Panasonic LUMIX DC-GF10を実写レビュー!初心者でも使いやすいシンプルミラーレス一眼
更新日2022/10/31
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ミラーレス一眼全盛期を迎えようとしています。各カメラメーカーは初心者向けミラーレス一眼を立て続けに開発し、このカメラブームの波に乗ろうとしているところです。
パナソニックが展開するデジタルカメラシリーズ「LUMIX」でも、ミラーレス一眼カメラは重要なジャンルとして製品開発が行われています。
今回ご紹介するPanasonic LUMIX DC-GF10/GF90は、初心者向けのエントリーミラーレス一眼としてオリンパスのPENシリーズや富士フイルムのXシリーズに並んで人気を集めます。
DC-GF10/GF90(以下GF10で統一)の特長や性能を徹底レビューし、おすすめのカメラなのかを検証していきます。
もくじ
DC-GF10/GF90外観レビュー
小型・軽量を売りにするモデルが多く、各メーカーは、とにかく最軽量などの数値にこだわってきました。しかしDC-GF10のボディは大きすぎず、小さすぎずといったサイズの印象を受けました。
もちろん一眼レフカメラと比較すると小型・軽量を実現していますが、富士フイルムのX-A5など驚くほど小型で軽量のカメラも存在しますが、男性にとっては逆に小さすぎるという弊害も出てくるのです。
ミラーレス一眼カメラというと女性をイメージされる方も多いと思いますが、近年では「手軽に使える」、「持ち運びが楽」という理由だけでカメラの趣味を始める男性の方も増えている現状です。
DC-GF10は、手の小さい女性の方でも手の大きい男性の方でも満足のフィット感を得ることができる程よい大きさを実現しています。
3種類から選べるカラーバリエーション
DC-GF10では、ユーザーの好みにあったデザインの選択ができるように3色のカラーバリエーションから選んで購入することが可能です。
その中でも「ホワイト×ローズゴールド」は、柔らかい色調のみでデザインされたカラーバリエーションで、女性を中心に人気を集めるカラーバリエーションとなっています。
かわいらしさの中に上品な雰囲気が漂う、おすすめのカラーとなっています。
造りのしっかりしたカメラボディ
初心者向けのカメラとして販売されるモデルの多くは、カメラボディの質感などで「安っぽさ」を感じるモデルも少なくないのが事実です。
しかしDC-GF10では、しっかりとした造りでカメラボディが構成されており、安っぽさを感じることのないボディの質感を実現しています。
自撮り撮影に役立つチルト式液晶を採用
ミラーレス一眼カメラでは一般的な装備となりましたが、液晶画面が上方向に180°開くチルト式液晶を採用しています。
更に液晶画面ではタッチパネルを採用し、液晶をタップしながらフォーカスポイントを合わせたり、シャッターを切ることができる「スマホ感覚」の操作が可能です。
またボディ上部にはセルフィー撮影時にカメラを持つ片手だけでシャッターを切ることができる「左シャッターボタン」を搭載しています。
メモリーカードはmicroSDカードを使用するので要注意
大半の一眼カメラは記録メディアにSDカードを使用していますが、DC-GF10では、超小型のメモリーカードであるmicroSDカードを使用しています。
microSDカードは主にスマートフォンやGoProなどの小型カメラに使われることが多いですが、一眼系のカメラに使用されることはあまりないので注意が必要です。
レンズキットのみの販売。しかし望遠レンズは付属しない
DC-GF10は、ボディ単体での販売は行っておらず、全てダブルレンズキットでの販売となります。
一般的にミラーレス一眼モデルでは、標準ズームレンズと望遠ズームレンズが付属するダブルズームキットがセット内容に含まれていることが多いのですが、DC-GF10では、標準ズームレンズとボケ味が楽しめる単焦点レンズがセットになったレンズキットしか存在しません。
そのため、遠くの被写体を写したい場合などは望遠レンズが付属されないため、追加で望遠レンズを購入する必要があります。
シンプルにまとまったボタン・ダイヤル配置
余計なボタンやダイヤルを配置しないシンプルな操作性は初心者に優しい設計と言えるでしょう。
しかしボタンやダイヤルが少ない分、1つのボタンが持つ機能は増えるので、使い分けを覚えるまでは少々時間がかかるかもしれません。
