富士フイルム X-E4 ボディ ミラーレス一眼 シルバー

小型・軽量に収めながらデザイン性も意識

数多くのミラーレス一眼を展開する富士フイルムだが、こちらのX-E4が属するX-Eシリーズは、既に4代目となり伝統のあるシリーズとなりました。歴代のラインナップで小型・軽量を特徴としており、ファインダーがサイドに搭載され、元々はレンズを通さない撮像を映し出す「レンジファインダー」スタイルを採用しています。X-Eシリーズでは、実際のレンジファインダーを採用することなく、スタイルだけを継承した電子ビューファインダーを搭載しており、こちらのX-E4もレンジファインダースタイルの電子ビューファインダーを搭載しました。そしてバランスの取れたボタン、ダイヤル、ファインダーの配置だからこそ、薄さに特化したデザイン性を叶え、厚みはわずか32.7mmを実現しています。

コンパクトなボディに高性能を凝縮

X-E4では、薄型で持ち運びにおいて優れた携帯性を誇りますが、性能面でも他のシリーズに劣ることの無い、最新技術を搭載しています。富士フイルムとして最新のイメージセンサー「X-Trans CMOS4」と、画像処理エンジン「X-Processor4」を搭載し、優れた撮像能力、発色を引き出し、オートフォーカスや連続撮影など、高速撮影性能についてもハイエンド機同等の性能を実現しました。

熟練されたフィルムシミュレーション

富士フイルムでは、フィルムカメラ時代から発色にこだわったフィルム開発を行ってきた独自技術を自信としており、デジタルカメラ時代の今でも、その発色能力を活かした「フィルムシミュレーション」機能を各デジタルカメラに搭載しています。一般的なフィルター機能に近い存在ですが、フィルター機能よりも繊細な色表現を特徴としており、派手さを感じることのないものの、その場に合った仕上がりを選ぶことのできる富士フイルム独自の機能です。

(文 / Atsushi Yoshioka)