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「旅先でキレイな写真を撮りたい。」これは誰もが思うことでしょう。
スマートフォンのカメラでも高画質での記録が可能となった現代ですが、一眼カメラにはかなわないところはまだ多いです。
今回は一眼カメラだからこそ撮影できる美しい風景写真に特化して、高性能で多機能なデジタル一眼カメラをご紹介していきます。
風景写真の撮り方についてはこちらで解説
初心者でもすぐ分かる「風景写真」の撮り方。機材選びから撮影地、天気の見極め方まで基礎を徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
もくじ
風景写真の撮影で必要な性能
写真を撮影するシーンではさまざまな情景変化があります。
朝焼けや夕暮れなどの時間帯はオレンジ色に輝く空など、人気を集める時間帯です。日中時間帯に緑生い茂る山や、明るい街並みを撮影することも風景写真のジャンルに入るでしょう。
そして何より暗くなった夜も、街の灯りや星空の撮影で人気の時間帯です。
一番は何より画質
風景写真は基本的に見た景色を写すことになるため、標準レンズもしくは広角レンズを使用して撮影することが多いです。
そして何よりも描写力が一番問われるポイントです。高画質を実現するためにはさまざまな要素が関わってきますが、画素数やイメージセンサー、画像処理エンジンは高画質を実現する上で大切な観点になってきます。
もちろん新しいカメラほど搭載されているセンサーやエンジンが高性能なので、画質の向上も期待できます。
ダイナミックレンジの幅が広いカメラ
ダイナミックレンジとは写真内に記録できる情報の最小から最大までの幅です。
風景写真ではファインダー内全体が明るいことがなく、どこか影で黒く潰れてしまう場合があります。
このような場合ダイナミックレンジの幅が広ければ一見黒く潰れた部分にも光の情報が残っており、編集などで明るくしても生きている場合があります。
逆にダイナミックレンジの幅が狭い場合は、空など明るい場所は白く飛んでしまい、黒く潰れた場所は編集でどうすることもできない場合がほとんどです。
明暗差の激しい場所ではキレイな階調が出ず、明るい部分に合わせるか、暗い部分に合わせるかの選択肢に限られてしまいます。
ダイナミックレンジの幅は、センサーサイズも大きく影響するため、上位モデルなどで採用されているフルサイズセンサーは、光を受ける面積を広いため、多くの情報を取り込むことができ、ダイナミックレンジの幅が広いとされています。
風景写真の撮影でおすすめのカメラ
以上のポイントを踏まえて、高画質を実現するカメラ、ダイナミックレンジの幅が広いカメラという2つに注目しておすすめカメラをご紹介していきます。
1. Canon EOS 6D Mark II(※生産終了)
キヤノンのフルサイズ機としては一番下位にあたるEOS 6D Mark IIですが、風景写真を撮影する上では素晴らしい能力を発揮してくれます。
EOS Kiss Mで搭載されたDIGIC8の登場により、映像エンジンは一世代前となりましたが、優秀な映像エンジンDIGIC7を搭載し、高解像度や高感度耐性に大きく影響を与えています。
更に最新のセンサー技術を導入したことで、高画素化を実現しながらも、ダイナミックレンジの幅が広がった階調豊かな表現を実現しています。
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2. Nikon D780
従来モデルNikon D750の後継機として2020年1月に発売されたのがNikon D780です。
高性能ながらトータルのバランスが良く、使い勝手の良いモデルです。
画素数は一般的な約2450万画素を採用。画素数が少ないことで常用ISO感度の幅が広くなり、高感度撮影において使うことのできる限界が広がりました。
従来モデルよりも強化されたAFシステムや、高感度撮影におけるノイズ抑制などの性能を体感することができます。
また、低消費電力設計が行われているため、バッテリー1個に対する撮影枚数が他のモデルと比較しても非常に多く、長時間の撮影においても信頼できるモデルとなっています。
3. SONY α7IV
大ベストセラーモデルであった従来のSONY α7IIIの後継モデルとして2021年12月に発売となったのがSONY α7IVです。
有効画素数は、従来のα7 IIIより大幅に増加させた約3300万画素を採用しながら、最新の画像処理エンジンとイメージセンサーを搭載したことで、高速撮影性能や高感度耐性で優れた能力も実現しています。ラッグシップモデルα1から継承した優秀なAF性能など、基本性能面でも妥協を感じることはありません。
また、イメージセンサーには新たなカラーフィルターを採用したことで、色再現性も大幅に改善しており、写真の仕上がりを調整できる機能「クリエイティブルック」も目玉の一つです。
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4. PENTAX K-1 Mark II
