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近年、完全ワイヤレスイヤホンの中でも、周囲の音を聞きながら音楽や通話を楽しめる「ながら聴き」イヤホンの人気が高まっています。
SONYから「ながら聴き」できるイヤホン「WF-LC900 LinkBuds Clip」が発売されました。
耳をふさがないイヤーカフ型デザインを採用し、軽快な装着感と日常使いのしやすさを両立した完全ワイヤレスイヤホンです。
本記事では、「WF-LC900 LinkBuds Clip」について、特徴やスペック、実際に使ってみた感想などを紹介していきたいと思います。
もくじ
SONY「WF-LC900 LinkBuds Clip」について
今回紹介する「WF-LC900 LinkBuds Clip」は、SONYのLinkBudsシリーズにラインアップされたイヤーカフ型の完全ワイヤレスイヤホンです。
周囲の音を遮らずに音楽を楽しむ「オープンイヤー型」の中でも、近年特に人気が高まっているイヤーカフスタイルをSONYとして初めて採用しています。
カラーバリエーションは全4色を展開しており、今回はその中からブラックをご紹介します。
SONY「WF-LC900 LinkBuds Clip」の製品スペック
SONYの完全ワイヤレスイヤホン「WF-LC900 LinkBuds Clip」のスペックについては、下記の表をご覧ください。
| WF-LC900 LinkBuds Clip | |
|---|---|
| メーカー | SONY |
| 形式 | 開放(オープンイヤー) |
| 装着方法 | イヤーカフ |
| 重量 | イヤホン 約6.4g × 2 充電ケース 約42g |
| カラー | 4色(ブラック・グリーン・グレージュ・ラベンダー) |
| ドライバー | 10.0mm |
| Bluetooth Ver | Ver 5.3 範囲 10m |
| 対応コーデック | SBC, AAC |
| 防水・防塵 | IPX4 |
| 再生時間 | 電池持続時間(連続音声再生時間) 最大9時間 |
| 充電時間 | 本体 約1.5時間 充電ケース 約3時間 |
| 販売開始時期 | 2026年2月6日 |
| 参考販売価格 | 27,500円 ※SONY Storeでの販売価格(2026年7月時点) |
WF-LC900 LinkBuds Clipはどんな人におすすめ / おすすめしない人
詳しく機能や特徴について紹介する前に、WF-LC900 LinkBuds Clipが向いている人・向いていない人を紹介します。
一言でまとめると、耳をふさがない快適な着け心地と高音質を両立したイヤーカフ型イヤホンを求める方におすすめです。一方で、ノイズキャンセリングによる高い没入感や、LDAC対応のハイレゾ相当音質を重視する方には向いていません。
| おすすめな人 | おすすめしない人 |
|---|---|
| 耳をふさがずに音楽を楽しみたい方 | 電車や飛行機などで高い遮音性を求める方 |
| 長時間装着しても疲れにくいイヤホンを探している方 | ノイズキャンセリングによる高い没入感を求める方 |
| イヤーカフ型でも音質を妥協したくない方 | LDACなどハイレゾ相当音質を重視する方 |
| 散歩中やデスクワーク、家事中に「ながら聴き」したい方 | イヤホンに高い密閉感やフィット感を求める方 |
| マイク性能を重視する方 | 安価で手頃なイヤーカフ型イヤホンを探している方 |
| イヤーカフ型イヤホンでもデザインにこだわりたい方 | イヤホン本体で操作をよくする方 |
| SONY製品を普段から愛用している方 |
上記のおすすめな理由とおすすめしない理由については、下記章の特徴や使ってみた感想から、それぞれ紹介していきます。
SONY WF-1000XM5をレビュー!最高クラスの音質とノイズキャンセリングを搭載したワイヤレスイヤホン
WF-LC900 LinkBuds Clipの特徴4つ
続いて、WF-LC900 LinkBuds Clipの特徴について簡単に4つ紹介します。
①長時間装着でも疲れにくいイヤーカフタイプ
②シーンごとに選べるリスニングモード
③音量を自動調整するアダプティブボリュームコントロールに対応