個別に細かく撮影設定することなく、オートで撮影することを基本とする際は、余計なボタンやダイヤルがなく、使いやすいカメラとなるでしょう。
22種類のフィルターからお好みの作風を選べる
近年のミラーレス一眼カメラの大半で搭載されているフィルター機能はDC-GF10でもフォトジェニックな作品へと仕上げる効果的な機能となっています。
DC-GF10に搭載されているフィルターは22種類と非常に豊富で、白と黒のみで表現されるモノクロ撮影に関してもコントラストの違いなどで雰囲気を変える、複数種類のフィルターが用意されています。
アートとしての写真撮影を楽しむことができるため、インスタグラムなどのSNSで見かけるような美しい写真も簡単に撮影することができます。
決定的瞬間を逃さない高速AF
決定的瞬間を逃さないというと連写性能を思い浮かべがちですが、ピントが合わないことにはいくら高速連続撮影を可能としても意味がありません。
DC-GF10では、ピントを合わせたい場所に瞬時にAFが動作。ファインダー越しでの撮影はもちろん、液晶画面を使ったライブビュー撮影時もタッチAFなどを使用することで、迷いのないAFを実現します。
日中などの光が十分にある好環境ではAF性能であまり差が出ることはありませんが、被写体が複雑であることや、暗い場所でのピント合わせは大きく差が出るところです。
DC-GF10では、動く被写体などを追従するAFにも優れており、初心者向けモデルとしては十分すぎる性能となります。
Panasonic LUMIX DC-GF10で撮影した東京の秋の始まり
ここからは実際にDC-GF10を使用して撮影した作例をご紹介していきます。
秋の東京ということで、木々の色の変化や、澄んだ空気を活かした作品を中心に掲載していきます。こちらの写真は全てJPEG撮影から編集なしで掲載しています。
LUMIX DC-GF10製品仕様表
モデル名 | Panasonic LUMIX DC-GF10 |
---|---|
撮像画面サイズ | マイクロフォーサーズ(約17.3×13mm) |
映像素子型式 | 4/3型Live MOS センサー |
有効画素数 | 1600万画素 |
オートフォーカス方式 | 映像検出によるTTL方式(コントラストAF) |
測距点 | 49点 |
常用ISO感度 | ISO100~25600 |
シャッター速度 | 1/16000秒~60秒、バルブ |
連続撮影速度 | 最高約10コマ/秒 |
画面 | 3.0型/約104万ドット/静電容量方式タッチパネル |
Wi-Fi搭載 | 〇 |
Bluetooth搭載 | – |
大きさ | (幅)106.5mm×(高さ)64.6mm×(奥行き)33.3mm |
質量(撮影時) | 約270g |
DC-GF10はデザインと性能どちらも満足できる入門カメラ
各社さまざまな入門ミラーレス一眼カメラを開発・販売していますが、DC-GF10は色々な面でバランスの取れたカメラだと感じます。
おしゃれなデザインで小型軽量を実現しますが、エントリーモデルでありがちな安っぽさを感じることはなく、しっかりしたボディは耐久性において大きな効果をもたらすでしょう。
もちろん写真撮影における画質などの性能も入門モデルとしては十分な性能を保有しています。中でもご紹介した手ブレ補正機構は、他の入門モデルと比較しても非常に優秀で初心者の写真撮影を大きくサポートしてくれます。
レンズキットで望遠レンズが存在しないことが弱点ですが、日常生活でスナップを撮影される方には十分のレンズを付属し、使いやすい操作性や理想の写真へと仕上げる拡張性ははじめてのカメラとしておすすめのモデルです。
DC-GF10をレンタル
今回ご紹介したDC-GF10は、7万円台が平均的な価格ですが、はじめてのカメラにこれだけの金額は高く感じることもあるでしょう。
そんなときおすすめなのがカメラにレンタルサービスです。
家電レンタル「レンティオ」では、今回ご紹介したPanasonic LUMIX DC-GF10をはじめ、人気のミラーレス一眼を豊富に取り揃えています。
購入前に少し試してみたい場合や、購入よりも大幅に安くレンタルできるため、気になるカメラ同士の比較などにも最適です。
ぜひこの機会にRentioでミラーレス一眼をレンタルして楽しいカメラライフの始まりの一歩を踏み出してくださいね。
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