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ウェアラブルデバイスで代表的なスマートウォッチは、Apple WatchやFitbit、Xiaomiなどさまざまなメーカーから展開されています。
Samsungが展開するGalaxyシリーズで、最新のスマートウォッチ『Galaxy Watch Ultra』が発売されました。
本記事では、『Galaxy Watch Ultra』について、特徴やスペック、実際に使ってみた感想などを紹介していきたいと思います。
もくじ
Galaxy Watch Ultraについて
『Galaxy Watch Ultra』は、韓国の電子機器メーカー「Samsung」が展開するGalaxyシリーズのスマートウォッチ最新機種です。
「Galaxy Watch」初のウルトラモデルとして開発された製品で、ライバル機種は名前から察するように「Apple Watch Ultra」となっています。
カラバリは、チタニウムグレー、チタニウムシルバー、チタニウムホワイトの3色を展開しており、今回はその中からチタニウムグレーをレビューしていきます。
Galaxy Watch Ultraの製品スペック
『Galaxy Watch Ultra』の製品スペックについては、ライバル機種として挙げられている「Apple Watch Ultra」と比較してみました。下記の表をご覧ください。
Galaxy Watch Ultra | Apple Watch Ultra 2 | |
---|---|---|
メーカー | Samsung | Apple |
サイズ | 47.4 x 47.1 x 12.1 mm | 49 x 44 x 14.4 mm |
重量 | 60.5 g(文字盤のみ) | 61.4 g(文字盤のみ) |
Bluetooth | Bluetooth V5.3 | Bluetooth V5.3 |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n 2.4GHz+5GHz | 802.11b/g/n |
輝度 | 最大3,000ニト | 最大3,000ニト |
解像度 | 480 x 480 ピクセル | 410 x 502 ピクセル |
防水 | 10ATM +IP68 | 5ATM +IP6X |
バッテリー量 | 590 mAh | 564 mAh |
充電 | 最大100時間(省電力モード) | 最大72時間(低電力モード) |
ストレージ | 32GB | 64GB |
センサー | サムスンバイオアクティブセンサー(光学式バイオシグナルセンサー+生体電気インピーダンス分析) 温度センサー 加速度センサー 気圧センサー ジャイロセンサー 地磁気センサー 光センサー |
加速度センサー ジャイロセンサー 電気心拍センサー 第3世代の光学式心拍センサー 皮膚温センサー 水深計 水温センサー 高重力加速度センサー ハイダイナミックレンジジャイロスコープ 環境光センサー |
発売時期 | 2024年7月 | 2023年10月 |
参考販売価格 | 126,940円(税込)〜 ※サムスン公式オンラインショップでの購入時 |
GPS + Cellularモデル 128,800円(税込)〜 |
両機をスペック面で比較すると、防水機能やバッテリー量、充電の持ちやストレージ、細かなセンサー部分などで差異が見られます。
発売された時期が9ヶ月間も違うということで、新しく発売された『Galaxy Watch Ultra』の方が価格面も含めてスペック面では良いように思えます。
Galaxy Watch Ultraの特徴4つ
続いて、『Galaxy Watch Ultra』の特徴について簡単に4つ紹介します。
①最もタフな設計のアウトドアモデル
②水深100mで10分耐える防水性能
③新たにクイックボタンを搭載
④日本国内モデルはFeliCaに対応
特徴①|最もタフな設計のアウトドアモデル
『Galaxy Watch Ultra』の特徴一つ目は、最上級でタフな設計のアウトドアモデルというところです。
時計の定番である円形の四隅に「クッション」を配した四角いデザインで保護性を高めています。
フレームには、航空設備にも使用されるグレード4のチタニウムを採用している他、10気圧防水とIP68の防水防塵性能、アメリカ国防総省が調達する物資に対し過酷な環境でも問題なく利用できるように定められている品質基準のMIL規格対応の耐久性を実現しています。
上記で示すように、アウトドアのさまざまな環境にも耐えられるタフな設計です。
特徴②|水深100mで10分耐える防水性能
『Galaxy Watch Ultra』は、特徴①でも記述したように“最もタフな設計”となっていて、その中でも水深100mで10分耐えることのできる防水性能(※試験は5%の海水と4ppmの塩素水を使用して実施したもの)になっています。
海面下500mから高度9,000mまで、幅広い高度での使用も可能となっており、海での水泳や過酷な環境での登山などのフィットネス体験もトラッキングすることができます。
特徴③|新たにクイックボタンを搭載
『Galaxy Watch Ultra』の右サイドには、「クイックボタン」が新しく搭載されている点も特徴の一つです。
「クイックボタン」には、ウォーキング、自転車、ライトなどカスタマイズが可能になっており、「クイックボタン」を押すことで、ワークアウトを開始/停止、ストップウォッチを開く、懐中電灯をON にする、ウォーターロックモードをONにするなどのことができます。
また、5秒間長押しすることでセーフティサイレンが発動するようになっています。
特徴④|日本国内モデルはFeliCaに対応
「Galaxy Watch Ultra」は、日本国内モデルのみ「FeliCa」に対応していることも特徴的です。
スマートフォンを持ち歩いていなくても、「Galaxy Watch Ultra」をかざすだけで、いつでもどこでも便利に利用することができます。
事前に対応サービスのアプリをダウンロードし、設定が必要となっています。
