毎日挽きたて・淹れたてのコーヒーを楽しむために欠かせないコーヒーメーカーですが、最近ではミル一体型の全自動コーヒーメーカーの種類も増えてきたので注目が集まっています。
自動コーヒーメーカーは豆挽きから抽出までオートメーション化しただけでなく、豆の挽き方や風味の調整なども行える高性能な製品も登場しています。
そこで、この記事ではおすすめの全自動コーヒーメーカーと好みをコーヒーを淹れられる機種の選び方を紹介します。
エスプレッソマシンで探している方は、デロンギのエスプレッソマシン 全機種比較も参考にしてください。
全自動コーヒーメーカーの特徴
全自動コーヒーメーカーは簡単なボタン操作で豆挽きから抽出まで行えるのが特徴です。
コーヒー豆は挽くとすぐに酸化が始まるため、常に飲みたい分だけコーヒー豆を挽ける全自動コーヒーメーカーは常に挽きたての香りとコクを楽しみたい方におすすめです。
コーヒーメーカーの種類と選び方まとめ – Rentio PRESS[レンティオプレス]
全自動コーヒーメーカーのメリット
全自動コーヒーメーカーが一台あれば、毎日挽きたて・淹れたてのコーヒーを自宅で楽しむことができます。
製品によって若干の違いはあれど全自動コーヒーメーカーのメリットを以下にまとめましたので、1つでも興味があれば購入を検討してみることをおすすめします。
- 豆の挽き方を調節できる
- 抽出時の湯温の設定ができる
- コーヒーの淹れ方を調節できる
- コーヒー抽出の品質が安定する
- 一度にたくさんのコーヒーを淹れられる
- ミルやドリッパーなど1つにまとめられるのでコンパクトで収納しやすい
全自動コーヒーメーカーのデメリット
一方で全自動コーヒーメーカーには以下のようなデメリットもあります。
長く使うことを前提とし、できるだけ手入れやしやすい機種を選ぶのもポイントになります。
- 販売価格が高い
- お手入れが少し面倒
- ミルの動作音が大きい
全自動コーヒーメーカーの選び方
全自動コーヒーメーカーのメリットやデメリットを踏まえ選び方のポイントを6点まとめました。
こだわればこだわるほど販売価格も高くなりますので、できるだけ予算内で良い機種選べるように絞り込みの参考にしてください。
- ミルの種類で選ぶ
- フィルターの種類で選ぶ
- 容量で選ぶ
- カラフェのタイプで選ぶ
- タイマー機能の有無で選ぶ
- 手入れのしやすさで選ぶ
ミルの種類で選ぶ
全自動コーヒーメーカーのミルは「プロペラ式(ブレードグラインダー)」と「臼式(コニカルカッター)」に大きく分けられます。
ミルとしての精度は「臼式(コニカルカッター)」が高いですが、「プロペラ式(ブレードグラインダー)」は手頃な値段で購入できる特徴があります。
こだわりたい方は「臼式(コニカルカッター)」、とにかく安く手に入れたいなら「プロペラ式(ブレードグラインダー)」がおすすめです。
ミルの種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
プロペラ式 | 価格が安い | ・挽きムラが出やすい ・挽き具合の再現性が低い ・摩擦熱が出やすい |
臼式 | ・挽き目の調整ができる ・均一に挽ける(挽きムラで出にくい) ・摩擦熱が生じにくい |
価格が高い |
フィルターの種類で選ぶ
- 紙フィルター
- メッシュフィルター
全自動コーヒーメーカーは使えるフィルターよってコーヒーの味わいや使いやすさが異なります。
あっさりしたコーヒーが好きな方はペーパーフィルタータイプ、コーヒー豆の油分や微粉もストレートに味わいたい方はメッシュフィルタータイプで選びましょう。
コーヒー豆によってフィルターも変えたい方はシロカのSC-10c151のように使い分けできるタイプもあります。
フィルターの種類 | 味わい | その他特徴 |
---|---|---|
ペーパーフィルター | すっきりとした味わい | ・抽出後のコーヒー粉を捨てやすい ・使い捨てなのでフィルター購入のランニングコストが発生 |
メッシュフィルター | コーヒー豆の油分や風味をダイレクトに感じられる味わい | ・洗って何度も使えるので経済的 ・コーヒー豆によっては微粉が混じり雑味に感じる場合もある |
容量で選ぶ
家族構成や1日当たりの飲む杯数を考えると全自動コーヒーメーカーの容量も重量な指標です。
容量が多ければ多いほど本体サイズも大きくなりますので、置き場所と容量のバランスを考えて検討したいところです。
ちなみに全自動コーヒーメーカーに記載されている杯数はコーヒーカップ(120cc程度)で計算されているので、普段マグカップ(250cc程度)を利用している方は多めの容量サイズを選ぶと良いでしょう。
カラフェのタイプで選ぶ
コーヒーカラフェ(コーヒーサーバー)には「ステンレスタイプ」と「ガラスタイプ」の2種類があります。
全自動コーヒーメーカー本体に保温機能が付いていれば両者であまり差がないように見えますが、保温機能によって熱を加えるとコーヒーの風味が飛んでしまいます。
そのためステンレスカラフェで自然に保温できたほうが、長時間美味しく飲むことができるのでおすすめです。
