セラミックヒーターの電気代は?エアコンやオイルヒーター、こたつとも比較!暖房器具 を検討している人必見!
更新日2025/01/09
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冷え込む季節、手軽で便利な暖房器具が欲しいと思いませんか?
そんなお悩みを解決するするのが、スイッチ一つで手軽に使えるセラミックヒーターです!
速暖性が高く持ち運びもしやすく部屋間の移動もラクチンで人気のヒーター。
今回はそんなセラミックヒーターの電気代についてエアコンやオイルヒーター、こたつとも比較してお伝えします!
もくじ
電気代の計算
電気代は以下の計算式で求められます。
消費電力(kW) × 使用時間 × 電力供給会社の電気料金単価
消費電力265Wの1時間の電気代を計算すると、まず消費電力の単位がWであればkWにあわせます。
例えば消費電力が265Wの場合は
265W=0.265kW
電気料金単価は電力会社の契約しているプランによるので、参考までに1kWhあたり31円/kWhとして、
0.265kW×1×31=8.215円
1時間あたり約8.2円となります。
セラミックヒーターの電気代
セラミックヒーターは、電気を使った暖房器具です。
お部屋全体を暖めるというよりは、スポット暖房に向いています。
ファンヒータータイプやパネルヒータータイプが一般的で、即暖性が高く、手軽に使えるのが特徴です。
セラミックヒーターのメリット・デメリット
- 即暖性が高い:電源を入れてすぐに温風が出るため、帰宅時などすぐに暖をとれる。
- 移動が簡単:軽量で持ち運びがしやすいため、脱衣所やトイレなど一時的に使用するような場所にも向いてる。
- 安全性が高い:火を使用しないので、石油ストーブなどに比べると火事のリスクが低く、ガスを使用しないのでこまめな換気が不要。
- 電気代が高い:消費電力が高いため、電気代がかさみやすい。
- 部屋全体の暖房には不向き:部屋全体を暖める能力は低い。
- 使用範囲が狭い:石油ストーブやエアコンに比べると、広い空間には適さない。
セラミックヒーターの電気代を計算してみた!
今回は山善のセラミックヒーターDSF-VN123の消費電力をもとに計算してみました。
山善 DSF-VN123 | |
---|---|
種類 | セラミックヒーター |
電力切替 | 800/1200W |
消費電力 | 1200W |
電気代(1時間当たり) | 約24.8円〜37.2円 |
畳数めやす | – |
こちらの機種は運転切替を二段階調節できるのですが、だいたい1時間あたり約24.8円〜37.2円かかります。
電気ストーブの電気代
電気ストーブの電気代は電気ストーブの種類によって消費電力が大きく違います。
電気ストーブの種類はハロゲンヒーター、カーボンヒーター、セラミックヒーター、パネルヒーターがあります。
それでは4つの種類の電気代の違いについてお伝えします!
電気ストーブの種類による電気代の違い
4つの中で消費電力が低くて電気代を抑えられるのはハロゲンヒーターです。
ハロゲンヒーターは、強力な熱と光を放出するハロゲンランプを利用した電気ストーブです。ハロゲンランプは短時間であたたまるので、お風呂の脱衣所など狭い範囲を短時間だけ暖めたい場合に適しています。逆にエアコンのように部屋全体をあたためるのには向いていません。
カーボンヒーターも電気代を抑えられます。熱効率の高い炭素繊維を発熱体に使用しているので、熱効率が高く、狭い範囲をピンポイントで暖めるのに適しています。
パネルヒーターは、電熱線でパネルを発熱させ、輻射熱で部屋の空気を暖める電気ストーブです。小型から大型のものまでいろいろなサイズがあります。
遠赤外線を放出して部屋を暖めるセラミックヒーターは、4つの中で1番消費電力が高く電気代がかかります。小型なので持ち運びが便利なのがメリットです。
電気ストーブの電気代を計算してみた!