④AI技術を活用した高精度ボイスピックアップテクノロジーを搭載
特徴①|長時間装着でも疲れにくいイヤーカフタイプ
WF-LC900 LinkBuds Clipの特徴1つ目は、耳を挟むイヤーカフタイプのデザインです。
多くの人の耳形状の3Dデータを用いた設計と、装着試験を繰り返して導き出された独自の形状を採用しており、長時間装着していても疲れにくい設計となっています。
また、耳の穴を塞がないため圧迫感が少なく、周囲の音も自然に聞こえます。
散歩や買い物など周囲の状況を把握しながらのシーンでも、安心して「ながら聴き」ができるイヤホンです。
特徴②|シーンごとに選べるリスニングモード
WF-LC900 LinkBuds Clipの特徴2つ目は、利用シーンに合わせて複数のリスニングモードを選択できることです。
①スタンダード・・・コンテンツやシーンを選ばずに使用でき、イコライザーやDSEEの設定が可能
②ボイスブースト・・・周囲が騒がしい時に、聴いているコンテンツの人の声を強調する
③音漏れ低減・・・高音を抑制して音漏れを低減する
④BGM・・・カフェで聴くBGMのように遠くから聞こえる
上記のようにスタンダードの他、ボイスブースト、音漏れ低減、BGMのモードが用意されています。
聴いている音楽への没入感を重視したい場面や、周囲の音を積極的に取り込みたい場面など、シーンに応じてアプリ内から選択することができます。
特徴③|音量を自動調整するアダプティブボリュームコントロールに対応
WF-LC900 LinkBuds Clipの特徴3つ目は、周囲の騒音レベルに合わせて音量を自動的に調整する「アダプティブボリュームコントロール」に対応していることです。
アプリ内の「すべてのデバイス設定」→「音質/音量」→「アダプティブボリュームコントロール」をONにすることで適用されます。
静かな室内では音量を抑え、駅や街中など騒がしい場所では聞き取りやすい音量へ自動調整してくれるため、頻繁に音量を変更する手間を減らせます。
特徴④|AI技術を活用した高精度ボイスピックアップテクノロジーを搭載
WF-LC900 LinkBuds Clipの特徴4つ目は、ボイスピックアップテクノロジーを搭載していることです。
AI技術を活用し、周囲のノイズを抑えながら話す人の声を優先的に抽出します。
屋外や駅など騒がしい環境でもクリアで高い通話品質を実現しています。
SONY WF-LC900 LinkBuds Clipの実機レビュー
それでは、WF-LC900 LinkBuds Clipの実機を実際に使用してみたいと思います。
SONY WF-LC900 LinkBuds Clip 同梱物
箱の中にはイヤホン本体の他に、フィッティングクッション、説明書、保証書が同梱されています。
充電ケーブルなどは同梱されていないため、充電する際は自宅で使っているUSB-Cケーブルを使用しましょう。
SONY WF-LC900 LinkBuds Clip 専用アプリ「Sony Sound Connect」
WF-LC900 LinkBuds Clipには、専用アプリ「Sony Sound Connect」が用意されています。
専用アプリでは、リスニングモードの変更、イコライザーの使用、操作の機能変更などのカスタマイズが可能です。
SONY WF-LC900 LinkBuds Clip ペアリング方法
WF-LC900 LinkBuds Clipのペアリング方法は、以下の通りです。
「WF-LC900 LinkBuds Clip」のペアリング方法
-
- イヤホンケースからイヤホンを取り出す
- アプリ内でLinkBuds Clipを選択
- 「接続済み」でペアリングが完了
- ソフトウェアを最新にアップデートする
「ソフトウェアアップデート」は内容にもよりますが、初回のアップデートが1時間ほどの時間を要したため、時間に余裕のあるタイミングでアップデートがおすすめです。
SONY WF-LC900 LinkBuds Clipを実際に使ってみた感想
ここから、WF-LC900 LinkBuds Clipを実際に1週間ほど使ってみて感じたことをポイントごとに紹介していきます。
◯:チープさを感じさせない高級感のあるシンプルデザインが良い!
