OM SYSTEM OM-5 Mark II実写レビュー。充実の性能に使いやすさが大きく向上した2代目

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6月17日にOM SYSTEMから新製品として発表されたOM-5シリーズの2代目となる「OM-5 Mark II」。
Rentio(レンティオ)では、早速、同機種をお借りして筆者が様々なシーンで作例撮影を行う機会を頂戴しました。
OM SYSTEMが展開するミラーレス一眼シリーズの中でも初心者にもおすすめのOM-5シリーズですが、初代からどんな進化があったのか、どのようなユーザーにとっておすすめのモデルになるのか、早速実機写真や撮影作例とともにレビューを行っていきます。

もくじ
アウトドアに最適なOM-5シリーズの2代目
今回ご紹介していくOM SYSTEM OM-5 Mark IIは、小型軽量かつ強靭性を備えたミラーレス一眼カメラ「OM-5」の2代目として誕生しました。
OM-5自体、非常にコンパクトなサイズ感で日常使いに最適な存在として人気を集めていますが、OM SYSTEMが得意とする防塵防滴性能から過酷なシーンとなるアウトドアでの活用にもおすすめです。
今回ご紹介していくOM-5 Mark IIもまさにOM-5の伝統をしっかりと受け継ぐ、携帯性と強靭性を備えたまま、更に使いやすくなった1台となります。
従来のOM SYSTEM OM-5のレビューはこちら
OM SYSTEM OM-5 実写レビュー。超小型軽量と強靭性、高性能を備えたアウトドアにおすすめの1台 – Rentio PRESS [レンティオプレス]
外観レビュー
アウトドアに馴染むサンドベージュ色
OM SYSTEM OM-5 Mark IIでは、新色としてサンドベージュ色が用意されました。
このサンドベージュ色は、今流行している車でいうところのSUV車などアウトドアシーンで人気のある色の選択肢として加わりました。
もちろん従来からのブラック、シルバーの用意もありますが、アウトドアシーンで人気のあるカメラシリーズだからこそ、他のカメラではあまり見かけない新色が誕生したと言えるでしょう。
コンパクトさそのままにグリップ部分の改善
OM-5 Mark IIでは、カメラの携帯性こそアウトドアに最適な小型軽量のサイズ感がOM-5のときから継承されていますが、ホールド感を意識した形状の変化が見られます。
OM-5と比較すると、グリップ部分の形状に大きな変化があり、右手で構えたときに人差し指や中指を置きやすくなっており、カメラを構えた際の安定感が向上しています。
また、カメラボディ前面上部に見られた段差は撤廃され、フラットな形状になっていることも変化の一つです。
細かい変化ではありますが、片手での撮影が必要になることも多いアウトドアシーンにおいては、このような配慮が長期的に見ると大きなメリットとして感じられるようになります。
USB Type-Cに対応
OM-5 Mark IIにおける大きな改善点として、USB Type-C端子に対応したことが挙げられます。
スマートフォンなど、現在多くの電子機器で採用されている端子が採用されたことで、日常的に使用するケーブルの削減にも繋がります。
また、屋外でのバッテリー問題に対してもモバイルバッテリーなどから充電および、OM-5 Mark IIでは給電にも対応したため、充電した状態のままカメラを使用することができるようになりました。
性能レビュー
充実の高画質と高性能
OM-5 Mark IIの性能は、高画質を実現する様々な要素が組み合わさっています。
従来のOM-5から大きな変化こそないものの、OM-5の時点で高画質へのこだわりを極めていたことから、性能に対して物足りなさを感じることはありません。
有効画素数約2037万画素のLive MOSセンサー、画像処理エンジンTruePic Ⅸを組み合わせることで生成される美しい仕上がりは、様々な撮影シーンで活躍する基本性能となっています。
OM-5シリーズは、入門機としてもおすすめできることから、初心者でも使いやすく気軽に高画質での撮影を楽しむことができるという部分が重要であるため、OM-5 mark IIにおいては従来の高性能を継承しながら、その高性能をより使いやすくしている印象があります。
手持ち撮影の幅が大きく広がる手ブレ補正機構
OM SYSTEM全体的な特徴として強力の手ブレ補正の存在は特徴として欠かせません。
当然ながら今回ご紹介しているOM-5 Mark IIにおいてもボディ内手ブレ補正は、特筆すべきポイントの一つで、手持ちでの撮影の幅を大きく広げている性能となっています。
OM-5同様に5軸手ブレ補正でその効果は最大6.5段分を実現しています。
この強力な手ブレ補正によってISO感度を上げることなく、夜景など低照度の撮影環境において手持ちでも低シャッタースピードで手ブレが生じることなく撮影することができます。
OM SYSTEMの真骨頂である「コンピュテーショナル フォトグラフィ」
手ブレ補正と同じくOM SYSTEMの大きな特徴として挙げられるのが「コンピュテーショナル フォトグラフィ」機能になります。
様々な撮影シーンをサポートする機能ですが、代表的な存在としては「ハイレゾショット」「ライブND撮影」「深度合成撮影」「HDR撮影」「多重露出」などが挙げられます。
まさにOM SYSTEMだからこそのオリジナルの機能で、NDフィルターを使用することなく、日中など通常は不可能な光量がある環境下でのスローシャッター撮影などを行うことができる「ライブND撮影」で撮影した1枚が上の作例となります。
これらのコンピュテーショナル フォトグラフィ機能は、従来のOM-5においてはスーパーコンパネ内から選ぶなど、複数の工数を経て設定する必要がありましたが、OM-5 mark IIでは、CP(コンピュテーショナル フォトグラフィ)ボタンが搭載され、CPボタンを押して瞬時に各機能を使用することができる高速操作性を実現しました。
OM-5 Mark IIを使って撮影した作例