ペンタックスの最上位モデルであるK-1 Mark IIでは、先進の画像処理システムを採用し、イメージセンサーと画像処理エンジンの間に自社開発であるアクセラレーターユニットが搭載され、ノイズの低減や解像感の向上に貢献しています。
有効約3640万画素の超高画素を実現しながら、画像処理エンジンの大幅な進歩により、最高ISO感度がISO819200まで対応しています。暗い場所でも実力を発揮してくれるカメラです。
また、ボディー内でも5軸・5段の手ブレ補正効果を実現しているため、低速シャッタースピード時でも手ブレを抑えることができます。
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5. Nikon D7500
これまでご紹介してきたカメラは全てフルサイズ機でしたが、ここからの2つはAPS-Cモデルとなります。
センサーサイズが小さくなるAPS-Cですが、近年のカメラはダイナミックレンジをよく考えた作りになっており、よほど条件の悪い場所でない限りは、大きく劣ることはありません。
こちらのNikon D7500は、動きもの編でご紹介したD500の技術をコンパクトなボディーに凝縮したカメラです。
フルサイズセンサーではないものの、最新の画像処理エンジンEXPEED 5を搭載し、APS-C搭載機(DXフォーマット)としては最高レベルの高画質を実現しています。
液晶ではチルト式3.2型画像モニターが採用され、ローアングルなどの姿勢が厳しくなるような場面でも活躍してくれます。
また、ホールド性を意識しながらも軽量・薄型ボディーを実現しているため、持ち歩きながらの撮影にも適しています。
6. Canon EOS Kiss X10(※生産終了)
今回ご紹介する中では最も初心者向であるCanon EOS Kiss X10です。
キヤノンのEOS Kissシリーズは昔から初心者向けのラインナップを中心に展開し、誰でも簡単にキレイな写真撮影ができると人気のシリーズです。
搭載センサーはAPS-Cサイズですが、カメラ内でもフィルターなどのさまざまな調整ができるため、パソコン内で調整するよりも簡単に魅力的な写真に仕上げることができます。
そしてEOS Kiss X10の最大の特長は圧倒的な小型軽量ボディです。
従来機であるEOS Kiss X7では世界最小最軽量一眼レフだったこともあり、その伝統は受け継がれEOS Kiss X10も重量449gと、最軽量クラスを維持しています。
気軽に簡単、持ち運びも楽に撮影するならEOS Kiss X10はおすすめのモデルです。
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7. Canon EOS R50

2023年3月に発売となったのが、EOS Rシリーズにおいてエントリー向けのモデルであるCanon EOS R50です。
キヤノンでは、一眼レフEFマウント時代に初心者向けのブランドとして「EOS Kiss」を展開していましたが、ミラーレス一眼ではEOS Kissブランドは継承されることはありませんでした。
しかし、キヤノンが培った初心者に寄り添ったカメラの設計は健在で、EOS R50はまさにEOS Kissの伝統を受け継いだモデルとなります。
初心者でも使いやすい操作性と携帯性を備えながら、エントリーモデルの常識を逸脱したAF性能を搭載していることも特徴的で、初心者向けの一眼カメラの水準をぐっと引き上げている1台となっています。
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Canon EOS R50実写レビュー。大人気EOS Kissの伝統と最新技術が融合した初心者におすすめの1台 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
風景写真におすすめカメラまとめ
風景写真ではAF性能や連写性能はほとんど必要ないと言えるでしょう。
ピントは固定され、決められた構図に限定するため、一瞬をとらえる必要はありません。
しかし、風景写真を撮影する上では、時間帯や天候、撮影地は重要になってきます。その辺りの選定を中心に考えると良いでしょう。
そしてカメラがどれだけ高解像度および階調豊かな写真として残せるかが重要になります。
AF性能や連写性能でも高級機は実力を存分に発揮しますが、写真本来の表現力は、高級機が圧倒的な能力を誇ります。
風景写真におすすめレンズもチェック
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高級カメラもレンタルできる
フルサイズセンサー搭載一眼カメラとなると高価なモデルになるものがほとんどです。色の出方に若干差はあるものの、極端に画質の悪いカメラは存在しないと言えるでしょう。
それでも購入するには勇気がいります。そんなときはまず気になるカメラをレンタルすることがおすすめです。
Rentio(レンティオ)では、今回ご紹介したカメラをはじめ、さまざまなデジタルカメラや家電製品のレンタルサービスを行っています。
在庫があれば17時までの注文で当日出荷が可能なため、急に使いたくなったときや、お試しで使いたいときに大変便利なサービスです。
是非この機会に風景写真におすすめのカメラをRentioでレンタルしてはいかがでしょうか。