電気ストーブの電気代は下記商品の消費電力をもとに計算してみました。
- テクノス スリムハロゲンヒーター PH-319
- 山善 カーボンヒーター 遠赤外線 KDC-X07E
- 山善 セラミックヒーター DSF-VN123
- 山善 ミニパネルヒーター DP-SD30
テクノス PH-319 | 山善 KDC-X07E | 山善 DSF-VN123 | 山善 DP-SD30 | |
---|---|---|---|---|
種類 | ハロゲンヒーター | カーボンヒーター | セラミックヒーター | パネルヒーター |
電力切替 | 300W | 350/700W | 800/1200W | 300W |
消費電力 | 300W | 700W | 1200W | 300W |
電気代(1時間当たり) | 約9.3円 | 約10.85円〜21.7円 | 約24.8円〜37.2円 | 約9.3円 |
(※50Hzの消費電力、電気料金単価1kWhあたり31円で計算)
表を見てわかるように電気ストーブの種類によって電気代に違いがあります。
ハロゲンヒーターよりカーボンヒーターの方が、電気代が高くなっています。しかしハロゲンヒーターは、強運転した場合カーボンヒーターより電気代が高くなります。使用状況によって電気代は変わるため、どちらがお得かは判断が難しいです。
パネルヒーターの電気代は設定温度によって電気代が大きく異なります。また、セラミックヒーターは他の暖房器具に比べると電気代は高めです。
各種類のメリットとデメリットを理解したうえで、用途によって上手に活用していきましょう。
エアコンの電気代
ここではエアコンの暖房の電気代について調べました。
エアコンの暖房は、暖かい空気を出して部屋全体を早めに温めてくれる暖房器具です。
エアコンの電気代を計算してみた!
エアコンは対応畳数や温度設定、使用時間によって電気代が違ってきます。
今回はダイキンのエアコン S404ATEP(11~14畳)で電気代を計算しました。
ダイキン S404ATEP | |
---|---|
消費電力(暖房) | 1,410W |
電気代(1時間当たり) | 約43.7円 |
畳数めやす(暖房) | 11~14畳 |
(※50Hzの消費電力、電気料金単価1kWhあたり31円で計算)
オイルヒーターの電気代
ここではオイルヒーターの電気代について調べました。
オイルヒーターとは、オイルを温めてその放熱を利用して空間を暖める暖房器具です。オイルを使わないオイルレスヒーターというものもあり、今回はオイルレスヒーターの電気代もご紹介します。
オイルヒーターの電気代を計算してみた!
今回はデロンギのオイルヒーターとオイルレスヒーターの商品で電気代を比較してみました。
比較したのはこちらの2商品
- デロンギ アミカルド オイルヒーター RHJ35M1015
- デロンギ マルチダイナミックヒーター MDHS15
デロンギ RHJ35M1015 | デロンギ MDHS15 | |
---|---|---|
製品タイプ | オイルヒーター | オイルレスヒーター |
消費電力 | 600/900/1500W | 300/600/900/1200/1500W |
電気代(1時間当たり) | 約18.6円〜46.5円 | 約9.3円〜46.5円 |
畳数めやす | 10~13畳 | 10~13畳 |
(※50Hzの消費電力、電気料金単価1kWhあたり31円で計算)
オイルヒーターとオイルレスヒーターの電気代について詳しくはこちらの記事もチェックしてみてくださいね。
オイルヒーターの電気代は?エアコンや電気ストーブなど暖房器具と比較! – Rentio PRESS[レンティオプレス]
こたつの電気代
ここではこたつの電気代について調べました。
こたつは電源を入れるとすぐに熱を発し、足などを暖めてくれる暖房器具です。
こたつの電気代を計算してみた!
こたつの電気代を計算してみました。
今回は山善の折れ脚家具調こたつ GKL-F802で電気代を算出しています。
山善 折れ脚家具調こたつ GKL-F802 | |
---|---|
消費電力 | 510Wh |
標準消費電力(弱/強) | 80Wh/170Wh |
電気代(1時間当たり) | 約2.5円/約5.3円 |
(※50Hzの消費電力、電気料金単価1kWhあたり31円で計算)
各社がカタログで掲載している消費電力は、こたつが温まるまでにかかる消費電力になります。
一定の温度まで暖まると、こたつ内の温度変化に応じて自動で出力が調整される仕組みですので、実際にはもっと少ない電力となります。
標準消費電力が記載されている場合は、こちらが目安となります。
暖房器具で電気代を節約できる家電はどれ?