なお、デロンギの全自動コーヒーメーカーは直接カップに抽出するタイプとなりますので、多めに作って保存したり、カラフェごと持って移動したりということはできません。
タイマー機能の有無で選ぶ
全自動コーヒーメーカーの中にはタイマー機能を有した製品も存在します。
タイマー機能があれば起床時間や来客時間に合わせて挽きたてコーヒー抽出をセットできるので、予め決められた時間に使いたい方におすすめです。
手入れのしやすさで選ぶ
全自動コーヒーメーカーのデメリットの1つとして「面倒なお手入れ」を紹介しましたが、だからこそお手入れのしやすさは大事な要素になります。
逆にお手入れがしにくい機種だと清潔面でも不安が生じますので分解できるパーツが多い機種を選ぶのをおすすめします。
おすすめの全自動コーヒーメーカー8選
それでは、選び方のポイントをもとにおすすめの全自動コーヒーメーカー8機種
を販売価格の安い順に紹介します。
できるだけ幅広く厳選しましたので、用途や予算にぴったりの全自動コーヒーメーカーを探してみてください。
アイリスオーヤマ 全自動コーヒーメーカー BLIAC-A600
とりあえず挽きたてのコーヒーを飲みたい、そんな方におすすめのエントリー機種です。
ミルの挽目調整やフィルターから考えると、苦みが少なく酸味がやや強めの粗挽き系のコーヒー豆を淹れるのにおすすめです。
製品項目 | スペック詳細 |
---|---|
ミル | プロペラ式 |
挽目調整 | 粗挽き/中挽き(2段階) |
フィルター | メッシュフィルター |
カラフェ | ガラス |
保温機能 | 40分 |
タイマー機能 | なし |
容量 | 0.6L(4杯分) |
大きさ | 幅約17.7×奥行約28.6×高さ約29.2cm |
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シロカ カフェばこ SC-A371
シロカの「カフェばこ SC-A371」は蒸らし機能とタイマー機能が加わったエントリー機種の1つです。
挽き具合は全て中細挽きに統一されており、中煎りのバランスの取れたコーヒーを淹れるのにおすすめです。
製品項目 | スペック詳細 |
---|---|
ミル | プロペラ式 |
挽目調整 | 中細挽きのみ |
フィルター | メッシュフィルター |
カラフェ | ステンレス |
保温機能 | 30分 |
タイマー機能 | あり |
容量 | 0.55L(4杯分) |
大きさ | 幅16.2×奥行28×高さ26.4cm |
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18,480円 |
シロカの全自動コーヒーメーカー「カフェばこ SC-A371」の詳細はこちらも参考にしてください!
シロカの全自動コーヒーメーカー「カフェばこ SC-A371」実機レビュー!手軽に楽しめる挽きたてコーヒー – Rentio PRESS[レンティオプレス]
パナソニック 全自動コーヒーメーカー NC-A57
パナソニックの全自動コーヒーメーカー「NC-A57」の特徴はなんといっても機能の多さです。
特に次の機能はパナソニックの全自動コーヒーメーカー「NC-A57」ならではの魅力となります。
- デカフェ豆コース
- ミルの自動洗浄
- 沸騰浄水機能によるカルキカット
- 煮詰まり軽減の保温調整機能
ペーパーフィルターなので、スッキリ目のコーヒーを楽しみたい方におすすめです。
製品項目 | スペック詳細 |
---|---|
ミル | 臼式(縦型) |
挽目調整 | 粗挽き/中細挽き(2段階) |
フィルター | ペーパーフィルター |
カラフェ | ガラス |
保温機能 | 120分 |
タイマー機能 | なし |
容量 | 0.67L(5杯分) |
大きさ | 幅19×奥行29.6×高さ45cm |
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パナソニックのコーヒーメーカー3機種を比較!各製品の特徴と選び方を徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
シロカのコーン式全自動コーヒーメーカー SC-10C151
シロカのコーン式全自動コーヒーメーカー「SC-10C151」は挽目調整とフィルターの使い分けができるので、コーヒー品種や焙煎具合に応じて淹れ方を自由にカスタマイズできるのが特徴です。
一度に淹れられるコーヒー容量も10杯と多いので、オフィスに設置するコーヒーメーカーとしてもおすすめです。
製品項目 | スペック詳細 |
---|---|
ミル | 臼式 |
挽目調整 | 粗挽き〜細挽き(5段階) |
フィルター | ペーパーフィルター メッシュフィルター |
カラフェ | ガラス |
保温機能 | 60分 |
タイマー機能 | なし |
容量 | 1.36L(10杯分) |
大きさ | 幅19×奥行29.6×高さ45cm |
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シロカのコーン式全自動コーヒーメーカー「SC-10C151」の詳細はこちらも参考にしてください!
