YouTubeやTVer、Netflixといった動画コンテンツを大画面で再生するホームプロジェクターは、今では身近になりつつあります。
AnkerやXGIMIといったメーカーからさまざまなプロジェクターが展開されており、高価なハイスペックなモデルから手頃価格なモデルまで幅広い種類が登場しています。
本記事では、BenQの天井モバイルプロジェクター「GV32」について、特徴やスペック、実際に使ってみた感想などを紹介していきたいと思います。
もくじ
BenQ GV32について
今回紹介する「GV32」は、BenQが展開するGVシリーズのフルHDプロジェクターです。
壁だけでなく天井への投影にも対応し、Google TVによってNetflixやYouTubeなどの動画配信サービスをプロジェクター単体で楽しめます。
GVシリーズとして初めてバッテリーを非搭載にしたことで、上位モデルであるGV50と同じフルHD・500ANSIルーメンの映像性能を保ちながら価格を抑えたモデルになっています(2026年1月27日発売)。
BenQ GV32の製品スペック
「BenQ GV32」のスペックについては、同じGVシリーズのGV31とGV50の2機種と比較してみましたので、下記の表をご覧ください。
| GV32 | GV31 | GV50 | |
|---|---|---|---|
| メーカー | BenQ(ベンキュー) | BenQ(ベンキュー) | BenQ(ベンキュー) |
| サイズ | 約130×211×191mm | 約131×203×191mm | 約130×211×191mm |
| 重量 | 約1,600g | 約1,700g | 約2,100g |
| 輝度 | 500 ANSIルーメン | 300 ANSIルーメン | 500 ANSIルーメン |
| 画面サイズ | 30〜120インチ | 30〜120インチ | 50〜120インチ |
| 光源 | LED | LED | レーザー |
| 解像度 | フルHD(1920×1080) 1920 × 1080画素 |
フルHD(1920×1080) 1920 × 1080画素 |
フルHD(1920×1080) 1920×1080画素 |
| スピーカー | 4W×2 + 10Wウーファー | 4W×2 + 8Wウーファー | 4W×2 + 10Wウーファー |
| バッテリー | 非搭載 | 5,800mAh ビデオ再生時 180分 |
5,800mAh ビデオ再生時 150分 |
| インターフェイス | HDMI × 1 USB Type-A × 1 USB Type-C × 1 オーディオ出力(3.5mm) × 1 |
HDMI × 2 USB Type-A × 1 USB Type-C × 1 オーディオ出力(3.5mm) × 1 |
HDMI × 1 USB Type-A × 1 USB Type-C × 1 オーディオ出力(3.5mm) × 1 |
| 販売開始時期 | 2026年1月27日 | 2023年9月29日 | 2024年11月5日 |
| 参考販売価格 (2026年9月時点) |
89,800円 ※BenQでの販売価格 |
販売終了 | 119,800円 ※BenQでの販売価格 |
BenQ GV32がおすすめな人・おすすめしない人
BenQ GV32がおすすめな人は、自宅のリビングや寝室で映画や動画を大画面で楽しみたい方です。
天井投影も可能なため、ベッドに寝転がりながらNetflixやYouTubeなどを楽しめます。
一方で、電源のない場所でプロジェクター単体を使いたい方や、4K解像度・高リフレッシュレートを求める方には、他のプロジェクターを検討した方が良いかもしれません。
| おすすめな人 | おすすめしない人 |
|---|---|
| 映画やYouTubeを大画面で楽しみたい方 | 4Kの高精細な映像を求める方 |
| 寝転がりながら天井投影を楽しみたい方 | バッテリー内蔵モデルを求める方 |
| Netflixなどをプロジェクター単体で視聴したい方 | 電源のない場所で手軽に使用したい方 |
| 寝室で就寝前に動画を楽しみたい方 | 120Hz以上の高リフレッシュレートを求める方 |
| Bluetoothスピーカーとしても活用したい方 | 本格的なゲーミング用途を重視する方 |
| フルHDの映像性能と価格のバランスを重視する方 | レーザー光源のプロジェクターを求める方 |
上記のおすすめな理由とおすすめしない理由については、以下の章で紹介する特徴や使ってみた感想から、詳しく紹介していきます。
BenQ GV32の特徴4つ
続いて、BenQ GV32の特徴について簡単に4つ紹介します。
①天井投影にも対応する角度調整機能
②Netflix対応のGoogle TVを内蔵
③スリープタイマー&ナイトシフトを搭載
④Bluetoothスピーカーとしても使える
特徴①|天井投影にも対応する角度調整機能
BenQ GV32の特徴1つ目は、天井投影にも対応する角度調整機能が搭載されていることです。
