
日本酒度 | +1~+3 |
公式サイト販売価格 | 1800ml:税込 3,740円(化粧箱付) 税込 3,520円(化粧箱なし) 720ml:税込 1,760円(化粧箱付) 税込 1,650円(化粧箱なし) |
(※表の価格は記事更新時点のものです。実際の販売価格は各ECサイトのリンク先にてご確認ください。)
7.一ノ蔵 無鑑査本醸造 超辛口
「一ノ蔵 無鑑査本醸造 超辛口」は一ノ蔵の無鑑査本醸造シリーズの1つで、今回紹介する中でも随一の辛口日本酒です。
あらゆる温度で美味しくいただける、喉元に響く切れが抜群の一本。
熱燗でグイッとすれば、他の一ノ蔵にはない痺れるようなドライさが味わえます。
「無鑑査本醸造」とは酒税法改正前に過剰な税金を逃れるため、一ノ蔵が無審査で販売していた二級酒のこと。
酒税を節約した分、美味しい酒を安価で家庭に提供していた、一ノ蔵の顧客第一の精神が受け継がれた逸品です。
一ノ蔵 無鑑査本醸造 超辛口 | |
---|---|
味わい | 辛口 |
冷酒 | ◎ |
常温 | ◎ |
熱燗 | ◎ |
精米歩合 | 65% |
アルコール分 | 15度 |
日本酒度 | +9~+10 |
公式サイト販売価格 | 1800ml:税込 2,198円 720ml:税込 985円 |
(※表の価格は記事更新時点のものです。実際の販売価格は各ECサイトのリンク先にてご確認ください。)
8.一ノ蔵 ササニシキ純米大吟醸
「一ノ蔵 ササニシキ純米大吟醸」は米どころ宮城を代表する「ササニシキ」を100%使った純米大吟醸酒です。
宮城県内限定販売品ですが、通販サイトで購入可能。
ササニシキは食感があっさりしており、その特性を十二分に引き出したのがこの純米大吟醸酒です。
上品な味わいと後味の爽やかさが、ササニシキを体現した酒といえるでしょう。
ササニシキが料亭でよく使われているように、天ぷらや寿司との相性はまさに最高。
少し贅沢な和食の場に、ぜひ1度お試しください。
一ノ蔵 ササニシキ純米大吟醸 | |
---|---|
味わい | やや甘口 |
冷酒 | ◎ |
常温 | ◯ |
熱燗 | △ |
精米歩合 | 40% |
アルコール分 | 15度 |
日本酒度 | -3~-1 |
公式サイト販売価格 | 720ml:税込 2,640円 |
(※表の価格は記事更新時点のものです。実際の販売価格は各ECサイトのリンク先にてご確認ください。)
9.一ノ蔵 松山天(しょうざんてん) 純米大吟醸
「一ノ蔵 松山天(しょうざんてん) 純米大吟醸」は令和元年に誕生した新品種「吟のいろは」を用いて作られた純米大吟醸酒です。
「松山天」とは、この酒が目標とする以下の3単語から採られました。
- 松 … 不老長寿でめでたさの象徴
- 山 … 仙人が住むという聖なる地
- 天 … 人々が憧れ夢見るもの
淡麗辛口な「蔵の華」に対し、「吟のいろは」から作られた日本酒は柔らかくふくよかな味わいに仕上がります。
吟のいろはは都度改良がされており、今から追えば年々の味の変化も楽しめる一石二鳥なお酒です。
一ノ蔵 松山天 純米大吟醸 | |
---|---|
味わい | 甘口 |
冷酒 | ◎ |
常温 | ◯ |
熱燗 | △ |
精米歩合 | 40% |
アルコール分 | 15度 |
日本酒度 | -6~-4 |
公式サイト販売価格 | 720ml:税込 4,620円 |
(※表の価格は記事更新時点のものです。実際の販売価格は各ECサイトのリンク先にてご確認ください。)
10.一ノ蔵 純米大吟醸 笙鼓(しょうこ)
「一ノ蔵 純米大吟醸 笙鼓(しょうこ)」は酒米の王様「山田錦」を35%まで磨き上げて作られた、一ノ蔵屈指の純米大吟醸酒です。
味のバランスは一ノ蔵の中でもトップクラスで、甘口と辛口のいいとこ取りのような風味をしています。
まろやかな甘み・旨味の広がりと上品な後切れの良さを同時に味わえ、飲むタイミングや場所を問わない万能酒といえるでしょう。
