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最近コンサートやライブに行くと、多くの方が双眼鏡を持っているのを見かけるようになりました。
どんな席でも推しの顔は見えれば見えるほどいいですよね!
ただ、従来の双眼鏡はライブ用に設計されたものはなかなかなく、ライブではこんな機能があればいいのにと思うところがありました、、、
今回ご紹介するケンコー・トキナーの防振双眼鏡「VC Smart 14×30 Cellato」はコンサートやライブ用に設計された防振双眼鏡となっています。
コンサートやライブに特化した機能が盛り込まれた防振双眼鏡なので、ライブ中も快適に使用することができます。
そんなコンサート・ライブ向けの双眼鏡ケンコー・トキナーの「VC Smart 14×30 Cellato」をレビューします!
もくじ

ケンコー・トキナーはどういう会社?
ケンコー・トキナーは光学機器の開発・販売を行うメーカーです。2011年6月に株式会社ケンコーと株式会社トキナーが合併し、社名が株式会社ケンコー・トキナーとなりました。
株式会社ケンコーは写真用フィルター、株式会社トキナーはデジタル一眼レフカメラ用交換レンズが業界では知名度が高くそれぞれ長い歴史を持つ会社。
フィルターやレンズが強みの会社だと、より高機能な商品が今後も生み出されそうですね。
フィルターやレンズだけでなく、双眼鏡や防振双眼鏡の商品も多く100種類以上の機種を製造されており、コンサートやスポーツ観戦や旅行、自然観察など様々なシーンで使用されることを想定して商品開発をされているそうです。
ケンコー・トキナー VC Smart 14×30 Cellatoの特徴
それでは今回実際に使ったケンコー・トキナー VC Smart 14×30 Cellatoの特徴の特徴をご紹介します!
防振モード自動選択機能搭載
ケンコー・トキナー VC Smart 14×30 Cellatoには2種類の防振モードがあります。
対象を追いかけて大きくパンニングした時や船の上で揺れている時などの大きな揺れと、止まっている対象を見ている時などの微細な揺れです。
従来の機種はこういったシーンによる揺れ方の違いに合った最適な防振モードに替えることが可能でしたが、手動で切り替える必要がありました。
しかし、VC Smart 14×30 Cellatoではなんと!防振モードを自動で選択してくれる機能が搭載されています!
双眼鏡の”揺れ”の状況を本体が感知し、自動で迅速に最適なモードに切り替てくれるのです。
ライブ中に手動で切り替えるとなると、慣れてないともたついてしまい、大事なシーンを見逃してしまうことになりかねないですよね。
VC Smart 14×30 Cellatoなら自動で感知してくれるため、そういった心配は一切なく集中してライブ鑑賞ができます。
オートパワーオフ機能を撤廃
最近の防振双眼鏡には防振機能をオートオフする機能が搭載されているものが多く、長くても90分で切れてしまい手動でオンオフする必要がありました。
ライブ中に防振機能がオフになってしまうと、暗い中オンオフをしないといけないとなると少し手間ですよね。
VC Smart 14×30 Cellatoはライブやコンサートでの使用を考えて設計されているため、このオートオフ機能を撤廃し常に防振が効いた状態で使用できます。
防振機能が切れてしまう心配がないので、集中してライブを楽しめます!
単三アルカリ乾電池1本で約28時間使用可能
VC Smart 14×30 Cellatoは、単三アルカリ電池1本で約28時間稼働します!
オートオフ機能がないのに、単三アルカリ電池1本で約28時間稼働するのはすごいですよね。
ライブ前に電池がなくなっていることに気づいてもアルカリ電池だと手に入れやすいので安心です。
VC Smart 14×30 Cellatoの製品スペック表
商品名 | VC Smart 14×30 Cellato |
---|---|
倍率 | 14倍 |
対物レンズ有効怪 | 30mm |
実視界(FOV) | 3.7° |
ひとみ怪 | 2.1mm |
アイレリーフ | 14.5mm |
最短合焦距離 | 3.5m |
1000m先の視野 | 64.6m |
コーティング | フルマルチコート、フェイズコート、高反射コート |
明るさ | 4.4 |
電池寿命 | 約28時間 |
電源 | 単三アルカリ乾電池1本 |
サイズ | 147x51x118mm |
重量 | 462g |
VC Smart 14×30 Cellatoの実機レビュー
それではVC Smart 14×30 Cellatoの実機を使って詳しくご紹介します!
