実はレンズ以外にも選び方あり!テレコンバーターを使ってより手軽に望遠写真を撮影

なたね油
なたね油

公開日2021/05/31

実はレンズ以外にも選び方あり!テレコンバーターを使ってより手軽に望遠写真を撮影

一眼レフカメラ。近頃は手ごろな価格で購入できることもあり、存在自体全く珍しくなってきました。

そしてこれからの時期、今年は梅雨入りが相当早いペースで進んでいるようですが

運動会やスポーツ大会などの機会も増え、望遠の効いた写真を撮ることも多いかと思います。

そんなときに時々受ける問い合わせが、

「遠くのものを撮るにはどうしたらいいの?」「運動会などにおすすめのカメラやレンズを教えて」

といったもの。

遠くのものを撮るためには、基本的にレンズが最大の要素となってきますが、

実はそれ以外にもポイントがあります。

遠くを撮りたいときのレンズ選びの基本!

まずはレンズ選び。

ずばり焦点距離が大きい数字のもの、見方でいうとmmの数値が大きいものを選ぶことです。

数字が大きければ大きいほどより望遠、圧縮した構図で撮影できます。

当社で現在ラインナップしているのは最大600mm。

大きい数字のレンズを選べば選ぶほど、より望遠で圧縮された写真を撮ることができますが、

その分高価になっていきます。手軽に望遠を効かせる方法はあるでしょうか・・・?

APS-Cサイズのカメラを使うとレンズ望遠は1.5~1.6倍に

一眼レフカメラは内蔵されているセンサーのサイズで、「フルサイズ」と「APS-Cサイズ」の2つに大別されます。

そのうち、APS-Cサイズのカメラで撮影していると、実は取り付けたレンズ本来の距離より1.5~1.6倍自動的に伸びた状態で撮影していることになります。

例えば、APS-Cサイズカメラで200mmの焦点距離で撮影すると、実際は、フルサイズのカメラ基準でいえば300~320mmの望遠で撮影しているということになるのです。

実際に撮影した写真をご覧いただきます。

↑がフルサイズのカメラ(EOS R5)で、

↓がAPS-Cサイズのカメラ(EOS 7D)で、同じ500mmにして撮影してみましたが、

橋の写り具合などから、全く画角・構図が違うということがお分かりいただけるかと思います。

APS-Cサイズでも500mmの位置に合わせて撮影しましたが、実際は750~800mmのアングルで自動的に撮っているのです。

「簡単に迫力のある写真を撮りたい!」というときには、APS-Cカメラ × 焦点距離の大きいレンズ を軸に選ぶとよいでしょう。

レンティオでは、対象の商品には「APS-Cセンサー」と記載してありますので

それを参考にカメラをお選びいただければOK。

ただ、望遠距離やレンズ性能が上がれば上がるほどレンズが大きくなり、その分重さもぐんと増していきます。

筆者も600mmレンズを持って撮影することがありますが、長時間構えていると腕への負担は相当なものに。

もっと手軽に距離を増やせる方法はないのでしょうか・・・?

テレコンバーターでも望遠距離を伸ばすことが可能

そもそもテレコンバーターとは???

テレコンバーターとは、レンズとカメラ本体の間に挟んで使うもの。エクステンダーともいいます。

簡単に言うと、それを挟むことで、レンズで写った部分が自動的にズームされるようになります。

この通り、手のひらにすっぽりと収まるほどの大きさ。

しかしあまり大きくない存在感ながらも、これを取り付けるだけでレンズの望遠距離をさらに伸ばすことができるシロモノです。

カメラメーカーであるキヤノンやニコンはもちろん、レンズを主に製造しているシグマやタムロンからも発売されています。

キャップを開けてみるとこんな構造。中央の出っ張っている部分とレンズを合わせて使用します。

で、見た目はどう変わるの? そしてそれによる変化は?

実際に取り付けてみました。

テレコン装着前

テレコン装着前

↑が取り付け前、

テレコン装着後

テレコン装着後

↓が取り付け後。↓が少し見切れていますが、少し何かが挟まった感じがすると思います。

やはり間に挟む必要があるため、レンズの長さが少し伸びました。とはいえ見た目は大きく変わりません。

見た目はそれほど変わりませんが、改めて、これを取り付けることだけでレンズの焦点距離を伸ばせます。

どの程度距離を伸ばせるかといいますと、基本的に1.4倍・2倍の2種類が用意されており、

これを取り付けるだけで、レンズの焦点距離をさらに1.4倍・2倍に伸ばすことができます。

つまり——単純計算ですが、

APS-Cカメラに2倍テレコンバーターを取り付けて、200mmの距離で撮ると、

200mm × 1.5~1.6(APS-C換算倍率) × 2(テレコンバーター倍率) = 600~640mm

と、超望遠レンズに早変わりするのです。

といっても、テレコンバーターを使うメリット・デメリットは一体?