付属の台座に本体を設置するだけで、上下135°の角度調整が可能になっています。
壁だけでなく真上の天井への投影も可能なため、寝室で寝転がりながら、最大120インチのスクリーンで動画視聴を楽しめます。
特徴②|Netflix対応のGoogle TVを内蔵
BenQ GV32の特徴2つ目は、Google TVが内蔵されている点です。
NetflixやPrime Video、YouTube、Disney+などの動画配信サービスに対応しており、GV32単体でさまざまなコンテンツを視聴できます。
また、Googleアカウントへログインすることで、スマートフォンで普段見ている動画コンテンツを大画面で楽しめたり、視聴履歴や好みに応じた動画もおすすめしてくれます。
特徴③|スリープタイマー&ナイトシフトを搭載
BenQ GV32の特徴3つ目は、スリープタイマーとナイトシフトモードを搭載していることです。
どちらも寝室での利用が想定された機能となっています。
スリープタイマーは、最大120分まで設定することが可能で、映画や動画の視聴中に寝てしまった場合でもつけっぱなしを防げます。
ナイトシフトモードでは映像を暖かみのある色温度へ調整が可能です。
特徴④|Bluetoothスピーカーとしても使える
BenQ GV32の特徴4つ目は、Bluetoothスピーカーとして利用できることです。
4Wスピーカーを2基と10Wウーファーを組み合わせた2.1チャンネルスピーカーシステムを搭載しており、プロジェクターを使っていない時にも、スマートフォンと接続してストリーミング再生が可能です。
BenQ GV32の実機レビュー
それでは、BenQ GV32の実機を実際に使用してみたいと思います。
BenQ GV32 同梱物
箱の中にはプロジェクター本体の他に、台座、リモコン(電池付き)、電源コード、クイックスタートガイド、保証書が同梱されています。
キャリーバッグは別売り
本体や台座、リモコン、電源コードを収納して持ち運びができるキャリーバッグは別売りとなっています。
アウトドアなど屋外での利用が多い場合は、こちらも併せて購入することをおすすめします。
BenQ GV32 初期設定方法
BenQ GV32の初期設定の方法は、以下の通りです。
「BenQ GV32」の初期設定
- 電源を入れて、言語を選択
- 地域を選択
- Google TVの設定
- スマートフォンで簡単にセットアップ
- Googleにログイン
- 最新情報の配信を登録 or スキップ
- 動画コンテンツのサービスの選択
- 家や部屋の選択
- スクリーンセーバーを設定する
- 複数のプロフィール or 子ども向け機能の設定
- 初期設定が完了
「4.スマートフォンで簡単にセットアップ」ができる場合には、Wi-Fi設定がスムーズにでき、初期設定自体が早く完了します。
BenQ GV32を実際に使ってみた感想
ここから、BenQ GV32を実際に1週間ほど使ってみて感じたことをポイントごとに紹介していきます。
ホワイトを基調としたシンプルなデザインで部屋に馴染みやすい
BenQ GV32の見た目は、丸みを帯びた本体とホワイトを基調としたシンプルなデザインが特徴的です。
円形に近いフォルムで、リビングや寝室のインテリアにも自然に馴染みやすい印象を受けました。
本体側面には細かなパンチング加工が施され、その内部にスピーカーユニットを搭載しています。
本体上部に付いたレザー調のストラップによって、片手での持ち運びが可能でした。
本体上部には、操作ボタンが集約されています。
ボタン下にあるズームレバーを上下することで、投影サイズを調整することができ、プロジェクター自体を動かす必要がなくて良かったです。
背面にはUSB Type-A、HDMI、USB Type-C、電源端子、3.5mmオーディオ端子を搭載しており、ゲーム機やPCなどの外部機器との接続にも対応しています。
プロジェクターとしての機能性を確保しながら、インテリア性にも配慮されたシンプルで良いデザインだなと感じました。
天井に投影することでシアターで鑑賞している気分になれる
GV32で実際にYouTube動画を投影してみると、フルHDならではの映像美を楽しめます。
スマートフォンやガジェットを紹介する動画では、製品のスペック表などの文字も読みやすい印象でした。
白を基調とした映像では、500ANSIルーメンの明るさも感じられます。
一方で、昼間などの明るい環境で視聴すると、映像全体がやや白っぽく見える場面もありました。
部屋を暗くした方が映像のコントラストや色彩を感じやすくておすすめです。
天井にも映像を投影し、寝転がりながら映画やYouTubeを視聴してみました。
投影サイズは最大120インチに対応しているため、壁や天井に大きく映し出すことで、迫力のある映像体験ができます。
一気にシアターで鑑賞しているかのような気分を味わうことができ、仰向けになったリラックス状態で映像体験が楽しめました。
バッテリー非搭載のため、アウトドアでは対策が必要!
