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デジタルカメラ最大手のキヤノンは、ここ数年で大きな変化を見せています。
これまでは一眼レフカメラの開発が中心でしたが、時代の流れとともにキヤノンにおいてもミラーレス一眼の開発に注力するようになりました。
今回は2018年10月より、キヤノンの最新シリーズとして存在する「EOS R」シリーズについてラインナップの特徴や、おすすめポイント、将来性についてご紹介していきます。
もくじ
キヤノンの最新ミラーレス一眼シリーズ
キヤノンでは、一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラにておいてそれぞれシリーズを展開していましたが、ミラーレス一眼においてかつてから存在したEF-Mシリーズとは別にEOS Rシリーズを新たに開発しました。
世間ではミラーレス一眼カメラへの注目が高まっており、ここ数年にてミラーレス一眼カメラを中心にこだわって製品開発を行ってきたソニーが急激にシェアを伸ばしてきたことで、デジタルカメラ最大手であるキヤノンも黙っていられない状況になりました。
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2018年10月に最初のモデルとなるEOS Rを発売して以来、キヤノンはEOS Rに対応するレンズとともに製品開発を進めています。
EOS Rシリーズ誕生当初は、フルサイズセンサーを搭載したモデルのみが存在しましたが、2022年6月のEOS R7よりAPS-Cセンサー搭載モデルが発売となったことをきっかけに、幅広いユーザー層に対応するラインナップの展開が行われています。
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新規格となるRFマウントを採用
EOS Rは、今後展開されることが予想される製品ラインナップとしても一眼レフシリーズに似たモデルが登場することが期待されます。
これまでフィルム時代から伝統的に採用されてきたEFマウントをEOS Rシリーズでは採用せず、全く新たな規格となったRFマウントを新開発しました。
それに伴って対応レンズにも違いが
一眼レフとは異なったレンズマウントが採用されたことで、これまで長い歴史を誇り、多くの製品が展開されてきたEFレンズを直接使用することができなくなりました。
EOS Rシリーズを使用する場合は、RFマウントを採用したレンズを使用する必要があり、これまでEOSにおける一眼レフにて使用していたEFレンズをそのまま使うことができないというデメリットも存在します。
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EFレンズを使用する場合はマウントアダプターを使用
これまで保有していたEFレンズが全て無駄になってしまう訳ではありません。
EOS RシリーズにおいてEFマウントのレンズを使用したい場合は、販売されているマウントアダプターを装着することで使用することができます。
今後はRFマウントのレンズラインナップも充実することが予想できますが、既にお持ちのEFマウントレンズも無駄にすることなく、撮影において有効活用することができます。
現行ラインナップ解説
ここからはEOS Rシリーズにおいて現行モデルとして販売されているラインナップをご紹介していきます。
2023年8月現在で、13のモデルがEOS Rシリーズにおけるラインナップとして存在します。
EOS R3
2023年4月時点でEOS Rシリーズの中でも最新モデルかつ最上位モデルとして存在するのがEOS R3です。
一見EOS 1D系統を思い浮かべるデザインですが、現時点でキヤノンがこれよりも上位となるモデルを登場させるのかは不明です。
基本性能においてもフラッグシップと言っても過言ではないスペックを有しており、有効画素数は約2410万画素、常用ISO感度はISO100から1024000、最新技術を採用した「デュアルピクセルCMOS AF II」を実装しており、安定した描写力の高さを体感することができます。
更に前代未聞の新機能として、撮影者の視線を検出してピントを合わせる「視線入力」機能を搭載し、自分が思うピント位置へとより細かく精度の高いフォーカスを叶えています。
後ほどご紹介していきますが、EOS Rシリーズで驚きのあった機能面を継続して搭載し、最新機能をも取り入れ、EOS Rシリーズの成長を実感できるモデルとなっています。
製品仕様
- 撮像画面サイズ : 36.0×24.0mm(フルサイズ)
- 映像素子型式 : CMOSセンサー