WF-LC900 LinkBuds Clipの見た目は、シンプルで洗練されたデザインです。
充電ケースの上部が光沢仕上げで、下部はマット仕上げとなっていて、上下で異なる質感を組み合わせています。
丸みを帯びたコンパクトな形状でチープな印象が全くなく、高級感を感じるデザインとなっています。
イヤホン本体もケースと同様に光沢感がありました。
イヤーカフ部分がゴム製素材で可動しやすくなっていて、片手で装着しやすい印象です。
細かなメッシュ加工のスピーカー部分やLRが視認しやすい点など細かな部分まで精密に作り込まれているなと感じました。
◯:長時間でも疲れにくい着け心地で、ほどよいフィット感もある
WF-LC900 LinkBuds Clipの装着感は、耳を軽く挟むだけのイヤーカフ型ということで、想像以上に自然な着け心地です。
カナル型のような固定力や安定性は高くありませんが、ほどよいフィット感があって落ちそうになる気配は全くありませんでした。軽く走っていても取れる心配はなかった印象です。
耳の穴に押し込まないため耳の中を圧迫せず、長時間の装着でも耳の痛みや蒸れ、痒みなどはほとんど感じませんでした。
また、同梱されているフィッティングクッションをつけることでよりフィット感が増します。
「ながら聴き」に最適なデスクワークや通勤・通学、家事、散歩などのシーンにおいて、長時間装着できる快適さはとても良かったです。
◯:イヤーカフ型だということを忘れるほどの高音質!
肝心な音質については、イヤーカフ型だということを忘れるほどの高音質です。
一般的にイヤーカフ型はカナル型に比べて重低音が控えめになりがちですが、WF-LC900 LinkBuds Clipは重低音がしっかりとあって迫力のあるサウンドです。
ベースラインまで感じられる厚みのある音像に仕上がっています。
イヤーカフ型とは思えないほどのサウンドで、一般的なカナル型にも引けを取らない音質だと感じました。
まさにSONYが長年培ってきたオーディオ技術が活かされており、イヤーカフ型でありながら音の解像感やバランスの良さを十分に感じられます。
筆者はこれまでAnker製のイヤーカフタイプ(Soundcore C40i)を使用したことがありますが、正直なところ「音質は妥協するもの」といった印象しかなく、WF-LC900 LinkBuds Clipのあまりの高音質さに感動しました。
ただ、リスニングモードでボイスブーストや音漏れ低減、BGMに変更することで、音漏れしやすい音域が抑えられ、スタンダードよりも音質が低下している印象を受けます。
そのシーンに合わせたモードを選べるメリットがある一方、「音質は妥協」しなくてはならなくなります。
◯:音漏れが気になるシーンでは「音漏れ低減」モードがおすすめ
音漏れに関しても、使用したことのあるAnker製イヤーカフタイプ(Soundcore C40i)よりも音漏れが抑えられている印象です。
イヤーカフ型である以上、カナル型より音漏れは発生しやすいですが、音漏れが気になるエレベーターや図書館、静かなカフェなどでは、リスニングモードを「音漏れ低減」に変更します。
「音漏れ低減」では高音域と低音域の周波数帯域が抑制されるため、音漏れはかなり抑えられる印象でした。
◯:仕事用イヤホンとしても重宝するほどの高性能なマイク
WF-LC900 LinkBuds Clipのマイク性能は、駅のホームでも電車の騒音が気にならずに会話できるほど高性能です。
AIによるボイスピックアップテクノロジーの効果もあり、声が相手に聞き取りやすく伝わっている印象でした。
オンライン会議でも音声が途切れることは少なく、仕事用イヤホンとしても重宝しました。
◯:計37時間のロングバッテリーと急速充電にも対応!