GV32がバッテリーを内蔵していない点には注意が必要です。
持ち運びがしやすい形状と重さですが、本体以外のケーブルも一緒に持ち運ぶ必要があります。
コンセントがある場所では、そこまで大きな問題にはなりにくいですが、電源が確保しにくいアウトドアで使用する場合には対策が必要になります。
60W以上のUSB-Cモバイルバッテリーで駆動できる
バッテリーを内蔵していないGV32ですが、USB Type-CのPower Delivery入力に対応しており、60W以上(20V・3A以上)のUSB-Cモバイルバッテリーから給電することで、駆動が可能になっています。
電源が確保できないアウトドアでは、大容量のモバイルバッテリーと組み合わせて使用することで、屋外でも使用できます。
ただし、60〜90Wのモバイルバッテリーでは輝度が50%に制限されますので、本来の明るさで使いたい場合は、90Wを超える出力に対応したモデルを選びましょう。
スピーカー使用で広がりのある迫力サウンドを満喫!
GV32をBluetoothスピーカーとしても使用してみました。
スマートフォンとのBluetooth接続がスムーズで、小型プロジェクターながら本体側面から広がりのある迫力サウンドを体感できます。
スピーカーを持参していない方は、1台でプロジェクターとスピーカーの2通りの使い方ができます。
ゲームやスマホ、PCと接続が可能だが、本格的なゲームには不向き
GV32でスマホゲーム「ブルーアーカイブ」もプレイしてみました。
iPhoneと接続するには、GV32にアプリ「Screen Sharing for iOS」をインストールする必要があります。
リフレッシュレートが最大60Hzということで、タップ操作の反応は良いものの、iPhoneとはワイヤレスでの画面共有になるため、戦闘中など動きの多いシーンでは映像が少しカクつく印象を受けました。
また、HDMI端子を備えているため、PS5やNintendo Switchなどのゲーム機も接続できます。(HDMI接続時の応答速度は公称22.4ms(1080p/60Hz))
天井投影することで、寝転がりながら大画面でゲームを楽しめますが、本格的なゲームよりもライトなゲームに向いている印象を受けました。
BenQ GV32で気になった点
使っていて気になった点としては、下記が挙げられます。
BenQ GV32で気になった点
- バッテリー非搭載で、使用するには電源が必要
- モバイルバッテリーで駆動する場合、60W以上のUSB-C PD対応製品が必要
- リフレッシュレートは最大60Hzのため、本格的なゲームよりもライトなゲーム向き
- 4K映像の入力には対応するが、表示解像度はフルHD
4K映像の入力自体には対応していますが、実際の投影はフルHD解像度となります。
フルHDでも映画やYouTubeなどの動画コンテンツは十分に楽しめますが、「4K解像度で映画を楽しみたい」などの4Kならではの精細な映像表現を求める方は、4K対応プロジェクターを比較検討する必要があります。
BenQ GV32のメリットとデメリット
最後にBenQ GV32のメリットとデメリットをまとめました。
BenQ GV32のメリット
- 天井投影:上下135°の角度調整に対応し、寝転がりながら映画や動画を楽しめる
- 映像性能:フルHD解像度と500ANSIルーメンの明るさで、大画面の映像を楽しめる
- Google TV:NetflixやYouTubeなどをプロジェクター単体で視聴できる
- スリープタイマー:最大120分まで設定でき、就寝前の動画視聴にも便利
- ナイトシフト:暖かみのある色温度に調整でき、寝室での使用にも適している
- サウンド:2.1チャンネルスピーカーによる迫力のあるサウンドを楽しめる
- Bluetoothスピーカー:スマートフォンと接続し、音楽再生用のスピーカーとしても活用可能
- USB-C給電:60W以上の対応モバイルバッテリーから給電できる
- デザイン:丸みのあるフォルムでインテリアに馴染みやすいシンプルなデザイン
BenQ GV32のデメリット
- バッテリー:非搭載のため、使用時には外部電源の確保が必要
- 解像度:ネイティブ解像度はフルHDで、4K解像度での投影には非対応
- ゲーム性能:リフレッシュレートは最大60Hzで、高リフレッシュレートを活かした本格的なゲームには不向き
- 明るさ:明るい室内では映像がやや白っぽく見えるため、暗い環境での使用がおすすめ
BenQ GV32は、寝室を自分だけのシアターに変えてくれるプロジェクター!
BenQ GV32を紹介してきました。
実際に1週間使用して印象的だったのは、角度調整のしやすさと天井投影で、ベッドに寝転がりながら大画面の映像を楽しめたことです。
スリープタイマーやナイトシフトなど、寝室での使用に便利な機能も充実しています。
一方で、バッテリー非搭載のため電源の確保が必要な点や、4K解像度での表示には対応していない点は購入前に把握しておきたい点です。
映画や動画を大画面で楽しみたい方や、寝室でリラックスしながら映像を楽しみたい方におすすめのホームプロジェクターです。
プロジェクターはお試しレンタルを
プロジェクターの性能や使い勝手、コスパについては、実際に使用してみないとわからない部分があります。
プロジェクターは一度お試しレンタルをおすすめします。
家電レンタルサービスの「Rentio(レンティオ)」では、プロジェクターのレンタルを提供しています。
レンタル期間中に気に入った製品があれば、そのまま購入もできますので、いくつか試してみてから購入を決めてはいかがでしょうか。
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