- 有効画素数 : 約2410万画素
- オートフォーカス方式 : デュアルピクセル CMOS AF II
- AFポジション数 : 最大4779
- 常用ISO感度 : ISO100~102400
- シャッター速度 : 1/8000~30秒、バルブ
- 連写性能 : 最高約12.0コマ/秒(メカシャッター/電子先幕)
- 画面 : 3.2型/約415万ドット
- 通信機能 : Wi-Fi/Bluetooth
- 大きさ : 150.0×142.6×87.2mm
- 質量 : 約1015g
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EOS R5
高画素、優れた高感度耐性、強力なボディ内手ブレ補正、8K動画撮影など、あらゆる性能面で一気に突出させたEOS R5。
有効画素数は、約4500万画素と、これまで高画素に特化したモデルで採用されてきたレベルを、オールラウンドモデルで実現しました。
高画素ながら常用最高ISO感度はISO51200を実現し、「高画素=高感度撮影に弱い」という認識も過去のものになりつつあります。
そして、EOS初のボディー内5軸手ブレ補正を搭載したことで、夜間や室内など、暗くシャッタースピードが落ちやすい環境下においても安定した撮影を行うことができるようになりました。
また、動画撮影においても世界初となる8K/30Pの記録を実現し、一眼カメラとしては突出した性能を誇るモデルです。
製品仕様
- 撮像画面サイズ : 36.0×24.0mm(フルサイズ)
- 映像素子型式 : CMOSセンサー
- 有効画素数 : 約4500万画素
- オートフォーカス方式 : デュアルピクセル CMOS AF方式
- AFポジション数 : 最大5940
- 常用ISO感度 : ISO100~51200
- シャッター速度 : 1/8000~30秒、バルブ
- 連写性能 : 最高約12.0コマ/秒(メカシャッター/電子先幕)
- 画面 : 3.2型/約210万ドット
- 通信機能 : Wi-Fi/Bluetooth
- 大きさ : 138.5×97.5×88.0mm
- 質量 : 約738g
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EOS R6 Mark II
バランスの取れた性能で人気を集めたEOS R6に早くも後継モデルが2022年12月に誕生しました。
EOS R6 Mark IIは、まさにEOS R6をアップグレードさせた後継モデルとして最適な性能を備えており、早くも人気の高いモデルとして注目を集めています。
EOS R6で少し気になった画素数の少なさは、EOS R6 Mark IIにおいて約2420万画素まで向上しました。
画素数が向上しながらもEOS R6で好評であった高感度撮影においては、常用ISO1024000という圧倒的な高性能をEOS R6 Mark IIでも体感することができます。
また、EOS R6 Mark IIでは、更に進化したAFシステムを特徴としており、動く被写体に対するトラッキング性能や被写体毎の検出能力が大幅に強化され、「人物」「犬」「猫」「鳥」「馬」「車(モータースポーツ)」「バイク(モータースポーツ)」「鉄道」「飛行機」をカメラ側は自動で検出して、それぞれの被写体に合わせたフォーカスを実現しています。
製品仕様
- 撮像画面サイズ : 36.0×24.0mm(フルサイズ)
- 映像素子型式 : CMOSセンサー
- 有効画素数 : 約2420万画素
- オートフォーカス方式 : デュアルピクセル CMOS AF方式
- AFポジション数 : 最大4897
- 常用ISO感度 : ISO100~102400
- シャッター速度 : 1/8000~30秒、バルブ
- 連写性能 : 最高約12.0コマ/秒(メカシャッター/電子先幕)、最高約40コマ/秒(電子シャッター)
- 画面 : 3.0型/約162万ドット
- 通信機能 : Wi-Fi/Bluetooth
- 大きさ : 138.4×98.4×88.4mm
- 質量 : 約670g
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EOS R6
EOS R5よりも画素数と動画撮影性能を低下させたモデルがEOS R6です。
有効画素数は、約2010万画素ですが、これまで一般的な一眼カメラで採用されてきた画素数を十分にクリアしており、最新のDIGIC Xをこちらでも搭載していることから、仕上がる画に問題は全くありません。
画素数が低下したことで、高感度撮影においてもEOS R5よりも優位になっており、最高常用ISO感度はISO102400を叶えました。