WF-LC900 LinkBuds Clipのバッテリー持ちは、本体のみで最大9時間、充電ケースで最大28時間と計37時間も使用できるロングバッテリーです。
丸1日バッテリー切れを心配することがなく、筆者の場合は4日に1度の充電頻度でした。
また、3分間の充電で60分の使用が可能になる急速充電にも対応しているため、バッテリー残量が心配な時でも短時間で充電できる点は便利でした。
一方でワイヤレス充電には対応していないため、有線での充電が必要な点は注意が必要です。
△:操作性や没入感の低さは気になる
使っていて気になった点としては、下記が挙げられます。
WF-LC900 LinkBuds Clipを使っていた中で気になった点
- 操作性は慣れが必要
- ノイズキャンセリング機能がない
- 対応コーデックはSBCとAACのみ
イヤホン本体の操作性はあまり反応が良くない印象があり、その分の誤操作は少なかったです。
アプリ内の「すべてのデバイス設定」→「操作」→「タップ感度設定」→「高感度」をタップすることで、通常よりも操作がしやすくなりました。
また、普段からノイズキャンセリング機能を多用している方や音楽に没入したい方にとっては、どうしても周囲の音が聞こえてしまうため、外部の音で没入感が低下します。
さらに、対応コーデックはSBCとAACのみとなっているため、LDACなどのハイレゾ相当の音質で楽しみたい方には物足りなさは感じてしまうのではないでしょうか。
WF-LC900 LinkBuds Clipのメリットとデメリット
WF-LC900 LinkBuds Clipのメリットとデメリットをまとめました。
WF-LC900 LinkBuds Clipのメリット
- 装着感:圧迫感が少なく、長時間装着していても耳が疲れにくい
- 高音質:SONYらしい解像感とバランスの良いサウンド
- 通話性能:騒がしい場所でもクリアな音声で通話できる
- バッテリー性能:本体最大9時間、ケース込み最大37時間のロングバッテリー
- 機能性:リスニングモードやアダプティブボリュームコントロールなどの便利な機能
- デザイン性:チープさを感じないシンプルで高級感のあるデザイン
WF-LC900 LinkBuds Clipのデメリット
- 操作性:タップ操作の反応がやや鈍く、高感度設定への変更がおすすめ
- 没入感:音楽への没入感はカナル型イヤホンに劣る
- 音質:LDACに非対応で、高音質コーデックで音楽を楽しめない
- 価格:イヤーカフ型イヤホンとしては高価格帯
SONY WF-LC900 LinkBuds Clipは、イヤーカフ型でも音質を妥協したくない方におすすめ
SONY WF-LC900 LinkBuds Clipを紹介してきました。
実際に使用してみて感じたのは、イヤーカフ型とは思えない高音質と、長時間でも快適に装着できる着け心地の良さです。
ノイズキャンセリングによる高い没入感を重視する方には向きませんが、デスクワークや通勤・通学、家事、散歩などで「ながら聴き」をしたい方には使いやすいイヤホンです。
耳をふさがない開放感とSONYらしい音作りを両立した、完成度の高いイヤホンだと感じました。
イヤーカフ型でも音質を妥協したくない方に、おすすめしたい完全ワイヤレスイヤホンです。
イヤホンやヘッドホンはお試しレンタルを
イヤーカフ型イヤホンの装着感や音質については、実際に使用してみないとわからない部分があります。
イヤホンやヘッドホンは一度お試しレンタルをおすすめします。
家電レンタルサービスの「Rentio(レンティオ)」では、イヤホン・ヘッドホンのレンタルができます。
レンタル期間中に気に入った製品があれば、そのまま購入もできますので、いくつか試してみてから購入を決めてはいかがでしょうか。
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