華奢な和食との相性は抜群で、少しお高めの割烹料理店や寿司屋には置いてあることがあります。
見つけた際は、ぜひ試してみてください。
一ノ蔵 純米大吟醸 笙鼓 | |
---|---|
味わい | 甘口 |
冷酒 | ◎ |
常温 | ◯ |
熱燗 | △ |
精米歩合 | 35% |
アルコール分 | 15度 |
日本酒度 | -3〜-1 |
公式サイト販売価格 | 1800ml:税込 12,100円 720ml:税込 5,500円 |
(※表の価格は記事更新時点のものです。実際の販売価格は各ECサイトのリンク先にてご確認ください。)
11.一ノ蔵 ひめぜん
「一ノ蔵 ひめぜん」は女性にも飲みやすい銘柄を目指し一ノ蔵が生み出した、新時代の日本酒です。
大きな特徴はやはり甘さと低アルコール度数でしょう。
甘さはなんと日本酒度にして-70で、通常の日本酒とかけ離れた極甘酒です。
まるでリキュールのようなフルーティさと甘酸っぱさを兼ね備えており、いかなる温度でも風味を損ないません。
アルコール度数は8度と従来の日本酒の約半分。チューハイのように気軽にいただけます。
かなりの甘さから食べ合わせを選ぶお酒ですが、エスニック料理のような酸味が強い料理との相性は良好です。
新感覚の味わいを、ぜひお楽しみください。
一ノ蔵 ひめぜん | |
---|---|
味わい | 甘口 |
冷酒 | ◎ |
常温 | ◯ |
熱燗 | ◯ |
精米歩合 | 65% |
アルコール分 | 8度 |
日本酒度 | -70〜-60 |
公式サイト販売価格 | 1800ml:税込 2,750円 720ml:税込 1,144円 |
(※表の価格は記事更新時点のものです。実際の販売価格は各ECサイトのリンク先にてご確認ください。)
12.一ノ蔵発泡清酒 すず音
「一ノ蔵 発泡清酒 すず音」は現在では一般的になった、スパークリング日本酒の先駆け的な存在です。
繊細な泡がぷちぷちと鈴の音を奏でているようであることが、名前の由来。
口の中で優しく泡が弾けると、お米特有の甘さと炭酸の風味が口いっぱいに広がります。
ひめぜんと同様にアルコール度数も低いため、日本酒を飲み慣れていない方や女性でも手軽に飲めます。
食前食後のリラックスタイムにぜひお試しください。
一ノ蔵 発泡清酒 すず音 | |
---|---|
味わい | 甘口 |
冷酒 | ◎ |
常温 | × |
熱燗 | × |
精米歩合 | 65% |
アルコール分 | 5度 |
日本酒度 | ? |
公式サイト販売価格 | 300ml:税込 880円 |
(※表の価格は記事更新時点のものです。実際の販売価格は各ECサイトのリンク先にてご確認ください。)
【まとめ】ぜひ一ノ蔵で毎日の食に彩りを
今回は宮城の日本酒「一ノ蔵」のおすすめ銘柄をまとめました。
一ノ蔵は米どころ宮城の自然を最大限活かし作られた、まさに銘酒です。
種類も生産数も多くあらゆるニーズに対応しているため、誰でもお気に入りの一本を見つけられるでしょう。
全国への出荷も積極的で、酒屋やオンラインショップにて気軽に購入できます。
主要銘柄の飲み比べセットもあるので、迷っている方はこちらもおすすめです。
日本酒は温度により風味が変わりやすい!保存は冷蔵庫で
日本酒は基本的に瓶売りで飲み干すのにも時間がかかるので、ついついかさばってしまいがちです。
お家の冷蔵庫にも限界があるので、保存にはセカンド冷蔵庫が欲しくなる方もいるでしょう。
ただし冷蔵庫は安くない買い物なので、日本酒の保存のためだけに買うのは躊躇してしまいますよね。
そこで家電レンタルサービスのRentio(レンティオ)では、小型冷蔵庫を気軽にレンタル可能です。
もし使用中に商品を気に入ったら、そのまま返却せずに購入も可能。
ぜひお気軽にレンタルしてみてくださいね!
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