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渡航の際のビザ免除措置が再開し、煩雑な手続きなしで旅行に行きやすくなった中国。
中国本土を旅行をするうえでぜひとも使いこなしたいアプリが、QRコード決済アプリのアリペイ(Alipay)です。
アリペイは中国ではほとんどの店舗で使われていて、今や中国旅行の必需品となっています。
今回は筆者が2024年に上海旅行に行った際の実体験も交えて、アリペイの基本的な使い方やクレジットカードの登録方法などを解説します。
もくじ
アリペイ(Alipay)とは
アリペイとは、中国のアリババグループが提供するQRコード決済サービスのこと。
中国語では「支付宝」と書き、ロゴやアプリのアイコンには「支」の文字があしらわれています。
中国では国民の8割以上がキャッシュレス決済を利用しているというデータがあり、現金はほとんど使われていません。
実際、筆者が訪問した際も現金を使う機会は全くと言っていいほどありませんでした。
空港や観光地などでは現金での支払いを受け付けてくれるところもありますが、基本はアリペイでの支払いになると考えた方がよいでしょう。
アリペイは日本のクレジットカードにも対応済み
アリペイは以前は中国国内の銀行口座を所有しているユーザーしか使えませんでしたが、2023年7月以降は海外発行のクレジットカードにも対応。
日本で発行されたクレジットカードも登録できるようになり、海外旅行客でも気軽に利用できるようになりました。
2025年現在、アリペイは以下の主要なクレジットカードに対応しています。
- VISA
- マスターカード
- ダイナースクラブ
- ディスカバー
- JCB
日本のJCBカードも対応しているので、日本のユーザーにとっても利用しやすい仕様となっています。
アリペイの使い方:登録方法
アリペイはQRコード決済アプリのため、基本的な使い方は日本でおなじみの「PayPay」などのアプリとよく似ています。
そのためクレジットカードの登録さえできれば、QRコード決済アプリになじみのある方は問題なく使いこなせるでしょう。
筆者も旅行に行くにあたって実際にアカウント登録からやってみましたが、日本語含む多言語に対応していて登録もスムーズ。
UI(ユーザーインターフェース)も最新のデザインで、想像以上に使いやすいと感じました。
初期設定までは日本でも可能なので、できる限り旅行に出発する前に設定しておくことをおすすめします。
アリペイアプリをダウンロードする
アリペイを使うなら、まずはアリペイアプリをダウンロードしましょう。
iPhoneやAndroidスマートフォンをご利用の方は以下のページからダウンロード可能です。
「Alipay – Simplify Your Life」をApp Storeで
電話番号でアカウントを作成する
アカウントを初めて作成する場合、まずは認証のために電話番号を登録する必要があります。
日本の携帯電話番号でも登録できますが、国際電話と同じように日本の国番号である「81」を選択したうえで、1桁目の0を省いて入力しましょう。
言語設定を日本語にする
アリペイは日本語含む多言語に対応しているので、言語設定を日本語にすることをおすすめします。
手順としては、アプリ右下の「我的」というアイコンをタップするとマイページに飛ぶことができ、マイページ右上のアイコンから設定画面を開くことができます。
続いて設定画面(通用)から「多语言」を選び、その中から日本語を選べば、以降は日本語で表示されます。
我的(マイページ)>設定ボタン(ネジマーク)>通用(一般)>多语言(言語)>日本語の順で設定できるので試してみてください。
クレジットカードを登録する
言語が設定できたら、「銀行カードを追加」からクレジットカードを登録します。
クレジットカードを登録する際は「Scan Bank Card」のボタンからカメラでクレジットカードを撮影するとすぐに情報が登録できるので便利です。
クレジットカードが登録できて、支払い用のQRコードが表示できれば主要な設定は完了です。
その後、支払コード(暗証番号)やパスポートの登録も追加で求められることがありますので、画面の指示に従って対応しましょう。
アリペイの使い方:支払方法
登録が完了したら、使い方は他のQRコード決済アプリとほぼ同じです。
なお、アリペイはポストペイ(後払い)方式なので、決済前に残高をチャージしておく必要はありません。
QRコードをスキャンして支払う
筆者が訪問した店舗では、自分のQRコードを提示し、店員さんにスキャナーでスキャンしてもらう方式がほとんどでした。
中国語が話せなくても、支払いの際にアリペイのQRコードを提示すればスムーズに決済が完了するので、とても便利です。
なお、決済が高額の場合は事前に設定した支払コード(暗証番号)の入力が求められる場合があるので、その点は注意が必要です。
アプリでQRコードをスキャンする
コカ・コーラなどの自動販売機も現金での支払いは基本的に受け付けていないため、アリペイで支払う必要があります。
自動販売機の場合は、機械本体のディスプレイに表示されたQRコードをアプリでスキャンする方式でした。
自動販売機の他、地下鉄の券売機も現金での支払いに対応していなかったため、地下鉄用の交通カード(SuicaのようなICカード)もアリペイで購入する必要がありました。
こういった場面でも、やはりアリペイは中国旅行には必需品だと感じました。
中国旅行にはスマホやレンタルWiFIが必須
中国ではアリペイの他、「We Chat」や「百度地图」(Baidu Maps)、タクシーアプリの「DiDi」など、中国独自のスマホアプリを活用する場面が多くあります。
デジタル化の進んでいる中国では、スマートフォンやネット環境がないと困ることも多いため、持ち物は事前にしっかり準備していくことをおすすめします。
家電レンタルのレンティオでは、中国でも使える海外WiFiがレンタル可能。
旅行にピッタリの高性能なスマートフォンやスーツケースとあわせてレンタルすることができるため、中国旅行の準備をしている方にはおすすめです。
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