Galaxy Watch Ultraの実機レビュー
それでは、Galaxy Watch Ultraの実機を使用してみたいと思います。
Galaxy Watch Ultraの同梱物
箱の中には、本体のほかにベルトセット(2サイズ)、専用USB充電ケーブル、取扱説明書、保証書が同梱されています。
Galaxy Watch Ultraのセットアップ方法
Galaxy Watch Ultraを起動し、手持ちのスマートフォン(Galaxy Z Flip6)と同期してみます。
同期する手順は以下の通りです。
Galaxy Watch Ultra 使用開始の手順
- Galaxy Watch Ultraを充電する
- 充電完了後に電源をONにする
- Galaxy Z Flip6にポップアップが表示
- それぞれのディスプレイで番号を確認
- Googleアカウントにログイン
- スマートウォッチアプリを選択
- 時計の自動バックアップ
- バックアップを復元
- クイックボタンの操作を選択
- 装着の優先設定
- カスタムトレーニングルーチンを作成
- 体の健康状態を確認
- おすすめの返信やダブルピンチ、緊急時の助けなどの説明
- ペアリング完了
これまでGalaxy Watchシリーズを使用していた場合は、手順8.バックアップの復元によって、これまでのデータを引き継げるようになっています。
Galaxy Watch Ultraを実際に使ってみた感想
それでは、ここからGalaxy Watch Ultraを実際に1週間ほど使ってみた感想をポイントごとに紹介していきます。
◯:目を惹くオレンジとゴツゴツとしたデザインが良い
Galaxy Watch Ultraは、画面が丸型でフレームが四角のデザインということで、CASHIOのG-SHOCKを思わせるゴツゴツとした感じが懐かしく感じられて、とても良いなと感じました。
チタニウムグレーというカラーですが、バンドの目を惹くオレンジがポップな印象を与えます。
大きめの画面でかつ視認性が高く、ウォッチフェイスのデザインによっては、心拍数や歩数などが一目でわかります。
◯:見た目に反して軽い付け心地
着け心地については、ゴツゴツとした見た目に反して軽さがありました。
寝ている時も圧迫感はなく、邪魔に感じることがなかったです。
バンドは、Galaxy Watchシリーズのものと仕様が異なり、引き継げない点に注意が必要です。
◯:ディスプレイも大きくタッチパネルの反応も良くて操作しやすい
操作性については、ディスプレイも大きくタッチパネルの反応も良くて操作しやすいです。
回転ベゼルは用意されておらず、サイドでのボタン操作よりもディスプレイをタッチしての操作が多い印象でした。
◯ or △:自動ナイトモードは一部のウォッチフェイスのみ
Galaxy Watch Ultraは、夜間でも視認性が高く、秋の夜長に散歩しながらの操作も楽々でした。
一部のウォッチフェイスのみですが、ナイトモードが利用できるようになっており、上写真のように赤く点灯し、より見えやすくなります。
◯ or △:3日に1度は充電が必要で、急速充電に非対応
バッテリーは、省電力モードで最大100時間持つスペックですが、日常使いの場合は3日間ほど持つ印象でした。
3日に1度は充電が必要となり、急速充電に対応していないため充電完了までに1時間半〜2時間ほどかかります。
「充電完了するまであと何分」とわかりやすく表示されるのは良かったです。
バッテリー持ちは十分な反面、充電完了までに時間がかかるため、毎日の入浴時間にこまめに充電する使い方がおすすめです。
◯:ウォーキング機能を使っていなくても自動記録してくれる
日常使っているなかで重宝したのは、運動を促進する機能です。
ずっと座っていると、「体を動かす時間です」とアナウンスがあって運動を促進してくれます。
また、歩いていると、ウォーキング機能を使っていなくても距離や歩数、カロリーを自動記録してくれました。
ちょっとした移動でも10分以上歩いた時にはアナウンスしてくれて、健康に意識を向けることができます。
◯:AGEs指数を計測できる
Galaxy Watch Ultraは、自分の健康寿命が予測できる指標「AGEs指数」を計測することができます。
「AGEs指数」は、Advanced Glycation End Products=終末糖化産物の略であり、老化の原因物質として知られていて、代謝の健康状態を把握することができます。
AGEs指数が食事やライフスタイルに強く影響するということで、装着して睡眠をとるだけで、AGEs指数を自動的に測定してくれます。
毎日の計測によって、健康への意識がより高くなりました。
Galaxy Watch Ultraはタフな設計とハイスペックさで長く愛用できるスマートウォッチ
Galaxy Watch Ultraの実機レビューを紹介してきました。
「Galaxy Watch」初のウルトラモデルということで、「Apple Watch Ultra」と比較しても引けを取らないスペックになっています。
Apple OSには残念ながら対応していないため、Android端末を使われている方やGalaxy Watchシリーズを使われてきた方におすすめです。
ウォーキング機能の自動記録やAGEs指数などの健康に配慮された機能をたくさん有しており、さらにタフな設計ということで、長く愛用できるハイスペックなスマートウォッチではないでしょうか。
スマートウォッチはまずお試しレンタルを
Galaxy Watch Ultraの着け心地や機能、使い勝手などは、実際に使ってみないとわからない部分があります。
スマートウォッチやスマートバンドは一度お試しレンタルをおすすめします。
家電レンタルサービスの「Rentio(レンティオ)」では、スマートウォッチのレンタルができます。
レンタル期間中に気に入った製品があれば、そのまま購入もできますので、まずは試してみてから購入を決めてはいかがでしょうか。
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