Canon EOS R100実写レビュー。初心者におすすめの小型・軽量EOS Rシリーズ最廉価モデル

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一眼カメラ市場において、ミラーレス一眼の存在が主力となった現在。
一眼レフ同様に初心者向けのカメラも続々と誕生してきている印象です。
これまで「EOS Kiss」シリーズの圧倒的なブランド力ではじめての一眼カメラとして根強い人気を誇ってきたキヤノンも、近年ではミラーレス一眼を中心としたラインナップ展開を進めており、初心者向けのミラーレス一眼も充実してきています。
今回は、キヤノンが新たに展開するEOS Rシリーズの最廉価モデルとして発売された「Canon EOS R100」をご紹介していきます。
EOS Kissの名前を採用していないものの、しっかりとEOS Kissの伝統を感じられる初心者でも使いやすいカメラが低価格で誕生しました。
もくじ
初心者向けモデルも増えてきたEOS Rシリーズ
カメラメーカーとしてCanon(キヤノン)は、誰もが一度は耳にしたことのあるメーカーではないでしょうか。
歴史があり、長年多くの愛好家に愛され続けているキヤノンは、2018年よりミラーレス一眼「EOS R」シリーズに注力しており、現在までに多くのカメラが誕生してきました。
シリーズ展開当初は、フルサイズセンサーを搭載したいわゆる上位モデルが中心となって展開されてきましたが、直近では初めてのカメラにもおすすめできるエントリーモデルの展開も進められています。
今回ご紹介していく**EOS R100}}もまさにEOS Rシリーズにおけるエントリーモデルとして2023年6月22日に発売となったミラーレス一眼です。
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EOS Kissシリーズの伝統を受け継ぐ
キヤノンでは、これまで初心者向けのモデルにおいて「EOS Kiss」のブランドを使用してきました。
しかし、EOS Rシリーズの展開以降、初心者向けのモデルにおいてEOS Kissシリーズを名乗ることはなく、事実上の消滅と言えるでしょう。
EOS Kissを名乗ることがなくなったものの、今回ご紹介するEOS R100をはじめとしてEOS Rシリーズで展開される初心者向けのカメラは、しっかりとEOS Kissブランドの伝統を継承しています。
長年初心者に寄り添ったキヤノンだからこその気配りや、常に市場の最先端を駆け抜けてきたメーカーだからこその技術力も感じられる製品展開が継続して行われています。
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外観レビュー
ここからは、初心者向けのモデルとして展開されているCanon EOS R100の大きさや重さなど、外観面について解説していきます。
携帯性が重視される初心者向けのモデルですが、どれほどの携帯性やデザイン性を備えているのか、実機写真とともにご紹介していきます。
日常の生活にフィットする小型・軽量ボディ
Canon EOS R100が初心者の方におすすめできる最大の理由が、手のひらサイズに収められたサイズ感です。
非常にコンパクトに収められたカメラボディは、撮影時だけでなく、持ち運びでもスペースを取らないため、日常的に持ち歩ける存在にもなります。
これまで日々の生活の中でカメラを持ち歩くという習慣がなくとも、EOS R100のサイズ感であれば新しいカメラを持ったという高揚感そのままに、常に持ち歩いて様々な写真を撮影するのに最適な存在となります。
一眼らしいデザイン性を採用
これまでも携帯性に優れたミラーレス一眼は、数多く誕生してきましたが、オシャレデザインを意識し過ぎたことから、どこか「一眼らしさ」というのは失われていました。
大きくて重いのは嫌だけど、一眼カメラのデザインが好きな方は少なくないと思います。
EOS R100では、形状からしっかりと一眼カメラらしさを感じられるデザインを採用しており、極端にスタイリッシュなデザイン性を追及せず、本来重視されるべき機能性と合わせた一眼本来のデザイン性を感じられます。
カラーバリエーションでは、「ブラック」と「ホワイト」が用意されていることから、明るめのデザインを好む方は「ホワイト」を選ぶことで、自分好みに寄せることも可能になっています。
初心者に優しい操作性
小型・軽量で持ち運びに長けたカメラとしてご紹介していますが、使いやすさにも優れており、初心者でも設定に迷うことなく操作することができることもCanon EOS R100の特徴です。
モードダイヤルを回転させた際には、それぞれの位置で各モードの機能を視覚的に解説してくれるビジュアルガイドを搭載しており、各撮影モードではどんな設定をすることができ、どんな効果があるのかを写真やイラスト付で紹介していることから、初めてカメラを使う方でも迷うことはありません。
また、スマートフォン上のアプリ「Camera Connect」を使用することでカメラ上での操作をスマートフォンから行うことができる他、スマートフォンへの写真の転送もその場ですぐ行うことができます。
一眼カメラにおける手間の一つに、撮影した写真の転送がありましたが、Canon EOS R100では、その手間を感じさせないスムーズかつ素早く転送することができ、各種SNSなどへのアップロードも迅速に行うことができます。
性能レビュー
使い勝手の良い小型・軽量ボディを叶えたEOS R100ですが、どれほどの性能を叶えているのか気になるところでしょう。
ここからは、一眼カメラとしてどれほど高画質で、どれほど理想的な画を撮影することができるのか、性能面について解説していきます。
一眼だからこそが感じられる高性能・高画質
一般的に、カメラにおける画質というのは「センサーサイズの大きさ」に左右されることが多くなります。