EOS R5同様にEOSにおける最新技術となるボディ内手ブレ補正によって8.0段分の手ブレ補正を実現しています。
EOS R6では、EOS R5ほど動画撮影には適していないものの、動画撮影を行わない方にとってはEOS R5よりも低価格ながら、最新モデルにおいて静止画撮影で良い性能を体感することができる理想のモデルと言えるでしょう。
製品仕様
- 撮像画面サイズ : 35.9×23.9mm(フルサイズ)
- 映像素子型式 : CMOSセンサー
- 有効画素数 : 約2010万画素
- オートフォーカス方式 : デュアルピクセル CMOS AF方式
- AFポジション数 : 最大6072
- 常用ISO感度 : ISO100~102400
- シャッター速度 : 1/8000~30秒、バルブ
- 連写性能 : 最高約12.0コマ/秒(メカシャッター/電子先幕)
- 画面 : 3.0型/約162万ドット
- 通信機能 : Wi-Fi/Bluetooth
- 大きさ : 138.4×97.5×88.4mm
- 質量 : 約680g
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EOS R8
フルサイズセンサーを搭載するボディの中でも特に小型・軽量にフォーカスして開発されたのが「EOS R8」です。
フルサイズセンサーを搭載しているとは思えない程の携帯性が最大の魅力で、バッテリーやメモリーカードを含めても461gと非常に軽量であることが特徴的です。
優れた携帯性だけでなく、カメラとしての性能も充実しており、特に被写体検出を得意とするオートフォーカスもEOS R8における大きな魅力です。
人物、動物、乗り物をカメラ側が検出し、動物と乗り物に関しては種類までも認知して最適な場所へとピントを合わせてくれる機能を搭載しています。
また、電子シャッター時には約40コマ/秒の高速連続撮影性能も備えており、優秀なAF性能と合わせて決定的瞬間を逃しません。
製品仕様
- 撮像画面サイズ : 36.0×24.0mm(フルサイズ)
- 映像素子型式 : CMOSセンサー
- 有効画素数 : 約2420万画素
- オートフォーカス方式 : デュアルピクセル CMOS AF方式
- AFポジション数 : 最大4897
- 常用ISO感度 : ISO100~102400
- シャッター速度 : 1/16000(※高速連続撮影+時は不可)、1/8000~30秒、バルブ(電子シャッター時) / 1/4000~30秒、バルブ(電子先幕時)
- 連写性能 : 最高約40コマ/秒(電子シャッター時)、最高約6.0コマ/秒 (電子先幕時)
- 画面 : 3.0型/約162万ドット
- 通信機能 : Wi-Fi/Bluetooth
- 大きさ : 132.5×86.1×70.0mm
- 質量 : 約461g
EOS R7
EOS Rシリーズとしては、初めてAPS-Cセンサーを搭載し、2022年6月23日に発売となったのがEOS R7です。
EFマウント時代のEOS 7Dシリーズの後を継ぐような存在で、動体撮影にも最適なAF性能と高速連続撮影性能を特徴としています。
上位モデルEOS R3譲りのAF性能では、人物、動物、乗り物等の被写体を検知する機能や、メカシャッター時でも最高約15コマ/秒の高速連続撮影性能を実現しています。
また、APS-Cセンサー搭載モデルとしては高画素で、約3250万画素を採用し、APS-Cセンサーを搭載しているEOS史上最高解像性能を叶えました。
更にEOS Rシリーズだからこその性能として、最高8.0段分の効果を実現するボディ内手ブレ補正機構も大きな魅力です。
製品仕様
- 撮像画面サイズ : 22.3×14.8mm(APS-C)
- 映像素子型式 : CMOSセンサー
- 有効画素数 : 約3250万画素
- オートフォーカス方式 : デュアルピクセル CMOS AF方式
- AFポジション数 : 最大5915
- 常用ISO感度 : ISO100~32000
- シャッター速度 : 1/8000~30秒、バルブ
- 連写性能 : 最高約15.0コマ/秒(メカシャッター/電子先幕)
- 画面 : 3.0型/約162万ドット
- 通信機能 : Wi-Fi/Bluetooth
- 大きさ : 132.0×90.4×91.7mm
- 質量 : 約612g
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Canon EOS R7実写レビュー。高速撮影に優れた性能を特徴とした待望のRFマウント初のAPS-Cモデル – Rentio PRESS[レンティオプレス]
