Galaxy Watch7の実機レビュー!エナジースコアやデュアルGPSなどの神機能がすごい!Galaxy端末と連携して使うのがおすすめ
更新日2024/11/13
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ウェアラブルデバイスで代表的なスマートウォッチは、Apple WatchやFitbit、Xiaomiなどさまざまなメーカーから展開されています。
Samsungが展開するGalaxyシリーズから、2024年7月にスマートウォッチ『Galaxy Watch7』が発売されました。
本記事では、『Galaxy Watch7』について、特徴やスペック、実際に使ってみた感想などを紹介していきたいと思います。
もくじ
Galaxy Watch7について
『Galaxy Watch7』は、韓国の電子機器メーカー「Samsung」が展開するGalaxyシリーズのスマートウォッチ最新機種です。
「Galaxy Watch 6」 の後継モデルにあたり、Googleが開発・提供するスマートウォッチ向けプラットフォーム「Wear OS by Google」の次期バージョン「Wear OS Powered by Samsung (Wear OS 5)」を搭載しています。
カラーは、40mmモデルがグリーンとクリームの2色、44mmモデルがグリーンとシルバーの2色を展開しています。
今回はその中から40mmのグリーンをレビューしていきます。
Galaxy Watch7の製品スペック
『Galaxy Watch7』の製品スペックについては、同時期に販売された「Galaxy Watch Ultra」と比較してみました。下記の表をご覧ください。
Galaxy Watch7 | Galaxy Watch Ultra | |
---|---|---|
メーカー | Samsung | Samsung |
サイズ | 40mm:40.4 x 40.4 x 9.7 mm 44mm:44.4 x 44.4 x 9.7 mm |
47.4 x 47.1 x 12.1 mm |
重量 | 40mm:28.8g ※バンドを除く 44mm:33.8g ※バンドを除く |
60.5g ※バンドを除く |
通信 | Bluetooth V5.3 LTE接続 ※LTEモデルのみ |
Bluetooth V5.3 LTE接続 ※LTEモデルのみ |
カラー | 40mm:グリーン / クリーム 44mm:グリーン / シルバー |
チタニウムシルバー/チタニウムグレー/チタニウムホワイト ※docomoはチタニウムシルバーのみの取り扱い |
輝度 | 最大2,000ニト | 最大3,000ニト |
解像度 | 40mm:432 x 432 ピクセル 44mm:480 x 480 ピクセル |
480 x 480 ピクセル |
防水 | 5ATM +IP68 | 10ATM +IP68 |
バッテリー量 | 40mm:300 mAh 44mm:425 mAh |
590 mAh |
充電 | 最大40時間(常時表示オフ) | 最大100時間(省電力モード) |
ストレージ | 32GB | 32GB |
センサー | 加速度センサー 気圧センサー 生体電気インピーダンス解析センサー 電気心拍センサー ジャイロセンサー 地磁気センサー 赤外線温度センサー 照度センサー 光学式心拍センサー |
加速度センサー 気圧センサー 生体電気インピーダンス解析センサー 電気心拍センサー ジャイロセンサー 地磁気センサー 赤外線温度センサー 照度センサー 光学式心拍センサー |
発売時期 | 2024年7月 | 2024年7月 |
参考販売価格 | 40mm LTE 73,150円 / Bluetooth:57,200円 44mm LTE:79,640円 / Bluetooth:62,700円 ※サムスン公式オンラインショップでの購入時 |
126,940円 ※サムスン公式オンラインショップでの購入時 |
両モデルを比較してみると、見た目のビジュアル面をはじめ、サイズ感や重量、バッテリー量などハード面で大きく異なる点がある一方、ストレージやセンサーといったソフト面で同じスペックもあり、販売価格はモデルによって倍近く異なる価格設定となっています。
