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Apple Watch Series 10の実機レビュー!10周年の記念すべき最新モデル!Series 9からの進化とジェットブラックカラーについて

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更新日2024/10/17

Apple Watch Series 10の実機レビュー!10周年の記念すべき最新モデル!Series 9からの進化とジェットブラックカラーについて

ウェアラブルデバイスとして代表的なスマートウォッチは、Galaxy WatchGoogle PixelFitbitXiaomiなどさまざまなメーカーから展開されています。

Appleでも、2024年9月20日に新しいスマートウォッチ『Apple Watch Series 10』が発売されました。

本記事では、『Apple Watch Series 10』について、特徴やスペック、実際に使ってみた感想などを紹介していきたいと思います。



Apple Watch Series 10について

Apple Watch Series 10について

『Apple Watch Series 10』は、初代モデルの誕生から10周年の節目に発売された記念すべきモデルです。

ケースの素材が異なるアルミニウムとチタニウムのモデルがあり、それぞれにGPSモデルとGPS + Cellularモデルに加え、46mmと42mmの2サイズをラインナップしています。

Apple Watch Series 10について

また、カラバリはアルミニウムが3色(ジェットブラック・ローズゴールド・シルバー)チタニウムは3色(ナチュラル・ゴールド・スレート)計6色を展開しています。

今回はその中から42mmのアルミニウム ジェットブラックをレビューしていきます。

Apple Watch Series 10の製品スペック

『Apple Watch Series 10』の製品スペックについては、前世代(Apple Watch Series 9)と比較してみましたので下記の表をご覧ください。

Apple Watch Series 10 Apple Watch Series 9
メーカー Apple Apple
重量(バンドを含まず) 42mm:30g(アルミニウム、GPSモデル) / 29.3 g(アルミニウム、GPS + Cellularモデル) / 34.4 g(チタニウム)
46mm:36.4 g(アルミニウム、GPSモデル) / 35.3 g(アルミニウム、GPS + Cellularモデル) / 41.7g(チタニウム)
41mm:31.9g(アルミニウム、GPSモデル) / 32.1 g(アルミニウム、GPS + Cellularモデル) / 42.3 g(ステンレススチール)
45mm:38.7g(アルミニウム、GPSモデル) / 39.0g(アルミニウム、GPS + Cellularモデル) / 51.5g(ステンレススチール)
ディスプレイサイズ 42mm:42 x 36 x 9.7 mm
46mm:46 x 39 x 9.7 mm
41mm:41 x 35 x 10.7 mm
45mm:45 x 38 x 10.7 mm
カラー アルミニウム 3色(ジェットブラック・ローズゴールド・シルバー)
チタニウム 3色(ナチュラル・ゴールド・スレート)
アルミニウム 5色(スターライト、ミッドナイト、シルバー、(PRODUCT)RED、ピンク)
ステンレス 3色(ゴールド、シルバー、グラファイト)
解像度 42mm:446 x 374
46mm:496 x 416
41mm:430 x 352
45mm:484 x 396
輝度 1〜2,000ニト 1〜2,000ニト
通信 Wi-Fi:802.11b/g/n
Bluetooth:Bluetooth 5.3
Wi-Fi:802.11b/g/n
Bluetooth:Bluetooth 5.3
チップ性能 S10 SiP S9 SiP
耐水性能 50m
6メートルまで測定できる水深計
水温センサー
50m
搭載センサー 加速度センサー
ジャイロセンサー
デジタルコンパス
GPS
高度計
環境光センサー
水温センサー
水深計
心拍センサー
睡眠
移動距離
血中酸素レベル
加速度センサー
ジャイロセンサー
デジタルコンパス
GPS
高度計
環境光センサー
心拍センサー
消費カロリー
睡眠
移動距離
歩数計機能
血中酸素レベル
バッテリー持ち 最大18時間
低電力モードで最大36時間
より高速な充電
最大18時間
低電力モードで最大36時間
高速な充電
搭載する機能 広視野角OLED
Oceanic+アプリ
スピーカーメディア再生機能
「声を分離」機能を搭載したマイク
睡眠時無呼吸の通知機能
スピーカー
マイク
睡眠時無呼吸の通知機能
販売開始時期 2024年9月20日 2023年9月22日
参考販売価格 GPSモデル:59,800円〜
GPS + Cellularモデル:75,800円〜
※Apple公式オンラインショップでの2024年販売時
GPSモデル:59,800円〜
GPS + Cellularモデル:75,800円〜
※Apple公式オンラインショップでの2023年販売時

Series 9からSeries 10への変更点としては、デイスプレイサイズが1mmずつ大きく薄くなったこと、カラーの違いやチップ性能、耐水性能、広視野角OLED、スピーカーやマイクの向上などが挙げられ、値段は据え置きとなっています。

Apple Watch Ultraの各モデルの違いの比較はこちら

Apple Watch Ultra 2・Series 10・SEの違いを比較!Series 9との違いやおすすめのモデルも紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