EOS R10
Canon EOS R7と同時に発表となり、一ヶ月遅れて発売となったCanon EOS R10。
こちらはCanon EOS R7よりも廉価版として展開されていますが、これまでのエントリーモデルの常識を覆すほどの性能を特徴としています。
これまでキヤノンでは、初心者向けとして「EOS Kissシリーズ」を展開してきましたが、EOS R10は、EOS Kissシリーズとして入ることは無かったものの、EOS Kissシリーズの様なコンパクトさや、簡単撮影機能が充実しています。
初心者でも撮影設定に困らない全自動の「シーンインテリジェントオート」や、簡単に写真の雰囲気を変えることのできる「クリエイティブフィルター」など、優しい機能面を有しながら、上位モデルの性能を取り入れた高速かつ正確なAF性能や、最高約23コマ/秒(※電子シャッター使用時)の高速連続撮影は、エントリーモデルの域を大きく超えていると言えます。
製品仕様
- 撮像画面サイズ : 22.3×14.9mm(APS-C)
- 映像素子型式 : CMOSセンサー
- 有効画素数 : 約2420万画素
- オートフォーカス方式 : デュアルピクセル CMOS AF方式
- AFポジション数 : 最大4503
- 常用ISO感度 : ISO100~32000
- シャッター速度 : 1/4000~30秒、バルブ
- 連写性能 : 最高約15.0コマ/秒(メカシャッター/電子先幕)
- 画面 : 3.0型/約104万ドット
- 通信機能 : Wi-Fi/Bluetooth
- 大きさ : 122.5×87.8×83.4mm
- 質量 : 約429g
EOS R10実写レビューはこちら
Canon EOS R10実写レビュー。初心者にも優しい操作性とワンランク上の性能を両立させたミラーレス一眼 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
EOS R50
2023年4月時点でEOS Rシリーズにおいて最下位モデルとなるのが「EOS R50」です。
位置付け的には、これまで小型・軽量のミラーレス一眼として絶大な人気を誇ってきた「EOS Kiss M2」の後継モデルに近いと言えます。
手のひらに収まるサイズ感は、持ち運びにおいて大きなメリットになる他、わずか約375gの軽さが撮影への負担を大きく軽減してくれます。
エントリー向けのモデルながらもキヤノンが近年自信とする高性能面は失われておらず、上位モデルさながらの被写体検出性能を誇るだけでなく、電子シャッター時には最高約15コマ/秒の高速連続撮影性能も備えています。
また、EOS Kissで好評のあったスマホ感覚で操作することのできる使いやすさもEOS R50ではしっかり意識されており、初めての一眼カメラでも安心して使いこなすことができます。
製品仕様
- 撮像画面サイズ : 22.3×14.9mm(APS-C)
- 映像素子型式 : CMOSセンサー
- 有効画素数 : 約2420万画素
- オートフォーカス方式 : デュアルピクセル CMOS AF方式
- AFポジション数 : 最大4503
- 常用ISO感度 : ISO100~32000
- シャッター速度 : 1/4000~30秒、バルブ(電子先幕) / 1/8000~30秒、バルブ(電子シャッター)
- 連写性能 : 最高約15コマ/秒(電子シャッター)、最高約12コマ/秒(電子先幕)
- 画面 : ワイド3.0型/約162万ドット
- 通信機能 : Wi-Fi/Bluetooth
- 大きさ : 116.3×85.5×68.8mm
- 質量 : 約375g(ブラック)
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Canon EOS R50実写レビュー。大人気EOS Kissの伝統と最新技術が融合した初心者におすすめの1台 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
EOS R100
2023年8月時点でEOS Rシリーズにおいて最下位モデルとなるのが「EOS R100」です。
先ほど、EOS Kissシリーズの伝統を継承したモデルとして「EOS R50」をご紹介してきましたが、こちらのEOS R100は、更に性能や機能面を低下させたことで低価格を実現しているモデルとなります。
EOS R50と大きさや重さなどの携帯性はほぼ同等となっていますが、映像エンジンやAFシステムにおいて最新や最上位のものが使われていないなど、カメラの性能としては、大きく低下しています。