Galaxy Watch7の特徴4つ
続いて、『Galaxy Watch7』の特徴について簡単に4つ紹介します。
①40mmと44mmの2サイズ
②エナジースコアを搭載
③デュアルGPSを搭載
④Galaxy AIに対応
特徴①|40mmと44mmの2サイズとLTEモデルとBluetoothモデルの計4タイプを展開
『Galaxy Watch7』の特徴一つ目は、40mmと44mmの2サイズで、BluetoothモデルとLTEモデルの計4タイプを展開していることです。
40mmと44mmのモデル名は下記の通りとなっています。
40mm Bluetoothモデル・・・SM-L300
40mm LTEモデル・・・SM-L305
44mm Bluetoothモデル・・・SM-L310
44mm LTEモデル・・・SM-L315
カラーバリエーションは44mmがグリーンとシルバー、40mmがグリーンとクリームのそれぞれ2色ずつとなっています。
それぞれにBluetoothモデルとLTEモデルが用意されており、販売価格は下記のようになっています。
Bluetoothモデル 44mm 62,700円 / 40mm 57,200円
LTEモデル 44mm 79,640円 / 40mm 73,150円
特徴②|エナジースコアを搭載
『Galaxy Watch7』の特徴二つ目は、エナジースコアを搭載していることです。
日々の体力と気力、体調を測定し、その日の調子を100点満点で採点してくれます。
平均睡眠時間、睡眠時間の規則性、就寝/起床時刻の規則性、就寝のタイミング、前日の活動、睡眠時心拍数、睡眠時心拍数変動
上記7つの主要の睡眠と活動の指標に基づいたエナジースコアは、Androidデバイス(Android11以降)の用意が必要となっており、スマホ内のアプリ「Samsung Health」を活用します。
エナジースコアで毎日の体調を把握すれば、スマートに1日をスタートすることができます。
特徴③|デュアルGPSを搭載
『Galaxy Watch7』の特徴3つ目は、Galaxyのスマートウォッチとしては初の「デュアル周波数GPSシステム」を採用していることです。
「デュアル周波数GPSシステム」によって、ビルの多い建物が密集した環境においても、より正確に位置を追跡することが可能となり、目的地へのナビといった使い方がより便利で快適になっています。
特徴④|Galaxy AIに対応
『Galaxy Watch7』の特徴4つ目は、Galaxy AIに対応していることです。
Galaxy AIに対応したことによって、メッセージの回答をAIが自動で提案してくれます。
過去の会話をGalaxy AIが分析し、『はい/了解です/大丈夫です/今どこ?/あとで連絡します』といった「スマートリプライ」で簡単に返信することが可能になっています。
Galaxy Watch7の実機レビュー
それでは、Galaxy Watch7の実機を使用してみたいと思います。
Galaxy Watch7の同梱物
箱の中には、本体のほかにバンド、ワイヤレス充電ドック、取扱説明書が同梱されています。
Galaxy Watch7のセットアップ方法
Galaxy Watch7を起動して、手持ちのスマートフォン(Galaxy Z Flip6)と同期してみます。
起動から同期する手順は以下の通りです。
Galaxy Watch7 使用開始から同期の手順
- デバイスバンドを充電する
- 充電完了後に電源をONにする
- Galaxy Z Flip6にポップアップが表示、表示されない場合はアプリ「Samsung Health」をタップ
- それぞれのディスプレイで番号を確認
- ソフトウェアをダウンロード
- Googleアカウントにログイン
- 時計の自動バックアップ
- 装着の優先設定
- カスタムトレーニングルーチンを作成
- 高度な測定を選択
- ペアリング完了
Galaxy Watch7を実際に使ってみた感想
それでは、ここから『Galaxy Watch7』を実際に1週間間ほど使ってみた感想をポイントごとに紹介していきます。
◯:高級感あるデザインにワンポイントのステッチが良い!