どのヒーターが電気が高いのかや、自分に合っている暖房器具がどれなのか気になりますよね。
ここではセラミックヒーターと他ヒーターとの電気代の比較、また暖房器具で電気代を節約できる家電はどれなのかについてお伝えします。
セラミックヒーターと他ヒーターとの電気代比較
まずはセラミックヒーターと他のヒーター家電との電気代を比較していきましょう。
電気代は下記商品の消費電力をもとに計算してみました。
- テクノス スリムハロゲンヒーター PH-319
- 山善 カーボンヒーター 遠赤外線 KDC-X07E
- 山善 セラミックヒーター DSF-VN123
- 山善 ミニパネルヒーター DP-SD30
- ダイキン エアコン S404ATEP
- デロンギ アミカルド オイルヒーター RHJ35M1015
- デロンギ マルチダイナミックヒーター MDHS15
テクノス PH-319 | 山善 KDC-X07E | 山善 DSF-VN123 | 山善 DP-SD30 | ダイキン S404ATEP | デロンギ RHJ35M1015 | デロンギ MDHS15 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
種類 | ハロゲンヒーター | カーボンヒーター | セラミックヒーター | パネルヒーター | エアコン | オイルヒーター | オイルレスヒーター |
電力切替 | 300W | 350/700W | 800/1200W | 300W | – | – | – |
消費電力 | 300W | 700W | 1200W | 300W | 1,410W(暖房) | 600/900/1500W | 300/600/900/1200/1500W |
電気代(1時間当たり) | 約9.3円 | 約10.85円〜21.7円 | 約24.8円〜37.2円 | 約9.3円 | 約43.7円 | 約18.6円〜46.5円 | 約9.3円〜46.5円 |
畳数めやす | – | – | – | – | 11~14畳 | 10~13畳 | 10~13畳 |
(※50Hzの消費電力、電気料金単価1kWhあたり31円で計算)
やはりエアコンやオイルヒーターなど広範囲をあたためられる暖房器具の方が、1時間当たりの電気代が高いようです。
ですが、おおよその計算にはなりますが「セラミックヒーターの山善 DSF-VN123」と「オイルレスヒーターのデロンギ MDHS15」の消費電力1200Wを比較すると、あまり電気代に差がないことがわかりました。
セラミックヒーターは狭い範囲しかあたためられないにもかかわらず電気代が高いです。
ただ、速暖性が高くコンパクトなので脱衣所やトイレなど一時的に使用することを考えればトータルで電気代を抑えられます。
使用頻度や商品にもよりますが、使うシーンや場所などに合わせてヒーターを選ぶと良いでしょう。
暖房器具の中で1時間あたりの電気代が安いのは?
今回、選んだ家電の1時間あたりの電気代をもとに比較してみました!表は上から電気代が安い順にならべたものです。
電気代が安い順 | 電気代(1時間当たり) | |
---|---|---|
1 | こたつ | 約2.5円〜約5.3円 |
2 | 電気ストーブ(ハロゲンヒーター) | 約9.3円 |
3 | 電気ストーブ(パネルヒーター) | 約9.3円 |
4 | 電気ストーブ(カーボンヒーター) | 約10.85円〜21.7円 |
5 | 電気ストーブ(セラミックヒーター) | 約24.8円〜37.2円 |
6 | エアコン | 約43.7円 |
7 | オイルレスヒーター | 約9.3円〜46.5円 |
8 | オイルヒーター | 約18.6円〜46.5円 |
結果、こたつの電気代が最も安かったです。ふとんで外気と遮ることができるので早く暖まり保温効果もあるため節電につながります。
また、電気ストーブのハロゲンヒーターとパネルヒーターの電気代も安かったです。こちらは部屋全体をあたためるというよりも狭い範囲や局所的にあたためたい場合に向いています。
エアコンは早く部屋を暖めてくれますが、その分最初の消費電力が高いです。設定温度や風量自動などにすると節電につながり電気代も少し安くなります。
オイルレスヒーターとオイルヒーターは消費電力が高く電気代も他の暖房器具よりは高くなりますが、空気の乾燥が気になる方や部屋全体を暖めたい方におすすめ。
セラミックヒーターは他の電気ストーブに比べると電気代が高いですが、すぐに暖をとりたい場合や狭い場所で使う場合などにおすすめです。
1時間あたりの電気代は上記のようになりますが、実際に使用するシーンや時間をイメージして電気代を計算してみるといいでしょう。
電気代を比較して賢く暖まろう!
今回はセラミックヒーターの電気代の他に暖房器具とエアコンの電気代も比較させていただきました!
それぞれの電気代を出して比較すると、どれだけ違いがあるのかはっきりしますね。
今回は筆者が選んだ家電で比較してみましたが、メーカーや機種によって同じ家電の種類でも消費電力は違ってきます。
ぜひ、気になる家電が見つけた時はご紹介した電気代の計算方法をもとにチェックしてみてくださいね。
今回の電気代比較が家電を選ぶ際の参考にしていただけると幸いです。
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