しかし、その分実売価格では、EOS R50と比較して3万円近く安く購入することができるなど、価格面で大きなアドバンテージがあります。
製品仕様
- 撮像画面サイズ : 22.3×14.9mm(APS-C)
- 映像素子型式 : CMOSセンサー
- 有効画素数 : 約2410万画素
- オートフォーカス方式 : デュアルピクセル CMOS AF方式
- AFポジション数 : 最大3975
- 常用ISO感度 : ISO100~12800
- シャッター速度 : 1/4000~30秒、バルブ
- 連写性能 : 最高約6.5コマ/秒(電子先幕)
- 画面 : ワイド3.0型/約104万ドット
- 通信機能 : Wi-Fi/Bluetooth
- 大きさ : 116.3×85.5×68.8mm
- 質量 : 約356g
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Canon EOS R100実写レビュー。初心者におすすめの小型・軽量EOS Rシリーズ最廉価モデル – Rentio PRESS[レンティオプレス]
EOS R
2018年10月25日に発売となったEOS Rシリーズにおける最初のモデルである「EOS R」。
キヤノンにおける初のフルサイズセンサーを搭載したミラーレス一眼カメラとして大きな注目を集めました。
一眼レフ時代の良さをそのままの斬新な機能類
カメラにおける撮影性能に関しては、キヤノンがこれまで一眼レフの開発において培ってきた技術力が活かされており、高画質かつ高速撮影を実現するための高性能を実現しています。
私はこれまでキヤノンの一眼レフシリーズを愛用してきましたが、EOS Rにおいても写真の「写り」において期待以上の仕上がりを実現してくれます。
特に夜間の撮影における高感度撮影においては、圧倒的なノイズの低減能力および階調の豊かさから、常に持ち歩きたい機材の一つです。
また、新たにカメラの機能類として搭載されているマルチファンクションバーは、複雑なボタン操作をほとんど必要としないシンプルな操作感を実現しています。
製品仕様
- 撮像画面サイズ : 36.0×24.0mm(フルサイズ)
- 映像素子型式 : CMOSセンサー
- 有効画素数 : 約3030万画素
- オートフォーカス方式 : デュアルピクセル CMOS AF方式
- 測距点 : 5655点
- 常用ISO感度 : ISO100~40000
- シャッター速度 : 1/8000~30秒、バルブ
- 連写性能 : 最高約8.0コマ/秒(ワンショットAF使用時)
- 画面 : ワイド3.15型/約210万ドット
- 通信機能 : Wi-Fi/Bluetooth
- 大きさ : 135.8×98.3×84.4mm
- 質量 : 約660g
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Canon EOS R実写レビュー。総合力でフルサイズミラーレス一眼を選ぶならおすすめしたい万能モデル – Rentio PRESS[レンティオプレス]
EOS RP
2019年3月には、EOS Rシリーズにおける第二弾として下位モデルとなるこちらの「EOS RP」が発売となりました。
EOS Rよりも価格が抑えられており、更に小型・軽量化を実現したフルサイズミラーレスにおける入門機として発売されました。
フルサイズ搭載として魅力的な価格設定
通常、フルサイズセンサーを搭載したモデルは、APS-Cセンサー搭載モデルと比較して大幅に異なる価格となることが大半ですが、EOS RPは、リーズナブルにフルサイズ機を使うことができる貴重な存在です。
実売価格においても新品で10万円台半ばを実現しているモデルはあまり存在せず、フルサイズセンサーらしい画質を気軽に体感できるモデルとして人気を集めています。
EOS Rよりも画素数や連写性能、機能面の充実具合などで違いが存在しますが、はじめてのフルサイズモデルとして大変おすすめできるカメラです。
製品仕様
- 撮像画面サイズ : 35.9×24.0mm(フルサイズ)
- 映像素子型式 : CMOSセンサー
- 有効画素数 : 約2620万画素
- オートフォーカス方式 : デュアルピクセル CMOS AF方式
- 測距点 : 4779点
- 常用ISO感度 : ISO100~40000
- シャッター速度 : 1/4000~30秒、バルブ
- 連写性能 : 最高約5.0コマ/秒(ワンショットAF使用時)
- 画面 : 3.0型/約104万ドット
- 通信機能 : Wi-Fi/Bluetooth
- 大きさ : 132.5×85.×70.0mm
- 質量 : 約485g