近年では、スマートフォンの画質の良さが話題になることが多々ありますが、それでも一眼カメラのセンサーサイズに及ぶことはなく、細かい部分を中心にスマートフォンとの差を感じられます。
Canon EOS R100においてもスマートフォンで搭載されているイメージセンサーよりも大幅に大きい「APS-Cサイズ」のセンサーを搭載していることで、より高画質で繊細な描写力を叶えています。
また、一眼カメラにおいては、レンズを付け替えるという選択肢が豊富に存在することから、遠くの被写体を大きく写す望遠レンズでの撮影や、目の前に広がる光景を広々と写す広角レンズでの撮影、ボケ味を活かした撮影など、撮影の幅を大きく広げてくれます。
撮るだけで美しい仕上がりに
伝統的にキヤノンは、ハッキリとした鮮やかな写真の仕上がりを特徴としています。
Canon EOS R100でもその傾向を感じられ、シャッターを切るだけで美しく鮮やかな仕上がりを叶えてくれるため、写真を大きく調整する必要がありません。
もちろん自身で仕上がりを調整することもでき、オートモード(シーンインテリジェントオート)を指定した場合には「クリエイティブアシスト」機能を使用することができます。
あらかじめ用意されたプリセットの中から仕上がりを選ぶことができるだけでなく、「背景ぼかし」「明るさ」「コントラスト」「鮮やかさ」「色あい」「モノクロ」をスライドバーを動かす形で視覚的にそれぞれの効果レベルを調整することができます。
カメラの設定は難しいと思われがちですが、こちらのクリエイティブアシスト機能を使用することで特別な知識を必要とすることなく、思い通りの画に近づけることができる初心者にとっておすすめの機能です。
頼れるオートフォーカス性能
実はカメラの性能において、画質よりも大きな差が出やすいのが、ピントを合わせるためのオートフォーカス性能です。
特に動く被写体を撮影する際には、どれだけ正確で高速にピント合わせを行ってくれるかが重要となり、運動会での撮影や乗り物の撮影を検討されている方にとってもは重要な観点となります。
初心者向けのカメラは、オートフォーカス性能で上位モデルとの大きな差がつけられることがありますが、Canon EOS R100では、伝統ある優秀な「デュアルピクセルCMOS AF」を搭載しており、高速かつ精度の高いフォーカスを実現しています。
また、人物を被写体とされる方には嬉しい「瞳AF」機能を搭載しており、カメラ側が自動で人の瞳を検出し、フォーカスを追い続けてくれる便利な機能です。
オートフォーカスは、カメラやメーカーによって性能の良し悪しが大きく分かれる部分となるため、昔から定評のあるキヤノンのカメラというだけでも信頼度は向上しています。
Canon EOS R100フォトギャラリー
※基本的に何も現像処理を加えていない撮って出しの状態です。カメラ内のフィルター機能を使用した場合のみ撮影データに記載しています。






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製品仕様表
モデル名 | Canon EOS R100 |
撮像画面サイズ | APS-C(22.3×14.9mm) |
映像素子型式 | CMOSセンサー |
画像処理エンジン | DIGIC 8 |
有効画素数 | 約2410万画素 |
オートフォーカス方式 | デュアルピクセルCMOS AF |
フォーカスポイント | 最大3975ポジション |
常用ISO感度 | ISO100~12800 |
シャッター速度 | 1/4000秒~30秒、バルブ | ボディ内手ブレ補正 | – |
連続撮影速度 | 最高約6.5コマ/秒(ワンショットAF時)、最高3.5コマ/秒(サーボAF時) |
画面 | ワイド3.0型/約104万ドット |
ファインダー | 約236万ドットOLEDカラー電子ビューファインダー |
Wi-Fi搭載 | 〇 |
Bluetooth搭載 | 〇 |
大きさ | 約116.3(幅)×85.5(高さ)×68.8(奥行)mm |
質量(バッテリー等含む) | 約356g |
EOS Rシリーズで価格を抑えるなら
今回ご紹介してきたCanon EOS E100は、EOS Rシリーズの中でも最廉価モデルとして価格を少しでも抑えたい方におすすめです。
機能面では、タッチパネル非搭載やバリアングル非搭載など、他のモデルと比較すると使い勝手の面で劣るところも否めませんが、性能面においてはかつての初心者モデルからは考えられないクオリティを実現しており、満足の画を撮影することができます。
また、持ち運びや撮影時に負担にならない小型・軽量ボディもEOS R100における大きな魅力で、コンパクトなミラーレス一眼カメラをお探しの方にもおすすめの1台となっています。
比較対象になるであろう上位モデルEOS R50との実版価格差はボディ単体で2万円程度となっていますが、この価格差が許容できるのであればEOS R50がおすすめで、予算を最小限に抑えることが目的であればEOS R100を選ぶべきと言えるでしょう。
気になるカメラはお試しレンタルできる
今回ご紹介してきたCanon EOS R100は、購入前にレンタルでお試しすることも可能です。
レビュー記事などである程度の実力は知ることができるものの、やはり最終的な好みの判断は、実際に使ってみないとわからないところかと思います。
そんなときはカメラのレンタルサービスを利用して、数日間使ってみることで本当に自分に合ったカメラであるのかを確認することができます。
Rentioでは、今回のCanon EOS R100はもちろん、豊富なカメラやレンズラインナップから自由に選んで最短3泊4日からお得にレンタルすることができます。
是非この機会にRentioで気になるカメラ機材をレンタルして、後悔しないカメラ選びに役立ててみてはいかがでしょうか。
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