『Galaxy Watch7』の見た目に関しては、アーマーアルミニウムという耐久性のある素材や艶消しなど、チープさを感じさせない高級感がある印象です。
全体的にクールな印象の中で、水色やオレンジのステッチがワンポイントになっています。
背面には多数のセンサーを搭載しており、モデル名やメーカー、製造元などがさりげなく記載されていました。
今回着用しているのは、2サイズ展開のうち、小さめの40mm Bluetoothモデルですが、男性でも小さく感じないちょうど良い大きさでした。
◯:Watchフェイスが豊富でカスマイズが楽しい
腕時計の顔とも言える文字盤のWatchフェイスは、50種以上のデザインから選ぶことができます。
また、同じデザインのものでも、背景・時計のフォント・表示する機能の色・表示する機能などを細かくカスタマイズすることが可能になっており、同期するスマートフォン(Galaxy Z Flip6)で簡単にカスタマイズが可能でした。
さらにGoogle Playには、より多くのデザインを選んでダウンロードすることもでき、日替わりでWatchフェイスを変えて楽しめる点が良かったです。
◯:睡眠時も着けていられる快適な着け心地
『Galaxy Watch7』の着け心地については、Xiaomiのスマートバンドやスマートウォッチと同じように、先にベルトの穴を固定する仕組みとなっています。
ピッタリ目に固定してしまうとバンドの先が入りづらくなるので、ゆったり目でベルトの穴を固定するのがおすすめです。
バンド含めた重量が50g、ディスプレイの厚さは約1cmのため、寝ている時も着けていられる快適さがありました。
◯:タッチ機能など使いやすさについて
『Galaxy Watch7』は、前モデルよりもチップセットW1000、プロセッサ3nm、5コアとスペックが向上しており、上動画のようにディスプレイのタッチ操作がヌルヌルサクサクです。
スワイプだけでなく、タッチベゼルでダイヤルを回すように操作することも可能になっており、操作性が高くてとても使いやすい印象でした。
右上ボタン・・・ホームに戻る
右下ボタン・・・一つ前に戻る
上から下にスワイプ・・・設定・電源のON/OFF・Always On DisplayのON/OFFなど
下から上にスワイプ・・・アプリ一覧へ
右から左へスワイプ・・・更新のお知らせや消去
左から右へスワイプ・・・一つ前に戻る、運動・天気・カレンダー・バッテリーなど
◯:夜間でも見やすく操作しやすい自動ナイトモード
『Galaxy Watch7』は、暗い場所で「ナイトモード」に自動で切り替わり、視認性が高くなります。
設定から明るさを調節することも可能で、夜の散歩やランニング時にも見えやすく操作も使用しやすかったです。
◯ or △:2日に1回は充電が必要なバッテリー量
使っている中で気になった点は、バッテリーの持ちでした。
内蔵するバッテリーの容量は、40mmモデルが300mAh、44mmモデルが425mAhとなっており、Always On Display(常時点灯)や使っている機能によって、2日に1度は充電する必要がありました。
Qi規格がベースの高速ワイヤレス充電に対応しているため、充電するスピードが早くて助かります。
また、充電完了までの時間をわかりやすく提示してくれるので、予定を立てやすくとても親切な印象でした。
◯ or △:LINEやGmailの通知とスマートリプライ
LINEやGmailの通知については、設定することで上写真のように新着を確認することができ、返信も可能でした。
Galaxy AIのスマートリプライは、タップ1つで返信できて大変便利でしたが、どうしても無機質な感じが否めません。結局は、手入力で返信する頻度が高かったです。
過去の会話をGalaxy AIが分析するということで、使っていく内にスマートリプライがより使いやすくなっていくかもしれません。
手が離せないような忙しい時には重宝する機能です。
◯:ショートカットできるジェスチャー機能
『Galaxy Watch7』は、下記のようにショートカットできる機能を搭載しており、ダブルピンチのジェスチャー機能は重宝しました。
ダブルピンチ・・・着信に応答、通知を解除、アプリを起動、音楽をコントロール、写真を撮影
振って解除・・・着信を拒否、アラーム・タイマー・リマインダーなどの通知を解除
トントン・・・アプリまたは機能を起動
◯:運動不足にはありがたい機能
『Galaxy Watch7』を装着して外出すると、「10分間歩いています」といったアナウンスがあり、自動でウォーキングを記録してくれます。
なんとなく歩いているだけで、歩いている時間や歩数、距離、通ったルート、高低差、活動カロリーなどをしっかりと記録してくれます。
日々装着して使っていると、目標をクリアすることに意識が向かうようになり、自然と運動する習慣や健康への意識が高くなるような気がしました。
Galaxy Watch7の新機能が神!Galaxy端末と連携して使うのがおすすめ
Galaxy Watch7の実機レビューを紹介してきました。
これまでのGalaxy WatchにはなかったエナジースコアやデュアルGPS、スマートリプライといった新機能は、日常使うなかでとても利便性が高く重宝する神機能です。
そんな新機能を思う存分使うためには、Galaxy端末と連携して使うのがベストだと言えます。
日頃からGalaxy端末を使用している方、またはハイスペックなスマートウォッチをお探しの方には、おすすめのスマートウォッチです。
スマートウォッチはまずお試しレンタルを
スマートウォッチの着け心地や機能、使い勝手などは、実際に使ってみないとわからない部分があります。
スマートウォッチやスマートバンドは一度お試しレンタルをおすすめします。
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