製品仕様表
モデル名 | OM OMSYSTEM OM-5 Mark II |
---|---|
撮像画面サイズ | マイクロフォーサーズ(17.4×13.0mm) |
映像素子型式 | 4/3型 Live MOS センサー |
画像処理エンジン | TruePic Ⅸ |
有効画素数 | 約2037万画素 |
オートフォーカス方式 | ハイスピードイメージャAF |
フォーカスポイント | 最大121点 |
常用ISO感度 | ISOLOW(約64相当)~25600 |
シャッター速度 | 1/8000秒~60秒、バルブ、ライブコンポジット(電子制御フォーカルプレーンシャッター)/1/32000~60秒(電子シャッター) | ボディ内手ブレ補正 | 最大6.5段 |
連続撮影速度 | 最高約6コマ/秒(連写時)、最高30コマ/秒(静音連写H時) |
画面 | 3.0型2軸可動式液晶/約104万ドット |
ファインダー | 約236万ドットアイレベル式OLEDビューファインダー |
Wi-Fi搭載 | 〇 |
Bluetooth搭載 | 〇 |
大きさ | 約125.3(幅)×85.2(高さ)×52.0(奥行)mm |
質量(バッテリー等含む) | 約418g |
使いやすさが大きく改善
今回ご紹介してきたOM-5 Mark IIは、従来のOM-5を着実にアップデートした正当な後継機としてメーカーがユーザーが求める課題に対して真摯に向き合ったモデルだと感じます。
使いやすさの部分では、はっきりと分かるレベルで向上しており、CPボタンの搭載やナイトビューモード、手持ち撮影アシスト機能などの新機能は、面倒に感じることのない高速撮影をサポートしてくれるため、多彩なOM-5 mark IIの機能を積極的に使いたくなる重要なポイントだと感じました。
もちろんカメラとして基本である画質の面でも満足のいく仕上がりを実現しており、細部まで拡大しても精細な解像力と、わずかな手ブレも許さない強力なボディ内手ブレ補正は、OM-5 Mark IIの特徴の一つであることは間違いなく、初心者向けのモデルとしては、非常に完成度の高い1台だと感じます。
小型・軽量のサイズ感と合わせて、まさにアウトドアシーンで撮影する機会の多い方には是非おすすめしたいモデルです。
発売後に早速レンタルが可能
今回ご紹介してきたOM-5 Mark IIが気になった方は、発売後にRentio(レンティオ)で早速お試しでレンタルできます。
今回のレビューなど作例を見ることで魅力的に感じられたとしても実際に使ってみないことには本当に自分に合ったカメラであるかどうかはわからないでしょう。
そんなときにおすすめなのが短い期間からお試しすることのできるカメラのレンタルサービスです。
Rentio(レンティオ)では、今回ご紹介してきたOM SYSTEMの製品をはじめ、豊富なミラーレス一眼カメラのラインナップから自由に選んで最短3泊4日からレンタルすることができます。
また、長く使いたい方は最低3ヶ月からレンタルすることができる月額レンタルプランもおすすめで、自分にあったレンタルプランでカメラの性能をお試しすることができます。
ぜひこの機会にRentio(レンティオ)で気になるカメラをレンタルして後悔しない機材選びに役立ててみてはいかがでしょうか。
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