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Canon EOS RP実写レビュー。初心者が気軽に使えるフルサイズミラーレス一眼が誕生 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
EOS Ra
2019年12月に発売となった「EOS Ra」は、天体撮影専用のモデルとして発売されました。
基本的なベースはEOS Rとなっていますが、通常の撮影においては使用のおすすめができません。
Hα輝線透過率約4倍
撮影ジャンルの中でも天体撮影というのは非常に人気のジャンルです。
EOS Raは、多くの天体ファンに向けて開発された天体撮影専用のフルサイズミラーレス一眼カメラで、Hα輝線透過率約4倍と赤味の強い星雲をフィルターなど使用することなく、高精細に撮影することが可能です。
このような星雲を撮影することに適した特殊な性能となっているため、通常の撮影で使用するには赤味の強い仕上がりとなるためおすすめができません。
製品仕様
- 撮像画面サイズ : 36.0×24.0mm(フルサイズ)
- 映像素子型式 : CMOSセンサー
- 有効画素数 : 約3030万画素
- オートフォーカス方式 : デュアルピクセル CMOS AF方式
- 測距点 : 5655点
- 常用ISO感度 : ISO100~40000
- シャッター速度 : 1/8000~30秒、バルブ
- 連写性能 : 最高約8.0コマ/秒(ワンショットAF使用時)
- 画面 : ワイド3.15型/約210万ドット
- 通信機能 : Wi-Fi/Bluetooth
- 大きさ : 135.8×98.3×84.4mm
- 質量 : 約660g
各モデル製品仕様比較表
モデル名 | EOS R3 | EOS R5 | EOS R6 Mark II | EOS R6 | EOS R7 | EOS R | EOS RP | EOS Ra | 価格帯 | 70万円程度 | 50万円程度 | 36万円程度 | 30万円程度 | 18万円程度 | 23万7千円 | 16万円~ | 30万円 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
撮像画面サイズ | 約36.0×24.0mm(フルサイズ) | 約36.0×24.0mm(フルサイズ) | 約36.0×24.0mm(フルサイズ) | 約35.9×23.9mm(フルサイズ) | 約22.3×14.8mm(APS-C) | 約36.0×24.0mm(フルサイズ) | 約35.9×24.0mm(フルサイズ) | 約36.0×24.0mm(フルサイズ) |
映像素子型式 | CMOSセンサー | |||||||
有効画素数 | 約2410万画素 | 約4500万画素 | 約2420万画素 | 約2010万画素 | 約3250万画素 | 約3030万画素 | 約2620万画素 | 約3030万画素 | ファインダー有 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
オートフォーカス方式 | デュアルピクセル CMOS AF | |||||||
AFフレーム選択可能ポジション | 最大4779ポジション | 最大5940ポジション | 最大4897ポジション | 最大5940ポジション | 最大5915ポジション | 最大5655ポジション | 最大4779ポジション | 最大5655ポジション |
常用ISO感度 | ISO100~102400 | ISO100~51200 | ISO100~102400 | ISO100~32000 | ISO100~40000 | |||
シャッター速度 | 1/8000秒~30秒、バルブ | 1/4000秒~30秒、バルブ | 1/8000秒~30秒、バルブ | |||||
連続撮影速度 | 最高約30コマ/秒(電子シャッター使用時) | 最高約20コマ/秒(電子シャッター使用時) | 最高約40コマ/秒(電子シャッター使用時) | 最高約20コマ/秒(電子シャッター使用時) | 最高約30コマ/秒(電子シャッター使用時) | 最高約8.0コマ/秒 | 最高約5.0コマ/秒 | 最高約8.0コマ/秒 |
画面 | 3.2型/約415万ドット | 3.2型/約210万ドット | 3.0型/約162万ドット | 3.0型/約160万ドット | 3.0型/約162万ドット | 3.15型/約210万ドット | 3.0型/約104万ドット | 3.15型/約210万ドット |
Wi-Fi搭載 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