メリット① コスパよく望遠撮影ができる

望遠レンズを購入するとなると10万円はくだりません。

キヤノンやニコンといった、いわゆる「純正」レンズになりますと更にその倍近くの値段にまで達するものも。

しかし、テレコンバーターなら5~7万程度で購入可能。10万円に達することはほぼ全くありません。

レンティオでのレンタル価格も同様。レンズをレンタルするとなると基本9,000円~となりますが、

テレコンバーターであれば3,000円~6,000円程度。

もしお手持ちのレンズがあれば、こちらを装着するだけでコスパよく超望遠レンズに早変わり。

メリット② 本来装着するレンズの重さより軽く撮影可能

先ほども書きましたが、望遠レンズの焦点距離が長いものほど重くなっていきます。

腕にかかる負担は相当。思っているよりも疲れます。

しかし、テレコンバーターの重さ自体はせいぜい300g程度。

たとえば、CANON EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMはレンズだけで1,570gもありますし、

超望遠レンズの類となると、どのメーカーの商品も1kgを優に超えてきます。

カメラ本体も基本500g程の重さがあるので、レンズと合わせるとおおよそ2kg前後まで。

CANON EF70-200mm F4L IS II USMなど、200mm~300mm程度のレンズだと700~800g程の重さですが、

↑のレンズの重さにざっと300g程足しても、1kg~1.1kg程度。軽い状態で400mm撮影が可能に。

大げさでもなく、身体への負担が少なく撮影が可能となります。

しかし、もちろんいいことばかりとも限らない・・・次はデメリットの紹介です。

デメリット① すべてのカメラ・レンズに対応しているわけではない。スペックも落ちる

全部のカメラ・レンズに取りつけられて、自由自在に使えるか?

というと、現実そうでもないのです。

まず、最新のテレコンバーターに対し、お使いいただくカメラやレンズが古すぎると、

ピントを自動で合わせられなくなったり、そもそも使用そのものが対象外だったりすることもあります。

自分がこの記事を書くまでわからなかったのですが、低価格でいわゆる初心者向けに当たるレンズは対応していないものがほとんど。

また、取り付けられたとしてもカメラ・レンズの性能にも影響が及びます。

オートフォーカスの速度、つまりピントの合う速度が遅くなることや、

F値、明るさを示す値が大きくなってしまうので、本来のレンズ性能の明るさを発揮させることができません。

F値が変わってしまうという話、簡単に言いますと・・・

1.4倍のテレコンバーターを取り付けた場合、そのレンズが持つF値の最小値も1.4倍に、

同様に2倍のテレコンバーターを装着した場合、F値最小値が2倍になってしまうのです。

具体的に、F2.8が最小値のレンズにテレコンバーターを取り付ける場合、

1.4倍のテレコンバーターを取り付けた場合 → F2.8 × 1.4= F3.95(→ F4)

2倍のテレコンバーターの場合       → F2.8 × 2 = F5.6

※計算結果とF値が一致するものがない場合、その数字に最も近いF値がそれにあたります。

つまり、テレコンバーターを取り付けることによって、簡単に望遠性能を加えられる反面、写真を撮る条件が暗くなってしまうのです。

「暗い中遠めのものを撮影したい・・・」「性能を悪化させるのはちょっと・・・」という場合は、テレコンバーターよりは超望遠レンズを使った方がよさそうです。

デメリット② 画質が悪くなる

レンズにテレコンバーターを挟むと、本来よりは画質が劣化します。

目に見えて劇的に悪くなるといった程度ではありませんが、一眼レフカメラを使う以上画質は気になってしまうものです。

ではどの程度変わるのか、実際に使ってみて確かめていきたいと思います。

テレコンバーターを実際に使ってみた感想! 画質は目に見えて変わるの?

実際に撮影した結果を下記に載せます。

使用機材:EOS R5 + RF 100-500mm F4.5-7.1 L IS USM + RF1.4x

↑がテレコンバーターなし、↓がテレコンバーター1.4倍を取り付けて撮影した写真です。

当然ですが、テレコンバーターを取り付けたのでより望遠に写るようになります。

そして肝心の画質ですがぱっと見、全くといって変わらないような印象を受けます。

まったく気にならないといっても過言ではないかと思いますが、もう1点違うポイントから撮ってみました。

高速道路を通りがかったトラックをパチリ。

↑がテレコンバーターなし、↓がありの写真。

こちらもほとんど大差ないと言ってよさそうですが、

トラックのロゴや文字の部分をズームしてみると、テレコンバーターありのほうが少しピントがはっきりしていないような・・・。

こういった細かい部分、プロや上級者の方は相当気にする部分があるようですが、とはいえ普通に撮影する分には画質でいえば全く問題ないといえるでしょう。

また、テレコンバーターを取り付けたからといって重さもほとんど変わることもなく、

やはり超望遠レンズを使うより身体的負担が軽くなることは間違いないです。

超望遠レンズ・テレコンバーターもレンティオでおためしレンタル可能

「今のレンズ・カメラにもう少し望遠がほしい・・・」

レンティオは超望遠レンズだけでなくテレコンバーターも用意しています。

用途に合わせてぜひご利用してみてください。

最近APS-Cサイズカメラからフルサイズ機に機種変更して、その際にテレコンバーターも併せて購入したのですが、

使ってみても画質が落ちているといったことは全く気にならず。

ただでさえ高価なカメラ機材。気になっているものがあれば、購入して後悔する前に一度レンティオでおためししてみては?

気に入ったら商品によっては「そのまま購入」も可能。

またカメラ以外にも様々なジャンルの商品を用意していますので、ぜひ検討してみてくださいね。

[レンタル] テレコンバーター – Rentio[レンティオ]

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