Apple Watch Series 10の特徴4つ

Apple Watch Series 10の特徴4つ

続いて、『Apple Watch Series 10』の特徴について簡単に4つ紹介します。

『Apple Watch Series 10』の特徴4つ
①最も薄く大きい!史上最大サイズのディスプレイを搭載
②新色のジェットブラックカラーが初登場!
③水深と水温を計測できる
④より高速な充電に対応

特徴①|最も薄く大きい!Apple Watch史上最大サイズのディスプレイを搭載

Apple Watch Series 10の特徴4つ 特徴①|最も薄く大きい!史上最大サイズのディスプレイを搭載

『Apple Watch Series 10』の特徴1つ目は、Apple Watch史上最大サイズのディスプレイを搭載していることです。

本体の左右の幅が1mmずつ大きくなっており、Retinaディスプレイのアクティブ表示領域も拡大しています。

また、大きくなっただけでなくSeries 10の本体ケースは最薄部が約9.7mmで、Series 9の本体ケースから1mm薄くなっていて史上最もスリムになっています。

特徴②|新色のジェットブラックカラーが初登場!

Apple Watch Series 10の特徴4つ 特徴②|新色のジェットブラックカラーが初登場!

『Apple Watch Series 10』の特徴2つ目は、初登場したカラーのジェットブラックです。

アルミニウムのケースをナノ粒子で磨きあげ、30段階の酸化皮膜処理によって艶のある色合いの鏡面仕上げになっています。

Apple Watch Series 10の特徴4つ 特徴②|新色のジェットブラックカラーが初登場!

チープさを全く感じさせないゴージャスな光沢感が魅力的です。

特徴③|水深と水温を計測できる

Apple Watch Series 10の特徴4つ 特徴③|水深と水温を計測できる

『Apple Watch Series 10』の特徴3つ目は、水深と水温を計測できることです。

Series 10より水温センサーと水深計を新たに搭載しており、水深計では6メートルまで測定することが可能になっています。

Apple Watch Series 10の特徴4つ 特徴③|水深と水温を計測できる

上写真のように、水深のデモ機能では一眼でわかるようなデザインになっていました。

スイミングのワークアウトや海でのシュノーケリング、サーフィングなどで活躍しそうです。

特徴④|より高速な充電に対応

Apple Watch Series 10の特徴4つ 特徴④|より高速な充電に対応

『Apple Watch Series 10』の特徴4つ目は、より高速な充電に対応していることです。

Series 9でも高速充電に対応していましたが、0%から80%まで充電するのに約45分かかっていました。

一方で、Series 10では約30分で0%から80%まで充電することが可能になっています。

Apple Watch Series 10の実機レビュー

Apple Watch Series 10の実機レビュー

それでは、Apple Watch Series 10実機を使用してみたいと思います。

Apple Watch Series 10の同梱物

Apple Watch Series 10の同梱物

箱の中には、本体のほかにバンド、ワイヤレス充電ドック、取扱説明書が同梱されています。

Apple Watch Series 10のペアリングから初期設定までのセットアップ方法

Apple Watch Series 10のペアリングから初期設定までのセットアップ方法

Apple Watch Series 10を起動して、筆者の持っているデバイス(iPhone14 Pro)と同期してみます。

起動から同期する手順は以下の通りです。

Apple Watch Series 10 使用開始から同期の手順

  1. Apple Watchを起動し、接続するデバイス(iPhone)を近づける
  2. Apple Watchを自分用 or ファミリーメンバー用を設定
  3. Apple Watchに表示されるQRをデバイス(iPhone)のカメラで読み取る
  4. ペアリングするデバイス(iPhone)のソフトウェアを最新(iOS 18)にアップデートする
  5. ペアリングが完了
  6. 装着する腕を選択
  7. Apple Watchのパスコードを作成し設定
  8. 文字の太さとサイズを設定
  9. Siriの設定
  10. 共有される設定の確認
  11. フィットネスとヘルスケアをパーソナライズ
  12. Apple Watchのアクティビティ(1日のムーブゴール、エクササイズゴール、ワークアウト経路追跡)を設定
  13. ダブルタップの確認
  14. 水深、Apple Payの確認
  15. Apple Watchとデバイス(iPhone)を同期
  16. ペアリングと初期設定、同期が完了

Apple Watch Series 10のペアリングから初期設定までのセットアップ方法

注意点として、iPhoneのソフトウェアを最新(iOS 18)にする必要があるため、あらかじめ最新にアップデートしておくことでスムーズに同期して使い始めることができます。

Apple Watch Series 10を実際に使ってみた感想

Apple Watch Series 10を実際に使ってみた感想

それでは、ここから『Apple Watch Series 10』実際に1週間ほど使ってみた感想をポイントごとに紹介していきます。

◯:多彩なウォッチフェイスが1秒単位で楽しめる

『Apple Watch Series 10』は、前世代(Apple Watch Series 9)よりもディスプレイが大きくなり表示領域も9%広くなっています。

これまでの常時表示モードではディスプレイの更新が1分ごとに1回まででしたが、Apple Watch Series 10では電力効率が向上しているため1秒間に1回の更新が可能になりました。

