ニコン NIKKOR Z 24mm f/1.8 S 広角単焦点レンズ

高い解像感と美しいボケが得られる優れた光学性能

従来とは一線を画す高い解像力

至近から無限遠までの撮影距離全域、特に中間域から無限遠にかけて、解像感の高い画像を実現しています。マルチフォーカス方式のAF駆動系により、近距離を含むすべての撮影距離で収差を大幅に改善し、高い結像性能を発揮。さらに光学系にEDレンズ1枚と非球面レンズ4枚を採用することで、風景撮影などで重要な無限遠でも、画像中央部はもちろん、周辺部まで精緻に描写します。

収差を劇的に改善する「マルチフォーカス方式」

複数のAF用駆動ユニットを連携し、複数のフォーカス群の位置をミクロン単位で厳密に制御。EDレンズ（1枚）と相まって軸上色収差を効果的に補正するため、収差の出やすい近距離から無限遠まで、撮影距離を問わずハイクオリティーな画像が得られます。

広角でも美しいボケを楽しめる開放F値1.8

開放F値が1.8と明るく、広角レンズながら被写体の背景をなめらかにぼかすことが可能。ボケを活かした広角での静物撮影はもちろん、広角ポートレートなど、新たな表現にもチャレンジできます。室内などの薄暗いシーンでもより速いシャッタースピードで撮影できるため、被写体ブレの軽減にも貢献します。

優れた逆光耐性

優れた光学設計とナノクリスタルコートが、入射光に起因するゴースト、フレアを効果的に低減。画面内に太陽などの強い光源が入りやすい広角レンズながら、狙いどおりの構図で抜けの良いクリアーな画像が得られます。 ナノクリスタルコートは、他の多層膜コーティングに比べて反射率をさらに低く抑えるとともに、より広い波長域、角度範囲での反射防止を可能としました。

高い点像再現性

絞り開放からサジタルコマフレア※を効果的に抑制し、画面の周辺部まで点光源を点として忠実に再現。24mmの広い画角を活かして、街明かりや星空を印象的に捉えた夜景、星景撮影を楽しめます。星景撮影時には開放F値1.8を活かして、低めの感度でもより速いシャッタースピードで撮影可能。ノイズを抑えながら、星を美しい点像として描けます。 ※画像周辺部の点光源の像が翼を広げた鳥のような形ににじむ収差。

使いやすさに配慮した高い動画性能

フォーカスブリージング

フォーカシング時にピント位置の移動にともなって画角が変化するフォーカスブリージングを抑制しており、不自然な画角変化のない映像が撮影できます。

使用頻度の高い機能を割り当てられるコントロールリング

撮影環境などに合わせて、コントロールリングに[M/A]※1 ［絞り値］［露出補正］ ［ISO感度］※2のいずれかを割り当て可能です。 動画撮影時にはクリックレスなコントロールリング操作により、ピントや明るさを滑らかに変化させることが可能。静粛性が高いため、操作音が録音されるのも防げます。 ※1 AF時にコントロールリングの操作でただちにMFに切り換える機能。 ※2 Z 7 / Z 6の場合、ファームウェアをVer.2.1以降にバージョンアップする必要があります。

静粛で高精度なAF

高度なレンズ設計とマルチフォーカス方式の採用、さらに高速・大容量通信による詳細なレンズデータを取得することで、静止画・動画を問わず一段と高精度なAF制御を実現します。AF駆動には、正確な位置決め制御が可能なSTM（ステッピングモーター）を搭載。高いレンズの停止精度を達成し、合焦精度を一段と高めています。また、STMの採用でAF機構の駆動音は一段と低減。絞り駆動もさらなる静音化を達成しており、静粛な撮影が可能です。

MF時のリニア操作が可能

対応カメラ※との組み合わせ時、MFでピント位置を至近側から無限遠側まで移動させるために必要なコントロールリングの回転角度を、90度～720度の範囲で12段階、カメラのカスタムセッティングで設定可能。リングを回す速さにかかわらず、ピント位置が回転角度に応じて移動するため、動画撮影で何度も同じシーンを撮影する場合などに目的の位置により容易にピントを合わせることができ、MFでのピント合わせの失敗を防げます。 ※対応カメラ：Z 9、Z 7II、Z 6II（2022年12月20日時点）

高い利便性

防塵・防滴に配慮した設計

埃や水滴の侵入を防ぐシーリングをレンズ鏡筒の可動部分をはじめとする随所に施した防塵・防滴※に配慮した設計です。 ※防塵・防滴に配慮した設計となっておりますが、すべての条件で完全な防塵・防滴を保証するものではありません。

電磁絞り機構の採用

レンズ本体に駆動機構付き絞り羽根ユニットを搭載しており、ボディー側からの電気信号による高精度な絞り制御ができ、連続撮影時も含めて常に安定した露出制御（AE）が可能です。