外観レビュー
ライブ中でも握りやすいようにフラットな形に設計されています。
また、電池BOXがサイドにあることにより本体の厚みがないので、さらに握りやすい形になっています。
質量は462gとケンコー・トキナーの従来機より軽量化。
他メーカーも含めて300g程度の防振双眼鏡もたくさんあるので防振双眼鏡の中では平均的な重さかと思います。
軽量化されてますが、双眼鏡であったり小さめの防振双眼鏡に慣れている方は若干重く感じることがあるかもしれません。
また、首から下げるストラップが付属されており、首に当たる部分にはクッション性があります。
クッション性があるので、ライブ中に首からずっと下げていても首が痛くなったりすることはないです。
さらにパイロットランプ遮光スライドシャッター搭載されているので、シャッターをスライドさせると防振機能がオンになった時のライトの光を遮断することができます。
暗い中だと小さな光でも目立ってしまうので、シャッターで遮断することにより周りを気にせず使用できますね。
同梱内容
- 双眼鏡本体
- 専用ケース
- ネックストラップ
- 本体レンズカバー(接眼レンズx2)
- 単三電池×1本
- 取扱説明書
VC Smart 14×30 Cellatoの操作方法
VC Smart 14×30 Cellatoの実際の操作方法をお伝えします。
1.電池を入れて防振モードをONにする
本体側面にある電池カバーを外して単三電池を入れます。
このときプラスとマイナスの方向が逆になってしまうと防振が効かなくなってしまうので、向きを間違えないように注意が必要です。
電池を入れ、防振モードのスイッチをONにし、ライトが光るか確認しましょう。
パイロットランプ遮光スライドシャッターが閉まっている場合は、開けてライトが光っているか一度確認してください。
2.眼幅・アイカップを調整する
まず、レンズを覗きながら自分の眼幅にレンズを調整します。
左右の目で見た視野が1つの円になって見えた時が最適な幅です。
次に、左右の見口を回すと引き出されるので、レンズと距離を取ることができます。
裸眼の方は引き出した状態、眼鏡をかけている方はそのままの状態だと見やすくなると言われてます。
3.ピントを合わせる
ピントの合わせ方ですが、まず一点の目標を決めます。
次に右目を閉じて、左目だけで対象物がはっきり見えるようにピントリングを回す。
その次に左目を閉じて、右目だけで対象物がはっきり見えるように視度調整リングを回します。
こうすることで、左右の視度の違いが調整され、両眼のピントのズレがなくなります。
ライブ中は、ピントリングを回すだけで、すぐに焦点を合わせることができ簡単に調節が可能です。
防振機能のオートオフが撤廃されているので、ライブが終わった後は必ず防振の電源をオフするようにしましょう。
ライブ会場と劇場で実際に使用しました
今回ライブとミュージカルの鑑賞でVC Smart 14×30 Cellatoを使用しました。
規模が違う会場で同じ防振双眼鏡を使用した場合を比較をしてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
横浜アリーナで使用した感想
最初に横浜アリーナーで行われたAぇ! groupのライブで使用しました。
席はスタンド(横浜アリーナだとアリーナと呼ばれる位置)の真ん中あたりでした。
14倍だとセンターステージもメインステージもしっかりと見ることができ、レンズ内にはちょうど全身入るのでアリーナ規模だと、14倍か12倍を使用するのがおすすめだなと感じました。
ステージが広いとフォーメーションが変わったり、移動も多いので、走り回る推しをとらえるために双眼鏡を大きく動かすことが多いかと思います。
VC Smart 14×30 Cellatoの防振モード自動選択機能のおかげで大きく動かした後、ピタっと止まっても揺れを全く感じることなく使用できました!
リフターが上がって歌う曲の時は、ちょうど目の前に推しがきたので1曲まるまる双眼鏡で見ていたのですが、軽量化されたおかげで腕が痛くなることがなく使用できました。
コンサートやライブ用に作られただけあって、ライブ中にあったらいいなと思っていた機能が盛り込まれており快適に鑑賞することができました。
頻繁にライブに行かれる方はとてもおすすめの機種です!
新国立劇場で使用した感想
次に新国立劇場で上演されているHey!Say!Jumpの髙木雄也さん主演のミュージカル「アメリカン・サイコ」で使用しました。
新国立劇場はオペラやバレエ、現代舞踊、演劇の劇場となっていて、座席は2階席まであり、今回は1階の15列あたりで鑑賞しました。
筆者は演劇の場合、細かい表情や衣装も見たい派なので、防振双眼鏡でしっかりと表情を見ることができ大満足でした。
ミュージカルは歌が終わると拍手する場面もありますが、オートオフ機能がないので、拍手する間防振が切れてしまう心配がなかったので安心して使用できました。
ただ、1階の真ん中あたりの座席だったので、顔に焦点を当てると全身が映らず上半身までしか写らないことがありました。
筆者は推しは見えれば見えるだけいいという考えなので14倍でも問題はなかったのですが、常に全身が納まるに見たい方は12倍か10倍でもいいかと思います。
防振双眼鏡をレンタルでお試し
今回はケンコー・トキナーの防振双眼鏡「VC Smart 14×30 Cellato」をご紹介しました!
実際に使ってみたいなと思った方はいますか?
防振双眼鏡を使ったことがない、使ってみたいけど「高くて手を出せない」「使いこなせるか心配」という方にはレンタルがおすすめです!
家電のサブスク・レンタルサービスのレンティオでは防振双眼鏡をレンタルして実際に使ってみることができます。
まずは一度試して、防振双眼鏡のすごさを体験してみてください。
双眼鏡・望遠鏡・単眼鏡のレンタル・サブスク – Rentio[レンティオ]
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