これにより新OSで登場した「リフレクション」(上図)では、1秒ごとに変化する秒針が出現しています。

また、こちらも新OSで登場した「フラックス」では、好きな色の組み合わせを選べることができ、明るくポップな印象です。

こちらも1秒ごとに色が変わっていきます。

斜めから見た時の明るさも最大40%向上ということで、角度を変えても視認性が高くなっています。

輝度も2,000ニトあるため、日差しの強い日中や夜の暗い時間帯で操作がしやすかった印象です。

Apple Watch Series 10を実際に使ってみた感想 ◯:多彩なウォッチフェイスが1秒単位で楽しめる

Watchフェイスのデザインとして個人的に良かったのが、自ら撮影した写真をWatchフェイスにできることでした。

 

手首を上げる、もしくはタップすると写真が次々と変わり、他の人とは違った自分ならではのWatchフェイスを楽しめます

◯:寝ている時も着けていられる着け心地

Apple Watch Series 10を実際に使ってみた感想 ◯:寝ている時も着けていられる着け心地

『Apple Watch Series 10』の着け心地は、Xiaomiのスマートバンドスマートウォッチと同じように、先にベルトの穴を固定する着け方になっています。

この着け方の場合、バンドと肌の密着する面積が多く通気性が悪いため、肌との相性が悪い方は「スポーツループ」など通気性の良いバンドへ買い替えをおすすめします。

▼交換用バンドはこちら

Apple Watchバンド – Appleストア

ピッタリ目に固定してしまうとバンドの先が入りづらくなるので、ゆったり目でベルトの穴を固定するのがおすすめです。

バンド含めた重量が55g、ディスプレイの厚さは1cm未満のため、寝ている時も着けていられる快適さがありました。

◯:リフレッシュレートが毎分から毎秒に!バッテリー消費に影響なし

『Apple Watch Series 10』は、上動画のようにディスプレイのタッチ操作がヌルヌルサクサクです。

リフレッシュレートが毎分から毎秒になっており、それでもバッテリー消費に影響がないのが嬉しいポイントです。

◯:入浴時間の充電だけで連日着用できる

Apple Watch Series 10を実際に使ってみた感想 ◯:入浴時間の充電だけで連日着用できる

『Apple Watch Series 10』は、毎日使用していてより高速な充電が良いなと感じました。

3日間24時間着用して、入浴する30分の間だけ充電した際のバッテリーの変化を下記の表にまとめました。

1日目 2日目 3日目
バッテリーの残量の変化 47%→92% 30%→88% 6%→82%

80%以上になると充電速度が落ちますが、次の日にバッテリー残量を気にすることなく着用できます。

◯:意外と良かったスピーカーのメディア再生機能

Apple Watch Series 10を実際に使ってみた感想 ◯:意外と良かったスピーカーのメディア再生機能

『Apple Watch Series 10』は左側面にスピーカーを搭載しています。

Series 10より新たに追加されたスピーカーのメディア再生機能は、Air Podsなどワイヤレスイヤホンを必要としなくてもウォッチ単体で音楽などを再生することができます。

Apple Watch Series 10を実際に使ってみた感想 ◯:意外と良かったスピーカーのメディア再生機能

朝の目覚まし時には、iPhoneの目覚まし機能と連携して、Apple Watchのバイブとサウンドで起きることができました。

iPhoneが近くになくてもApple Watchの目覚まし機能で起きることができ、iPhoneの目覚ましよりも起きやすくなったのが印象的です。

何気に毎日重宝する機能でした。

◯ or △:睡眠時無呼吸の通知機能は寝ている際に通知が来るわけではない

睡眠時無呼吸の通知機能については、Apple Watchでイビキなどの音を拾っているわけではななく、加速度センサーのデータを使って睡眠中の呼吸の乱れをチェックしています。

そのため、長期間(30日くらい)の計測データの中で、乱れ具合をトラッキングする必要があるとのことで、レビュー段階ではデータ不足で睡眠時無呼吸の通知機能を確認することはできませんでした。

呼吸の乱れについて、「高い」or「高くない」に分類して教えてくれます。

30日間以上の着用データで「高い」が表示されている場合は睡眠時無呼吸の可能性があるという通知が届きます。

Apple Watch Series 10は10周年の記念すべき最新モデル!

Apple Watch Series 10は10周年の記念すべき最新モデル!Series 9からの進化とジェットブラックカラーについて

『Apple Watch Series 10』の実機レビューを紹介してきました。

10周年の節目に発売された記念すべき最新モデルということで、光沢仕上げの豪華なジェットブラックカラーが初登場しています。

Series 9と比べると、機能や性能などマイナーチェンジといった印象ですが、最も薄くて大きいディスプレイやより高速な充電など、毎日の着用がさらに快適になっている印象を受けました。

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スマートウォッチの着け心地や機能、使い勝手などは、実際に使ってみないとわからない部分があります。

スマートウォッチやスマートバンドは一度お試しレンタルをおすすめします。

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