カールツァイス(Carl Zeiss) Touit 2.8/12 単焦点レンズ (FUJIFILM Xマウント用)

APS-Cセンサー搭載モデルに対応する超広角レンズ

数あるレンズメーカーの中でも、憧れの存在として知られる「カールツァイス」。今ではカメラ系の製品としては珍しくドイツ発祥の海外メーカーとして長い歴史と愛され続けた実績を誇ります。ソニーが販売する純正レンズにおいても共同開が行われたモデルが数多く存在し、深い関係性があります。こちらのZEISS Touit 2.8/12は、カールツァイスオリジナル製品でありながら、広角系で少々ラインナップの薄さを感じるFUJIFILM XマウントのAPS-C用広角レンズをカバーしてくれる存在です。

広角レンズでも歪みを感じさせない仕上がり

基本的に広角レンズにおいては、画像による歪みが付き物でした。しかし、ZEISS Touit 2.8/12では、画像における歪みを極力抑制し、広々と写すことのできる画角でも被写体の直線の美しさを体感することができるです。

美しく鮮やかな発色性

ZEISS Touit 2.8/12では、鮮やかな発色も特徴としています。特に青空を写した際の「濃さ」が際立つ仕上がりとなり、広角レンズを使うことで写ることの多い青空を印象的に仕上げることができます。青が突出しているだけでなく、他の色とのバランスも考慮された発色性を実現していることで、鮮やかながらもしつこくない色表現を特徴としています。

(文 / Atsushi Yoshioka)