シロカの全自動コーヒーメーカー SC-10c151を実機レビュー!本格派コーヒーを大容量で – Rentio PRESS[レンティオプレス]
ツインバード 全自動コーヒーメーカー CM-D457B
自家焙煎珈琲のパイオニアである「カフェ・バッハ」の店主、田口護氏が監修したのがツインバードの全自動コーヒーメーカー「CM-D457B」です。
ハンドドリップを再現するためにドリッパーが露出しているのが特徴的です。
燕三条製の刃を使用した低速臼式フラットミル、リブの高さをミリ単位でこだわったドリッパー、83度/90度の2段階で設定できる湯温調節機能など、随所にこだわりが見られる製品です。
製品項目 | スペック詳細 |
---|---|
ミル | 臼式 |
挽目調整 | 粗挽き〜細挽き(3段階) |
フィルター | ペーパーフィルター |
カラフェ | ガラス |
保温機能 | 20分 |
タイマー機能 | なし |
容量 | 0.45L(3杯分) |
大きさ | 幅16×奥行33.5×高さ36cm |
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30,900円 |
ツインバードのコーヒーメーカー3機種を比較!各製品の特徴と選び方を徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
メリタ アロマフレッシュ サーモ AFT1021-1B
「アロマフレッシュ サーモ(AFT1021-1B)」はコーヒー機器の総合メーカーであるメリタが技術が詰まった全自動コーヒーメーカーです。
メリタの一つ穴抽出を始めとした独自コーヒー抽出理論「メリタ ゴールドスタンダード」を体験できる製品です。
製品項目 | スペック詳細 |
---|---|
ミル | 臼式 |
挽目調整 | 粗挽き〜細挽き(3段階) |
フィルター | ペーパーフィルター |
カラフェ | ステンレス |
保温機能 | なし |
タイマー機能 | あり |
容量 | 1.25L(10杯分) |
大きさ | 幅23.7×奥行26.3×高さ44.1cm |
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45,802円 |
メリタのコーヒーメーカー全12種を比較!おすすめ機種と選び方を徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
デロンギ マグニフィカS ECAM23120WN
本格バリスタの味を家庭で楽しめるのがデロンギ「マグニフィカS(ECAM23120WN)」の魅力です。
レギュラーコーヒー(「カフェ・ジャポーネ」)はもちろん、フロスミルクやスチームミルクも作ることができるのでカプチーノやカフェラテも楽しむことができます。
お手入れも押し固められたコーヒーカスがカス受けに溜まっていくので、手入れも非常に楽なのもデロンギの良さです。
製品項目 | スペック詳細 |
---|---|
ミル | 臼式 |
挽目調整 | 粗挽き〜細挽き(7段階) |
フィルター | メッシュフィルター |
カラフェ | – |
保温機能 | なし |
タイマー機能 | なし |
容量 | 1.8L(14杯分) |
大きさ | 幅23.8×奥行43×高さ35cm |
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コスパ最強「デロンギ マグニフィカ」の特長・デメリットや口コミを解説!マグニフィカSとの違いも比較 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
デロンギ ディナミカ ECAM35035W
デロンギ「ディナミカ(ECAM35035W)」は「マグニフィカS(ECAM23120WN)」の機能に加えて、濃密なコーヒーを楽しめる「ドッピオ+」、豆の産地を最大限に表現する「スペシャルティ」というレギュラーコーヒーメニューが追加されています。
また、液晶ディスプレイによってマイメニューが登録できたりと機能面でも充実しています。
製品項目 | スペック詳細 |
---|---|
ミル | 臼式 |
挽目調整 | 粗挽き〜細挽き(7段階) |
フィルター | メッシュフィルター |
カラフェ | – |
保温機能 | なし |
タイマー機能 | なし |
容量 | 1.8L(14杯分) |
大きさ | 幅24×奥行44.5×高さ36cm |
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自由度高めな「デロンギ ディナミカ」の魅力とデメリットを徹底解説!レギュラーコーヒーも楽しめる全自動エスプレッソマシン – Rentio PRESS[レンティオプレス]
全自動コーヒーメーカー比較一覧表
おすすめの全自動コーヒーメーカー8機種の一覧表をまとめました。
挽きたてを飲みたいのか、コーヒーにもっとこだわりたいのか
挽きたてのコーヒーを飲みたいだけなら価格重視のエントリーモデルで良いと思いますが、もっとコーヒーにこだわりたい方はハイエンドモデルの全自動コーヒーカーがおすすめです。
ただしハイエンドモデルは販売価格が高くなりますので、長く使うことを前提にじっくり検討する期間も長くなると思います。
そこで購入前の選択肢として考えていただきたいのがレンタルです。
コーヒーメーカーはレンタルもできる
コーヒーメーカーの使い勝手や実際に淹れたコーヒーを試してみたい方はお試しレンタルがおすすめです。
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[レンタル] ドリップコーヒーメーカー 一覧 – Rentio[レンティオ]
[レンタル] エスプレッソマシン 一覧 – Rentio[レンティオ]
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