NFC搭載 | – | – | – | – | – | – | – | – |
Bluetooth搭載 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
大きさ | 150.0×142.6×87.2mm | 138.5×97.5×88.0mm | 138.4×98.4×88.4mm | 138.4×97.5×88.4mm | 132.0×90.4×91.7mm | 135.8×98.3×84.4mm | 132.5×85.0×70.0mm | 135.8×98.3×84.4mm |
質量 | 約1015g | 約738g | 約670g | 約680g | 約612g | 約660g | 約485g | 約660g |
RFレンズ紹介
ここからはEOS Rシリーズにおける新規格となったRFマウント専用レンズについてご紹介していきます。
2021年9月現在、23種類のレンズがラインナップに存在し、14種類のLレンズと9種類の非Lレンズが存在します。(未発売分含む)
- RF14-35mm F4 L IS USM
- RF15-35mm F2.8 L IS USM – 実写レビュー
- RF24-70mm F2.8 L IS USM
- RF24-105mm F4 L IS USM – 実写レビュー
- RF24-105mm F4-7.1 IS STM – 実写レビュー
- RF28-70mm F2 L USM
- RF70-200mm F2.8 L IS USM – 実写レビュー
- RF70-200mm F4 L IS USM – 実写レビュー
- RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM – 実写レビュー
- RF100-400mm F5.6-8 IS USM – 実写レビュー
- RF16mm F2.8 STM
- RF50mm F1.8 STM – 実写レビュー
- RF85mm F1.2 L USM
- RF85mm F1.2 L USM DS
- RF50mm F1.2 L USM – 実写レビュー
- RF24-240mm F4-6.3 IS USM – 実写レビュー
- RF35mm F1.8 MACRO IS STM – 実写レビュー
- RF85mm F2 MACRO IS STM – 実写レビュー
- RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
- RF400mm F2.8 L IS USM
- RF600mm F4 L IS USM
- RF600mm F11 IS STM – 実写レビュー
- RF800mm F11 IS STM – 実写レビュー
次第に増加するRFレンズ群
RFレンズは、EFレンズと比較するとラインナップの数がまだ少なく、特に広角系や望遠系のレンズが乏しい状況です。
しかし、これらのレンズ群に関しても今後は開発される予定で、RFマウント専用レンズにおけるラインナップの拡大は急速に進むものと思われます。
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競争激しいミラーレス一眼の中でもおすすめできるシリーズ
フルサイズミラーレス一眼は各社が力を入れて開発を進めている激戦区となっています。
今現状ではソニーのαシリーズが圧倒的に支持を得ている状況ですが、私個人としてはEOS Rシリーズの方が好みに合っていました。
これはこれまでキヤノンの一眼を愛用してきたこともありますが、単純にカメラとしてEOS Rを使用して撮影した際の仕上がりが抜群なのです。
電子ビューファインダーにおける改善の余地やレンズラインナップの乏しさなど、発展途上のところも目立ちますが、カメラにおいて最も重要なのは「仕上がりのクオリティ」です。
ハード面は、今後間違いなく改善されていくことが期待され、レンズラインナップの充実などを考えても、EOS Rシリーズはフルサイズミラーレス一眼を選ぶ上で良い選択肢になると言えるでしょう。
EOS Rシリーズはレンタルで気軽に体感
今回ご紹介してきたキヤノンのミラーレス一眼シリーズ「EOS Rシリーズ」は、レンタルで気軽にお試しすることができます。
高級なカメラほど、実際に試してみて失敗のないカメラ選びを行いたいものです。
Rentio(レンティオ)では、人気のミラーレス一眼カメラを最短3泊4日から気軽にレンタルすることができ、購入前に思う存分使うことができます。
ぜひこの機会にRentioで気になる一眼カメラをレンタルして、間違いのないカメラ選びを行ってください。