CREATIVE SXFI CARRIER Super X-Fi®ホログラフィ搭載 サウンドバー

Dolvy Atmos対応のサウンドバーはどんな感じか？PCのスピーカーとして使用できるのか？の2点を確認したくてレンタルしました。

まずDolvy Atmosについてはサラウンド感はあまり感じませんでした。しかし音がサウンドバーから出ている感じはなく空間に広がっているような感じで聞いていて心地よいです。
ただしこれはPC用デスクにおいている関係でサウンドバーとの距離が近いこともあると思います。

PCでの利用ですが、グラフィックカードのHDMIをサウンドバーに接続、DPをモニタに接続することでDPから映像、HDMI経由でサウンドバーから音声を再生することができました。しかし、サウンドバーのHDMI出力をモニタに接続しないとPCからサウンドバーを認識できなかったので注意が必要です。
この接続方法でPCでもDolvy Atmosの再生が可能でした。

音質についてですが、同じCreativeのサウンドバーであるSound Blaster Katana V2に比べ低音を弱めに、中高音を強めにした（全体のバランスをよくした）印象を受けました。全体的に音の解像度が上がっており映画やゲームだけでなく音楽にもあっていると思います。

家電量販店ではなかなか展示のないモデルでしたので、視聴も兼ねてレンタルでき大変満足でした。性能は55〜75インチまでのテレビであれば丁度良い音場であるといったところで、迫力あるシアターサウンドが楽しめます。Dolby Atmos対応との事で期待値は高かったのですが、「音に包まれる」という感じではなく、時折左右から回り込む音が臨場感を高めている…といったところで、イネーブルドスピーカーがあるから上から音がする、とか上から音が降ってくる、と言った感じではないです。音に包まれたければ、より安価なDENON S517等のほうがオススメです。ただ、ウーファーの能率が良く、迫力のある低音が楽しめるので、トータルバランスで見た時には、「映画館風」なドラスティックな鳴り方をします。この低音は、この価格帯のサウンドバーにしては優秀かと思います。夜間の視聴など、気を使うシーンでも小音量でも良質な低音を保っているあたり、さすがDolbyとの共同開発しただけの事はあるな、といったところです。個人的に気に入ったので、今回はそのまま購入を選ばせていただきました。